● 最終更新日 2009/12/30

<釣行レポート(2001年6〜12月−抜粋)>  

釣行日

釣行場所

情報提供者

2001/12/15・25

E 生口島・茗荷波止/沼隈郡・常石港波止

俊一さん

2001/12/8

D 下津井・吹上漁港

倉敷のマサさん
2001/11/21 C 生口島・茗荷(瀬戸田高校裏)波止 井原の陽二さん

2001/9/16ほか

B 須波フェリー波止ほか

倉敷のマサさん

2001/5/13ほか

A 三原市下木原

TO2さん

2001/6/9

@ 因島・小用港波止

倉敷のマサさん

 


 

E 俊一さんからのお便り(2001/12/26着)

 

お久し振りです。最近めっきり寒くなりカブセ本番っていう季節ですね。

11月 12月は、ほぼ毎週瀬戸田に通っていますがカブセはまだまだフグが多く

まともな釣り果が出ませんね。そろそろチヌが釣りたいのですがね。

それでも瀬戸田に行けばサヨリやヤズが狙えるので通っています。

12月に入りサヨリの型も大きくなり20センチ後半から30センチ前半までがよく釣れます。

ヤズは一度釣ったのですがすごいですね思っていたよりかなり引きが強かったです。

サヨリの泳がせ釣りで釣りハリスを2号にして釣ったのですがあっというまにブチ切られてしまいました

3号にしてやっと4度目のアタリで釣れました。

12月15日はジグで低層を狙っていたら50センチオーバーのコイチ(ニベ)がヒットしました。

いままでにコイチを釣ったことがなく何の餌で、どんな釣り方をするのかも知らなかったからビックリです。

こんなおもいがけない魚が来るのでどうしても瀬戸田に通ってしまうんですよね。

写真はコイチと12月25日常石港で釣った27センチのカサゴです。

今年の釣り行きはもうできないので年明けになると思います。

それでは来年もみなさんよい釣果の年でありますように。

 

<コメント by まるさ>

最近釣り場ではごぶさたしてますが,お元気そうで何よりです,俊一さん。

コイチ(ニベ)もカサゴも,いい型ですね。

私は生まれてこのかた,コイチは釣ったことがありません。

岡山県にしか生息してない魚だと思ってました(笑)。

しかしジグで釣れるとは・・・

来年は私も,40cmオーバーのヤズを釣りたいです。

また釣り場でご一緒しましょう。


 

D 倉敷のマサさんからのお便り(2001/12/8着)

倉敷のマサです。
12月7日金曜日、朝7時。
1ヶ月以上置きっぱなしだったカキを回収に行く。
テトラの下・・・・・・
ない!

愕然とするが、横の方からのぞいて見ますと、ずっと奥の方に流されている様子。
体半分くらいテトラに突っ込んで、カキを拾う。
一瞬、このままはまってしまったらどうしようと思う。・・・でかいし・・・。
でも、何故かでかい体をテトラに埋め、カキを拾い続ける、倉敷のマサなのでありました。
いつものバケツに8分目くらいか。
よし!これで勝負だ!

で、12月8日土曜日、朝6時半。
東に向かう車の中では、井上陽水がたらたらとかかって・・・・・・。
いや!違う!北原ミレイの「石狩挽歌」と「漁歌」が、繰り返しかけられています。

「お!どうした、倉敷のマサ!気合いが入っているではないか!」

はい、気合い入りまくりなのです。
「何とか、岡山県内でかぶせ釣りで1匹!」
実はこれ、私の悲願なのであります。
広島県では、かぶせ釣りの練習を何度もさせていただきました。
まるささんを初め、広島県民のみなさま、ありがとうございました。
心から感謝いたします。

おかげで私は、・・・・・岡山県ではまともな魚を1匹もあげていないのであります・・・・・。

・・・いえ、それは、つまりですねえ、何も広島県民のみなさまのせいだとか、そんな

ことを言っているのではないのであります。
・・・・いやあ、冷や汗が出てきた・・・・・。

つまりですねえ、これからのことを考えますと、いつもいつも高速を飛ばして、という

わけにもいかんだろう・・・・・・・。
いや、ほんまに皆様には、いろいろとご迷惑をおかけいたしました。
ぼちぼち、倉敷のマサ、自立せにゃあならんのんではないか、実は、そう思っていた
のであります。
「どのくらい思っているのか!」
そういった突っ込みに対しては、こう答えておきましょう。
「・・・ちょびっとですけど・・・・・。」

で、「かくなる上は、岡山県で!・・・・・」と、なるのであります。

「とにかく、1匹釣ろう。」
本当はコブダイが釣りたいんじゃけど、どうもおりそうにない。
そうなると、対象魚は、アイナメ。
着いたところは、岡山県倉敷市下津井、吹上漁港。
悪名高き、瀬戸大橋の本土側の付け根近く。
波止外向きで釣ろうと思っていたのですが、去年マダイの30センチ弱や、ソイ、ホゴ、
カレイ等を結構あげていた(決して私ではない!)内向きが空いているので、そこに入る。

本日のタックル、1、8メーターイカダ竿、ハリス3号、チヌ針3号、ホッカイロの入った
二つ折りの座布団、長靴ではなく、スニーカー。
うーーむ、座布団もタックルだったことを初めて知り、かぶせ釣りの奥の深さを実感する
倉敷のマサなのでありました。
波止にじかにおいた座布団に座り、あぐらをかく。
カキを打ち、まく。
刺し餌を遠投し、当たりを待つ。
・・・・・・これ、いけまっせ!腰に負担がない!
まるささん、ありがとうございました!

当たりなし。
しばらくして、波止付け根で投げ釣りをしていたおいさんがやってくる。
「ほう・・・、カキかなあ・・・。」
「このへんでカキで釣りょうるんは初めてみたけど、・・・カキじゃったら、
コブダイが掛かろう・・・。」
「エッ!!ここでコブダイが釣れるんですか!」
内向きでは釣れないが、波止と波止の間あたりに仕掛けを入れると釣れるという。
餌は、むき身貝、大きさは、30センチ台のよう。
去年は、5匹ほど上がったとのこと。
下津井で、ここ以外にコブダイが釣れるところはないかと聞くと、ここだけだとのこと。

「よっしゃ、ここじゃ!。」

実は、倉敷近辺でコブダイが釣れないかと、聞きまくっていたのです。
「島へ行けば・・・。」
何人からも聞きました。
唯一、比日港で釣れるといった情報を得たのですが、比日港は、なんぼうにも潮が飛ぶ。
それでも、比日港で釣れるのなら、下津井でも可能性があるはずだ、そうふんでいたのです。
しかし、下津井のどこでコブダイが釣れるか分からない。
しかも、下津井も潮が速い。
今日、何故、潮の速い下津井にやってきたのか。
それは・・・、岡山県宇野港10時32分干潮の小潮。
ひょっとしたら、釣りになるかもしれない。

何かもう、アイナメのことやこう、飛んでいますね。
はい、いいのです。
私は、コブダイが釣りたいのであります!

すぐに釣り座を移動し、カキをまき、1投目、遠投。
「ここらでええんじゃろうか、もっと沖かなあ・・・。」
「・・・そのへんでええで。」
根掛かり。
おいさん、波止の根本に戻ります。
倉敷のマサ、立ってかぶせ釣りをしています。
コブダイと聞いて、座っていられましょうか!

8時半頃。
2投目、着底。
すぐに当たり。
思い切りあおる。
重たい!コブダイ!!!
底は切った!
「うっりゃあ、ぜってゃあ、あげちゃるどおおお!!!!!」
のしてくる!
「おっどりゃあ!負けるかあ!」
リールが巻けない。
右手で竿の胴をつかみ、ポンピング!
動いた!
巻きます。
また、突っ込み!
絶対に糸は出さない!
負けない!今日は、絶対に負けない!
何かもう私、波止で暴れていましたね。
魚体が見える。
思い切りあおる!
口が水面から出た!
タモを落とす。
入った。
「やったーー!!」
引き上げます。
43センチ
もう、めちゃくちゃうれしかったですよ!
この1匹だけは、本当にうれしかったです!
「岡山県で初めて!」
「イカダ竿でこの大きさは、初めて!」

コブダイが釣れたことを、おいさんに報告に行きます。
しばらくして、おいさん、やってきます。
「ほお・・・。」
目を細めている、おいさんなのでありました。

スカリのコブダイと、カキを見て隣に座り込んだギャラリーの一人。
かぶせ釣りについて、いろいろと話をする。
その後も何人かが来ましたが、皆さん一番見たいのは、やはり針の付け方のようでしたね。
ゆっくりと、くるりと回して見せました。

それにしても今日の釣り、まあ、のんびりとしたものでしたよ。
そりゃあそうです。あぐらをかいて2〜3個のカキを打って投げます。

刺し餌を付けます。
次に、何と立つのです。そして、やおら刺し餌をほりこみます。
少しずつ道糸を出していきます。

着底。
この繰り返し。

当たり。
何なく上がってくる。
20センチの名古屋フグ。

君ではない。
ふくれても、ダメ。
一応スカリに入れる。
誰か欲しい人にあげよう。

当たり。
コブダイ。
半分くらい巻くが、潜られ、道糸が切れた。

当たり。
何かわからないが、かなり重たい。
そのまんま上がってくる。
コブのようには暴れないが、途中で針が外れた。
いったい、何だったのだろう。

「やはり、ここもそうか・・・・・。」
複雑な潮の流れだ。
いくら遠投しても、ほとんど刺し餌がかけあがり際まで来てしまう。
瀬戸田も、小用もそうだった。
しかし、「払い出す潮」がたまに流れる。
その時はたいてい、コブの当たりがある。

当たり。
暴れる。(コブも私も!)

力が拮抗する。
綱引き!
・・・・・3号ハリスが、はち切れる!

波止の付け根のおいさん、何度も私の所にやってくる。
「5号でも切れるけえなあ・・・。あんまり太うしたら、食わんし・・・。」
「4号にしょうか・・・。」

ハリスを4号に変えます。
かなりの間、当たりがありませんでした。

1時半頃、かけあがり際ばかりに刺し餌が落ち着いていたので、当たらない
だろうと思っていたその時、当たり。
一瞬口に掛かるが、外れる。
確実にコブダイ。
よっしゃ、これを釣ってやろう!
次投、着底、当たり。
何か私、短竿でのコブダイとのやり取り、慣れてきたみたい!
もう、波止の上で暴れまくっています!
ここの波止、平べったいのです。
私がいくら暴れても、落ちることはありません。
朝釣り上げたのよりでかいのは、確かです。
(朝のコブダイ、口の端に針が掛かっていました。)
最後に岸壁に突っ込んできます。
いかん!後ろに下がりすぎている!
魚が見えない!
前に出ます。
あおります。
ハリス切れ!
すぐに岸壁水際をのぞきます。
尻尾で水際をけって、ゆっくりと潜っていくコブダイ・・・・・。
「・・・・・50センチ弱か・・・・・。」
あげてみると、ハリス切れではありませんでした。
針が外れていました。
伊勢尼9号が、少しのびていたようです。
コブダイを、岸壁水際でばらしたのは初めてでした。
今までは、そこまでコブダイを引き上げられなかったということなのですが・・・・・・。

カキがなくなったので、波止を後にします。
フグは、隣に入ってきたおいさんにあげます。
43センチのコブを締めていると、飛んできて見入る人もいます。
どのような質問がなされたかにつきましては、「よくある質問」で、お確かめください。

本日のメニュウ、コブダイの刺身、フライ、鍋。
刺身、いやあ、私が腰を患っとる間に脂がのりましたねえ。
春以上かもしれませんねえ。

初めての鍋・・・・・・、もう言わんとこうと思っていましたが・・・・・・・・・・。

・・・・・でも、やっぱり言ってしまいます・・・・・。

まるささん、めちゃうまいですね!
身と皮の間のゼラチン質。
砂ずりを食べた瞬間、
「あ!しもうた!握りにすりゃあえかった!」
もう、「大トロ」ですがな。

と言うことで、みなさん、今の話は聞かんかったことにしてください。
「コブダイはうまくない!」
確か、CNNでもこの間言っていたといううわさを聞いたことがあるような
気がしますし。
そうです!CNNが言うのだから、絶対に正しいと思いますよ!
もしも、今後コブダイを釣ったときには、迷うことなくリリースしてください。
間違っても、波止で日干しに等しないでください。

倉敷のマサ、心からのお願いであります。

PS:いやあ、今日1日、ご機嫌でしたよ。
   久しぶりにかぶせ釣りができたこと。
   何といっても、「岡山県内かぶせ釣り第1号」の悲願達成!
   それも、コブダイ!もう、30センチオーバーのアイナメより、
   今日釣ったコブダイの方がうれしいです。
   短竿でコブダイとやり取りする面白さも、実感できました。

   かぶせ釣りを始めて、もうすぐ1年。
   まるささんのおかげで、やっと岡山県内で釣り上げることができました。
   これからも、いろいろと教えてやってください。

     倉敷のマサより。

 

<コメント by まるさ>

おめでとうございま〜す!

いやあ,マサさんならやると思ってましたよ!

でも,岡山県にもけっこうコブダイいますね。

たぶん他の波止でも釣れると思いますよ。

みんなカキを使わないから,コブダイがいることを知らないんじゃないでしょうか。

コブダイは40cmくらいが一番美味しいと思います。

うちでも,よく鍋にして食べます。冷凍でも意外にイケますよ。

ところで私は今日(12月9日),小用へ行きました。

トラブルもありましたが,コブダイの活性はかなり高かったです。

冬場は期待できると思います。

また釣り場でお会いしましょう。


 

C 井原の陽二さんからのお便り(2001/11/23着)

 

久しぶりにメール書きます。以前に書いたとき、さっそくのお返事ありがとうございました。

充実したHP、いつも楽しく拝見させていただいております。

毎週、週末になると釣り日記の更新を期待してしまいます。

ボクは仕事の関係でいつも平日の釣りになるので、お会いすることはありませんが、

釣り場で噂は耳にしております。

先週の釣り日記に、瀬戸田で投げ釣りの釣果が良かったのを見てさっそく友人と二人で、

11月21日に本虫と青虫を持って瀬戸田へ。

波止の付け根あたり(たぶん写真に写ってるあたりだと思った)と 書いてあったので

そこを釣り場に決めて、投げ釣り開始。

しかし根がかりの連続で、まったく釣りにならず、どうやらポイントを勘違いしてるんじゃないのか、

と思い始めた頃、20メートル先のボートが係留してある辺でヤズらしき魚がサヨリを追いまわしているのを確認!

さっそく、買ったばかりのルアーを磯竿にセット!(ルアーを使用するのは生まれて初めてです)

一投目、狙ったところへ飛ばなかったので、投げなおそうと思った瞬間、いきなりガツンとヒット!

あわてて、リールを巻いたら、道糸がボートのロープにかかってしまいましたが、

ゆるめてから、しばらくすると取れたので、無事に取り込みに成功しました。

検寸はしてないんですが、45センチくらいあったと思います。

いままで、ルアーを信用してなかった(人がルアーで魚を掛けるとこを見たことが、なかった)

のですが、初めてルアーを使って、しかも一投目でヒットしたのでとても感激しました。

それ以外の釣果は、さんざんでしたが、このことを誰かに知らせたくて、

ついメールを書いてしまいました。

まるささん、明日の瀬戸田、期待してます。がんばってください。

それでは。

<コメント by まるさ>

陽二さん,アップが遅れてすいませんでした。ついメールを見忘れていて,

このお便りを見ずに24日(このお便りの翌日)に瀬戸田へ行った私です。

これを読んでいたら,私もルアーを投げてみるんでしたよ。

現にこの写真の向こう(曲がり角の手前)で,当日ヤズが釣れていましたし。

しかも,ハゲ狙いで胴突き仕掛けにオキアミを刺して遠投していた人に

ヒットしたくらいですから,けっこうヤズが回遊しているんだろうと思います。

曲がり角にルアーの人が入ってきてしばらくやってましたが,その人には

ノーヒットでした。当日はナブラは見えませんでした。

先端でチヌを釣っていたフカセの人が帰り際に

「先週はサンセットビーチ(垂水)の波止へ行ったが,チヌはノーヒット。

その代わりヤズが4本釣れた」と言ってました。

私も来週あたり,ヤズを狙ってみましょうかしら。

PS: ルアーを何年もやっているがまだノーヒット,という人もたくさんいるはず。初めての経験でいきなりヤズとは,羨ましい限りです。私はヤズは今年の夏にサヨリの生きエでちっちゃいのを釣ったのが初めてなので,次は40cmくらいのを釣ってみたいもんです。


 

B 倉敷のマサさんからの近況報告(2001/10/20着)

倉敷のマサです。

台風がらみの天気予報、ちょっと勘弁して欲しいですね。
「雨が降ろうと、風が吹こうと釣りに行くのだ!」
そんな性根のない私は、天気予報に翻弄されてしまうのであります。
「よし!降水確率10%、明日はカキを採って行くぞ!」
朝早くから起きて、電話で天気予報を聞きます。
「広島県南部、降水確率60%・・・」
カーテンを開けると、今にも雨が降りそうな空。
一気にテンションが下がるのであります。

しかし、今回(9月16日)は違います。
もうすでに、昨日カキを採っているのです!
準備万端でっせ!
5時前に出発。
6時半前に因島、小用に到着。
波止には誰もいない。
「そんなに釣れないのか・・・・・」
しかもヨットが数隻留まっており、かなりの人が集まっている。
どうもヨットレースらしい。
とにかく釣り座に急ぐ。今日の釣り座は・・・・・。
小用で初めての大潮。
「石橋を叩いて叩いて、橋が崩れてしまったらどうしよう。」
私はそんな、訳の分からない性格なのであります。
そうでなくても潮の速い角など、よう行きません。
もちろん、灯台前。

それにしても騒がしい!
いったい、何隻のヨットが係留されたのだろう。
内側、すぐ横にも何隻かつながれている。
もう、勘弁して欲しい。
いよいよ釣りになりません。

やっと全てのヨットが出航したのが9時前頃か。
満潮前の時合いを逃した私は、少し焦っています。
引きの時合いがやってきます。
当たり、すぐに左に走る。
更に左に行き、あおる。
勝負にならない。
ハリス切れ。

本日のタックル。
ニッシンブラックチヌ並継ぎ1,8メーター、ハリス3号、伊勢尼10号。
当たり、コブダイ、何とか上がる。
30センチ。

「これで帰れる・・・」
余裕ですよ、余裕!

当たり。
「よっしゃ、いける!こっちが主導権を握った!」

「バン!」
竿の根本が折れると同時に、リールの竿先側の台座が折れ、コンクリートの波止に転げ落ちる。
すぐに道糸を持って引っ張ったが、根に潜られている。

この竿、今日初めて魚を掛けた様な気がするのですが・・・・・。
しかも、リールまで・・・・・。

竿はリールを取り付けるための金具を、3カ所で止めてあります。
その真ん中の止めてあるところで折れていました。
リールの台座は、金具が折れたので一緒に折れてしまったようでした。

その後、すぐに磯竿に替えましたが、当たりなし。
竿とリールをやられましたが、ボーズではないので、胸を張って30センチの
コブダイを持ち帰った倉敷のマサなのでありました。

竿やリールなど、どうでもいいのであります。
今日は試し釣り。
この時期に、コブダイが釣れたことがうれしいのであります。
早速家に帰って、刺身とフライにしてみました。
刺身は、確かに油が抜けていて、春の頃の何とも言えない後を引くような味はありません。
しかし、結構うまかったです。
フライは、相変わらずおいしくいただきました。

フムフム、かぶせ釣りのシーズンが思っていたよりも長うなったが。
少々透明なカキでも、使えんことはない。

・・・・・で、竿とリール・・・・・。
・・・・・ええ・・・コブダイ君・・・・、
竿はまるささんが言っておられたようにですね、確かに消耗品かもしれませんね・・・。
それについては、私も認めましょう。
しかし、リールはですねえ、この前まるささんが君との格闘中に壊したのは、
確か5年間使っていたと言うことではなかったですか?
私が君と出会ったのは、今年でしょう?
ちょっと、これはないんじゃあないんですか。
・・・某釣具店で、壊れたチヌジャッカーSSを買わされたし・・・・ブツブツ・・・
ま、それについては君には関係ないとは思いますがね、やっぱりおいさんねえ・・・

うーーーーーん、は・ら・た・つ・な・あ!!!!!
ついに、倉敷のマサ、石鯛用のタックルを求めてフィッシュオンに・・・

・・・・・走る前に、見てしまったのです!
石鯛の写真です。
30センチをわずかに切る石鯛。
おおおおおお!石鯛用のタックルは、もうええ!
わしは石鯛を釣るんじゃ!カキで!

やっぱりフィッシュオンに走る、倉敷のマサなのでありました。
竿は折れてもええが、リールごとは困る。
選んだのは、ニッシン山吹筏並継ぎ1,8メーター。
これはええですよ。
リールを付けとるところが竹の根っこみたいです。
これじゃあ折れんじゃろう。
チヌジャッカーSSも購入。

早速家に帰ってリールを取り付け、道糸を自分の左足に巻き付け上げてみる。
上がらない。
その時思いついた。
リール前方竿を右手で持ち、持ち上げたら・・・。
上がった。
そう言えば、まるささん、そうやっていた。

こうして、コブダイと石鯛を釣り上げるためのトレーニングは、毎夜
続けられていくのでありました。

・・・・・ここで白状します・・・・・
・・・・・・・・・・竿を・・・また一本・・・折ってしまいました・・・・・。

釣り上げる練習の時は良かったのです。
石鯛の場合、当たりがあった瞬間にあおらないと、掛からない。
短竿の方がいいようだ。
ニッシンブラックチヌ、1,5メーター、並継ぎ。
ちょっといやだけど、やる。
「ビュン!シュルシュル。」
なるほどそうか。
ええ年こいたおいさんがやることか。
でも、何度もやります。
リールを巻く手にも、力が入ります。
「ビュン!シュルシュシュル。」

「ビュン!シュル・・・」
あれ・・・竿先がくるっと回って・・・

・・・・竿先から数センチが折れています。
何じゃ、これは・・・。
どうも、道糸がもつれたのを、無理矢理巻いたので折れたのだと思われます。
折れた竿先を、折ってみます。
ええっ!イカダ竿って、こんなに折れやすいんか!知らんかった・・・。

ニッシン山吹筏並継ぎ1,5メーターが、今どうして私の手元にあるのか・・・・
とても不思議な話です。

竿を折られリールを壊されようと、自分で竿を折ってしまおうと、立ち上がっていく
倉敷のマサ、テンション高いでっせ。
「父ちゃん、明日は、石鯛を釣ってくる!」
「おおお、石鯛!」と、息子。
「・・・かもしれんで・・・。」

と言うわけで、9月26日早朝、初めての須波港波止。
久しぶりの休日出勤の代休。今日は誰もおらんじゃろう、と思いきや・・・。
6時半前、平日じゃのに何で6人も波止に入っとるの。
短い波止の真ん中当たりから数メーター先に、ハゲのギャング釣りの人がいる。
その先にも一人。
真ん中当たりに荷物を置く。

カキを足下にまき、準備をする。
タックルは、ニッシン山吹筏並継ぎ1,5メーター、ハリス3号、チヌ針3号。
第一投目、底につく前に糸ふけ。
何度やっても底がとれないのです。
こんなのは初めてです。
どうも、中層の小型のハゲが、一発で餌を採っているようです。
全く当たりが分かりません。
1時間以上同じことの繰り返しでした。
内側に変わりました。
一度だけほんの小さな当たり。
後はありません。
外側の沖を探ることにします。
遠投。すぐに当たり。
30センチのコブダイ。

後2回ほど、コブダイのバラシ。
沖が根掛かりしだしたので、足下で釣る。
中層の当たりを取るのは難しい!
珍しく着底。
コツ、コツ。合わせます。
見えてきたのは、白と黒のしま模様。
やりました!石鯛!
・・・16センチ・・・
・・・いや、こまくても石鯛は石鯛!
ということで、30センチのコブダイと、16センチの石鯛と、
18センチの中層で釣ったウマヅラハギを持って、堂々と
須波の波止を後にする倉敷のマサなのでありました。

石鯛、刺身にしました。小さいけど、やっぱり石鯛!
めちゃうまかったですよ!

「コブダイ君も好きだけど、石鯛君の方がもおっと好きです!」
いえ、こんなことを言っていたら、コブダイが釣れなくなっても
いけませんので、訂正。
コブダイも石鯛もうまい!・・・・でも、石鯛の方が・・・・。

で、9月30日。
小雨の降る中、須波に向かう。
こんなん初めてですね。雨が降っているのに釣りに行くなんて。
波止中央外側でカッパを着て釣り始めますが、何といつまで待っても潮が止まらない!
もちろん、中層ではハゲがたかってきます。
しばらくすると、風が真正面から吹き初め、ついには白波が立ち、
波止際にジャッパン、ジャッパンぶち当たってきます。

普通だったらここで帰るのですが、今日の倉敷のマサ、粘ります。
内側に替わり、足下で釣ります。
潮がかなり動きます。

1時間ほどたって当たり。
引き抜きます。23センチのホゴ。

あれ?竿先が・・・・・・・。
・・・・・折れている・・・・・
これかあ、マサミチさんが笑いながら言っていた、巻きすぎというやつは!
ああ・・・また折ってしまった・・・。
しかし、この前コブダイに折られた竿の穂先は生きている!
よし、あれを使うのだ。

しばらくして19センチのホゴ。
コブダイの当たりも1回ありましたが、バラシ。
まあ、この天候、ホゴ2匹でもよしとするか。
あ!朝来るとき、石狩挽歌を聞くのを忘れとった!

で、10月6日。
早朝、因島長崎桟橋に立っているのは何と、倉敷のマサなのであります。
自動車ごと、フェリーに乗り込み、行き先は生名島立石港。

5分間の航行の後、フェリーから降り、左に走ると生名港が見えてきます。
少し通り過ぎ、広い埋め立ての先の波止。
そうです、この夏、家族サービスのついでに、あくまでもついでに偵察しておいた波止なのです。

ハゲとアジを釣っている人が数人。
聞くとこの波止、先端数メーターほど石が入っていて、その先は10メーターほど水深があるそうな。
まるささん、この波止、いけまっせ!

普段は流れはないと言っていたが、今日は結構流れる。
遠投するが、餌取りが多い。
やはり中層で食ってくる。
何度か着底するうちに、コブダイの当たり。
ここのコブダイも、ハンパじゃあない。
3回ほどバラシ。

コツ、コツ。合わせ。
白と黒のしま模様。
お!石鯛2号!
・・・・17センチ・・・・。
この前より1センチ大きい!
腐っても鯛!小さくても石鯛!
それにしても後ろの兄ちゃん、ハゲ釣りの仕掛けでおんなじ
ぐらいの石鯛釣らんとってほしいなあ・・・ブツブツブツ・・・。

アジを釣っとったおいさんは、ヤズの餌じゃようりましたよ。
この前、何かすごい数のヤズを釣ったようりましたね。
今日は鳥が回らんから・・・ゆうてましたが、一回だけすごい数の
鳥が沖の方で回っていました。あの下にヤズがいるのですかねえ。
ちなみにおいさん、ヤズは船で釣るようりました。

新記録の石鯛を一匹だけ持って、堂々と波止を後にする倉敷のマサなのでありました。
この波止は、もう少し寒くなってからこよう。・・・・・うーむ、こようか・・・・。

で、10月20日、もちろん小用。
まるささんが先週行かれて、餌取りだらけだったと言うことだが、
須波は辛い!(餌取りが多い)瀬戸田は怖い!(釣り座が狭い!)
行くところがない。しかし、釣りには行きたい!

おっ!そうだ!餌取り君が活動を始める前にコブダイを一匹釣り上げればいいのだ!
やっぱり小用なのであります。

6時前に波止に着き、準備を始める。
場所は灯台前。
何故、灯台前なのか!
「・・・・・・・・・・。」
石鯛のことなど、すっかり忘れてしまっている倉敷のマサなのでありました。
タックルは、2号磯竿の穂先を、この前折ってしまったイカダ竿の穂先に付け替えたもの。
ハリス4号、針伊勢尼10号。

6時半、当たり。
「これを上げんと、いけんのじゃあ!絶対上げちゃるどお!」
おらびながらリールを巻いていましたね。
もう、気合い入りまくりです。

上がってきたのはコブダイ。
干潮の頃で、タモがたわない。
抜き上げます。30センチ。
よし!作戦成功!

「もう一匹!」
当たり。針が外れた。

・・・・始まったか・・・・。
そのころから、餌が着底しないことが多くなった。

しかし、須波よりまし。
8時半頃、着底と同時に、フワッといった当たり。
餌取りかと思い、一気にあおります。

コブダイ!でかい!
竿を立て、体重を後ろに思いっきりかけ、リールを巻き続けます。
真正面下、顔をこちらに向けて暴れているのが分かる。
いける!

竿尻が、足の付け根の所にあたり、痛い!
ウンウン唸りながらリールを巻き続けます。
大きさは60センチということは絶対にない!
あの、「ワシの腹を痛めたやつ級」であることは間違いない!
70センチか!80センチか!

30数回リールを巻いた。まだ魚体が見えない。
ドラグをかなり締めておいたはずなのに、道糸が結構出ているようだ。
内側でハゲを釣っていたおいさんが、掛け登ってきてタモをつかむ。

息が切れて、ハーハー言っています。
何でワシはこねえにつれえ思いをせにゃあならんのんじゃ!
足の付け根がメチャクソ痛い!竿尻の位置を変えんと!

その一瞬でした。コブダイが向きを変えたのは。
・・・ハリス切れ・・・。

「今なあ大けえのう、60センチぐれえじゃったら上がっとるがのう。」
「ゼー、ゼー・・・、前、61センチのを上げたけど、全然違いますわー・・・。」
「こかあ、大けえんがおるけえのお・・・。」

ハゲ釣りのおいさん、下に降りて行かれます。
リールを巻いていきます。
底からあまり上がっていなかったですね。
もっとドラグを締めにゃあいけんのんか・・・。
今の設定でも、かなり道糸を引っ張らんと出ていかんのんですが・・・。

息は上がるは、両手に力は入らんは、足の付け根は痛いはで、しばらく
釣りになりませんでした。

朝から、左からの風が結構吹いていましたが、その後かなり強まり、
白波を立てるほどになります。
餌取りも、相変わらず多いです。

内側と言えば・・・、ハゲ釣りのおいさんが、小さいフグを山のように日干しにしています。
満ちの時合い過ぎまで粘りましたが、そのころには誰も波止にいませんでした。

30センチのコブダイを締めて波止を後にします。
予想通りにいったといえば、そうなのですが・・・。
それにしてもあのコブダイ、どうやったら釣れるんでしょうね。

「まずはドラグをもう少し締めるか・・・。」
「電動リールじゃったら、上がるなあ・・・。」
「いっそのこと、ウィンチで引き上げたら・・・。」

馬鹿なことを考えながら車を走らせる、倉敷のマサなのでありました。

PS:何日分も送ります。長くなってすみません。
   実は、送ろうと思って、写真を貼り付けたところうまくいかず、
   いろいろやっていたら半分くらい消してしまって、呆然とした
   日々を送っていたのであります。今日、やっと元気を出して
   書くことができました。
   ところで、10月14日、俊一さんに会いましたよ。
   実家で散髪をして、早く終わったので家族サービスをしようと
   何故か田島に行き、何故か大波止に行ったら出会いました。
   世の中には不思議なことがあるのですねえ。
   もちろん、あぶとの観音様に行き、例の田島のフェスティバル
   にも偶然行きました。(私は、海ばかり見ていましたが・・・。)
   帰りに天神の波止に寄ろうと思っていたのですが、寄ると、ど
   うも家内のご機嫌に影響するのではないかといった雰囲気を
   素早く察知した私は素通りしてしまいました。
   それは正解だったのですが、その時寄れば、まるささんにお会
   いできたのですね。
   うーーーむ、残念。
   
   今、風呂に入ってきました。
   左足の付け根と、左足太股が赤くなっています。
   さわるとやっぱり痛いです。
   こ・の・や・ろ・う!
   いつか絶対釣ってやるからな!
   釣り方についてはなあ・・・
   ・・・・・うーむ、楽しみが増えてきたぜ!
   
   かぶせ釣りのシーズンに入ってきました。
   また、どこかの波止でお会いすると思います。
   いろいろと教えてやってください。
   よろしくお願いします。

   何とか遠投ができるようになってきた倉敷のマサより。

<コメント by まるさ>

マサさんが須波で会われたというハゲの引っ掛け釣りの常連さんは,私も顔なじみです。

で,前回須波へ行ったときに,「なんかこないだ,岡山から来たいう人がおったで」と教えてくれたのでした。

ああ,そりゃ知り合いじゃね,と答えときました。

あそこはサンバソウはけっこういますよ。瀬戸田や小用と違って,ポイントは足元です。

潮が突然速くなったりするので難しいですが,私は好きな釣り場のひとつです。

一番気になるのはギャラリーのプレッシャーですけどね。はは。

生名島は一度も行ったことがないですが,一度チャレンジしてみたいです。

この秋は別口でメバル情報も出さないといけないし,忙しいです。

アコウも年内に何とか釣りたいし。

またお会いしましょう。


 

A 三原市下木原(2001/8/22=情報提供:TO2さん)

2001年5月13日と思いますが,初めてのかぶせ釣りの練習に三原市下木原へ出向きました。

朝 4:00起きです。夜釣りを主としている私は大分辛かったですが、久しぶりに朝焼けを見ることができて少し嬉しいおもいでした。

4:30 現地につくと先客がおりました。たぶんハゲ狙いの方でしょう。ハゲ仕掛けにアミえびを付けて竿を上下していました。

私は早速牡蠣を2、3個潰してまいた後、仕掛けのセットをし、1投めからアタリがありました。(こりゃーウソじゃろ〜!)

あわせて見ると竿を2回程しゃくられてのされてしましました。

この様なアタリを4度位繰り返しついにコブダイをヒットさせました。

(HPでは潜られるのでアワセの瞬間にリールを巻くとありましたのでその通りにしました)

40センチ位のコブダイをgetできました。初めてのコブダイでしたが、パワーがすごいですね。

スズキよりも重量感がありました。

続けざまに30センチのコブダイもget。

少し時間が過ぎて48センチと、28センチのコブダイをつり上げる事ができました。

道具はHPに掲載されているタックルを揃え、ハリス3号(トヨフロン)、針オキアミチヌ4号、としましたが、

ばらしたのはハリス切れでした。ヒットしても針掛かりが悪いとバラシの原因になるようでした。

そして翌々週の土曜日に友人Uさんと同行した日です。

前回はコブダイばかりでしたから今回は”チヌ”をと思い竿を出しました。

43センチを1尾だけでしたが、狙いどおりの魚をgetしたので満足でした。

40センチを超えるチヌは初めて釣り上げる事ができたのも”かぶせ釣り”のおかげでしょう。

3度目の練習はボーズでした。

そろそろ秋の気配がしてきましたので、かぶせ釣りを実行しようと思っております。

今回はチヌ45センチ、コブダイ50センチを目指します。

以上 三原のTO2でした。

URLは http://www5.ocn.ne.jp/~kawagen/ です。(上記の釣果も掲載しておりますのでご覧ださい) 

 

<コメント by まるさ>

はじめまして,TO2さん。(「トツさん」とお呼びするそうです)

ホームページ拝見しました。場所は国道2号線沿いの選果場跡ですね。

初めてのかぶせ釣りでいきなりコブダイやチヌが釣れるというのは,大したもんです。

しかしそれにも増して,メバルが大きいですね〜。私は20cmを超えるような型はめったに釣れません。

うらやましい限りです。

なお,私は秋になったらしばらく須波へ通うと思いますので,見かけたら声をかけてやってください。

なお,ご友人のUさんもホームページを出しておられるそうです。ここにも立派なメバルの写真などが載っていました。

興味のある方はどうぞ。

http://www17.u-page.so-net.ne.jp/gf6/mars/syumiyuuyuu.htm

 


 

@ 因島・小用港波止(2001/6/9=情報提供:倉敷のマサさん)

 

倉敷のマサです。
6月9日、4時半前、小用着。すでに二人が入っています。
角でヘッドランプをともしているのは、地元投げ釣りのお兄さん。さっき、来たとのこと。
今釣れたばかりの30センチくらいのアナゴを、「持って帰る?」
そう言われても、氷がない。リリース。(おしかった・・・)

えらい早いじゃあねえかと思われるかもしれませんが、今日の倉敷のマサ、時合いを読んできているのであります。
「また早く起きてしまって、暇だから・・・・」といったことは、お願いだから誰にも言わないでいただきたいのです。

気を取り直して今日の時合い。
ズバリ5時・10時・14時・17時。
もちろん、ポイントと相談しての話で、とうにポイントは決めてあります。
・・・・・灯台5メーター手前・・・・・・
「ちょっと待て、お前はこの前、角から10メーター等と言っていたではないか」
そう言われる方もおられるとは存じますが、その方には、今日の潮時表を見ていただきたいのです。
今日は、満ち潮はそう速くは流れません。しかし引き潮は、相当速く流れるでしょう。
潮高の差を見れば分かるのです。
角の方は、そうでなくても潮が速い。釣りにならない可能性がある。
そして、いつも潮の緩い灯台の方が潮が速くなり、釣りになる可能性が高い。

「ジンクス」などという、非科学的なことばかりを口走っていた倉敷のマサも、ついに「科学の子」となったのでしょうか。
「ワシも、鉄腕アトムか!」 (これが分かる人、どのくらいいるのでしょうね)
「なるほど」と思った人も、結構いたとは思いますが・・・・・
・・・・・正直に、告白いたしますと・・・・・
角から10メーターのところ、多くの人にとっては釣れるポイントであるのでしょう。
では、私にとってはどうだったのでしょうか。
角から10メーター、何度か入りました。
しかし釣れた魚は、コブダイ27センチ、チヌ33センチだけだったのでは・・・。
お坊様の袈裟も釣り上げてしまったような気もするのですが・・・・。
もしもそこで私が87センチのコブダイを釣ったのを知っている方がおられましたら、至急その魚と一緒にお申し出ください。
魚はありがたく食べさせていただきます。

一方、「灯台5メーター手前」、うーーん、いい響きですね。
日を追っていきますと、コブダイ45センチを竿頭に3匹。
チヌ46センチ、38センチ。
コブダイ61センチ。
もう、圧勝ですよ。
科学なんて、どうでもいいのですよ。
問題は、「相性」!
それ以外にありません!
そういった、安易な考えでポイントを選んだ倉敷のマサに、またもや鉄槌が下るとは・・・・・。

2回連続ボーズの倉敷のマサは、万全の準備を怠らないのでありました。
まずは、35リッターのカキ。一つひとつ慎重に選んでいます。
両手に持って、100メーター歩こうとは思いません。
いつもの1、8〜2、1メーター、1、6メーターのイカダ竿、5、4メーターの2号磯竿。
そして投げ竿、シャコと鉄砲エビが入った「いきえさBAG」。タコ狙いのカニかごと鶏ガラ。
いつもなら、すぐにカキをまいて釣り始めるのですが、全て用意できるまで、結構かかりました。
今日のメインタックル、磯竿2号、道糸6号、ハリス5号、針伊勢尼10号。
流れが、どうも速いのです。
「今日は異常じゃ!」  投げ釣りのお兄さんが言っています。
やっと当たり、8時頃、32センチのコブダイを釣り上げます。
ほっとします。これでボーズはなし。

10時半過ぎか、灯台内側で1、8メーターイカダ竿に、「ピ!」といった当たり頻発。
ホゴかフグかなあと思いましたが、1時間ほど前20センチ台のハゲが数匹泳いでいたのでおそらくハゲだろうと思いました。
数回合わせますが、全く掛かりません。
次に、「フワッ」といった当たり。
「やったー!初めてのハゲか!」と思い、リールを巻きます。
「ギューーン!」のされてしまいます。
「バン!」竿尻から55センチほどを残し、竿先が海の中に吸い込まれていきます。
すかさず道糸をつかみますが、根に入られてしまっています。
初めてですね。竿をおられたのは。

気を取り直し、外側磯竿で釣ります。
当たり。27センチコブダイ
また当たり。さっきの32センチのと同じくらいの引き。
途中バラシ。

当たり。
磯竿を思い切りあおる。全く動かない。根掛かり。
道糸を緩め、右手で持ち、波止をひっぱていく。動く。少しもがいている!
急いで元に戻り、あおり上げます。
おそらく根に入ってしまい、だめだろうと思っていましたが、まだ暴れています。
石鯛釣りの要領、半身に構え腰を落とし、腹に竿尻を当てます。リールを巻きます。
少しずつ上がってきます。
ドラグ調整は、前回61センチのコブダイを上げたときと同じ。
前回は斜め右のコブダイを無理矢理抜き上げましたが、今回は真ん前!
絶対に上がると思いました。
ところが・・・・息切れがしてきたのです。
腰を落とし、後ろに全体重をかけています。まだ上がりません。
少し右に動きます。中腰で、私も動きます。
さっきより出ていく道糸が多くなっていきます。
出ていく道糸と巻いていく道糸の計算を瞬時にできればいいのですが、半分パニック状態!
これはまずい!と判断した倉敷のマサは、ドラグを締めにまわります。
その間2秒で、形勢逆転!さらに右に引っ張られます。
ついに、ハリス切れ・・・。
後5回リールを巻いたら上がっていたのです。
それは、底から3分の2まで上げたということなのあります。
ばらした後も、波止で「ハーハーハーハー。」
とても続けて釣りができるような状態ではありませんでした。両手のひらに力が入りません。
竿尻を当てた左下腹あたりが痛い。家に帰って見てみると、青くなっていました。

バラシはしましたが、何かさわやかな気分でした。
「何とか勝負にまで持ち込んだ!」といった満足感でしょうか。
ただ、その前に小さいながらコブダイを釣り上げたからであって、
丸ボーズではそんな気分にはなれなかったのではないかと思います。

波止中央左で釣っていた団子釣りの人、20センチ台のチヌ2〜3枚と、40センチあるなしのチヌを一枚、この間に釣られました。
引きに入ります。
この波止では、引きの方がいいというのが多くの人の意見なのですが、全く当たりません。団子の人もです。


結局、5時半前までこの波止にいました。
投げ竿、カニかごはどうだったかと言いますと・・・
もちろん釣れましたよ。投げ釣りで、ヒトデを2種類釣りました。
何と、カブセ釣りでも1種類釣ってしまったのであります。
どうやったら、カブセ釣りでヒトデが釣れるかは、知っている人はみんな知っています。
知らない人は、たぶん知らないと思いますので、言いません。とても恥ずかしいことですので・・・・。
カニかごは、引っかかっていたのを、やっとあげました。今日一日、寂しそうな鶏ガラ君でありました。
13時間波止にいたのは最高新記録なのですが、最初からそのつもりでした。
カブセ釣りシーズンオフを前に、何とか勉強させてもらいたいとの思いからでした。

今日分かったこと、分からないことを、以下述べます。


1)午前中は、刺し餌を飛ばすことはありませんでした。午後に入って飛ばすことが多くなり、原因を探りました。
カキが柔らかくなっています。
その原因のひとつ目。
波止についてすぐに海水を入れました。カキは口を開け、呼吸をしていました。
しかし、昼過ぎあたりから、バケツの水温が上がっていきました。
新鮮な冷たい海水を入れると、しばらくたってカキがまた呼吸をはじめ、身が締まりました。
それによって、飛ばすことが少なくなりました。
その原因の二つ目。
ハリス5号、針伊勢尼10号で釣っていると、根掛かりをしても結構上がってきます。
しかし、針をよく見ると、先が内側に曲がっていることが良くあります。
これでカキに針を刺すと、中がグジュグジュになってしまいます。
針を交換すると、飛ばすことも少なくなりました。(まるささん、針の先を研ぐというのは、ありでしょうか)

2)潮時表から考えると、今日の潮は満ちよりも、引きの方が速いはずでした。
しかし、実際は満ちが速く、引きは緩かったです。何故なのかは分かりませんが、

投げ釣りのお兄さんが「気圧でも変わる」と言っていましたが、初めて聞きました。どんなもんでしょう。

3)夕方まで、引きは当たりませんでした。私の場合、刺し餌を飛ばしまくっていたので当てになりませんが、

団子釣りの人も、当たりませんでした。予想外に潮が緩かったことが、原因でしょうか。

4)当たりがあってすぐに竿をあおっても、全く動かないというコブダイは、どのくらいの大きさなのでしょうか。
それとも、根に張り付いて動かないということなのでしょうか。

5)腹が青くならない方法はないものでしょうか。これでは、体が持ちません。

教えてください。よろしくお願いします。

ついしん:あれから五日たちましたが、腹の青あざ、まだ消えません。
      押さえると、まだ痛いです。
      はたして倉敷のマサは、コブダイとの格闘の印である青あざと腹の痛みを青春の1ページに記し、

             甘酸っぱい思い出と共に生きていくのでありましょうか・・・・・・。

      そんなはずはないのであります!

      「けえつだきゃあ、ワシのメインの竿を折りゃあがってからに!」
      「せえばあじゃあのうて、ワシの腹を傷めゃあがって!!
      おっどりゃあ!!けえらあ、こらえんけえのう!!ぜってゃあに釣ったるけえのお!!

             覚えとりゃあがれえよ!!」
       
      ・・・・・と言うわけで、いつも冷静な、倉敷のマサなのでありました。


<コメントbyまるさ>

お疲れさまです,マサさん。これ,私が行った前日ですね。この翌日の日曜日はけっこう当たりが多くで,私もコブダイを4〜5回くらいハリス切れでバラしました。ところで,やり取りの最中に竿が破損するのは,道糸と下巻き糸の結び目がガイドにからむときが一番多いです。なるべく余分に道糸を巻くようにはしてますが,根掛かりなどでだんだん道糸が短くなってくると危険を感じます。ケチケチしないで下糸を使わずにスプールに全部道糸を巻くのが一番いいんですが・・・。まあ何万円もする品ではないので,竿もリールも消耗品くらいに私は考えてます。ところで日曜は私は満ち潮しか釣りませんでしたが,満ちの潮は結構速かったです。しかし,この波止は横向きであっても潮が流れるときの方がいいようですね。満潮の潮止まりになると当たりも止まったので。

@ ハリのことですが,先が曲がっているのが目で見てわかるようだと,交換した方が無難だと思います。問題はむしろ,ハリ先が鈍って(丸くなっている)ケースです。ハゲやチヌを釣っていて何度かバラすと,ハリ先のせいにして私は交換してしまいます。研ぐという手もあるとは思いますが,私は包丁も上手に研げないのであまりやりません。根掛かりが多いときに頻繁にハリを交換していてはハリ代もばかにならないので,「勝負用」のハリと「根掛かり覚悟」のハリ(50本で800円くらいのチヌバリ)を使い分けています。勝負用は,時合いのときに使うわけですね。

AB 潮の流れについては,須波・瀬戸田・釜戸など速い潮の流れる場所では,なかなかこっちの思うようにはいかないことが多いです。小用も同じですね。「今日は小潮のくせに潮が速いな〜」とか,「きのうは潮が流れたのに,今日は全然動かん」とか,しょっちゅうです。日曜日も,潮がえらい横に流れて釣りにならんな〜・・・と思いながら釣っていると,たまに数分間くらい潮の流れが緩んだり方向が変ったりする時間帯がありました。で,そのときは計ったように当たりが出ました。やはり潮の変化をじっと待つのが大切だと思います。

C 全然根から離れないコブダイというのは,私はあまり経験がありません。もしかしたら単なる根掛かりかも(笑)。コブダイはたいてい,竿をあおるとギューンと走り出します。そのときにまるでリールを巻けない,ということはよくあります。やむなく道糸を送り出すわけですが,時には10mくらい道糸が出ていくこともあります。その途中でコブダイが根にもぐったらアウトです。運良く根のない方に走ったときは,そこから勝負しても取り込むチャンスはあります。感触から言うと,小用や瀬戸田で掛けたことのあるコブダイの最大級は80cmくらいではないかと思いますが・・・釣り上げてないので何とも言えませんね。しかし,小用では沖で網を入れているのを前に見たことがありますが,あの網の中にコブダイがうじゃうじゃ入ったりして,船が転覆したりとかしないのでしょうか。不思議です。そのときはほとんど魚が入っているような感じではなかったですが。

D マサさんなんかコブダイが相手だからまだいいです。私は最近コケてばっかりで,こないだも残ったカキを海へ浸けに行ってころんでしまいました。幸い石垣の上だったのでよかったですが,もし岩にはえているカキの上に手をついていたら,スプラッタ映画みたいになってましたよ,ほんとに(実際そうなったこともあります)。おとといは雨でスリッパがすべって仕事場のアパートの階段からすべり落ちて背骨をしこたま打ったし。石や雨が相手じゃ勝負もできんし。まあ勝利に苦労は付き物ということで,これからも腹を青くしながらがんばってください(笑)。

 

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