● 最終更新日 2009/12/30

<釣行レポート(2002年2月ー抜粋)>  

釣行日

釣行場所

情報提供者

2002/2/26

H 生名島・深浦波止

俊一さん

2002/2/24

G 北木島・豊浦波止

倉敷のマサさん

2002/2/17

F 北木島・豊浦波止

倉敷のマサさん

2002/2/17

E 北木島・豊浦波止

倉敷のタクさん

2002/2/16

D 横島・横田漁港大波止

     ※ 自作竿の写真つき。

SATさん

2002/2/13

C 生名島・埠頭用地

井原の陽二さん

2002/2/10

B 北木島・豊浦波止

倉敷のマサさん

2002/2/3

A 笠岡市・神島外浦新波止

倉敷のマサさん

2002/2/2

@ 生名島・埠頭用地

井原の陽二さん

2002/1/20

C 横島・横田港波止

コバさん

2002/1/19

A 沼隈郡・岩船港桟橋

SATさん

 


 

H 俊一さんからのお便り(2002/2/26着)

 

2月26日 瀬戸田 生名島 どうも久し振りです。

最近は釣りレポートが盛り上がってますね。

みなさん60センチ級のコブダイをバンバン上げておられますね。

私はいまだにチヌ狙いでがんばっています。

といってもチヌは今年に入って瀬戸田で4尾だけです。

今日も朝から瀬戸田に行ってきました。

満潮までの時間が1時間30分しかなかったのですが釣りを開始。

2時間ぐらい釣って20センチのアイナメ一匹とカサゴ一匹だけで惨敗。

引きの潮が流れ始めたので場所を変えることにしたのですが

思い当たるとこがありません。

向島、因島方面は最近いろいろ行ったがどこもいまいち、こうなったら思い切って

今ブレイク中の生名島しかない。

今、私が使っている道具はコブダイ狙いのがないので不安だったのだが

昔使ったワイヤーハリスがあるのでかくなるうえはこれを使おう。

 

釣り場に着き第一投目,さっそくコブダイのアタリ。

あっというまにハリス切れ。

すぐワイヤーハリスに切り替えるが,道糸が2号なので何度やっても道糸から切られてしまう。

37センチのコブダイがやっと一匹上がったので,いつものハリス(カーボン1.5号)に

戻し波止際でアイナメを狙うことにした。

撒き餌もしてないのに一投目からアタリ、上がって来たのは33センチのアイナメ

もしやアイナメ入れ食い?

その後ラインブレイクが5回と釣れたのは20、37.5センチ(37.5は自己最長)のアイナメ

全部波止ギリギリの際で出たアタリです。

合わして思いっきりごぼうぬきしないとすぐ波止の中に入られますが強烈すぎて上がって

こないのが2匹いました。たぶん40センチは余裕であると思います。

アタリは干潮の潮止まり前に連発しました。

今までにないぐらいアイナメの魚影が濃い釣り場でした。

3月3日は夜勤なので昼間空いているのですがまだ迷っています。

もし行けそうならよろしくお願いします。

<コメント by まるさ>

・・・わたし今,とても興奮しております。

俊一さんがアイナメを連発された時間帯から逆算すると,24日に私も

もうちょっと粘っておれば,アイナメが釣れた可能性が高いことがわかります。

あの日も,潮が半分以上下げた頃にはコブダイの当たりがやんで,アイナメの気配が

出始めたかな?という雰囲気はあったのです。

 

こないだは2時間ちょっとの釣りだったので断定しなかったのですが,

今ここではっきり申し上げましょう。

生名島・深浦の波止は,今年の終わりまでには「かぶせ釣りのメッカ」と呼ばれる

ようになります。私が責任を持ってそうします。

この波止は,私がかつて竿を出したことのあるすべての釣り場の中で,最高の波止です。

24日に初めて竿を出したとき,そう思いました。

ロケーション・形状・水深・潮流・釣り座の広さ・釣り人が少ないこと・・・すべてが,

「こんな場所がどっかにないかのー」と私が頭の中で思い浮かべていた理想の波止です。

 

まだたった1回しか竿を出していませんが,

5月と10月を中心にこの波止に通ってみようと思います。

狙う魚種は,チヌ・イシダイ・マダイ・アイナメの4種です。

どれも,釣れそうな気がします。

コブダイも狙い目ですが,コブダイはここでなくても釣れますからね。

皆さんも,この波止へ釣りに行かれたらぜひご報告ください。

時期・時間帯・潮などの情報が集まれば集まるほど,全員の釣果が上がっていくと思います。

みんなでこの波止を,かぶせ釣りの甲子園にしようではありませんか。

テンション上がってますね。

 

俊一さん,情報ありがとうございました。

3月3日は,体と相談して来れたら来てください。お待ちしてます。たぶん大勢で。

私の目標も決まりました。40cmオーバーのアイナメを1本。これですね。

ほかに何も釣れなくても,これが釣れれば取材は成立すると思いますので。

 


 

G 倉敷のマサさんからのお便り(2002/2/25着)

 

倉敷のマサです。

2月24日、満潮前2時間を釣るべく、「倉敷のマサ、とにかくヤツの顔を見たいのだ号」

別名「蛭子丸」は、夜明け前の笠岡伏越港を出航し、「こら!本気で走らんかい!」と

思うような情けないスピードで北木島豊浦港へと向かうのでありました。

乗員3名、乗客2名。もう一人は探りをするという玉島の人。
私、はっきり言って、この船大好きです!なぜならば、こんなおんぼろの船、初めて
乗ったからです!
最高です!皆さん、このマニアックな船に一度はご乗船を!

7時前に豊浦に着き、釣り座はもちろんいつものところ。
釣り始めたのが7時15分。
タックルは、ニッシンブラックチヌ1、5メーター、3号道糸、2号ハリス、2、5号チヌ針
やっぱり、ブラックチヌ1、5メーターのもんですよ。先は感度がええし、胴も柔らかいし・・・。
何か前、ブラックチヌの悪口を言うて、山吹の堅い竿の方がええ、言ようた人がおりましたが、

考え違いをしてはいけません!・・・ただし、コブダイ君、今日はお休みでいいからね・・・。

釣り始めて15分、7時半頃。
「ガツ!」竿尻まで響く当たり!
合わせます。
今日は無茶をしない。タクさんに教わったように、体と腕を竿の一部にして、膝のバネも

使って耐えます。

大型の魚であるのは間違いない!
・・・少し上がってきた。リールを巻きます。
2回の突っ込みも、同じく回避します。
「ヤツだ!」
中層まで上がってきたとき、突然道糸のテンションが無くなります。
「岸壁に突っ込んできたか!」
・・・違う・・・。
急いで道糸を巻き取ると、ハリスがちもとで切れている。
「そんな馬鹿な!」
道糸が緊張していたときに切れたのではありません。
むしろ、やや緩めの時に切れたのです。
根ずれでもありません。
前の時も、ちもとだった・・・。
・・・そうなると・・・、「歯で噛んで切った・・・!?」
もちろん2号ハリス(前は3号)でもあります。
コブダイがちもとでハリスを切ることも結構あります。
・・・しかし、切れた瞬間が、あまりにもおかしい・・・。

思いあまって、釣りに来た地元の人に聞きます。
「・・・ここにでかいフグ、おります?・・・」
「フグ?・・・そりゃあおらん。」
どうしたのかと聞かれるので、説明をしますと、だんだんおいさん真剣な顔になってきます。
「・・・もしコブじゃあねえとしたらのう・・・アコウしかおらんで・・・。」
「え!アコウがこの辺におるんですか!」
「おお、大けえんがおるで!」
このおいさん、先日タコを穫ろうと思って隣の金風呂でカゴを沈めておいたそうな。
そしたら何と、30センチ台のアコウが入っとったそうな。

「・・・やっぱり・・・」
大浦のテトラ周りでアコウが釣れるのは情報誌に書いていますし、4年ほど北木島に
住んでいた同僚の話でも、豊浦の近くでアコウを釣った人が持ってきてくれて、メチャクソ
うまかったと言う話も聞いています。その大きさ、50センチくらい・・・。
私、前回「50センチ級のアイナメ」の可能性もあると報告したとき、「ひょっとしたら

アコウ・・・」と言いそうになりましたが、止めました。じゃって、アコウと言うた瞬間、
アホウと言われそうだったからです。

気をよくして、釣り再開。
ハリスは3号、伊勢尼9号
当たり。
7〜8メーターほど走らされました。
道糸が切れました。
はい、確実にコブダイ、息切れ級です。
1、5メーターのイカダ竿ではきついです。

タックル交代。
2、1メーターイカダ竿
しばらくして、「コツ」。アイナメの当たり。
合わせられません。
「この野郎!2、1メーターに替えたらアイナメか!ナメとんか!」
・・・海の底から小さい声が聞こえてきます・・・。
「・・・・・アイ・・・ナメ・・・・・」
うーーん、さすが英語の先生のホームページだ!
すぐに1、5メーターの竿に戻します。

しばらくして当たり。
何の当たりかは分かりません。
底で暴れています。
体と竿の弾力で浮かそうとします。
少しですが浮いてきました。
中層まで上げると、左に1メーターくらい走ります。
追いつき、浮かします。
少し浮かしてはリールを巻くの繰り返し。

もうそろそろ水面近くだ!これはいけるで!そう思ったとき、バラシ!
え!?なんで!?
見ると、サルカンが水面下20センチのところ。
巻き上げると、針は着いている。伊勢尼10号。
・・・水面下2メーターで、針はずれ・・・。
針も伸びていない。
ほんな馬鹿な!

水面近くまで上がってきたコブダイが針外れと言うことはまず無い!
下津井で水面でばらしたヤツは伊勢尼が伸びていた。
・・・と言うことは、・・・瀬戸田を思い出す。
・・・前日、中層で4〜5回バラし、次の日も行って、チヌを4枚上げた・・・。
もしもチヌであるならば、まず40センチということはない。
45センチ以上は、確実にある。
もしもチヌでないならば、・・・・・・・・・・・。
ここまでが、実質1時間。

満潮前の潮が左に流れ出したので、波止先に行って話をする。
例の地元のおいさん、メバル狙いで全く当たりなし。
玉島の人、同じく全く当たりなし。
今日のこの波止、釣り人3人。
やっぱり今のこの波止、カキでないと当たらんか・・・。

釣り座に帰ると、潮が緩んでいる。
一投目、当たり。
底で暴れている。
ハリス切れ。
・・・多分コブダイ・・・。
・・・と思う、ような気がする・・・。

10時前には釣り座を引き上げ、船に乗ります。
帰りの船で考えたのですが、私豊浦に3回来て結構当たりがあり、魚とのやり取りも
かなりしています。
でも、1匹も顔を見ていないのです。
瀬戸田や、因島小用であるならば、1匹ぐらいは釣り上げているところです。
中層、または水面近くまでは引き上げているのですから、「でかいコブダイだから上がらない」
と言うのではないと思います。

「ヤツ」は、今もゆうゆうと泳いでいるのでしょうね。
「ヤツ」は、アイナメ、アコウ、チヌの中のおそらく2種だろうと思います。

あーーーあ、でかい魚は掛けるんじゃけえどなあ!・・・
・・・私、知らないうちに、「かぶせ釣り段位認定テスト」で何と6段になっちゃっているんですねえ・・・。

ご報告は、2月完全丸ボーズの、倉敷のマサかぶせ釣り6段でありました。

<コメント by まるさ>

うーん・・・行きたい!

ぜひ私もその魚を釣ってみたいです。

ただ,アコウではたぶんないでしょう。アコウは夏の魚ですし,口の形から考えて

ハリスを切るとはちょっと思えません。チヌ・コブダイ以外の魚だとしたら,

時期も時期だしちょっと見当がつきません。

一番ありうるのは,アイナメの40cmオーバーじゃないかと思いますが・・・。

アイナメならこれからどんどん時期がよくなるので,大きな期待が持てます。

でも,来週は取材で生名島。その翌週は満潮が9時半ごろなので,時合いが短そう。

そうなると,3月17日の日曜日でしょうか。今度こそ絶対行きますからね,マサさん!

 


 

F 倉敷のマサさんからのお便り(2002/2/18着)

 

倉敷のマサです。

倉敷のタク・マサコンビで、豊浦行ってきました。
まるささんが来られないと言うことで残念でしたが、ここは発想の転換!
本日のテーマ、まるささんが、

「くっそー!行けばよかった!と思われるような釣りをしよう!」です。
で、私の目標、「50センチオーバーのチヌを上げる!」です。
・・・おらんことはないと思うんですがねえ・・・。
タクさん、いつものように多分冗談だと思われていたと思います。

行きの船の中で、タクさんに釣りの常識的なことを教えていただきました。
この段階で、私がいかに釣りについて非常識であるかが分かってきたのであります。
この時、帰りの船で教えてもらった竿とリールとの関係について教えてもらっていたら、
「あのでかいやつ」は釣り上がっていたかも知れない!タクさん、おそらく唖然とされて
いたことでしょう、私の釣り知識のなさに。
私、ほんまにメチャクソしていましたよ。
じゃって私、自信のある釣りと言ったら、高梁川でのべ竿でハゼを釣るくらいだったので
ありますから・・・。
その私が、突然、チヌじゃあ、コブダイじゃあ、アイナメじゃあ、ハゲじゃあ(全てでかい!)
の世界に飛び込んでしまったものですから、まあ、とんでもない話なのであります。

で、45分の航海は早いものです。
もう、豊浦です。
・・・波止まで結構あるのですよ。
私、40リッターのカキを持っていっています。
予定通り、船着き場からすぐの公園の角に一個のバケツを置いていきます。
「誰が取りゃあ・・・この島で取るもんがおるもんか・・・。」

タクさん、波止先端足下で釣りになるかどうかを試されます。
・・・私、とても嬉しい!!
じゃって、タクさんが来られんかったら、私が試そうと思っていました。
二人で釣りに来るのは初めてだったのですが、これ、いいですねえ!
で、私はタクさんがいけるのではと言っておられた角に入ります。

釣り初めは、8時半頃だったでしょうか。
タックルは、1、5メーターイカダ竿、3号道糸、2号ハリス、3号チヌ針
・・・しばらく釣りますが、当たりがありません。
タクさんのところに行くと、やっぱり当たりはないとのこと。
おそらく、潮がまだ低いからだろうということで、しきりなおし。
「多分、先週の当たりから考えると、11時頃に当たりがあると思いますよ。」
そう言って、タクさんの釣り場を離れたのですが、今考えると、一時間間違っていました。

私、先週のところに移動。
そのころには、3〜4号ハリス、伊勢尼9号になっていました。
・・・やっと当たり。
釣り始めて2時間半後でした。
10時59分
「コツ」
結構加速度のある当たり。
「絶対アイナメじゃ!」
重い!これはでかい!
あおっては、リールを巻く、すなおに上がってきます。
先週一番の当たりとまず同じ。
あおりすぎて、「あれ、私の道糸はどこ?」となってはいけない!
これは、2度も失敗している。

ここからの私のやったことは、実は今まで散々やってきた失敗なのです。
実は、帰りの船の中でタクさんから聞くまで分かりませんでした。

・・・やおら、竿をあおりリールを巻くのをのを止めます。
「・・・ゆっくり、ゆっくり・・・。」
竿を45度くらいにとどめたまま、リールをウィンチのごとく巻き始めます。
5回くらいまで巻いたでしょうか。
魚が潜ります。
ハリス切れ・・・だけではすみません!
ガイドが一つ飛ばされています!

「タクさん、11時ぴったり!コブをばらしたで!」
「よっしゃ!集中するでえ!」

・・・それから15分か20分だったか・・・。
タクさんが私の方へ歩いてきます。
『こりゃあ当たりがあったか、釣れたかじゃろう!』
わくわくしながら話を聞きます。
「35センチのアイナメ」
「え!アイナメ!」

前々から疑問に思っていたことを聞きます。
「で、潜った?」
「ええ!2〜3回ほど締め込みましたよ!」
・・・締め込むというのは、私なりに言うならば、潜る・・・・・。
『アイナメも潜るんか・・・。』
実は私、まともなアイナメ、去年の1月28日、田島で32センチのを上げたのが
初めてで、それ以降瀬戸田内側で上げたやや小型一匹のみ。
しかも、その時の竿は磯竿0、8号。
とにかく重かったのでメチャクソリールを巻いて抜き上げたことだけは覚えていますが、
締め込むといった感じはありませんでした。
ですから、イカダ竿でアイナメの大きいのを掛けたらどうなるのかが全くイメージできない
のであります。
前々から思っていた疑問が吹き上がります。
『ひょっとして・・・』

ちょうど、私のところに地元の方が来ておられました。
「・・・アイナメが、穴からでんで釣れん言うてようるがのう・・・」
私、初めて35センチのアイナメを見ました。
「でかい!」「太い!」
「・・・次は1時頃に潮が動くと思いますよ。」
『何で、初めて来た波止で時合いが分かるんじゃろう・・・』
・・・私、ほんまじゃろうかと思っていました。

で、1時ちょうど、ほんまに潮が動き出した瞬間でした。
「糸ふけ、あおる、根掛かり」
・・・これ、私の大型アイナメの当たりの典型!
去年の田島で上げた32センチのアイナメが上がる前の当たりが彷彿とされます。
『うそじゃろう!』
その時の私のタックル、2、1メーターイカダ竿、4号道糸、4号ハリス、伊勢尼10号
もう一度、同じところに刺し餌を投入。
「コツ」
合わせるが、間に合わない。
もう、どう考えても、アイナメ以外には考えられない!
・・・1、5メーターのイカダ竿はガイドを飛ばされ・・・いや!1、8メーターの
イカダ竿の穂先も使える!
すぐに穂先を替え・・・、と言いたいところですが、少々時間がかかります。

1、5メーター竿を用意し、刺し餌を投入。
・・・潮の流れが少し大きくなっている。
2度目の投入。
「コツ」
素早く合わせます。
底で暴れています。
底が切れない!
・・・ハリス切れ・・・。

コブダイ!?
・・・!?!?・・・

・・・おかしい・・・、それは、神島外浦から始まっていました。
まるささんと一緒に釣ったときの、「あれ?道糸が・・・」のバラシ、
先週の豊浦での最初の同じ様なバラシ、今日の最初のバラシ、今のバラシ。
私、これら全てコブダイのバラシだと言ってきましたが、実は、ずっと
おかしいと思っていました。

当たりは、全てアイナメの当たりとしか考えられない。
もちろん、コブダイの当たりにはバリエーションがあり、アイナメのような当たりを
するのもおるのは分かってはいるのですが・・・。
かなり重たいのですが、あおると、結構すーーと上がってきます。
で、あおりすぎて道糸が弛んで足下に垂れるまでに魚が上がってくる。
今までコブダイを掛けて、こんなことは一度もない!30センチ級のコブダイでもです!
そして、道糸をつかむと、まだ魚がいる。
リールを巻くが、潜られてハリス切れ。

または、結構すんなり上がるので、これはいけると思い、リールをウィンチのように
巻いて、潜られてハリス切れ、といったパターン。
神島でもばらした後、ちもとあたりでハリスが切れているのを確かめるまで、
魚種はアイナメと信じていました。

それと、もう一つ。
私の2、1メーターイカダ竿、よく使っているのですが今まで一度も魚が乗りません。
合わないのです。コブダイならば必ず合うはずなのですが・・・。
上記のバラシ、全て1、5メーターイカダ竿の時です。

それから、今日はタクさんが波止先端(コブダイポイント)で竿を出されていましたが、
コブダイの当たり、全くなしでした。タクさん、もう一本捨て竿(でかいコブダイが
掛かったら、クーラーごと海に捨てると言う意味でしょうか。クーラーがプカプカ

浮かんでコブダイに引かれていく場面をぜひ見たかった!)も出されていましたが、

やはりコブダイの当たりなし・・・。

今までの経験からすると、コブダイは当たる日には何度も当たります。
しかし、当たらない日にはどうなっとるのかというくらい全く当たりません。
私の方の当たりも、先週のように「絶対にコブダイ!」といった当たりは全くありませんでした。
それに先週のコブダイの当たり(最初の当たりをコブダイではないと仮定して)、40センチ

クラスの半端なやつでは決してありません!ましてや、1、5メーターイカダ竿で、私のような

者が途中までとはいえ、上げられるような型でないのは明かです。

「何が言いたいのか」と問われるならば、一笑に付されることを覚悟で申します。

・・・アイナメです・・・。

「イカダ竿のガイドを飛ばすようなアイナメがおるか!」そう言われるのも最もですが、
釣りのイロハが分かっていない私のやった「ウィンチ・・・」、大型の魚が掛かり、
道糸の緊張が高まった場合、あり得ます。
「だから、コブダイだろうが!」と言われるだろうとは思いますが、大福丸が第3日曜日は
運行していないことを知らなかった私は、時間つぶしにタクさんと金風呂まで偵察に行きます。
その帰り、豊浦と金風呂のちょうど中間くらいで投げ釣りをしていた人と話をしたのですが、

ここで驚くべき話を聞きます。

去年、ここで47センチのアイナメを上げたそうです。アイナメは結構いるとのことなので、
気になり、ここで一番大きいのはどのくらいなのかを聞きます。
すると、「ここにゃあおらん、あっこにやあ大けえんがおる。・・・あの波止の石の間に
潜っとるんじゃけえど、ワシらあブッコミじゃけえ、よう釣らん・・・。」
その人が指さした先は、何と、さっきまで釣っていた豊浦の波止なのです!

皆さんはおそらく笑われるとは思いますが、私は信じています。
ガイドを飛ばした魚はコブダイではなく、50センチ級のアイナメの可能性が高い。
タクさんは、この波止はシーズンになるとチヌの大きいのがよく釣れるので、でかいチヌの
可能性もあると言われていました。
しかし、チヌの場合、上がってくる途中どこかで、「ヒラヒラ」といった感じがたいていあります。
でも、この一連のバラシに共通しているのは、「ヒラヒラ」ではなく、「ズボー」といった感じ
なのです。(こんな感じでコブダイを釣り上げたことは一度もありません)

私、このことは黙っていようと思っていました。
それは、どうせ誰も信じてくれず、笑われるだけだと思ったからです・・・。

・・・・・はい、私がまたウソをついてしまいました・・・・・。

・・・その通りでございます・・・。
本当は、誰にも言わず、自分だけで釣り上げてやろうと思ったからです。
あーーあ、言うてしもうた!
・・・まあ、地元の人が言うように、他の釣り方ではまず釣れんけえね!

岡山県島嶼部、橋が架かっていないことはマイナスだけではありません!
しかも、未だかつてカキを使ったことのない波止だらけです。
ほんまに、何がおるか分かりませんよ!!
私、この厳冬期に行ってみたい波止、まだあるんです。
北木島金風呂港、同じく大浦港、高島港・・・。
何か、ワクワクしますね。

岡山県波止からのカキかぶせ釣りファン○○人の皆さん!北木島豊浦港、
アイナメの大きいのがいます。タクさんが釣り上げました!
コブダイも、まだ釣ってはいませんが、でかいのがいます。
今のところですが、満ち潮でかぶせ釣りができます。
「50センチ級のアイナメ」については、笑ってもらって結構です。
ただし、私は本気です。

それにしても・・・1回や2回、3回か、まあその位お坊様の袈裟を釣り上げても
何とか平気なくらいにはなったのですが、これが積み重なると・・・、ちょっと

たまってしまいます。
来週、釣りにならんことを覚悟で豊浦の引き潮を釣りに行くか・・・、

やっぱり引きなら小用かなあ等と思っています。

笑われそうなことを言いながら、久々にマジな、倉敷のマサでした。

<コメント by まるさ>

今回のマサさんのご報告は,なかなか興味深かったです。

デカいアイナメがいるらしいという話は,島の環境から考えて当然ですが,

マサさんがバラした魚が何であったか知りたいところです。

2.1mの竿だと合わせられない,とのことですが,そりゃそうです。

だから私は1.5mの竿をメインに使っておるわけですから。

アイナメ釣りで一番注意しなければならないのは,釣り方のページにも

書いていますが,岸壁のカキにこすれてハリスが切れるケースです。

アイナメは必ず足元へ突っ込んでくるので,なるべく道糸を波止の際から

離すようにして巻き上げる必要があります。去年の今ごろに私が須波で

バラした38cm(翌週別の常連さんが釣り上げたそうです)も,水面近くの

岸壁にこすれてラインブレイクしました。近年の釣り情報誌を見ても,

40cmを越えるアイナメは陸釣りでは数年に1尾くらいしか釣れてません。

50cmとは言わないまでも,40cmを越えるやつが釣ってみたいです。

3月3日,一緒に行きましょうマサさん。


 

E 倉敷のタクさんからのお便り(2002/2/17着)

 

倉敷のタクです。初めての釣行レポートで感無量です。

朝6時起床。窓からまだ暗い外を見ると雨は降っていない。

「よっしゃ」と思わず心の中で気合を入れていました。

昨夜から準備万端、釣り場で飲食するコーヒーとカップラーメン用のお湯を

沸かして水筒に入れ、一路笠岡は伏越のフェリー乗り場へ。

到着すると既にマサさんが駐車場におられます。

そう、今日は北木島の豊浦港へマサさんと二人で釣行です。

7時20分発の「今日は釣ろう丸」(またの名は金風呂丸)に乗船、

天気予報のせいもあってか釣り人は私とマサさんのみ。

 

豊浦港に8時過ぎに到着、目的の波止には釣り人は居らず、

マサさんは二本目の電信柱の少し先へ、私は先端へそれぞれ釣り座を構えました。

本日のタックルは

竿:リョービ大チヌ1.6m本調子、リール:リョービチヌテック130(左ハンドル)、

道糸:バリバススーパーステージ・オン3.5号、ハリス:シーガーフォース2号

1.5ヒロ、針:がまかつチヌ・グレ2号。

今日の潮汐は宇野港基準で干潮:7時41分、満潮:13時54分であり、

満ち上げを釣ることになる。

 

9時前に釣り開始。

先端の潮は開始時、殆ど動いていなかったが、10時30分頃より沖に向かって

払い出す絶好の潮になってきた。

マサさんが様子見に来られて、魚信が出始めたとの言葉に「よ〜し」と気合が入り、

竿先に集中していると小さな魚信。

合わすが針に乗らない。

何回か打ち返していると竿先が「コン」とお辞儀したので間髪を入れずに合わせた。

合わせた瞬間、小物ではないと感じ慎重にやり取りする。

途中、2,3度締め込んだがうまくかわして浮かせた。

浮いて来て驚いた!!

これまでの釣り人生の中で釣った事のないサイズのアイナメだったからである。

当然、抜き上げることなど出来ないため先日購入した「落しダモ」で

これまた初めてタモ入れして無事に取り込んだ。

即、検寸してみると35cm丁度であった。

(デジカメ写真付きと言いたいところですが、貧乏ゆえ今だフィルムが必要なカメラしか

ありませんので悪しからず。トホホ。なお、証拠写真はマサさんのデジカメで撮って

いただきました。)

がほんとうにこんなビッグサイズのアイナメを釣ったことがなかったので、感激し、

この感激をマサさんに伝えたくて早速報告した。

マサさんも我が事のように喜んで下さってとてもうれしかった。
そうそう、まるささんも書いておられたけどアイナメが浮いた時に、大量の牡蠣を吐き出す

のを確認しました。上げた時まで吐き出していました。牡蠣の撒き餌が十分効いていた

証しですね。

その後二匹目のどじょうを狙って、2時半まで頑張ったのですがそれ以降私に合わせ

られる魚信はなし。ちなみに、引きに入ってからは左横へ流れっぱなしになり釣りに

なりませんでした。
帰りは、3時10分発の「大福フェリー」に乗ろうとマサさんと待っていたのですが、

5分、10分、待てど暮らせどフェリーが来ません。様子が変だと情報収集したら、

な、な、なんと「大福フェリー」第3日曜日は欠航になっているではありませんか!

次のフェリーは17時15分。2時間以上も待たねばなりません。

じっとしているのもったいないので、マサさんと二人で「金風呂港」まで歩いて行って

カブセ釣りが出来るか下調べしたり、投げ釣りをしている人と情報交換した結果、

「大浦港」が良いとの情報を得ましたが、皆さん、くれぐれも

第3日曜日「大福フェリー」には乗らない、いや、乗れないことをお忘れなく。

<コメント by まるさ>

初レポート,ありがとうございます,タクさん

35cmアイナメ,見事です。この型は私も年に1本くらいしか釣れません。

釣れた時間帯は,半分くらい満ちた頃でしょうか。

まだ大物がいそうですね。

今は一番食いが悪い時期ですが,この時期に釣れるなら

3月下旬ごろから大いに期待できます。

弁当についてはみんな考えることは同じですね。

水筒を冷たい雨の下に置いとくとお湯がさめてラーメンがまずくなるかも,

というのが,私が今回北木島をパスした1つの理由であります(笑)。

フェリー,お疲れさまでした。もし私も同行していたら,帰宅するのは7時を

回っていたかもしれませんね。貴重な情報ありがとうございます。

来週は潮が悪そうなので,3月3日の日曜日あたり,天気がよければ

私も行ってみようかなと思います。


 

D SATさんからのお便り(2002/2/16・17着)

(掲示板より転載)

 

本日(2月16日)、「竿おろし」として横島側横田漁港大波止へいってまいりました。

結果、とっても満足感のあるボーズでした。

 なぜならば、なんと、自作の完全先調子9:1のコブダイ竿がへし折られました

それも、リールシートの上、元竿が折られました。

コブダイ用として、先竿の元径6mm(チヌ用は5mm)をジョイントできる

一回り大きな元竿が折られました。

私、まさか近場の釣り場でこんな出来事に出会うとは・・・・・・・。

まるささん、倉敷のマサさん・コバさん・タクさん・それとこの掲示板に情報を

記載して頂いたみなさん。

みなさんの、豊富な情報でこんなオモシロイ・衝撃的な出来事を得たことを感謝します。

 

<本日の状況>

SAT3号を保育所へ送りカキの採取場へ到着したのが9:50、

「ガオ〜」殆ど捨て石が水没しえいるじゃないか。

少し長靴の中に海水が入り込むのを我慢してバケツ一杯分をカキを確保。

それから、釣り場へ向かい撒き餌開始が10:30分。

第一打「モゾ、モゾ、コッコッ、モゾ、ククッ」

なんとチヌの様な当り、すかさず合せるが空振り。

第二打「モゾ、モゾ」・・・・「ちょっとだけフワッ」・・

今まで経験したことない当り、すかさず竿を天へ向けて突き上げるつもり途中で

「ガク」まるで根掛かりみたいな衝撃、

「これはまさかコブダイ」

立ち上がり竿を腰でためてポンピングすると真横へ走ります。

両手で竿をためてしのぐと沖へ向かって走りだしました。

「ラッキー、これで根ズレは無いぞ、しかし、それにしてもこのパワーは凄い」

そうです今まで経験したことが無いパワーです

2年前の50オーバーの真鯛、14年前の黒部側薬師沢の48cmのイワナ・

17年前の古座川河口の76cmのヒラスズキどの魚よりも強烈です。

「ウホウホ、私もとうとうコブダイランキングの登場かな?」

と思っていたら乾いた音「パーン」

そうです、元竿のリールシートの上で竿が折れました。

この間どのくらいの時間だったのでしょう・・・・。両手が震えています。

足が震えています。凄いです。おもしろいです。最高です。

まさか、自分がこのような出来事の当事者になるとは。。。。

悔しさは無いです。残念な気持ちもないです。ただうれしいだけです。

まるささん。マサさん。こんなヘッポコ釣り師が自作する竿でよかったら

詳細をご連絡致します。今回、竿が折れましたので今から作る竿を

写真を交えて作業手順書を作製しますが・・・・

それと、折れる前後の写真も送付します。

今日はカメラの電池が切れたので、明日送付します。

 

<感想>

自作竿の感度はバッチリです。先端は0.6mmですが

テーパーのつけかたが良かったのか微妙な当りも確実に取れました。

追伸、一回り太い元竿を買いに行って「チヌカン」を見つけました。

 

でも、今日の出来事を思いだすと、コブダイには到底使えないものだと

理解できました。

それと、結び目の引っ張り強度試験案を近日中に送付しますので、

関係各位の御意見を賜りたく。

 

以上、ボーズでも最高の気分のSATでした。


 

(翌日届いたお便り)

自作の初代コブダイ竿です。

寿命はとっても短かかったですが、私へメッセージは多数ありました。

今までのチンケな知識・経験を根底から覆してくれたとってもナイスな竿でした。
チヌ用では最大強度を持たせるために先竿の根元径4〜5mmで充分でしたので、

コブダイ用は一回り大きな6mmしました。
でも結果は・・・・見事に予想をくつがえしてくれました。
今年の初めから本格的にカブセ釣りを開始して、わずかに1ケ月とチョットで

今回の出来事です。それも、近場の波止で・・・・。

これからも精進して、楽しい釣りを満喫します。

今までは、一方的に情報を得てばかりですが、これからは皆さんへ喜んでもらえる

情報を提供できるようにしたいと考えております。

添付したファイルの説明ですが。

@竿全景:上が市販のチヌ筏用です。先竿の根元径は4mmで全長は170cmです。

その下が、初代コブダイ用竿(本人が勝手に思い込んでいますが)です。

全長は230cm。先竿の全長が120cmです。

一番下は、先竿を収納する為に水道パイプで作製した竿ケースです。

仕様は、スピニングリール用です。

A竿先端、B竿根元:折れる前、前日に撮影したものです。(懐かしいなあ)

C折竿:折れた竿を釣り場で撮影しました。折れた場所は、節目から綺麗に折れています。

以上です。

<コメント by まるさ>

SATさん,竿の写真ありがとうございました。

思った以上にカッコいい竿ですね。竿尻の曲がり具合が何とも言えません。

しかし新調の竿を使ったその日に折られるとは・・・

この釣りをやらない人には,コブダイの引きのすごさはなかなか理解できない

でしょうが,初めてあれを体験したら誰でも衝撃を受けると思います。

(しかし過去にもずいぶん大物を釣っておられますね〜)

こうなったらもう,コブダイ専用イカダ竿を開発して,市販してはどうでしょう。

買う人は,かなりいると思いますよ。名前が思い浮かびます(笑)。

それと,結び目の強度試験の結果楽しみにしています。

とりあえず,横田漁港でリベンジしてください。

私も来月あたりあのへんをウロチョロすることがあると思いますので。


 

C 井原の陽二さんからのお便り(2002/2/13着)

 

井原の陽二です。
2月13日 生名島 埠頭用地の波止へ前回と同じく私と友人のヤス
それに4歳になる息子の陽太の3人で行ってきました。
使用タックルは2人とも前回と同じ
船竿30号2.7M、スピニングリール、道糸20号、
かなり太めのワイヤーハリス10M、石鯛針14号
で完全武装。

現地到着はやや遅めの11時30分、ほぼ満潮に近い状態で
風もなく、寒くもなく、最高のコンディションでした。
開始から2投目、さっそく私の竿にアタリが・・
抜き上げたのはジャスト50センチのコブダイ
以前の私なら大喜びですが、コブダイ釣り師と言う名誉?な称号を、
まるささんから頂いております井原の陽二としては不満のサイズ。
30分後、今度は40センチ。撮影用にキープ。


開始から好調の私とは対照的に全くアタリのない友人のヤス。
前回68センチを釣り上げたものの、新調したばかりの竿を
海に引きずり込まれたので今回は竿を頑丈な紐で
ズボンのベルトにしっかりとくくりつけております。
そこで私。「おい、ヤス。アタリあるんか?」
「ない。なんか今日は釣れそうな気がせんわ。」
「じゃろうのーオメ―の腰ひも太すぎるんちがうか?」
「なんで?」
「それじゃあ食わんわ。コブダイから見えとんで。」
「あっ、それでかぁ〜。」
「0.8号ぐらいにしてみい、アタリがでようるで。」
「ほどいてよそ見でもしようろうか?」
その時、ヤスの携帯電話が鳴ります。
「089・・・ってどこじゃろうか?」
偶然にも生名村役場から前回釣った68センチについての
詳細を掲示板に載せるための確認の電話が・・
これに気分をよくしたヤス。
俄然やる気を出し始めました。
「すまんの〜ヤス。結局オメ―の名前、載らんで。」
「なんでー?」
「今日、俺が更新するけえよ。」


絶好調の私でしたが、その後、ずーーっとアタリのないまま
夕方の5時半。もちろんヤスも同じです。
そろそろ子供も退屈しだしたし、
私は車の中で子供と遊んでやることに。
「おい、ヤス。俺の竿も使ってくれ。」
「2本見ときゃ、1回くらいはヒットするかもしれんで。」
そう言って立ち上がろうとした瞬間、強烈なアタリが・・
「きたーっ!でかいで!」
もしかして?ヤスの記録を塗り替えてしまうのか?
複雑な思いでやりとりする私。
浮かんできたコブダイはピンク色。迫力あります。
すっかり潮位も下がり、タモがギリギリ届く程度。
何回やっても入りません。抜き上げることに。
しかし重い。コブダイのクチがちぎれそうなくらい重い。
66センチ。何回はかっても66センチ。
ちなみに14号の石鯛針が半分のびてました。
このサイズのバケモノをあの頼りないイカダ竿で2度も仕留めた、
まるささんの腕には改めて感心しました。
その直後、ヤスが起死回生の60センチを出したところで納竿。
アタリの少ない1日でしたが、結果は素晴らしいものに。
恐るべし生名島。

 

本日の釣果。
コブダイ66センチ、60センチ、50センチ、40センチ。

次回は小用の波止に最強タックルのコンビが登場します。
小用のコブダイ覚悟してもらいます。


<コメント by まるさ>

やりましたね,陽二さん!暗くなるまで粘った甲斐がありましたね。

写真で見ると,コブダイの色が大きさによってあんまり違わないようですが,

私が釣った66cmは2尾とも白っぽい色でした。場所によって色が違うのかも。

それにしても成魚らしく,立派なコブが出てます。

この仕掛けで小用へ行けば,70〜80cm級も十分期待できるはず。

またのレポート楽しみにしてます。

ランキングに80cmオーバーが出たら,私もコブダイ専門で狙ってみようかなと思います。


 

B 倉敷のマサさんからのお便り(2002/2/10着)

 

倉敷のマサです。

2月10日(日)、「豊浦でかぶせ釣りができるんだろうか号(またの名を金風呂丸)」は、

一路笠岡諸島北木島を目指してメチャクソゆっくりと進むのでありました。

本日の目標、「豊浦でかぶせ釣りができるかどうかを調べる」。
何か最近、こんなんばっかりですね。
・・・豊浦着。おいさん、おばさんと挨拶をしながら波止に進む。
例の一本目の電柱のところの外側。
「お!流れとらん!」
大潮で釣りにならん可能性もあったが、第一関門突破!

本日の最初のタックル、1、5メーターイカダ竿、3号道糸、2号ハリス、3号針
さすがです。
8時半、釣り開始。
遠投しますが、数メーター先の掛け上がりの際まで押し戻される。

9時頃、当たり。
当たった瞬間、あおり上げる。
コブダイ
・・・またやってしまいました。
当たりの瞬間を捉えて、あおり上げ巻いていくのですが、その後潜られるのが怖くて、

またまたあおり上げるのです。
・・・結果、「あれ、道糸はどこ?」・・・あった!足下・・・糸をもつと、まだ掛かっとる!

・・・急いで糸を巻くが・・・。
何か、神島でもこれやったような・・・。
大きさは、50センチをくだらない・・・と、思う・・・様な気がする・・・のではないかと・・・。
「超神島級」であることは、確実です。

ところで私、昨日タクさんにお聞きした店に、部屋に飾るための「腹当て?」を買いに行きました。
みなさん、これの正式名称知っています?
私、初めて知りました。「ロッドホルダー」と言います。
見た瞬間、「何か変だなあ・・・」とは思いましたが、それよりも、「これはどうも飾るような

ものではないなあ」と思いだしたのであります。
これを使うとなると、胴の弱い磯竿は使う気にならん。
イカダ竿は、今持っとるんは、これを使うようなのはない・・・。
・・・お!2、7メーターのイカダ竿まではそろえようと思っとったんじゃ!
探します・・・・ない・・・。
「2、7メーター・・・2、7メーター・・・胴の強い2、7メーターはないかいな・・・。」
「お!あった!・・・安い!これじゃ!」

私、井原の陽二さんとは違って、「繊細な釣り」が好きなんですよ。
「かぶせ釣りはやっぱりイカダ竿じゃあなくっちゃあね!」
1、5メーターイカダ竿でコブダイを逃した倉敷のマサは、まるで予定していたように

昨日買った竿を取り出します。
それでは、本日のメインタックルをご紹介しましょう。

まずは、「ロッドホルダー」、これで腹が青くならなくてすむのですが・・・、これ、絶対に変!!
グレートバリアリーフあたりで船に乗ってこれを着けておれば、結構かっこいいと思います。
しかし、玉島E地区でこれを着けて歩いていたら、かなりの確率で警察に通報されると思います。
この前テレビで見たのはカラフルだったのに、私のは「真っ黒!」、メーカーも、「王様印」でっせ!
しかも、今気が付いたんじゃけど、「大」、何でこねえに穴が大けえの!

・・・まるささん、「コブダイマスク」って、このことだったのですね。
・・・でも、マスクって、顔に着けるんじゃあなかったんですか?
しかたないので、穴のところをコブダイの口にしてピンク色でコブダイの顔を描こうとしたけど、

考えただけで警察に通報される確率が高くなると予測した賢明な私は思いとどまるのでありました。

で、迷うことなく真っ黒なロッドホルダーを装着する倉敷のマサ、さすがです。
・・・じゃって、きょうはほとんど周りに誰もおらんもん。
針は伊勢尼10号、ハリス4号、道糸6号、6000番スピニングリール。
竿は、2、7メーター船竿、80号!
・・・私、昨日この竿を持ってご機嫌だったんですよ。息子にぶら下がらせたりして・・・。

刺し餌を遠投し、竿尻をロッドホルダーの穴に挿入し、待ちます。
・・・大丈夫!海から見ている人は誰もいない・・・。
9時25分頃、「ガン!」
当たった瞬間合わせますが、・・・ちもとで切れている。

「上がらなくても良いから、何とかこの竿に乗せたい!」
9時50分頃、当たり。
乗った!
左へ走る!
走られた当たりなど久しぶり!
思いっきりあおり上げます!
・・・え!・・・
全く勝負になりません。

・・・この竿、竿じゃあねえ!・・・ただの棒です・・・。
何の役にも立たんじゃあねえか!・・・いよいよ・・・。

10時15分頃、ギャラリー二人と話している時に当たり。
「ガツン!」に合わせて、ちもと切れ。

「・・・今なあ、フグじゃろう・・・」
「違う!確実にコブ!」
・・・そりゃあ、合わせてもえっと竿が曲がらんから・・・。
せえにしても、フグはなかろうフグは!
恐るべし豊浦!50センチオーバーのフグがおるん?

当たりがなくなり、満潮近くになったので、先端に移動。
刺し餌がまっすぐに落ちます。
「これで当たりゃあ、言うこたあねえで!」
・・・はい、10分後に左に流れっぱなしになります。
「小用の先端状態」ですね。

元に戻ります。
引きにはいると、右に流れます。
80号船竿、糸ふけ2回。
・・・怪しい!
すぐに1、5メーターイカダ竿に切り替えます。
・・・自分でもこのめちゃくちゃな落差には目眩がしそうです。
着底瞬間、当たり。
合わせますが乗りません。
・ア・イ・ナ・メ・です。
まるささん、豊浦、アイナメいますよ・・・1匹は・・・。

正面右から風が吹きまくります。
「道糸を風にたなびかせる技」、2回成功しました。
抵抗がなくて気持ち良いですね・・・いつもできれば・・・。

外側が荒れまくって釣りにならないので、内側でも少しやってみました。
当たりはありませんでしたが、結構水深はあります。

で、今日豊浦で釣っていた皆さんに聞いてみました。
投げ釣り二人、・・・当たり全くなし。
内側で釣っていたメバル狙い3人、・・・当たり全くなし・・・どころか、竿とリールが

2セット消えたそうな。
「5分ほど釣り座を離れとっただけじゃのに・・・人に取られた・・・」
その時刻を聞くと、コブの時合い。
その話をしても、「音がせんかったけえ・・・」
「内側にゃあ、コブはおらん」
・・・おらんはずはありません。
瀬戸田も、小用も、須波もおりまっせ!
・・・はい、お好きなように!

帰りの船で出会った、どこからか現れた釣り人、「コブのバラシ4回?・・・当たりが

あっただけでもええじゃあないですか!」、・・・上昇していた水温、本日低下をして

います、・・・やっぱりなあ・・・。

「大阪城にも運んだ北木石」、ほんま、海の中にゴロゴロ転がっているみたいですよ。
そこにコブダイが住み着いているらしいです。
・・・おそらくアイナメも・・・。

「80号の棒」、コブダイが当たっても竿先は曲がりません。
当たった瞬間、竿全体がまっすぐなまま傾斜するのです。
あわせを入れるのがどうしても遅れてしまいます。
その結果、コブダイに主導権を握られたところから勝負せざるを得ない。

合わせた瞬間にちもとが切れるのは、竿に弾力がないからか。
となると、ワイヤーハリスか。
あんまり使いとうねえんじゃけどな・・・当たりが少のうなるし、他になーーんも
釣れんし。
竿先にゴム管を数センチ着ければ当たりが分かると思い、この前息子が拾ってきた
真っ黒いゴム管を着けてみましたが、うまくいきません。・・・中通しの竿なら・・・。
ええい、もうやめい!変なことばっかりするんじゃあねえ!!
かくなる上は、・・・物干し竿なら使えます。ちょっとガイドがじゃまですが・・・。
肩たたきもできます、穂先で。気持ちえかった!

・・・いや、前々から、かぶせ釣りは繊細な釣りだとは思っていたのですがねえ・・・。

倉敷のマサでした。

<コメント by まるさ>

今回も大笑いさせていただきました,マサさん。

ロッドホルダーねえ。瀬戸内海の釣具店で,よう売ってましたね。

ギックリ腰にならんよう気をつけてください。

で,船竿80号!・・・ って,どんなんでしょうか。

磯竿の2号とか3号とか,あの意味での「80号」ですよね。

全然イメージわきません。

いったい何を釣る竿なのでしょうか。やはりGTでしょうか。

私なぞ,1号より固い竿は持ったことがないというくらいで,

投げ釣りでもオモリ負荷10号くらいまでの竿しか使いません。

80号の竿となると,道糸20号とか,オモリ300号とか,

すべてが私ら見たこともないようなタックルになるのでは?

でも,アイナメもいて潮もOKなら,私も行ってみたいです,豊浦。

次の日曜あたり,天気がよければどうでしょうか。


 

A 倉敷のマサさんからのお便り(2002/2/4着)

 

倉敷のマサです。

2月3日(日)、今日はまるささんが神島外浦へ来られる日。
昨日の様子からちょっと厳しいかもしれないと思いながらも、ワクワクしながら
外浦に行きました。

例によって、7時前着。
ぼちぼち準備をし、釣り始めた頃まるささん登場。
すぐに倉敷のタクさん登場。
まるささんをはさんで左右にタクさん、私。

・・・魚の気配なし。
まるささん、旧波止に行かれます。
さすが判断が速いです。
こちらは相変わらず左に流れ、魚の気配なし。

私と言えば、先週お会いした笠岡の方と何じゃあかんじゃあの、大話。
いよいよまじめに釣っていません。
ついには、まるささんのところにおじゃまし、アイナメの当たりのとり方や、
ハゲの当たりのとり方をお聞きする始末。(すんません、釣りのじゃましました。)
挙げ句の果ては、タクさんのところに行き、「今日は満潮が3時じゃけえ、たいてえ
昼からが勝負で」等と、のんきなことを言っては、釣りのじゃまをしていました。

その時であります。突然まるささんの竿が曲がります。
笠岡のおいさんも、のぞき込んでいます。
私も、走って飛んでいきます。
ワシ、走ったの、久しぶり!
・・・30センチのアイナメ!
「ウソー!・・・このアイナメ、ワシの名前書いてねえかなあ・・・」
この瞬間、外浦で今までどれほどアイナメの当たりを逃してきたかを悟ったのは、
さすが、いつも冷静な倉敷のマサであります。
・・・笠岡のおいさん、「ワシも練習しょう・・・。」と、帰って行かれるのでありました。

ここが問題なのですよ、ここが!
私も岡山県の波止で、何度もかぶせ釣りをしましたが、「ワシも練習しよう・・・。」
等と言われたことは、胸を張って、自信を持って言います!
「一回もありません!!!」
・・・岡山県で釣った、まともな魚・・・下津井吹上のコブダイと、外浦のコブダイと、
せえから・・・・・もう、おらんじゃあねえか!

倉敷近辺でカキで釣りょうたら、珍しがって、結構人が来られるんですよ。
そこで、アイナメの30センチオーバーとか、コブダイの50センチオーバーとか、
チヌの50センチオーバーとか、牛ほどのクエを釣り上げたら、きっと、
「ワシも練習しょう・・・。」と言われると思うのですが、何も釣らんと、「・・・変わった
ことをしょうるなあ・・・。」で、終わってしまうのであります。
・・・私、今のところ、「変わったおっさん」なのです。
悲しい・・・。

で、タクさんも、私も、すぐに本気モードに入ります。
・・・「フワフワ」、これは当たりでござる。
チヌにしては、振幅が小さすぎる。(今の時期、ここにおるはずもない)
掛けます!
「お!掛かった!重い!」
・・・釣り上げるまでのことを、こと細かく書こうと思いましたが、自分でもばかばか

しくなり、止めます。
・・・さて、釣り上がってきた魚は何でしょう・・・ええい!!もう、やめい!!
・・・はい、20センチ弱の、青ナマコです。
体のど真ん中に掛かっていたので、重かったのでしょう。
でも私、今日初めて「ナマコの当たり」が分かりましたよ!
「せえが、何になるんじゃ!」といったまっとうな突っ込みに対しては・・・、
「・・・え!ナマコって、・・・魚だったんですか?・・・」

ナマコであろうと何であろうと、当たりがあれば、必ず続く!
これは、私がこの波止で学んだ貴重な成果であります。
え!たいていそうなのですか?
・・・そんなことは、どうでもいいのであります!

・・・で、当たり。
もう、間違いなく、アイナメ!
竿尻まで、コツンときます。
1、5メーターのイカダ竿を使っていますが、間に合いません。
まるささんにお聞きすると、「まあ、当たりがあったとき、ボーとしょうたら、
絶対取り込めません!」
ワシ、たいていそうです。
「反射神経ですね・・・。」
ワシ、それがねえんです!
まるささんの言葉が頭をめぐります。
・・・こんどこそ!
すぐに当たり。
かなりの加速度を持って竿が2センチぐらい動きます。
あおりますが、もう間に合いません。

「この当たりやこう、今まででえだけあったことか!」
全部合わせていたら、ワシ、アイナメに囲まれて暮らしていたかも知れない・・・。
・・・でも、ちょっと気色悪い・・・。

「今度こそ、絶対に合わせちゃる!!」
・・・「コツ」
合わせた!
重い!
「やった、これはでかい!」
・・・解説しますと、「コツ!」の、「ツ」で合いました。
絶対アイナメ!ひょっとすると、まるささんのよりでかい!
頭をこっちに向け、上がってきます。
中層まで上げます。
「・・・ちょっと乱暴すぎる・・・。」
この前、チヌをばらしまくったことを思い出します。
「そうそう、ていねいに、ていねいに・・・。」
「・・・ていねいに、て・・・!」
「何じゃ、こりゃあ!」
ギューーン!
「神島のアイナメは、潜るんかあ!」
・・・道糸のテンションがなくなります。

「今の強烈な引き、何だったんですかあ!」
波止の付け根の方から声が掛かります。
・・・私、リールを巻き上げ、針がないのを確認するまで声が出ませんでした。
「・・・コブ!」
私の声が外浦の波止に響いたのは、このときが初めてで、・・・最後でした。

でも、そこで負けないのが倉敷のマサですがな!
タックルを替えます。
むふふふふ、これですがな。
2、1メーターイカダ竿、「RYOBIチヌ太閤大チヌ210」 もう、名前が素敵!
根本は磯竿!胴は堅い、穂先も結構堅い。
・・・もう、「コブダイ一直線」でっせ!
で、まるささん、これ分かる人って、何歳くらいの人なのでしょうね。
・・・そんなことはどうでもいいのです。
「この竿、4号ハリスに10号伊勢尼で今日は通します!」
まるささんにそう宣言し、釣り座に帰る倉敷のマサ!
「かっこええ!」そう思ったのは、多分私だけであったことでありましょう。

その後のことについては、私のことより、私の釣り座から見たまるささんの
様子についてお話しいたします。
・・・私についてはですね、「牛ほどのクエ」を釣り上げましたが、その件に関し
ましては、他のホームページでご覧ください。

ところで皆さん、釣り雑誌の記者の方って、どうしてあんなに同じ雰囲気で
波止に現れるのでしょう。
あのこぎれいな格好が、波止ではどんだけ浮いているのか知っているのでしょうか。
(ワシの格好やこ、メチャクソ汚ねえで!)
どうしてバッグを右から左へ掛けているのでしょうか。
(そのバッグの中にカメラが入っているのは、波止のみんなにはばれているのですが)
そして、どうして最初に名乗らず、「こんにちは!」と、明るくあいさつされるのでしょうか。

私としては、波止の駐車場あたりで、
月刊○○情報でーーーす!!みなさーーん!!釣れてまっかあ!!!こねえに寒み
い時期に、なにゅう考えて釣りに来ようるんですかーー!あんたらあ、ほんまに物好きな
人らあですねえ!!・・・まあ、釣れた人はおらんとは思うけど、万が一釣れた人が
おったら手を挙げてもらえませんかあ!!

等と言われれば私、絶対に手を挙げます!!!(・・・もし釣れていたならば・・・)
せえで、レゲエかラップのBGに合わせて踊りながら私のところまで来たなら、ほんまに
感動しますよ!そんな記者の方、いません?
(・・・警察に通報された場合は、自己責任でお願いします。)

何でこんなことを言うかと言いますと、波止には、「非日常的な感動」があるからです。
何故そんなことが言えるのかと聞かれるならば、こう答えましょう。
「私は、まるささんと何度か釣りをさせてもらったことがあるからです。」
まるささんが神島外浦に来られると言われたとき、私は、「何かが起きる!」、そう
思いました。
それは、瀬戸田高校裏波止で起こった出来事や、因島小用での騒然とした雰囲気、

三原須波で感じたまるささんがいなくても感じたあの雰囲気からでした。

今日の神島外浦における、まるささんを巡る釣り情報誌2社のはち合わせ
私、隣で見ていて、ほんまにワクワクしましたよ。
32センチのアイナメを釣り上げて釣り情報誌の人と話をしているときに、立て続けに
コブダイの当たり!
リールを巻くまるささんの姿をバシャバシャ写す記者!(何かスターみたい!)
そこに、もう1社の記者!
波止が騒然としていましたよ!
・・・私、これを待っとったんですよ。
やはり、外浦で「事件」は起こった!

まるで、「非日常の世界」としての演劇を見ている思いでした。
ここで、職場でけったくそ悪い思いをした私の心は、浄化された気がしました。
私、ナマコと、「牛ほどのクエ」しかよう釣りませんでしたが、帰りの車の中では、
もう、ルンルンでした。
いやほんま、まるささんの釣りは、ひょっとして「癒し効果」、または「魂の浄化作用」が
あるのかもしれません。

せえにしても、まるささんにいただいた32センチのアイナメ、刺身でいただきましたが、
メチャクソうまかったです。
醤油にちょっとつけると、フワーと油が広がります。
もう、家族もびっくり!
私、これからはアイナメを釣ります!
いや、釣れるように努力します!

まるささん、今日は本当に、「いろいろ」とありがとうございました。

倉敷のマサより。

<コメント by まるさ>

いつもながら詳しいレポートありがとうございます,マサさん

この春はアイナメ行脚を続けようと思ってますが,今年は好調そうです。

アイナメはとにかく刺身が最高です。4〜5月ごろはもっと美味くなります。

神島外浦へは,暖かくなったらまたおじゃまします。

「釣り仲間」,何とか魚を掛けたところを撮ってもらいたかったんですが

(撮影されたのはスライド用のフィルムに替える前だったので),

ギャラリーに見られとるときはなぜか当たんのですよねえ。

ゴツい仕掛けに切り替えるとコブダイが当たらんのもそうですが。

それはそうと,このHPわれながら最近盛り上がってます。

この分なら,そのうちわしTV出演の話も来るかもなあ・・・とか思ってましたが,

どうやら井原の陽二さんをはじめとするコブダイ釣り師さんの方に早く声が

かかりそうですね。どうみてもコブダイの方がTV映えしますしね。

マサさんも,いっちょ「コブダイ一直線」でも「コブダイの星」でも「コブダイNo.1」

でも「赤き血のコブダイ」でも(きりがないのでやめますが)目指して頑張って

ください。「コブダイマスク」とかプロレスラーで出んかな?


 

@ 井原の陽二さんからのお便り(2002/2/3着)

 

こんばんわ。井原の陽二です。
2月2日、久々に土曜日に休みがとれたので、まるささんが行かれる下蒲刈に

行こうとしたのですが、友人のヤスが「どうしても生名のコブダイを仕留めたい」

と言うので生名島のフト―用地に決定。

必勝態勢で挑むべく前日の夜、私の部屋で3時間にも及ぶ作戦会議の結果、

出た答えが・・・笑ってください。
あそこのコブダイは波止の下に潜り込む習性があるので
船竿30号2・7M、スピニングリール、道糸20号、ワイヤーハリス10M
石鯛針14号
という史上最強のタックル。
おまけに仕掛けが重いのでカキから針が外れやすくなるのを考慮して
クリッピ―(文房具屋にあったクリップ)でハリスにカキの殻を固定。
針に乗ったら最後、根に入ろうが、波止の下に潜り込もうが、
問答無用で引きずり出そうという作戦です。


翌朝9時に作戦の品を揃えにレジャックス春日店へ。
現地に到着したのが10時半、すでにフカセ釣りの人が4名入っておられて

外側を向いて等間隔で釣られていたので波止の中央付近内側で、

かぶせ釣り開始。
コブダイ以外の魚のアタリはとりにくく、アタリがとれても
当然針には乗らないので、クリップで留めた殻だけを回収の繰り返し。

開始から2時間後、私の竿に強烈なアタリが・・
すぐさまワイヤーハリスをヤスに持たせて綱引きの始まりです。
かなりの手ごたえだったらしいのですが、痛恨のスッポ抜け。
ガッカリする間もなく今度はヤスの竿にアタリが・・
今度は私がワイヤーを持って綱引き開始。
素手に食い込むワイヤーの痛みをこらえながら必死に耐える。
次の瞬間、2度目の突っ込みに掌の中をワイヤーが走る!
焼ける様な痛み。しかしヤスの掛けたコブダイ、
ゆるめるわけにはいきません。
やっとの思いで浮かんできたコブダイはギャラリーの度肝を抜く
ビッグサイズ。地元の人も初めて見るサイズらしい。

その後、私が50センチを追加したところへヤスが歩み寄って来た。
その時・・ガラガラッという鈍い音に振り返った瞬間、ドボンという音。
ブロックとそれに付けていたカズの竿がブロックごと消えていた。
・・・ここには魔物が棲んでいる。
次回はメーターオーバーを心に誓って納竿。

地元のおじさんによると生名島新記録らしいので、立石港近くの
山久ストアーで検寸。公式記録 68センチ、6・3キロでした。
近いうちに立石港フェリー乗り場の釣り魚最長寸記録掲示板
乗ると思います。みなさん釣りに行かれた時にでも見ておいて下さい。
 

<コメント by まるさ>

いやもう,何と言うか・・・言葉もありません。

私思いますに,このお便りが火種となって瀬戸内じゅうにコブダイの

一大ブームが沸き起こり,TVの釣り番組にも取り上げられるのでは

ないでしょうか。私自身はどっちかというとかぶせ釣りの繊細さが好き

なので,他の魚と一緒にコブダイも釣れればもうけもん,という感じです。

しかし,コブダイのパワーというのは経験した人でないとわかりませんし,

熱くなる気持ちもようわかります。

というわけで皆様,「コブダイ・ランキング」へどうぞ〜!

 


 

C コバさんからのお便り(2001/1/20着)

 

こんばんは。まるささん。皆さん。今日(20日)行って来たので報告します。


今日は、初めて日中にゆっくり釣りが出来る。

カキを調達しないといけないので、干潮の時間に合わせ8時に起床。

いつもの場所にカキを取りに行く。

あまりいいカキがなく、やっとの事でスーパーの袋8分ほど調達。

時間があるので場所は釜戸(タンク)の波止へ行ってみる。

4台車が止まっていたので、もういい場所は入れないだろうと思い場所移動。

どこにしようか迷ったすえ、横田港に決定。

先端まで歩いていくが、真ん中の内側で1人、メバルをされている人がいるのみ。

深い方がいいだろうと思い、先端付近で竿を出す。

かぶせでは初めてなのでいつがじあいかわからない。とりあえずやるしかない。

 

30分ほど経過。いっこうに当たりが出ない。

そうしているとかぶせをするおじいさんと、その連れらしき人が浮き釣りをしにやってくる。

おじいさんは僕の左どなりへ入った。

おじいさんには次々と当たりがあり、コブダイに何度もハリスを切られていた。

しかし、僕には当たりすらない。

 

そうしているうちに、またおじいさんに当たり。

おじいさんはよそ見をしていたらしく竿は海の中へドホン。

コブダイに持って行かれました。(おじいさん可哀想・・・。)

おじいさんはその後、竿を持って行かれた仕返しに今度こそ仕留める、
と言って合わせました。

コブダイはガンガン走りますが、今度は浮かせることに成功。

僕以外玉網を持っていなかったので、僕がすくってあげた。

42〜3pのコブダイ。初めて見たぁ〜。

僕も気合いが入ります。

 

その後おじいさんはアイナメを釣って終了されました。

そこへ、月刊釣り情報の記者さんが来られおじいさんと話をされています。

僕も釣っていればなぁ〜。と、思ったとき出ましたついに当たりが!!
合わせる。乗った!!

初めて体験する引き。一気に走り竿を持っていこうとします。

3秒ほどこらえた後無念のハリス切れ・・・。さすがコブダイ。

おじいさんの撮影が終わった後、おじいさんのポイントへ入れて下さるというので場所を移動。

1投目からいきなりコブダイ。またもやハリス切れ。

何とかならんかなと思いながら黙々とカキを投入。

それ以降、カキ投入・当たり・合わせる・乗る・ハリス切れ・おどりゃぁ、の繰り返し。

 

午後3時頃20pほどのアイナメを釣り上げる。

さすがにコブダイと比べると全然話にならない。簡単に釣り上げた。

その後納竿の4時30分までコブダイとタコにやられました。

タコは岩にくっついてしまい、上げられませんでした。
と言うわけで、釣果はアイナメ1匹。

しかし、楽しい1日でした。

今度はコブダイ狙いの太仕掛けでリベンジだぁ!!


今日の教訓 

・コブダイがいるところではハリス1号はやめましょう。

(これしか持っていかなかった・・・あほ。

しかも道糸は2号だから通しですればもしかしたら・・・

でもハリがいまだ結べない・・・ホントに釣り師?)
・コブダイがいるところでは置き竿はやめましょう。

(おじいさんは置き竿プラスよそ見でした。)

<コメント by まるさ>

いやあ,ええなあ,このお便り。最高(笑)!

いや,笑っちゃいけませんけど,なにしろ私が初心者の頃と

全く同じ経験をしておられるのが面白くて。

細ハリスを切られたり,竿を持って行かれたり,

タコを取り込みそこねたり・・・

全部私も通ってきた道です。

何事も経験ですよ,コバさん。

なお,1号ハリスだとコブダイは30cm級でもヤバいです。

2号なら運がよければ45cmくらいまではOK。

横田港には50〜60cm級もかなりいますので,

ハリスは最低3号が無難でしょう。

なお,外側でもコブダイはかなりヒットします。

釣り座が高いので上るのが大変ですが。

田島側の大波止はさらにコブダイの魚影が濃いですが,

根が荒いので取り込みは難しいです。

私も来月あたり一度は行ってみるつもりです。


 

A SATさんからのお便り(2001/1/19着)

 

今日は、干潮が7:40なので朝の用事を早々に済ませてカキを取りに行きました。

今までは、釣行前夜・1週間前に取りに行っていたのですが、

カキをデポできる良い所を探したのでガンバッテバケツ4杯分を確保しました。

カキ採取開始〜カキのデポジット〜釣り場到着までなんと2時間かかってしまい、

特別に遠い釣り場に行ったわけではないんでが・・・・・

日頃の運動不足を考えれば、「カキ採取の運動も、まあ〜いいかな」。

そして、行った場所は岩船港桟橋

ここは1月6日にボーズを食らったところです。

この時は約2時間程度の釣りだったのでこの場所はカブセに適するところか

判りませんでした。
釣り開始は10:30〜、前回同様に誰もいません。

と言うよりも、私は、人が少ないところでノンビリ釣りをするのが好きなので、
他の釣り人が居ないか少ないことを条件に釣り場を選んでいます。
釣り開始から12:00までに当たりは2回、何れも餌投入から15分以上

経過して当たりがでます。

それも、モゾモゾ・フワで終わりです。

どのタイミングで合せて良いかわかりません。

それとこの当りの魚は何かな?悩んでしまいます。

 

昼ご飯を食べて、気分も新たに12:30より釣り再開、

すると1投目から当たりが、

今までとは違う、コツゴツ・フワと行くところで合わせました。
すると見事にヒット、手応えからするとアイナメ、それも良型、
「ウハウハ・・ここもクレセントビーチ同様穴場かな」と喜んでいたのですが

結局はこの32cmのアイナメ1匹で、16:00に釣り終了、

SAT1号2号をスイミングスクールに連れて行く時間が来てしまいました。

でも、これ以上続けても釣れる気がしませんでした。


*この釣り場は、満ち上がりは沖へ払い出しの潮流が速いので
  期待していたのですが・・・・・・残念です。今度は、春のチヌ乗っ込みに

チャレンジします。
今晩の料理は、背開きにして塩焼きにしてみました。

これが、焼いた姿も味もホッケに良くにて大変美味しい。

SAT1号が気に入ったらしく、彼に殆ど譲りました。

今度釣ったら、熱燗も用意して塩焼きを堪能しよう。
*やっぱりアイナメ君とホッケ君は親戚だったのか。

以上、本日の岩船桟橋の釣りレポートでした。

<コメント by まるさ>

SATさん,またも良型アイナメおめでとうございます。

岩船港は波止の方でもアイナメが時々釣れますが,

数はあまり多くないですね。

横島の坊地桟橋も,似たような感じです。

水深は浅いけど時々大物が釣れます。一度行ってみてはいかがですか。

あそこはハラミチヌもよくヒットします。

あと人の少ない場所を狙うなら,坊地の先の浜沖波止もあります。

曲がり角の内側でアイナメが釣れる,と聞いたことがあります。

外側はなぜか魚が少ないようです。

アイナメはどんな料理でも美味しいので私は大好きです。

塩焼きのヒレを熱燗に入れて飲むヒレ酒もいいとか。

今度たくさん釣れたら,ナベにしてみようかと思ってます。

またレポートよろしくお願いします。

 

 

 

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