● 最終更新日
2010/01/02
<釣行レポート(2003年3月-抜粋A)>
釣行日 |
釣行場所 |
情報提供者 |
2003/3/31 |
I
生口島・茗荷(瀬戸田高校裏)波止 |
倉敷のマサさん |
2003/3/30 |
H
下津井大室(旧波止) |
倉敷のヤマさん |
2003/3/30 |
G
倉橋島・袋の内波止 |
たけやんさん |
2003/3/23・30 |
F
向島・歌フェリー桟橋ほか |
尾道のジュンさん |
2003/3/30 |
E
岩黒島の西護岸 |
倉敷のタクさん |
2003/3/28 |
D
田島・坊地旧波止ほか |
SATさん |
2003/3/23 |
C
生口島・茗荷(瀬戸田高校裏)波止 |
倉敷のマサさん |
2003/3/21 |
B 生口島・垂水港波止 |
M島のHさん |
2003/3/23 |
A 周防大島・橘町役場裏の埋立地 |
細原さん |
2003/3/21 |
@ 大崎上島・白水港/大串港 |
タカさん |
I
倉敷のマサさんからのお便り
(2003/3/31着)
倉敷のマサです。
「瀬戸田でチヌの当たり無し」のまるささんの掲示板への書き込み、私、ショックでした。
「・・・もう、今年の瀬戸田は終わりか・・・。」
しかし、53センチのチヌ!気を取り直します。
私、どうしても試してみたいことがありました。それは、「『型』・『数』共にそろう、
『特異日』」の情報を入手していたからです。これは、「統計上のデータ」から
導き出されたのであって、仮説はあるものの、はっきりとした科学的根拠は示されて
はいないと私としては認識しています。しかしながら、仮説を読むうちに、「おそらく、
間違いない!」と、確信するに至ります。
その『特異日』とは、「3月31日(月)」になります。年に一度、巡り会えるかどうかの日です。
「かぶせ釣りのハイシーズン」のために、私、ほとんど有給休暇を取っておりません。
運良く会議などもなく、休暇が取れます。
当日早朝、いつものように今日の釣行に関わる条件について整理してみます。
まずは、「プラスの条件」。
@ 『特異日』であること。(これが最大)
A 満潮が10:44分(尾道)であり、「満潮前の時合い」と、「早朝の時合い」が重なる。
B 大潮であることで、潮の流れも速く、「魚の活性が高い」と考えられる。
C 「海水温の急上昇」が見られ、「魚の補食活動が活発になる」と思われる。
D 低気圧が近づき(午後から雨の予報)、気圧が低下しつつあり、「荒れの前の補食
活動が強まる」可能性がある。
E 因島では、夜半から3時頃にかけて、予報に反してほとんど風が吹いていないのと、
上空に薄雲がかかっていることから、「午前中無風状態が続く」ことが予想される。
F @〜Eの「プラスの条件」により、「私の活性が高い」こと。(これが結構大事)
次に、「マイナスの条件」
@ 大潮で、潮の流れがはんぱではなく、「釣りにならない可能性」もある。
いつもの頃に、生口島瀬戸田高校前波止に到着します。
準備をし、釣り始めます。
しばらくして、コブダイの当たり。
この前から「チヌモード」に入っているもんで・・・バラし。
当たり。
数度の突っ込み。チヌなら50センチ級。
・・・ちょっと走りすぎなんですねえ・・・はい、コブダイ42センチ。
・・・・・で、その後、「何センチの魚をいつ頃上げたか」、覚えておらんのんです
よ。
途中から、計らずにスカリに入れたし・・・。
帰る前の計測結果を報告します。
35センチ、33センチ、31センチ、29センチ、37センチ、34センチ、36
センチ、31センチ、33センチ、30センチ、28センチ・・・・・以上、チヌ11匹。
ギャラリーの方も結構来られて、色々話をしました。
このHPをよく見ておられる地元に職場がある方、3回来られましたよ。
「まるささんと、28日に話をした」と、言っておられました。
地元の方とも話をしましたが、「日曜日には、3人かぶせ釣りの人が来て、女の人が
でかいカサゴを釣った」と言っておられました。
『型』はともかく、『数』は確かに出ました。
・・・・・『特異日』・・・うーーん、どんなんでしょう。
・・・・・もう一回行くか・・・・・休みが取れれば・・・・・。
大潮の瀬戸田。
「急に潮が流れる」、「急に潮が止まる」、「潮が湧いたと思えば、違う場所に移
る」、「さっき流れていたところが、潮が止まる」・・・・・もう、一投一投、刺し餌が
落ち着くところが違います。
それを読んで、刺し餌を投入する。
「・・・ああ、そうじゃったんか!」
ほんまに勉強になりました!そして、楽しい釣りでした!
倉敷のマサでした。
PS:予定通り、様子を見るために帰りに生名島に寄りました。
深浦に入りたかったのですが、工事中。埠頭用地に行きました。
いつものポイントは地元のフカセの方がおられ、根本のあたりで竿出し。
生体反応無し。
この方、アサさんを良くご存じのようで、「因島出身のアサ○さんが・・・」と、言っておられました。
やはり、「コンクリートのアクが流れていて・・・」とのことで、予想通り厳しい状況でした。
重機を使って作っているコンクリートブロックは、スポレクのあたりで使うとのこと。
もうそろそろ終わるとのことですが、来年度の予算が付いたら、埠頭用地、海に向かって
右側を「さわる」そうです。
「この波止・・・数年は・・・復調せんじゃろう・・・」
海を見ながら話してくださったおいさん。複雑な思いだっただろうと思います。
倉敷市玉島黒崎漁港の波止工事は、どうも「プレジャーボート関係」みたいです。
現在、工事は止まっています。
「来年度の予算が付いたら」・・・地元の人に聞きました。
・・・・・何かなあ・・・・・。
<コメントbyまるさ>
おっかしいな〜・・・平日釣行するとバチがあたるんじゃなかったん?
いや,これはもう犯罪でしょう,いろんな意味で。
こうなったら瀬戸田のチヌを釣り尽くしてください,マサさん。
でも,これからしばらくは平日でも誰かがここに入ることでしょうねー。
H
倉敷のヤマさんからのお便り
(2003/3/31着)
〜念願の本命GET〜
日時:3/30 7:00〜10:30
場所:下津井大室(旧波止)
今日は1月以来の朝からのかぶせ釣り、目標は1つ。それは、アイナメ。
このところ大物ランキングを見ていてずっと気にしてました。
私以外はアイナメのポイントが入っているのに、自分の欄はその他の魚のみ。
そろそろ何とかせんといかん。
で、玉野・倉敷方面で30cm以上のアイナメが釣れる場所を考えるとやっぱり
下津井周辺。ということで下津井の大室港に決定。
5時半過ぎに自宅を出発。6時半前に児島ICを通過。瀬戸大橋を渡って・・・と
ちょっと傾きかけたが、そのまま通過し6時半に現地着。
普段は必ず何人かは釣り人がいるのに、今日は旧波止・新波止ともに釣り人の
姿はなし。チヌ狙いなら新波止だが、今日はアイナメ狙いなので迷わず旧波止へ。
先端と敷石の端のどちらにするかは悩んだが、今まで先端には入れたことが
なかったので先端で始めることにしました。
今日のタックル
竿:磯竿3.8m、道糸:ナイロン3号
ハリス:2.5号、針:チヌ3号
竿:イカダ竿1.5m、道糸:ナイロン2号
ハリス:1.5号、針:チヌ3号
の2本立て。(磯竿:遠投、イカダ竿:足下用)
釣り開始が7時前、外側は波止の付け根から沖に向かってサシエが着底しない
ほど流れているので、内側で開始。水深は4、5m位で流れも気にならない程度。
しばらくやってみたが、足元・遠投(といっても10〜15m位)ともにアタリなし。
8時半頃になって流れが緩くなったので、沖向き変更。3投目位に磯竿の方に
ゴンゴンとアタリ。思わず合わせると結構重い。グングンと引っ張る感じから
すると何となくアイナメっぽい。仕掛けが太めなんで強引にやり取りすると
水面に出てきたのはやっぱりアイナメ。30cmはありそう。ここで急に慎重に
なってタモ入れ。早速寸法を測ってみると31cm。やっとメインの魚種での
ポイントだ〜。
その後、足元でコツコツと微妙なアタリが何度かあったものの針掛かりせず、
10時半に納竿としました。
この波止の先端では始めて竿を出しましたが、どの方向もあまり深くなかった
です。沖向きはかなりの流れでかぶせは難しそうですが、先端から沖への流れ
に乗せたら面白そうかと思いました。
<コメントbyまるさ>
ランキングサイズのアイナメ,おめでとうございますヤマさん。
岡山県のことはよくわからんのですが,この大室というポイントは
どなたか竿を出されたことありますか?
数はともかく,岡山県でも魚が釣れるではないですか。
他の皆さんも,がんばってください。
G
たけやんさんからのお便り
(2003/3/31着)
ご無沙汰しておりました。たけやんと申すものです。
レポートを送るのは多分、2年ぶりくらいです。
尤も、ホームページの方は、いつも拝見させていただいてます。
今回久々に、他人様にお見せできるような釣果がありましたので、
報告してみます。
日時 3/30 午後3時から6時
場所 倉橋、袋の内
タックル 1.6メートル筏竿 道糸・PE2号 ハリス・カーボン2.5号 ハリ・チヌ3号くらい
(ごちゃ混ぜで入れているのではっきりしない)
これまで、かぶせ釣りではコブ鯛以外を釣ったことはなく、55センチくらいまでは、
なんとか上がるが、それ以上は切られて終わる程度のしょぼい実力の持ち主です。
今回、他の魚も居そうな所と言うことで、袋の内に行ってみました。
ここは割と有名な波止なので、何時も何人かの釣り人が入っています。
今回は日曜のこの時間なら人は居ないだろうと予測して、行ってみたらやっぱり貸し切り
状態でした。
釣り座は先端。外側には胸の高さの波返し。根本は浅く内も外も倉橋ではよく見る、
入道雲のような藻が林立しています。あまり水深はなく4メートルくらいでしょうか?
先端周りにも藻が生えてるかもしれません。
アタリの回数は、全部で4回。
いつもと同様にまったりとした時間の中、1回目の明確なアタリ。
合わせる。ずんと重い手応え。
右に回り込まれて犬の散歩状態のまま、20メートル引っ張られ、ハリス切れ。
2回目は、風とも波とも違うような、微妙な怪しいアタリ。
合わせる。またずんと重い手応え。
心の中は、潜水艦コブ鯛だったので、そのつもりで巻き上げると何となく上がる。
これは食べ頃コブ鯛と思いこんだまま浮かせてみると、初めてのアイナメでした。
子どもと一緒に検寸してみると、40センチピッタリ。大感激でした。
3回目は、よそ見中に明確なアタリ。(子どもが隣で見ていた)
「とーさん、今アタリがあったのに」。と厳しいご指摘。
4回目は、1回目同様、左に回り込まれてハリス切れ。
だんだん暗くなってきて本日終了。納竿でした。
釣果は1匹でしたが、大満足でした。
デジカメの都合が付かなくて、とりあえずキッチンペーパーで魚拓もどきをとって、
スキャンしてみました。(原寸72dpi)それと家で測ると、38センチに縮んでました。
胃の中身は、かなり消化された小魚の背骨と蟹でした。
次の目標は、かぶせ3大ターゲットと勝手に決めている、残りの一つ、チヌです。
ただ、自分は広島市内東区在住ですが、牡蠣を捕る手頃な場所がイマイチ無く、
模索中です。また目新しい釣果が出れば、レポート送ります。
みなさんのご健闘お祈りしております。
<コメントbyまるさ>
たけやんさん,お久しぶりです。
これで今年は40cmのアイナメが3本!
幻と思っていた40cmが,これほど各地で上がるとは本当に驚きです。
次はチヌのレポートを期待しています。
なお,カキは倉橋で現地調達する時間が取れれば,音戸四連桟橋の
付け根の岸壁で採取できますよ。
F
尾道のジュンさんからのお便り
(2003/3/30着)
こんにちは、尾道のジュンです。
3月23日と30日にかぶせに行ってきました。
まず、23日。
場所は竹原市的場海水浴場波止。
朝6時起床、この日は7時が干潮で13時に満潮なので満潮に狙いを決めて出発。
まず、自分のつり用に用意しているカキ養殖場にカキを取りに行く。
(かぶせを始めてから近所にカキを漬け込んでいる。)
バケツ1パイぶんのカキを用意して現地には8時前に到着、釣り人が5人。
フカセ2人、サビキ?3人、途中からもっと来たが良く見てない。
到着時点でフカセの人が既にチヌをいくらかあげていた。
準備して、撒き餌をまいて刺し餌投入、あたりなし。
つぎつぎと投入。
それでもあたりなし、、、 以前に来たときもそんなにガンガンあたりはないので
負けずにくりかえす。
11時ごろあたりが来た。 合わせて乗ったが引きが弱い。
すぐにあがって、アイナメ25〜30cmぐらい。
隣で釣っていたおっさんが ”やったのぅ、今日の初あたりじゃ” と冷やかす。
このおじさんこの日はカサゴを沢山釣っていて、釣れるたびに ”幸せ〜!”とみんなに言って
ちょっといやな感じ。
その後、あたりが遠のく。 おじさん快調に ”幸せ〜!”を言い続けている。
昼になって、おじさんかえるカサゴは15〜20ぐらいいただろうか。
その後、フカセのおじさんチヌをあげる。 あげながら ”45cmあるぞー!”
と叫んでいたのですかさずメジャーを持って行き検寸、37cm。 おじさんちょっとがっかり、
おせっかいだったかな?
そうこうしているうちに時間が来てこちらも終わり、バラシが1回あったが、
あたりはほとんどなかった。
帰り支度をして、スカリのアイナメを持って帰って、刺身で食べようと思っていたのが、
いざあげるとスカリはなぜか上下が入れ替わっていて、中にいるはずのアイナメは、、、
結局、食べるどころか、検寸すら出来ず、手ぶらでの帰宅となりました。
スカリに釣った魚を入れておくときスカリが伸びず、スカリ自身の浮力で浮いてしまうので、
波をがぶってしまうと、ひっくり返ってしまうのでしょう。
前から心配していましたが、こうなってしまってのは初めてで、
スカリの下に重りを入れることにしました。
30日は、朝、3時過ぎに加古川のタケシくんが尾道に到着、そこからカキの調達へ。
1時間ぐらいかかってカキを取り、ついで昼ごはんの買出し、
メニューは、うどんと焼肉に決定。
今日の釣り場は、的場海水浴場・向島歌・島方面のうちからどれにするか考えて、
島方面は詳しくないからやめ。 的場はコブが釣れそうでも取り込みが難しそうなのでやめ、
歌は初めてだが、チヌが朝方釣れるらしいと聞いたので、
向島なら昼から島内でも場所を変えて釣れると考えて、歌に決定。
6時現地到着、まだ誰もいない。
早速、準備に取り掛かり、撒き餌をまいて、いざ、勝負!
30分ぐらい、何もない。
地元の人らしいおじさん登場。 かぶせを10年ぐらいやってるらしい。
腕前拝見と思ったら、すぐにチヌ30cmぐらいをあげた。
こっちには、あたりなし。 おじさんといろいろ話をした。カキのサイズとか、
潮のこととかを熱心に話されて、感心してたら、初あたり!
合わせて、43cmのチヌ!!(自己タイ記録) 今年初めてのチヌ、うれしい。
それから、おじさんにあたり、少しやり取りして、バラシ。
おじさん ”もう今日は駄目じゃ〜。釣れんど〜。”と言い残して帰っていった。
その後、おじさんの予言どうりあたりは1度だけしかなく、
そのあたりも針が糸緩みではずれてばらし、潮はどんどん沖に向って流れていき
釣りにくくなった。10時過ぎに満潮だったので、いったん休憩、早飯にする。
今日の昼飯はうまかった。
ハローズで買った食材を、携帯コンロで料理して食べた。
もともと自分たちはバイク乗りで、野宿に慣れているのでこういったものは得意。
焼肉を食べながら、 ”ビールがあればよかった” といいながら、
楽しい時間は過ぎていき、ふと気づけば11時。 もう下げ潮が流れている。
再び釣り座へ、桟橋の中で場所を変えて第1投目、いきなりあたる!
合わせはバッチリ!引きは間違いなくチヌ、あがってくる姿は銀色の腹がきらきらと光り、
この瞬間がいちばんどきどきする。
たけしくんにすくってもらい無事取り込み完了。検寸・41cm。
いい感じ。 このあとたけしくんにもあたり。
”こっちも来たかもー!!”の声にタモをもって走る。
あがってきたのはアイナメ28cm。これで2人とも坊主は逃れた。
このころ、何人かギャラリーが集まっていてわいわい言っていた。
かぶせは目立つ釣り方なのでしょうか?
そして、すぐまたあたり! こんどのは引きが重い!
こぶ? いやなんか違う、 引き方がなんかチヌっぽい?
海面に見え出したのは、きらきらとした銀色の光り。 やっぱりチヌ!!
たけしくんがタモを持って走ってくる。取り込み完了。
検寸・46cm(自己新記録更新!)
ギャラリーが沸いていた。
下げ潮が進み、また場所変更、あちこちやってみて、しばらくあたりなし。
それでもまだ頑張る、たけしくんには申し訳ないが、39cmを追加して終了。
尾道方面のチヌもそろそろノッコミが始まるのでしょう。
早速帰ってレポートを見ると、53cm!?
まだまだ先は遠いことと思いました。
<コメントbyまるさ>
歌の桟橋って,こんなにチヌ釣れましたっけ?
行けばハズレはない,という感じですね。
46cmかあ。このへんでは最大級のサイズですね。
おめでとうございます,ジュンさん。
歌は尾道方面の皆さんとSATさんにお任せして,
私はヒマを見て対岸の戸崎・満越方面を狙ってみます。
E
倉敷のタクさんからのお便り
(2003/3/30着)
〜海の恵みに感謝〜
倉敷のタクです。
2週間程まともに釣りに行ける時がなくて、ちょっとストレスが溜まっていましたが、
今日はスッキリしました。
6時前に起床し、瀬戸自動車道の鷲羽山北のバス停へ6時30分着。
バス停には既に6人程の釣り人が待っていた。3週間まえはせいぜい3人だった
のに一気に倍増だ。6時47分のバスに乗って岩黒島の西護岸へ。
釣り開始は7時30分。満ちの潮が護岸沖を川のように流れている。
丁度、釣り座の前は本流の引かれ潮で渦を巻いていて、釣れそうな雰囲気だ。
今日のタックルは何時もと同じ、1.8mの筏竿、スピニングリールに
道糸3号、ハリス2号、針はチヌグレ3号(白色)。
足元第2投目にいきなりコブの魚信。
最初の魚信と言うことと、前回、ここに来た時に2度バラシており、慎重にやりとりし浮かせる。
玉網に取り込んで検寸するとジャスト45cm。食べ頃サイズのコブダイである。
スカリは持って来ているが、食べると決めていたので、即絞めてクーラーへ。
それから、何回かコブの魚信があるがバラシの連発。
やがて目の前が川のように流れ出し、しばらく休憩。
10時頃に潮が緩み始めたので再開。
10時15分に竿先がフワッとした魚信。
合わせる。乗った!
コブではない。たぶんチヌ。
慎重に浮かせて玉網で取り込む。
35cm丁度。ひさびさのかぶせでのチヌである。
うれしい。これもすぐ絞めてクーラーへ。
満潮を過ぎて引きに入る。ここでの引きは初めてである。
釣りになるか不安であったが、満ちとそんなに変わらない潮の流れだ。
(20m沖は川のように流れている)散発的にコブの魚信があるがどうしても取り込めない。
カップラーメンの昼食をとり、再開。
14時30分にコン、コンの魚信。アイナメだ!
寄せるが結構重い。玉網で取り込み検寸するとこれまた35cm丁度。
これもお持ち帰りで速攻で絞めてクーラーへ。
さらに、14時45分にコブの魚信。
今度こそと強引に取り込んだ。43cm。検寸後海へお帰り願った。
15時10分納竿。
コブのバラシは7回。取り込んだのは何れも上唇に針掛かりしていた。
それから、何度かフワッとした魚信らしきものがあったが合わせ切れなかった。
持ち帰ったチヌとコブダイは孕んでいた。
やっと、岡山の海も春になって来たと実感し、大変満足した釣行で楽しませてくれた海に
感謝して納竿した。
<コメントbyまるさ>
なんかこれ,いいレポートですね。
岡山県からの春の便り,という感じで。
タクさん,これからも開拓精神で頑張ってください。
D
SATさんからのお便り
(2003/3/28着)
〜田島横島復調宣言の巻〜
本日28日(金)は先週祝日が出張&出勤の為、休暇をとることにしました。
昼までに用事を済ませて、昼過から釣行へ出発。
<<能登原波止>>
・12:45−14:30
・仕掛け:筏竿「精悍」1.8m(竿先自作硬調)
ハリス道糸通しフロロ2.5号
針環付きがまかつチヌ4号
・波止にはサヨリ釣りの人達が5名程いる、サヨリは20cm以上の
良型が好調に釣れている、「魚の活性は高い」と喜ぶが・・・・・
14:30まで「当たり無し」。場所移動を決断。
<<坊地旧波止>>
・15:30−17:45
・仕掛け同上
・能登原の後、何処へ行くかは悩んでいなかった。
以前より行こうと思っていた「坊地旧波止」へ。
ここは、浅く、根掛かりも多いが逆に10以内の手前は殆ど
フカセ&かぶせ釣りは行われていないと考えていたから
(タカさんも、安芸津の浅い波止で良型のアイナメを釣っているし)。
現地へ到着して波止を見回すと、牡蛎殻は無い
「やった、最近かぶせ釣りに誰も入っていない」と喜ぶ。
早速、マキエして釣り開始・・・2投目で根掛かり。
でも、根掛かりが多い=アイナメに好環境と半分嬉しい。
ラインは通しなので、ハリスの長さの心配も無い。
(この日、約20本の針を根掛かりでロス)
しかし、当りが無い。釣り開始から約1時間半後の17時頃から
餌盗りらしき当りがで始める。
そして、17:30頃、「コッコン」と明確な当り、合わせるとなかなか良型の引き。
慎重に水面へ浮かせると。「ギラッ」と白い魚体。「ヤッタ〜、チヌ」。
タモで掬い険寸すると43cmチヌ
「残念、記録更新ならず」。
それから約15分後の3投目で「コン」と良い当り、合わせてやり取りし、
水面下1mで黒い魚体、「食べ頃のコブ?」と思っていたら
「おお〜、良型アイナメ」早速険寸すると、
「バンザイ、自己記録更新、35cmのアイナメ」。
*やりました、嬉しいです。田島横島は復調したようです。
これから本格的に良型の魚が釣れ始めると思います。
<コメントbyまるさ>
SATさん,すごいです!
私,3月に田島・横島で(ふかせ釣り以外で)チヌが釣れたという話を
聞いたことがありません。田島・横島方面の最初のチヌの便りは
ゴトウさんからだろうと予想していただけに,本当に驚きました。
アイナメも,35cmというのは福山方面では年に1本も出ないサイズです。
最近気温も一気に上がってきたので,これから1か月は本当に楽しみです。
C
倉敷のマサさんからのお便り
(2003/3/25着)
倉敷のマサです。
金曜日の釣行は、私にとって全く納得がいかなかっただけでなく、「瀬戸田にはもう
行きたくない」といった思いをも私に持たせるものでした。
しかし、私にとって『瀬戸田』とは、『かぶせ釣りの聖地』でもあるのです。
かぶせ釣りを始め、岡山県内の地波止をはいずり周りはしても全く勝負にならず、
腹をくくって『本場』に出向いた先、それが瀬戸田だったのです。
今思えば、大変無謀なことをしたように思います。
何故ならば、瀬戸田は、かぶせ釣りをする上で非常に難しい釣り場だったからです。
潮はくるくると変わり、渦を巻き、流れ出すと全く釣りになりません。
風には極めて弱く、真っ正面から吹き付けることが多いのです。
「足下で釣るのがかぶせ釣り」と思っていた私には、全く勝負にならないところでした。
ここで初めてお会いしたまるささん、田島以来の俊一さん、マサミチさん。
皆さんがチヌを上げておられる横で、私、勉強させていただきました。
そして、皆さんが帰られた後も・・・・・。波しぶきが立ち、正面からの風に
かきがらを顔で受けながら、何度、瀬戸田で泣いたことでしょう。
ですから、瀬戸田で生まれて初めてコブダイを釣り上げた時、チヌを釣り上げた
時の喜びは、言葉では言い表すことができません。
その瀬戸田に「もう行きたくない」と思ったことに、私、愕然としてしまいます。
皆さんのお言葉を読みながら、段々と気持ちが整理されていきます。
「このまま、すます訳にはいかん。私には、私なりの『落とし前のつけ方』があったはずじゃ!」
腹をくくって、カキを採りに行きます。一つひとつ吟味しながら採っていきます。
カキが急に成長したことに気づきます。割ってみると、真っ白い身。口に含みます。
「甘い!」
「そうか、このカキをチヌが食べに来るのか!」
この瞬間、イメージが浮かび上がり、ほぼ完成します。
23日早朝、諸条件について、出発前にもう一度整理してみます。
「潮は、ベストではないが、ベターである」
「底を切った水温が、先週安定傾向にあり、ここ数日上昇傾向にあること」
「今日の最低気温はそう高くはないが、日中かなり上がる」
「夜半から午前3時まで、因島では、風速1メーターないし0メーターであること」
「午前中、ほぼ、無風状態が続く可能性が大きい」
「フカセの人が瀬戸田ではスタンダードと思われるチヌを釣り上げたことと、
私が逃した当たりは、まずチヌに間違いないことから、瀬戸田にのっこみチヌが
接岸していることは間違いないこと」
「瀬戸田では、のっこみチヌをまだほとんど釣り上げていないと思われるので、
最初に接岸するだろう大きいのが釣れる可能性が高い」
「今日は、蒲刈以上に気持ちが集中している」
「よって、イメージ通り、『型』と『数』がでるだろう」
先日と同じ5時半ごろ、瀬戸田に着きます。先客無し。先日の場所あたりで準備をします。
今日のタックル、考えに考え抜きました。
竿は、1.65メーターの並継ぎブラックチヌ、これを見つけたときにはたまげました。
ほんま、中途半端です。・・・しかし、今日は、これでなければならない。
私、去年生名島で50センチのチヌを上げましたが、その時は1.8メーターの竿。
やっと上げたことを思い出します。しかし、チヌ狙い。短い方がよい。
だが、今日は型を狙っている。で、1.65メーター。
リールは、レバーブレーキ付きスピニングリール。
着底瞬間のチヌの当たりには、両軸リールの方が良いのは分かっているが、
瀬戸田のチヌの場合、蒲刈と違って、着底してから少し間をおいてから当たりが
あることの方が多かった様に思う。
大型の場合の駆け引きは、このリールの方が私は慣れている。
ハリスは、迷いに迷った。「V HARD」の1.5号と1.75号でいくかとも思ったが、
使ったことがないので強度が分からない。いつもの2号にする。
針も、2号に落とそうかとも思ったが、やはり、いつもの私のペースで、3号にする。
明るくなってきたので、釣りを開始。しばらくして、まるささんが来られた。
少しお話をして、釣りに集中。干潮前、流れは右に、左に。
流れが反転。良いところに刺し餌が落ち着く。
当たり。
久しぶりのチヌの引き。
ていねいに上げる。
38センチ。
30分後、「どうも怪しい」と思っていたあたりの潮が落ち着く。
刺し餌投入。
チヌ特有の当たり。
刺し餌を取られる。
「おったが。」
再び、同じ所へ刺し餌投入。
着底してすぐに当たり。
かなり暴れる。
しのげないことはない。
中層まで上げると、体を翻して突っ込む。
しのぐ。
少し糸を出したかも知れない。
一瞬、40センチ級のコブダイかとも疑ったが、コブダイの引きではない。
また突っ込む。
しのぐと、岸壁に向かってくる。
勝負をかける。
上がってきた、銀色の魚体。
45センチ以上ではあろう。
タモに入れると、えらい暴れる。
そして重たい。
まるささんも来られる。
計測。
50センチ。
当たりが止まり、まるささんの所へ行って話をする。
しばらくして、まるささんが帰られる。
2匹釣れば十分。今までの私なら、もう帰っていたかもしれない。
しかし、今日は帰らない。
「どうあろうとも、今日は満潮までは釣る!」そう思って来ている。
いつもはええ加減にしかしない撒き餌も、珍しくきちんとしている。
しばらくして、当たり。
40センチ級であろう。
中層で、バラし。
間をおいて、当たり。
41センチ。
様子を見に来ていた観光客らしき人と話をしていたときに当たり。
ハズレ。
すぐに、当たり。
28センチ。
「・・・小さい・・・」とつぶやく私に、その方の奥さん、「こりゃあ、塩焼きで
おいしいで!」
当たりが遠のいたのと、潮が上がってきたのとで、足下に刺し餌を落とす。
当たり。
21センチ、しばらくして38センチ。
今日は流れがきつい。
左に流れっぱなしになることが多い。
その間、カサゴ2匹。
しばらく当たりが遠のく。
満潮前、やっと払い出しの潮。
27センチ、39センチ。
引きの潮が流れ出した。
ここまでだ。
それにしても、今日は釣り人がすごく多い。
この波止だけでも、フカセの人が3人、家族連れ、地元の人と、のべ10人くらい入っている。
向かいの波止にも、フカセの人が4人位入っていたと思う。
しかし、ほとんどの人が満潮前の時合いを待たずに帰られた。
この波止で釣っていたフカセの3人は全く上げていない。
向かいの波止のフカセの人も、まるささんが帰られてから少しして見たら、誰もいなかった。
今日、釣っている間中、瀬戸田では珍しく、ほとんど無風状態だった。
天気も良く、とても気持ちよく釣りができた。
段々と増えていくチヌ。
重くなって淵がひん曲がって上がってくるスカリ。
生まれて初めてです。こんなに釣ったの。
小さいチヌを逃がし、ほとんどを実家に降ろし、家へと向かいます。
瀬戸田は、私にとって、やはり『聖地』でありました。
倉敷のマサでした。
<コメントbyまるさ>
「眠れぬシーズン」の到来を告げる,マサさんの釣果でした。
年に一度の爆釣ですね,これは。
瀬戸田は条件がよければこれくらい数が釣れることもありますが,
この波止で45cmを越えるチヌを見たのは初めてです。
何度も言いますけど,私は50cmオーバーを釣ったことはないんですがねえ。
今度の日曜日に釣行する人は,夜中の3時ごろから場所取りが必要かも。(笑)
B
M島のHさんからのお便り
(2003/3/25着)
始めまして、M島のMさんの職場の先輩H氏です。
私こと、M島のHはここ数年まともに釣りをする機会もなく、(言い訳です)
同じ職場のMくんが「コブ行きましょうよ〜引きが強烈なんですよ。」
との話しに誘われ、初めてかぶせ釣りに挑戦しました。
カキでは他の魚は釣れそうにないイメージがあり、退屈しのぎにと
砂虫などゴカイ系のえさも持参していざ釣り場へ。
2/2(日)このときの状況はMさんのレポートの通りです。
70cmの巨コブは、水族館の魚かと思いました。びっくりするやら、うらやましいやら。
なぜなら、私のカキにはまったくもってファールチップも無く、小魚がふつうの虫えさに釣れたのみでした。
目の前で巨コブを目の当たりにし、コブの強烈な引きを夢見ておりましたところ、
いよいよ都合がつき行ってまいりました。
3/21(春分の日)
天候:晴れ 潮:中潮
場所: 因島土生消防署南側の波止場(2匹目のどじょうねらい)
Mくんにもらった筏竿1.8m リール:チヌチェイサー(両軸☆新品)
道糸3号 ハリス2.5号 針:沖アミチヌ(Wケンつきひねりなし)4号
7時すぎ到着、釣り開始!!。
・・・・・10時・・あたりすら無し、向の波止場は工事が始まり土をいれ埋め立てを開始していた。
「こりゃあここは工事完了まで釣れんかもしれんな〜」
2人で相談し場所を変えることにしました。
因島近辺でのリサーチに詳しいMくんはサンセットビーチ横の波止場が
アイナメが良かったとの情報で出発。
ながーい波止場で釣り人がちらほら、釣れそうな雰囲気がして水位も上昇しOK!
波止場の中ほどで再挑戦。
・・・・・12時・・あたりなし、カキだけ減っていく・・
波止場の内へ外へ少しずつ波止場先端に向かって投入していく。
今日はMくんは小さいカキを砕き、まきえまでこさえてきたのに・・つれーん。
14時頃Mさんに当たりが!
20cm前後のアイナメが上がりこれから猛ラッシュ!かと思いきや15時まで当たり無し。
虫えさで投げていた竿も、えさだけとられるしまつ、あきらめてその竿はかたずけることに。
竿を収納し最初の荷物を置いた場所へとぼとぼ歩いていると
後ろから「Hさんのきとる!きとる!」とMくんの叫び声。
振り返ると私の筏竿が・・・・ない・・「なんですと〜!!」
竿もリールも新品がーーーーーーー!!(魂の叫び)
やっすい給料のやっすいこづかいで買ったのにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
もう、現場にマッハでダーッシュ!
しかし40メートルほど距離があり、先にMくんが竿を救出してくれていた。
実は、竿にはリードを装着させており、滑落に備えていたのだがつなげるところがなく、
500ml入りペットボトルをおもりにしていたのだ。
丸ごと落ちたのかどうか、冷や汗ものだったがなんとかたぐりよせて
Mくんがあわせてくれたが・・「あ、切れた」。
と、あっさり道糸ごと切られてしまい、いったい何者だったか分からずじまい。
「・・あと3分待っていれば・・」この悔しさは夢に出るなと思いましたヨ私は。
そして・・16時・・あたりなし。
片付けも考え始め、最初の荷物の場所までもどり海側に投入、
海風も出て竿のあたりが分からなくなってきました。
少し強めに糸を張り、待つこと10分ほど・・コツン・・おや?
この頃はもう集中力も無くなり、竿に体が当たったか?と思い確認したが当たっていない!。
もしかして・・コツン・・2度目のあたり!うりゃ思いっきり(半ばやけくそ)あわせちゃりました。
グングンと反撃され、「きたきたー!!!」
Mくんが「今行きます。」と波止場先端から駆けつけ、タモを組み立てました。
その間、けっこうな引きで潜ろうとしたのでコブ?と思いましたが
あがってくると大きなアイナメでした。
波止場壁面に突っ込んでいこうとしていましたが、幸い私の身長は184cmあり
人より手が長かったせいかなんとか食い止めました。
Mくんにすくってもらい(ありがとう!)、
ソーイングセットから拝借してきたメジャーで計測するとなんと37cm!。
アイナメ自己ベスト!朝から約9時間、私の今日初のやっとまともな生物は
お刺身用のアイナメでした(感無量)。
その後、2人で近くを狙うも風のせいであたりがよく分からず引き上げることに。
私も引き上げようとリールを巻くが、ひっかる「あ、ひかかった、・・切るか。」
竿を寝かせて引っ張るとプチプチと変な感触。
「あっ!タコだ」なんと、真ダコが釣れました。(約50cm)
結構大きく、良いお土産になりました。
17時頃納竿、今回は以上です、
まだまだかぶせ釣り入門者で、Mくんやホームページの皆さんには教えてもらってばかりですが、
楽しい釣りを教えてくださった皆さんやMくんには感謝しております。
初コブを報告できるようにがんばりたいと思います。
M島のHでした。
PS
その後の悩み、チヌチェイサーに異常が発生し修理に出す事に(とほほ・・)
良質のえさ(カキ)が少なくなっているらしいこと。(皆さんどうしてるのかな)
コブに出合えるにはまだまだ前途多難である。
<コメントbyまるさ>
あきらめた頃に釣れる大物
--- かぶせ釣りの醍醐味ですね〜。
私も似たような経験が何度もあります。
この波止,意外といいポイントかも。
情報ありがとうございました,Hさん。
アイナメ14+タコ2ポイント,入れておきますので。
カキは,時期的に言うとまだ十分使えます。
未確認ですが,茗荷港の左手で採れる,と地元の人が言ってましたよ。
A
細原さんからのお便り
(2003/3/24着)
3月23日(日)、久しぶりにカブセに行きました。場所は山口県周防大島です。
まずは7時過ぎに小松桟橋近くでカキを調達しました。
今日のポイントは山口県大島郡橘町の町役場裏の埋立地です。
以前から気になっていた場所なのですが、現場に立ってみると、潮が澄んでいて
底の白っぽいゴミなどがかすかに見えています。
8時に釣り始めた時点で既に潮は満ち始めていて、水深は約5mほどでした。
釣りはじめて15分後に、ボツボツ当たりが出始めました。
最初にヒットしたのは、30cmクラスのチヌでしたが、タモ入れ寸前で針ハズレ。
針を細地のものに変えようかどうか迷いながら釣っていたら、今度はコーンと当たったあと、
かなり大きなコブダイが左につっぱしります。
スタートダッシュが遅れてあっという間に「犬の散歩状態」になり、遭えなくラインブレイク。
釣り座の左が、海面まで降りる階段になっていたのがウンの尽きでした。
つい思わず、カーっと頭に血が上って、コブダイ用の太い仕掛けに変えました。
だいたいこのようなパターンで仕掛けを太くした途端に、当りが途絶えるのが普通ですよね。
30分くらい全く当たりがなく、仕掛けを元に戻そうかと考えていたところ、根掛かりしました。
ところが道糸を手に持って手繰ると仕掛けがゆっくり上がってきます。
こりゃタコかもしれんと思い、岸壁に吸い付かれないように慎重に引き上げてみたところ、
なんと青いビニール製のスリッパでした。今までにスニーカーや軍手を釣ったことはありますが、
スリッパは初めて釣りました。「スレ掛かり」だったので、結構重かったです。
結局、2時間半で当たりが5〜6回、そのうちバラシが2回で、釣果はゼロ。
タイムリミットの11時まであと30分しかありません。
太い仕掛けのまま釣りを続行。
もう一回コブが掛からないかナー、と祈っていたらコンコンーと当たってきました。
合わせを入れるとどうやらコブダイではなさそう。
走られて糸を出すほどでもなく、途中の締め込みを一度こらえ、ゆっくりリールを巻くと、
大きなアイナメが浮上してきました。
すぐ絞めて長さを測ると、大台にあと一歩の39cm。
釣果はこの1匹だけでしたが、充分満足しました。
<コメントbyまるさ>
久しぶりの細原さんからのレポートです。
今年は福山方面は誰に聞いてもアイナメが絶不調ですが,おるとこにはおるんですねえ。
うちのHPでも,今年に入って既に40cmが2本。それに,この細原さんの39cm。
大崎上島(タカさん)でも大型のバラシが出てますし。
かぶせ釣り以外では,まず考えられないことです。
ちょっと穴場を探せば,まだまだ大型が釣れそうですね。
@
タカさんからのお便り
(2003/3/22着)
〜大崎上島に乗っ込みチヌ現る〜
今日は奮発して車ごと大崎上島へ渡った。
早朝安芸津で牡蠣採って、6:35発のフェリーに乗り30分で到着。
4m未満の車で往復3,800円。
釣り場は島の西部にある大串漁港と決めていた。しかし、地図を忘れた事に気づく。
この時点では港の名前さえ忘れていた。
記憶を頼りに西へ向かったが、なかなかたどり着けない。結局島を一周する羽目に。
途中あちこちの波止に寄ったが、どこも敷石が浅く、おまけに藻だらけで、
かぶせ釣りには向いてなさそうだ。着いて早々後悔の念が強まった。
とにかくどこでもいいから竿を出そうと寄ったのが島の中央北側の白水港。
ここも底が浅く、藻が多いが何とか釣りにはなりそう。
本日のタックルは、2.1m筏竿、道糸2.5号、ハリス1.7号、チヌ鈎3号
散発的にチヌらしい当たりはあるが、なかなかフッキングしない。
そんな中、10時頃20cmオーバーの小型アイナメ1匹が釣れた。
とりあえず、本日の最大の目標であるボウズ4連勝ストップは達成した。
しばらくして潮位も高くなり時合の筈が逆に当たりが途絶えた。
このままずるずると時間が経って終わりそうないやな予感が・・・
こうなったらどうしても大串港へ行きたいと、11:30に撤収。再び西へ向かう。
勘を頼りに彷徨って、とうとう見つけた。
思った通り、藻も程々で良い雰囲気。しかし、ここもかなり浅い。
大潮の干潮時には1mくらいか。
満潮を過ぎて引きに入っているので、急いで竿を出す。
始めは外側を攻めたが当たりなし。
内側へ移動してまもなく、竿先がこっくりとお辞儀する。
ちょっと待って2回目のお辞儀に合わせると、乗った。
上がってきたのは30cmくらいのチヌ。
その20分後にふわふわとした当たりに合わせて20cmオーバーのチヌを追加。
さらに20分後に今度は竿先が微妙に不審な動きをする。
半信半疑で合わせると、ギューンと竿がしなり、沖へ走る。デカいぞ。
しかし、底が浅いので、すぐにチヌの巨体が見えた。やっぱりデカい。
すぐ前に筏を係留しているロープがあって、その下へ潜りそうになるのを、
なんとかかわして浮かし、タモですくった。
タモの直径は55cm。これと比べても間違いなく45cmは越えている・・・と、この時点では思った。
本日のもう一つの目標であるランキング更新もかなった・・・と、この時点では思った。
メジャーを忘れたので検寸は帰ってからのお楽しみ、ウッシッシ・・・と思った。
後は余裕である。船の手入れをしている漁師さんと話しをしながら日向ぼっこのついでの
ように緊張感なく釣り糸を垂れた。漁師さんは、私のスカリを覗いて、「おおデカいチヌじゃのう。
ほんまに釣れるんじゃのう。いつもデカイのがようけ泳いでいるのを見るが、ここで釣れたのを
見たのは初めてじゃ」とおっしゃる。
私の情報では、ここでは外向きに団子の遠投でチヌの実績があるらしい。
そろそろ潮位も低くなり、底が見えそうなくらいになって来たので、納竿かと思った時に、
今度はコン、コーンと小気味よい当たり。合わせると横へ走った。これも大きそうだ。
浅いのですぐに浮いた。おお〜っ、見たこともないデカいアイナメだ。
興奮しながらタモをさっと差し入れた。
と、その時、タモにかかった一瞬、ひらりと身をかわし、やつは逃げていった。
痛恨の鈎はずれ。
痛恨の・・・逃がした魚は大きい。
さらに20分ほどねばったが、いよいよ浅くなったので、諦めて14:50に納竿。
アイナメと20cmオーバーのチヌをリリースして撤収。
15:30のフェリーに乗って安芸津へ帰ったが、まだ日も高いし餌の牡蠣も余っている。
ちょっと安芸津で竿を出すかと漁港へ寄ったらまさ父さん親子に遭遇。
明日に備えて牡蠣を調達に来たとのこと。
まあ、ちょっと見てやって下さいと、クーラーボックスの中を自慢げに披露。
これは間違いなく忠海で釣った44cmよりはデカいですよ、とニヤニヤしながら私。
という訳で、21日夜のまさ父さんの掲示板への書き込みとなった次第。
結局、安芸津も潮位が低くすぎて釣りにならず、すぐに引き上げた。
さて、帰って検寸すべくまな板の上に巨チヌを載せる・・・、おやっ、なんで、なんか違う。
49cmのまな板ぎりぎりの筈だったのが、余裕をもって収まっている。
メジャーを当てると44cm、うっそ〜、ダメじゃ〜ん。 ランキング更新ならず。
サイズの見込み違いはボウズボケという事か。
でも、あのアイナメは50cmくらいに見えたので、45cmくらいでしょう。
かえすがえす残念。う〜ん、なんか納得できない。月に向かってワオ〜ン。
これから、大串港はますます釣れるようになると思います。
でも、大崎上島自体にはあまり魅力は感じませんでした。これは正直な感想です。
どこも浅過ぎるし、異様に藻が多く、水もそんなにきれいじゃありません。
なぜなんでしょうね。
本日の釣果(釣れた順):
アイナメ23cm、チヌ30cm, 22cm, 44cm
(サイズは一部写真判読)
<コメントbyまるさ>
安芸津もそうですが,浅いポイントでタカさんはよくこんなに釣りますね。
アイナメ,見たかったです。誰か,行ってみては?
なお,魚は釣り上げてすぐ検寸する方がいいですよ。
時間がたつと縮みますから。(笑)
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