● 最終更新日 2010/01/02

<釣行レポート(2003年6月-抜粋)>  

釣行日

釣行場所

情報提供者

2003/6/14・21 G 内海大橋(敷名側)橋脚前波止 SATさん
2003/6/21 F 岩黒島・西護岸 岡山のアサさん
2003/6/15 E 倉橋島・大向波止 エスパーさん
2003/6/15 D M島・因島大橋下 M島のMさん
2003/6/11 C 上蒲刈島・向港波止(一番北側) 細原さん
2003/6/7・8 B 向島・因島大橋下ほか M島のHさん
2003/6/8 A 上蒲刈島・向港波止 東広島のタカさん
2003/6/1 @ 岩黒島・西護岸 倉敷のタクさん

 


 

G SATさんからのお便り (2003/6/22着) 

 

【6月14日】
・内海大橋敷名側橋脚前波止。
・9:30−11:30

・このシーズンの場所決めには悩む、昨シーズンはガムシャラにかぶせ釣りを行い

  まるささんやマサさん達の情報に基づいて選んでいたが、今年 からは主体性を

  持った釣行にしたいと考えていた。

  色々、考えて、過去に6月でまともな魚を釣った場所は、「横田漁港波止早朝の

  落とし込みチヌ」「内海大橋橋脚・前打ちでのチヌ」・・・etc。

  今日は潮も大きいし満潮の時間が釣行と重なるので内海大橋橋脚へ決定。
   カキを携えて現場へ行くと・・・誰もいない。思わず顔がニヤケル。

  でも、この雨では当たり前か〜。雨で喜ぶ私は「釣りバカ」です。
   潮の状況を見ると結構早い潮が左から右へ流れている。ポイントが遠いの
 でへたな撒き餌は魚を散らすと考えて、手返しを早くすることにした。
 第一投、「浅〜い」満潮8分で水深3m程度。数投目から餌盗りの当たりが
 で出す。そして、約1時間後、「コン、ココン」と重みのある当たり。

  合わせると、「ググッ」と橋脚へ、左へ、右へ、走る。浅いので結構暴れて

  くれて楽しませてくれる。20秒程度で浮かせると真っ黒な居着きの「チヌ」。
 「ヤッタ〜」早速検寸すると「40.5cm」とまあまあの型。
  その後は餌盗りの当たり無しで終了。
  *昼食後にイカ狙いで岩舟・常石へ行くが、不発。
  *翌日曜日夕方へ岩舟・横島西海岸へ子ども達と「漁り」へ行きました。
   獲物は石蟹(食用サイズ2、タコ餌用6)。タイラギ2、赤ナマコ1
   手長タコ1
と連日の豪華夕食となりました。

 


【6月21日】
・内海大橋敷名側橋脚前波止。
・14:00−16:00
・何を釣りに行くか迷いました。会社でのりくんと話していた時には、手製ヤエン
 が完成したので「アオリイカ」をと考えていたのですが、先週の釣果が偶然
 では無い事も確かめたいとも考えてましたので、やっぱり、先週と同じ場所へ。
  午前中、カキ採取中にコウマさんと会い話をすると小箱も厳しい様子。
 私はカキ採取後にタコ狙いで12:00〜14:00まで色々と回っていましたが、

  当たり無し。
  予定通り、14:00〜先週と同じ場所で釣り開始。しかし、今日は「流れ藻」

  が多く、釣りずらい。

  辛抱の釣りを続けて、14:45頃、「コン」と重みの有る当たり。

  合わせると、トルクは無いが元気よく右左に走る。
  慎重にタモで掬い、検寸すると32cmのチヌ。「嬉しい、最高」。この様な
 場所で釣れるのであれば、場所のバリエーションが広がるかも?
  その後は、餌盗りの当たりのみで終了の16:00となる。

 

 

<コメントbyまるさ>

上の写真の場所に見覚えのある方も多いと思いますが,ほんまに

(くどいけど)「こんな場所で」というようなところです,ここは。

SATさんでなければ,誰も竿を出していなかったでしょう。さすが!

ちなみにこの波止にも小さいカキはびっしり付いてますけど,

ここのカキは身の入りが悪くてサシエにならないですね。

水がきれいすぎるせいでしょうか?


 

F 岡山のアサさんからのお便り (2003/6/22着) 

 

〜 散歩に行ってきました 〜

6月21日
かぶせ釣りのシーズンオフはいつですか? 
岡山のアサです。

当初の予定では日曜日に釣行する予定であったが、急遽妻の一言で日曜日は

カキ無しの家族サービスになったので(朝8時頃決定、トホホ)、土曜日に釣行すること変更。

ガーーーーン。ところがカキが無い。う〜ん、困った。
私にとって釣りと言えば“かぶせ釣り”なので、カキが無ければ釣りができない(笑)。
本日は干潮10:52(岡山宇野港)。
となると、アソコしか無い。岩黒島である。
あるかぶせ釣り師曰く、『岩黒島は終わった』とのことであるが、まあ、散歩ということで。
実は今シーズンはまだシマシマを釣っていない。
そろそろ釣りたい(誰でもそっか)。
岩黒島で釣ったという話はまだ聞いていないが、いて欲しいという強い願望はある。
勝手な思い込み(ハハハ)。
タックルは、筏竿1.5m,道糸3号,ハリス1.5号,針アブミ9号。
私の実績では、シマシマはこのパターンで殆んど釣っている。
というよりも、この仕掛けはボウズ逃れで、過去の実績ではボウズ逃れの時に

運良くシマシマを釣り上げている。
う〜ん、釣りて〜〜〜。

釣場には13時頃到着。
早速、常連のおじさん達と会話をしたところ、今日大物のタイが上がったそうで、

釣ったのは海へ向かって右側の凹んだ箇所辺りとのこと。

そのことを教えてもらったおじさんも興奮するくらいの大物だったそうで、

釣り上げるのに10分くらいかかったとのこと。
で、私の釣座はマサさん&タクさんが良く釣られているポイント。
上述の釣座は相当の遠投が必要なためである。
さあ、釣りと行きたいが、釣座周辺は先客の撒餌で相当汚れている。
先ずは、海水を汲み上げ、清掃・清掃。釣りは気分良くしたい。
結局13:30過ぎに釣りを開始した。
潮の流れはまずまず。
14時頃、先ずリリースサイズのカサゴを釣り上げる。
これでボウズ無し。気分的にちょっと安心。
これからと思ったが当たり無し。
予想通りと言えば、予想通り。
それでも時々サシエが真っ直ぐ沖の方へ流れ、相当沖で着底する。
このパターンで赤いヤツがくるそうなので、期待してサシエ投入を繰り返す。
『よし』、サシエが真っ直ぐ沖の方へ流れ相当沖で着底。
『コン』、という当たり。合わせる。
ハリス1.5号なので無理をせず、魚の動きに合わせる。
“プチン”、根ずれでハリス切れ。恐らく超大物のコブであろう。
しばらくして、またサシエが真っ直ぐ沖の方へ流れ相当沖で着底。
竿先が“スーーー”とお辞儀をする。合わせる。
“チヌ”、期待大。また無理をせず、魚の動きに合わせる。
魚の動きが止まった。しばらく糸の張力を保ったまま待つが、全く動かない。
今度はちょっと緩める。ガーーーン、完全に根に潜られたようである。
諦めで道糸を持ってハリスを切る。
根に潜ったし、一気の引きなので、恐らく巨コブでしょう。
マサさん&タクさん、あれって赤いヤツは赤いヤツでもコブじゃないかな〜。かなり大きそうですが。
この時点から、仕掛けをハリス2号&チヌ針3号に変更。

コブ相手にハリス1.5号は無謀と判断。竿&道糸はそのまま。
例のように、サシエが真っ直ぐ沖の方へ流れるのは1時間もなく、だんだん潮の流れが速くなった。
それでも粘り強く、サシエ投入を繰り返す。が、当たり無し。
ずーーーーーと辛抱。
そして、16時前、竿先が“スーーー”とお辞儀。
合わせる、のった。
これを逃すと次は無いだろう。
慎重に巻き上げる。
この時点での判断は、引きが緩くなることは無いので恐らくコブ。
だんだん浮いてくる。やっぱりコブ。
一旦コブが釣座の下のスリット内に入ったが、それでも慎重にスリットから出し、

とうとうコブを浮かせた。食べごろサイズのコブ41cm

ハリスは擦れており、切れる寸前であった。良かった、良かった。

これにて即本日の釣り終了(流れが速過ぎて釣りにならないため)。
結局、まともな当たりは4回(但し、真下ではフグ&ギザミっぽい当たり???が数回あり)。
バスの時間までたっぷり1.5時間もあるので、周囲を掃除したりしながらゆっくりとした時間を過ごした。
今回は初心に返り(当たりが少ないため)、晴れ晴れとした気分になった釣行でした。ちゃんちゃん。

PS
今回は久しぶりにコブを食べました。
コブを3枚におろし、皮の部分を十分直火であぶった後、流水で熱とウロコ(残っていたもの)を

取り除き、切り身にして、SATさん流(???)のチゲ鍋にしました。

骨も直火で焼いて、ダシを取るために鍋にいれました。

コブ以外の具は、はくさい(キムチを含む)、もやし、ニラ、白ねぎ、えのきだけ、まいたけ、

しめじと野菜&きのこ中心。味付けはキムチ鍋の素。

くさみも殆んど感じず、非常にあっさりしており、超うま。ダシがよく効いていました。

発泡酒も進む、進む。何本飲んだか。
NHK取材の時のような味は出せませんでしたが、改めて『コブって美味いな〜』と実感しました。
そう言えば、本日漁師の方っぽい夫婦が来られ、『チヌよりコブの方が美味いもんな〜。

このコブ美味そうじゃな〜。』と、おっしゃってましたよ(笑)。コブをあなどるなかれ。恐るべしコブ。

 

 

<コメントbyまるさ>

食べごろのコブダイが1尾釣れれば満足,という気持ちで釣りに行くなら,

たぶんかぶせ釣りのシーズンオフはないでしょう。

魚の数が少なくなるシーズンにこういう釣りをして初心に戻るのもいいかも。

夏向きの料理としては,「コブダイのキムチ炒め」なんかどうでしょうか。

今度作ってみます。


 

E エスパーさんからのお便り (2003/6/15着) 

 

〜11時間〜

週末は久々の連休でいつ釣りにいってやろうかと悩んだ
潮の都合でいえば土曜日にカキを採って日曜日に行く
でもこれじゃ土日ともゆっくりできないし
悩んだ挙句、こう決める
『金曜日に早く寝て土曜日の早朝にカキ採り→釣り』
しかし干潮が3時ごろ
さすがに安芸津経由で倉橋島に行くときついモンがある
ということで倉橋島での現地調達にした
もうカキの質が落ちてきてるから、投げ釣りとサビキ主体の計画
アジ・キス・赤いタイなんかが釣れればと夕飯の食卓が目に浮かぶ

6月14日、目覚ましがなったのが2時50分
夜更かしの延長みたいなこんな時間に釣りに行くのはどうかと思う
まだ寝たい
3時に嫁に見送られて家を出る
予定ではアジ20匹釣って昼過ぎに帰宅だ
国道2号線のカメヤに寄ってエサを買う
レンガと本虫、合わせて1050円也
さて、倉橋島まで1時間以上はかかるから着いたときにはすでに満ち潮か・・・
潮位も高いからカキの調達が危ういことに気づいた
「仕方ない、宇品で拾うか」
元宇品のいつものカキ畑へ向かう
若者が花火をして大いに盛り上がっている 時間は3時半
「若いってええなあ〜・・・」
懐中電灯片手に海岸へ降りる私の姿を見て少年が言う
多分、私の事を言ったと思うんだが
『忍びが来たで!』
遊ぶ時間があったら勉強せー どういう例えが「忍び」なんじゃ
前に確保しておいたスペースへ行くと小ぶりのカキがびっしりある
小さいし薄いしで、これじゃあイカダ竿1.8mで釣らないと底がとれんで
半分は剥がしとって半分は漂着したカキを拾った
漂着したやつは大きいし身もまだイケルのだ
4時前までがんばって水汲みバケツに8分ほど
朝の時合いに間に合うよう急いで宇品を後にした

有料道路の広島大橋200円を通って仁保から坂へと抜ける
これで15分は違う
車も少なく快調に音戸町に入る
この頃には闇も白み始めてきた
早瀬大橋を過ぎて倉橋町に入り悩み事が出てきた
「アジを狙うなら宇和木の波止だけど、コブはタカさんが開拓済みだし・・・」
15秒くらい悩んだが予定通り倉橋島の大向へ行くことにする
遠いというのも悩んだ理由であった
5時過ぎに大向へ到着
カートへ荷物を載せて波止へ歩いていく
波止の根元へ荷物を置いてまずは腸のご機嫌をなだめに草むらへ入る
ここでもマーキング行為をした
「ん?」 草むらの中に蛇イチゴを見つける
「子供のころは良く食べていたな〜」と1つ食べてみる
「おお!すっ・・・ぱーーーーっ!!」
種もじゃりじゃりいってて食べれたモンじゃない
失敗した
先端には先客が1人だけいる
挨拶をしに行き釣果を尋ねると小さなキスとメバルだけらしい
ここはマダイやグチ・グレ・チヌ、なんでも釣れますよと言って準備をする
空は曇りで雨の気配もしないでもない
まあ降ってもええけどね
まずはサビキ仕掛けから作る
先週、オークションで買ったサクラの底物竿5.4mの使い心地を試すのだ
ウキ下を8mとって第1投!
めっちゃくちゃ投げにくい
竿尻が短いのと重いのが辛い
それでも何度か投げたが、挙句の果てにはガイドが壊れた
予測はついていたけど・・・
やっぱり交換しないとダメだ 古すぎる
その合間にイカダ竿仕掛けを作る
PE1.5号を巻いたスピニングリールをSATさんに改良してもらったイカダ竿1.8mにセット
ハリス4号に管付チヌ針5号で内側からはじめた
ここ、大向は昔よく通っていたところだ
こんなとこにコブ?という気持ちもあった、まあやってみるか
ダメなら尾曽郷へ行けばええしね
まずはエサ取りの当たりから
底までは着くが一瞬で竿先が浮く
これは厄介だ
先端のお兄ちゃんベラとカナコギを釣っている
どこもエサ取りばかりなのかな
ようやく私にヒット! でもうれしくない
予想通り「フグ」が針に掛かって上がってくる
すかさずポイ
サビキもあるから置き竿のドラグ緩々にしておいた
サビキも当たりはなし
スズメダイの気配もないとなるとこれはいただけない
ちょっと暗雲が立ち込めてきた
ついでに雨もパラパラと降ってきてからサビキの竿とスカリなんかは片付けて車にしまってやった
置き竿にも当たりはないし、今日の出番もうはないだろう
8時を回ったころ、ようやく波返しの上に上がり外向きで始めてみた
結果的にはかぶせ釣りメインになってしまった
それだけビョーキということだろう はっはっはっ
水深はあまりないほうで5.6mかな
1投目、当たりなし
2投目、当たり
「ギュイーーーーーーーン」とドラグから糸が出て行く
締めてもまだ出る
波止の根元に向かって走っていくのだ
左手で持つ竿はもう限界
見たことないくらいにひん曲がっている
手首に掛かる力は相当なもんで竿が起きない
右手は必死にリールを巻く
ドラグが鳴く音だけが耳に入ってくるだけで上がってきているのかどうか分からない
はっきり言ってまったく余裕がない私
とにかく竿を溜めてリールを巻くことが精一杯だった
1分以上巻いてみたが魚は見えてこない
ふと我に返り右手を止めてみた
「シーン・・・」
すでに根に潜られていたようである
私的には「均衡」を保っていたつもりだがそうはいかなかった様子
何をやっても動かない魚
まるで石の様にへばりついていた
道糸を見ると波止下に向いている
この波止の足元にいい隠れ家があるんだろう
そこに入られんかったら・・・ ちくしょー!
道糸を引張り切った 仕方あるまい
仕切り直して投入するも当たりなし
当たってもすぐに取られる
風が強くなり底が取りにくくなってきたからうまいこといかない

先端のお兄ちゃんは竿を3本だしている
雨で帰ろうとも思ったみたいだが、まだがんばっている
私の右横3m付近で投げていた竿に当たりがあったようで走って巻きに行った
「釣れました?」
「いえ、藻かもしれんです」
竿先を見ると一定に曲がっているだけで、本当に藻っぽい
しばらくして見えてきたのは銀体・・・
「あー、チヌですよ〜」
「ほっ、ほんまです!?」
波返しの上にいる私が先に見えるのは当たり前だが、なんと見たくないものを見てしまった
「タモ入れしましょうか?」
「おっ、お願いします!」
一発で入った
目寸36cmの銀チヌ
「うらやましい・・・」
「なんも釣って帰らんかったら怒られるんですよ〜」「これで晩御飯のおかずができた♪」
「ようやくタモ買う気になりましたっ!」とさ
命の恩人と言っても過言ではなさそう
本当にチヌが釣れて喜んでいた
「ええな〜」
「私に釣れたらタモいれお願いしますね♪」ということで我の釣りを再会した
潮止まり前の出来事だある

それからしばらくして私に2度目の当たり
これも竿がひん曲がる
お兄ちゃんに「来ましたよ〜」と余裕をぶっこいてたら「ぷちん」
死んだ
これもでかかった
そう思って針は管付ソイ針17号にしていたんだが、これでも釣れたか・・・
場荒れしてない所のコブはいつもこんなんかな?
雨脚は強くなった弱くなったりだが暑くないから釣りやすい
これも釣りに集中できる要因である
時に自称イカダ竿3mにして道糸直結でやってみたがダメだった
カキ小さくて底が取りにくいし、取ったところですぐにカキがなくなる
カキの無駄以外、なんでもなかった
イカダ竿に持ち替えて当たりがある
合わせると重さが竿に伝わってくる
「さっきのやつか!?」
ドラグを軽く締めて巻きにかかった
相変わらず竿は極限にまで曲がっている
しかし、今回は浮いてきた
さっきのやつじゃないようだが50〜60cm級のコブが水面にまで上がってきている
「ようし♪」
お兄ちゃんがいればタモ入れを頼もうと思ったがはるか彼方を歩いている
「まあ自分でもできるからええか」
タモを手に取りスルスル〜と海面へ伸ばす
意外と大きくて1回目は失敗してしまった
2回目 コブ大暴れ 岸壁で道糸が擦れてコブちゃんグッバイ
「あーーーーーーーーーーーーー・・・」
ゆっくり潜るコブにタモを伸ばしたが入るわけがない
フグ掬いの様にはいかんか・・・
人のタモ入れして自慢げになっとる場合じゃないぞ〜
お兄ちゃんは満足な顔で帰っていった
その後は風が強くなり当たりを取るのが至難の業になってくる
そんな状態でカキも残り3つとなってしまった
時計はすでに昼過ぎ もう後がない
大きいカキを大事に大事に残している
エサ取り層を早く通過させるためだ
1つ目、底に着くがあえなくエサ取りに
2つ目、底に着いた しかし当たりがない 
「もしや大きい魚が近くにいるのでは・・・」と期待するが当たりなし
岩の間に入ってるのかと思い竿先をあげて少し移動した
底につけて当たりをま・・・  
「ギューーーーーーーンッ!」
「おっし!さっきの様にはいかんで!!」
とは言うもののコブのパワーに耐えながら右手を回し続けることだけが残された道
波返しの上でウンコ座りをして根に潜られないように耐えている
しかし左腕は力が入らない
竿尻を右足のスネに当ててリールシートより前に持ち変える
竿尻が突き刺さって痛いがそれどころじゃない
もう無我夢中で巻き続けた
ふと我に返る 「シ〜〜〜〜ン」
すでに根に潜られていた 情けない
しかしタックルの限界を超えた引きだったから仕方ない
竿を折ってまで釣ろうとは思わないし
もっと強引に巻けたらと、オーバータックルが脳裏をよぎるがカキはラス1
見事に全部使い果たしました
連休ということで朝早くから家を出てコブに遊んでもらって満足いく釣りでした
波止に残ったカキ殻を寂しく洗い流し悔しさと一緒に帰宅の途に着きました


って、こんなんで帰れるかーーーーっ!!!!!
悔しいけど腹も立つ
連休&干潮が不幸中の幸いとばかりにカキの現地調達に入った
水汲みバケツ片手にてテトラにへばりついたカキを剥がしまくった
大きいやつを重点的に取って第2ラウンドの開始じゃーっ!おりゃーっ!!
迷うことなくイカダ竿3m50号をセット
針は「これでも喰らえ!」とばかりにソイ針17号 ハリスは4号をチョイスする
底が見えかけた外向きにカキを投入する
エサ取りにつつかれながら何度も繰り返す
目には炎がメラメラと燃えている 
家に残してきた家族のことも思い浮かばない
下半期初っ端から誰が手ぶらで帰れるかいってんだ
何投目かに本命が当たった
ソイ針が良く食い込んでいるようだ
「けーっけっけっけっ、人間様をなめるんじゃないっ」
しかしあまり引かない
余裕で巻いていると海面からコブが飛んで出てきた
これ、タックルの勝利♪
面倒だからそのまま5mくらいの高さでごぼう抜きしてやった
うれしいがサイズがいまいち
改めて計るほどのサイズじゃない
一応キープ
大きなカキがなくなったらカキの塊の1つに針を刺して投入する
こうすればエサ取りも交わしやすいし底も取りやすい
しかしエサ取りと風の為にカキがあっという間になくなった
もういい時間になってしまった
さて、そろそろカキを採りに行くか
またもテトラに降りて2杯目を採る
もういいのがなくてがっかりだが、まあなんとかなる
再び波返しの上に陣取り投入を繰り返す
時間は14時過ぎ
時合いもクソもなく釣りをしている
しかし状況は変わらずエサ取りと風に悩まされるばかり
この頃には集中力も切れかけて投入さえもうまくいかなくなってきた
そして何投目かに当たりが
当たりの感じなんかは覚えてない
何度となく竿を振り上げているから、いちいち覚えてなんかいないのだ
最初は竿先をゴンゴンと絞めこんでいた
大物?と錯覚もあったが巻いてみるとすんなり浮いてきた
竿で溜める余裕もあったくらい
大物じゃないのが残念だがこれで2匹目だ
ボウズじゃない
列記とした釣果に恵まれたのがなんともうれしい!
こいつは先ほどのコブより大きいが、やはり計るには足りない
40cm前後かな〜
え〜、ごぼう抜き♪
タモはいらねー!
信用ならんし
疲れがどっと出てきて一呼吸する
波止の上でコブが2匹転がっているのが妙にうれしい
ようやく満足感が出てきた
一日を海で過ごすというのは本当に久しぶりだ
とことん釣って釣れたという満足感、こんな釣りもたまにはいい
カキもなくなり、14時半納竿とする
かなり遅めの朝食と昼食を一緒に済ませ大向の波止を後にした
車に荷物を積んでいると地元のおっちゃんが来てコブをあげた
そのまま大潮の砂浜に降りてバケツを洗っていると
水深50cmのところに貝らしきものが突き出ていた
触ると口を閉じたから「貝」だろう
足で砂を掘って引っこ抜いておっちゃんに聞いてみた
「これ食えるん?」
貝柱が食えるということだ
でもちょっと食べ慣れないからこれもあげた
よく探すともう2つあったからこれもあげた
おっちゃん曰く「わしゃ、子供の頃からここに住んどるけんこの貝はしっとる」
続けて「でも食うたことはない 貝柱がうまいんじゃ」「こんなにあるとはのう」
と矛盾したことを言うのだ
この貝は黒い土を含んだような貝でうまくなさそうに見える
身はほとんどないらしいが、あっても泥臭そうな変な貝だった
ちなみに大きさは25cm前後で形は例えて言うなら「クレープ状」
もしくは「二等辺三角形」 薄い殻だった
ほんと、海って面白い
ほんの10分ばかし長靴で海に浸かっていたが色んな生物がいた
これにも大満足♪
やっぱり海が大好きな自分を改めて再認識しました
1ラウンドで帰っていたら「エスパー撃沈」と再び書くハメになっていただろう
家に帰ったのが17時半頃で嫁が呆れている
魚のお持ち帰りはないお金は使うしで
まあ、魚がないのは今に始まったことじゃないからええじゃんね♪
次はでっかいコブ釣って帰るでー!
大向再訪を心に決めた私です

本日の釣果:コブ 30〜40cm前後 2匹(実寸不明)  
フグ 1匹

 

 

<コメントbyまるさ>

さりげに面白いエスパーさんのレポート。

「3時に嫁に見送られて家を出る」の1行がシビれます。

蛇イチゴも・・・いつか死にますよ,あなた。(笑)

ところで,その貝(タイラギ),持って帰ったら土産になりましたよ。

それくらいのサイズなら,刺身で食えるくらいの貝柱が取れるはずです。

大向,行ってみたいですね。貝拾いに。


 

D M島のMさんからのお便り (2003/6/15着) 

 

〜 コブでよかったら是非M島へ!熱いですよ!〜

今日(6/15)は早朝よりM島Y崎海岸の清掃に参加し,

7時半現地(因島大橋下・M島側)到着。
同行者は,熱いレポートでお馴染みのH氏
H氏も私の影響ですっかりハマってしまって,かなりヤバイ(?)状態。
『この時間帯なら,間違いなくアタリはあるだろう』
と思っていたが(昨日も早朝に巨コブらしきアタリが2度あったため)
海底で牡蠣が転がるほど潮流が速いため釣りにくい。
開始2時間位アタリなし。
そのため手を休め,他の釣り人の様子を伺いにウロウロ・・・。
そして釣り場に戻ると,少し潮流が緩くなっている。
足元に投入し,牡蠣が落ち着くとすぐにアタリが・・・。
アワセると,岸壁沿いに5〜6m程走り,激しく抵抗するも強引に巻き上げ,

無事H氏のタモの中へ。
コブ46cmゲット。『うーん食べごろサイズ』

次のアタリは満潮をむかえたころ。
釣り座から右斜め沖に向かって緩い潮が流れ始めた。
初めて見る潮の流れに『ここ釣れそう』とその中へ・・・。
着底してすぐに「コツコツ」っときた。
大きくアワセると,もの凄いパワーで沖へ走りだした。
巻きたいが全くダメ。
出したくないが少しずつ糸を出し,耐えているだけである。
すると弧を描くように岸壁に寄ってきた。
しかしそこは浅く,大きな岩がある場所。
とうとう根に張り付いたのか,ビクともしなくなってしまった。
『70cmupに違いない』『あの重量感からしてこのタックルでは無理だな』
こんな会話をしながら,根がかりを切る要領で,まっすぐ引っ張ってみた。
今まで,一度根に潜られて獲れた例がないため,100%諦めていた。
するとH氏がタモで道糸を「つん つん」としたその瞬間,
『のそっ』といった感じで出てきた。
「ラッキー 巻け巻け!!」
しかし,また動かなくなった。
『あーっ やっぱりダメかーっ 』
と思っていると,生命感が伝わり,動きだした。
そして今度は足元を,根とは反対の方向に走り出した。
とにかく重い。
引きに耐え,軋むリールシートを必死に握っているため,
そして岸壁の牡蠣に擦れないように,身をのりだし,

腕を目一杯伸ばしているため,右腕限界。
気付けば,今にも海に落ちそうな格好でやり取りしている私の腰を,

近くにいた見知らぬ男性が支えてくれていた。
で,どうにかこうにか魚浮上。
『うーむ でかい』
こんな感じではなく
「うぅおぉー な・な・なんじゃこりゃーっ」
周囲はこんな感じだったと思います。
そしてタモ入れ。
専属のH氏が2度目の浮上で『サクッ』っと入れてくれました。(いつも有難うございます)
コブ64.5cmゲット!!(M島で釣れたことがとってもウレシー)
というわけで,大満足で納竿しました。

(巨コブの美味しさを知っているのでリリースしました!(^^)!)

途中から参戦した職場のK氏に,コブのヒットシーンを見ていただけてよかったです。
A氏にはお見せ出来ませんでしたが,また寄ってみてください。
次週,私は釣行不可なのでHさん頑張ってください。

とまあ,こんな感じでコブなら釣れております。
ハゲも泳いでいるのですが・・・。
○イも跳んでましたよ。

本日のタックル
   竿 :月光波2.1m
  リール:エンブレムZ 2500LBC
  道糸 :ナイロン4号
  ハリス:フロロ3.5号
   針 :黒伊勢尼9号
                           
                                 以上 M島のMでした。

 

<コメントbyまるさ>

この魚は,もしかしたらM島の最高記録かも。

因島大橋下は,ロケーションがいいですね。

海がきれいで,福山方面では味わえない雰囲気があります。

ちなみにMさんが大きい方のコブダイと格闘している頃,

私は干汐でまったりとした時を過ごしてました。


 

C 細原さんからのお便り (2003/6/11着) 

今日(6月11日)は、心配していた雨は降りそうに無いものの、風がやたらときついです。
予定通り、蒲刈向のDポイントに向かいますが、安芸灘大橋の風速計は、10m/Sを示しています。

こんなんで釣りになるのだろうか、と不安になりましたが、とりあえず現地に5時半ごろ到着。

Dの波止は無人でしたので、先端に陣取りました。やはり風が非常に強くて釣りづらいです。
7時前が満潮なので、先端部には満ち潮が打ち寄せてきて、まるで洗濯機の中のような激流になっています。
そこで最初は、先端内向きに仕掛けを投入しました。
今日はコブダイ狙いですが、それにしてもタックルは、ちょっとやり過ぎでしょうか。

竿:いかだ竿1.5m
リール:アブ8000C+パワーハンドル
道糸:PE4号
ハリス:カーボン10号+ケプラー6号
ハリ:ヒラマサ12号

まるでメーターオーバーの青物でも釣るような仕掛けです(竿だけ貧相ですが)。
私は、M島のHさんと逆で、かぶせ釣りの正しい道を歩んでおりません。

かぶせ釣りを始めた去年も、今日と同じような下品な仕掛けでコブダイを釣っておりました。

この仕掛けでコブダイが掛かったら、道糸が出ている方向に竿を向けて、とにかくグリグリ巻くだけで、

『竿でためる』ということはしません。ですから、どんなボロ竿も決して折れません。

というわけで、M島のHさんのような、ドラマチックな釣りになりません。
「あんたの釣りは、面白ーない釣りじゃの〜」という皆さんの声が聞こえてきそうです。

6時過ぎ、待望の当たりが出て、しっかり食い込むまで待ちます。

ぐいっと引き込んだと同時に、普通なら強烈な合わせを入れるところですが、

それを省略して、もうこの時点で竿先を海面に向け、「綱引き」開始です。

ステンレスの塊のような大型両軸リールを、最初からフルドラグに締め上げ、ただ機械的に巻き上げていきます。

かなりいい手ごたえでしたが、途中の2回の締め込みでも全く手を緩めず、ひたすらグリグリ。

掛けてから10秒くらいで白っぽい魚体が浮上してきました。

タモ入れのときも暴れなかったので、簡単に掬えました。63.5cmのオスのコブダイでした。

メジャーで測っていると、通りがかりの地元の人二人が、「やったの〜」と後ろから話し掛けてきました。そして、
「こいつ(コブダイ)は、アギんところがうまいんじゃ。」と言われたのですが、アギって何なんでしょうか?

このあと30分くらい、餌盗りの当たりすらも無くなり油断していましたら、急にガツンと来ました。

コレもじわりじわりと巻き上げ、先ほどと同クラスのコブダイが見えてきたところでタモに手を伸ばした瞬間、

針が外れてばれてしまいました。

この頃、潮止まりで先端部の潮が緩んできたので、釣り座を先端に変えました。

4,5回打ち返したときに37cmのコブダイがヒット。

そして餌盗りの当たりが頻発してきましたが、仕掛けがごついうえに、合わせはコブダイのタイミングに

合わせているので、その正体は、ハゲかベラかフグか判りません(タカさん、すみません)。


さらにまた30分くらいして、向こう合わせ気味にアイナメの32cmがヒット。

その後、9時過ぎまで粘りましたが、コブダイの当たりは出ませんでした。

7時前に引き潮に変わってからは、コブダイ以外の魚の当たりがよく出ていたので、

また今度来るときは、ノーマルなかぶせで釣ってみようと思います。


<コメントbyまるさ>

ようやく細原さんにコブダイのポイントが入りました。

しかし,この仕掛けなら竿は2.1mくらいでもよいのでは?

この時期にアイナメの30cmオーバーが釣れるのも驚きです。

やっぱり蒲刈は魚影が濃い!

私も,夏までに1回行ってみますけんね!


 

B M島のHさんからのお便り (2003/6/8着) 

〜まるでゲームセンターの釣りゲーム〜

 

M島のHです
今なにから話そうか考えが少しまとまりませんが、順をおって説明いたします。


6月7日(土)午前5時向島干汐へ到着。先に来ていたM君と合流。
筏竿2m 道糸3号 ハリス2.5号 チヌ針4号 リール:チヌチェイサー
下げ潮のせいで波止場先端で右方向へ流され、釣りにならず波止場内側で釣るもM君のフグのみ。
私は、先端外側の潮溜まりへ落とし27cmのコブが釣れました。
タモ網なしでひっこ抜けました。30cm以下はリリースと決めていたので即おかえりいただきました。
思えばこれが最後の2m筏竿の勇姿でした。
結局7:30頃まで釣り、これだけでした。


その日の夕方、17:30 一度試してみたかった因島大橋の下の向島側へ到着。
因島側でもコブやチヌが釣れたんだから、なんかいるだろう。と思い、かぶせてみることにしました。
筏竿2m 道糸3号 ハリス1.5号 チヌ針3号 リール:スピニング
チヌを期待し、海水浴場側の小島が正面に見える場所へ投入。
この場所を境に右へ左へ流されるむずかしい場所です。
左へ大きく流され、小さい当たりがあり合わすと小さい手ごたえ。
しかし、針だけが浮上し、針先に1センチぐらいのウロコがささっていました。
おしいー、正体が分からずじまい、今度は真下にカキが来るように右方向へ投入。
少し予想より左だがまあいいや、・・・当たり無し引くと根がかり?

引張るとぷちぷちとした感触。この感じは・・タコ

がんばって引っ剥がしリールを巻くが海面の糸が、スッと内側へ・・ 

どうやらコンクリートへ張り付いたらしい。
あきらめて切ることにし、引張ると針がはずれた、針先にヌルヌルした皮が付いていました、

皮はイカっぽかったです。(イカ?)


その後、しばらくあたりもなく、18:30過ぎ頃に夜釣りのおじさんが登場、

少し流れが変わったみたいで10mぐらい外へカキが着定、

「すこし流れが変わりましたよ」と話しかけると「コツン」合わすコブ当たり!のった!。
足元へ一直線!けっこう楽に糸が巻ける(当たり前だがこのとき勘違い)、30〜35cmか?巻け巻け〜。
足元から一気に右に走る!あれ?引きが強い?私のコブの大きさバロメータがカシャカシャ大きくなる。
40〜45cmか!竿を真横にし耐えながら右へ歩いていく。
しかし、引きの強さが未知の領域へ!。
「うっ」少し声が出て直後「バグッ・・メリメリ」

・・折れた・・また折れた!かろうじてテープでつながっている。
「折れたー」叫びながら折れたところを左手でつかみ、竿尻をベルトの上で固定し右ひざでおさえる。
まだ糸を巻いていく、リール側を右脇にはさみ替えて、右手のはしごの真上まで行き巻く。
おじさんが「まだおるか?」ときいて「おります」と応える。(どうやら折れた後、休んでやがったらしい)
私がタモのセットをし忘れていたので、おじさんが自分の落しダモをセッティング。
「ちょっとまっちょれよ」と言われ、ほとんど左手で持っていると今度は左へ走る。
また右手で、ワインのコルク抜きみたいな巻き方しながら左へ歩くとやっとコブ浮上!。
50cmオーバーか?と思っていると、カキの固まりの出っ張りへ進んでいく。
まずい!しかし今どうしようもない!・・「ぷち」彼は去っていった。
おじさん「ありゃーきれたんか?」「はい・・」ちくしょー折られて逃げられたー。
まあ1.5号のハリスで良くがんばったか・・・。
竿の背中側が破裂したように割れてほとんど粉々前回折られた所より根元から粉砕!

筏竿1.8m ハリス 2.5号へ交換し、気を取り直して再投入。
また左へ大きく流される、道糸の角度からほとんど左の海岸手前の藻の所か。
フグの群れがいたなーと思っていると。
「コツコツ」うーんカキが転がっているのか?フグ?まああやしいときは合わせてみるか・・。
のった!またこっちに来ると思ったら今度は左へ!。(どうやら糸フケでそう見えただけらしい)
おいおい、だいぶ浅くなってるぞ、と思いながらがんばって引張ると「ぷち」あら?彼は去っていった。
さっきより軽いので今度こそと思ったのになー。残念無念。
19:00過ぎに納竿。結局ボーズ!ぶちくやしい!。あした朝、復讐だー。


んで、6月8日(日)5:10到着。
筏竿1.8m 道糸3号 ハリス 2.5号 チヌ針4号 スピニング でスタート
フグの当たり無し、しかし海面はもやもやとうねった感じで、カキが軽いので少し空中停止する感じ。
昨日と同じ場所を集中攻撃。
足元へもたまに投入する。大きなハゲが4・5匹群れで回遊していた。
しかし、やっぱりコブばっかし食いつく、コブ祭りである。


1回目 右へ走り コンクリートへ擦り付けられ「ぷち」彼は去っていった。
2回目 右へ走り コンクリートへ擦り付けられ「ぷち」またまた彼は去っていった。
3回目 右へ走り コンクリートへ擦り付けられ「ぷち」またまたまた彼は去っていった。

あらかじめ作成していたハリスが品切れ、環付きチヌ針5号 ハリス3.5号に変更。
ここで、ハゲねらいのおじさん登場。
コブの話しをする、「いやー45cmなら釣ったことがあるんですけどねー」と一応言っとく。
しかし、今日のあたりどれも強烈すぎ、昨日の竿崩壊事件ですっかり腰が引けてしまい、

強引なやり取りができない。

4回目、真下でコンクリートへ擦り付けられ、姿をうっすら見せて下同文。
そして、忘れられない5回目、カキは真下へ落とし「コツ」合わす、のった、ここまでいつもと一緒。
また右方向へ走ったので、カーブしてはしごの手前で切られるのか・・と、

いやな予感がしていると、カーブせず外に向かって一直線。
スピニングを逆転フリーにして右手を添える、とにかく強烈!バチンバチン右手がはじかれる。
イタイ!イタイ!イタイ!イタイ!イタイ!。
途中で力ずくで止めると、竿を伸ばされスプール逆回転!意味無し!

そのまま右へ移動し、右端まで引張られる羽目になり、ハンドルを持って耐える。
竿の緊張はほぼ限界、糸は25〜30mほども出てしまった。心拍数130にアップ。
こりゃ出すぎだ、どっかで切られるかも。

コブと私の間の糸の緊張に潮が当たってジリジリビリビリ音がする。
はた目からは、根がかりでかっこつけてる変な人に見えたかもしれない。
ハゲねらいのおじさんは、竿を置いて行方不明、しかしコブは少しずつよって来た。
一目見るまで切れるなよ。

とか思いながら後ろの磯釣りの人達に助けを求めるが、遠くて気づいてもらえない。
困っているとおじさんが帰ってきた。
「すいません、タモとってもらえますか?」とお願い。しかし、ここからまた反撃に会う。
またこうちゃく状態。石像である。おじさん「もっとがっと引いてみい」と無責任なこと言うし。
結局5分か6分かかりやっと近くへよって来た、

足元へ突っ込まれたがジリジリ引張ると彼は姿を見せた。
・・でかい!・・ぶちでかい!・・M君の70cmに全然引けを取っていない。
感想としては、胴長、いつも見るコブの体型と比べるとずん胴で、まさしく巨コブである。
これでHPの皆さんと一人前のコブ仲間になれる!、心拍数150にアップ。
ところが、一瞬頭を上げたかとおもってたら、一気に潜航!

バチンバチン、イタイ!イタイ!イタイ!しまった。
右端いっぱいの場所でさらに右へ行かれた!・・・右は・・・岩場である。
コブごと根がかり。悪夢である。
おじさん「たもここへ置いとくけえ、まあしばらくしたら出てくるかも知れんの、

がっと引かんけえよ」と、また無責任なこと言うし。

考えた・・ぶち考えた・・泳いで取りに行くことまで考えた挙句、

妻と子どもの顔が見えたので切ることにした。
でも、どうせ切るなら引張って運良く外れることもあるかも・・と淡い期待で引張る。
「パチュウン!」・・道糸3号にハリス3.5号・・道糸が切れました。

その反動で筏竿の先端ガイドが2個ふっとびました。
よく見ると、他の斜めに付いていたガイドの根元付近は、ほぼ直角になっていました。
少し時間をください・・と自分で自分にお願いし、しばしボーゼン。
仕掛けを作り直す気もおきず、潜られたあたりをじっと見つめる。

しかし、気を取り直し、ニッシンブラックチヌ 2.1m (新品!) へ交換。
8:00過ぎだったかと思いますが、この頃ほとんど激流になり、おじさんも休んでいる様子。
もうすぐタイムアップ、なんとか小コブでもおみやげにできんかな、

いやさ、なんでもいい生物をわたしにー。
と思って、流れを逆算し遠投、ちょうどまた足元へ、糸の出具合で着定したかな?
糸フケがけっこうできたが、しかたない。


「コツ」合わす、のったー6回目!

神様は見捨てていなかった。うなれ新品ブラックチヌーー!さすがにしっかり引ける。
けっこう重い!あら?また右へ回り込むかと思ったが、さっき同様そのまままっすぐ大海原へ。
まーた、イタイ!イタイ!イタイ!イタイ!イタイ!。
ひーー、もう少し小さいサイズでいいんだよー!、

そのまま今度は20mぐらいで停止させることができた。
瞳に炎が映る!、やってやる!こんどこそやってやるー、

ハゲ釣りのおじさんの横まで行き耐える・耐える。
おじさん「ようくるのー」と少し感心していた。でも釣れなきゃ一緒。
今度は少し強引に早めに巻き取ろうとしたそのとき・・

「ぶち」・・彼はロケットスタートで大海原へ。神様のいたずら。
私の目には、朝焼けの瀬戸の島々が映り、「・・・キレイだ」

こんなすばらしい風景を楽しまず、竿先ばっかり睨みつけていた私はなんて小さな人間なんだろう・・。
しばらく現実逃避をしたあと、おかたずけ8:30納竿。


結局セットしたタモ網は、海水に濡れることなく、代わりに悔し涙で頬をぬらし帰宅。(笑)
帰宅し、事の顛末をM君へ報告、「やっぱおるんんじゃー、昼からそこへ行きますよ」とのこと。
向島一のコブファイターに、ヒットマンとして殺しの依頼をする。
そして、15:20用事を済ましM君へ合流。

朝のハゲ釣りのおじさんと入れ替わりだったらしくMくんと今朝の話しをしたらしく、

「大きなボラだったんじゃろ」だって、あーやっぱり幻だったんだー

二日間朝早かったからなーって見てなかったんかい!!。
最悪おやじだ、このままコブがいなかったら私は狼少年になってしまう!、

M君にあたりを尋ねるとフグばっかりとのこと、

群れは見たが朝はそんな当たりは無かったはず、しかしやってみるとその通り。
すぐに4・5匹のフグが釣れました。


右隣には、ファミリーフィッシングの親子が投げ釣りをしてギザミやカレイ釣り上げていました。
今日は、ほとんどのコブは右へ走ったのでその家族の4本の竿は邪魔になるかも。
と思っていたら、M君にあたり!ズドンと竿が引き込まれる、やっぱり右へ走る。
1本目はウキ仕様だったので、おじさん避けてくれましたが、まだ3本ある、

先回りしてタモを構え、さあM君どうするのか?。
M君は進めないと見るや巻く、巻く、巻き上げて強引に浮上させる。
出た、けっこう大きい、昨日私の竿折ったやつと同じぐらいだ、ここから再反撃がありそうだが・・。
ここでM君短期勝負の判断!、「Hさんやってください!」の合図!

「よっしゃ!」金魚すくいのように斜めにタモをすばやく突っ込む。
捕獲成功!。タモ入ればっかり上達中。
後でサイズの報告で55cmと判明、4号道糸ざらざらになっていました。

いやーさすが、するべきことをしたって感じ。
2度竿を折られて萎縮している私にはできない、これが足りないんだなー、いや良い勉強になりましたヨ。
その後、フグばっかり釣れてカキが尽き、M君も用事で18:00にしゅ〜〜りょ〜〜。


私の依頼したヒットマンはしっかり仕事を果たし、ついでにボウズ記録も脱出し、余裕の凱旋である。
私は、結局2日間で、コブ当たり9回で最初の干汐の27cmコブのみで、竿1本大破、1本小破、もう最悪。
なっさけない、たぶんあの巨コブは一生もんだろーなー。
ここの釣り場は15:00頃から大橋の影に入り、日の入りまで風が涼しく快適に釣りができました、

これで釣れてりゃ言うこと無しなんですが・・・。
潮の流れは少し厳しいですが、潮止まり前後には2時間くらい釣り易い時間があるみたいです。
激流のせいか、大きめのコブあたりばっかりでした、しばらく通って特訓してみたいと思います。
復讐戦の場所が増えてしまった。
そしてその夜、悔し涙と寝不足でかすむ目をこすりながら、環付きチヌ針5号へ

太刀魚用ハリス ナイロンコーテッド ワイヤー 3mを結ぶ男が一人いましたとさ、めでたしめでたし。

PS だれか第2のヒットマンに行って見てください。
   かたきを、かたきを〜〜。

<コメントbyまるさ>

いや〜,ひさびさに熱いレポートでした。感動しました。いろんな意味で。

私は今月中に干汐には行こうと思ってますが,因島大橋下は人が多いので

なかなか釣り座の確保が難しいんですよねえ。

岡山方面の皆さん,岩黒島の次はここ,どうですか?


A タカさんからのお便り (2003/6/8着) 

 

〜 シーズン最後の合コブin 蒲刈 〜

まもなく梅雨入りという事で、今シーズン最後の合コブに蒲刈向港へ行って来ました。
参加者は私の他にエスパーさん、まさ父さん、まさきち君のいつもの安芸灘4人衆
(別名、常笑バラシ軍団)。
まさ父さん父子は場所取りのために前日から車中泊です。
エスパーさんに自宅まで迎えに来ていただき、向港ポイントDに着いたのが5:20。
4〜5人の釣り人に混じって、まさ父さんも中央外向きで竿を出しておられます。
聞くと巨コブのバラシが1回とのこと。
爆睡中のまさきち君を起こして、釣り開始。
優良ポイントである先端にはフカセ師が居るので、先端寄りの内向きと外向きに

釣り座を構えました。
エスパーさんは自称筏竿4mくらいに6号道糸直結で潜水艦ねらいと相変わらずです。
私は、ハゲねらいで1.5m筏竿に太鼓リール、ハリス1.7号と軽量タックル。
まさ父さんとまさきち君はコブねらいで2.1mのヘチ竿に3〜4号ハリス。

しばらくして、内側で置き竿にしていたまさきち君のタックルが引きずられる当たりがあり、

竿を掴んで間もなく、リールのすぐ上から道糸が切られ、痛恨のバラシ。
巨コブが確かにいるぞと、一同期待が膨らみます。
しかし、餌盗りが多く、なかなか本命がヒットしません。
やがて、外向きで釣っていた私に20cm弱のベラ、続いて32cmのコブダイが釣れました。
その後、ベラかフグらしい魚信以外なく、外向きでは流れも速くなったので9時半頃に

向かい側のポイントCへ移動。

ここでは、先端と外向きに釣り座を構えましたが、外向き足下の上層に良型メバルの
大群が見えます。
エスパーさんが、これに空鈎を引っかけて、18cmのメバルをゲット。
(今日はこれでボウズじゃないと言い張るエスパーさん)
味をしめたエスパーさん、これに熱中するも後続ならず。あきらめて、かぶせに専念します。
まもなく、私に19cmのベラが釣れました。
ついで、まさきち君にコブダイらしきバラシ(ハリス切れ?)があり、続いて、先端で

釣っていたエスパーさんに巨コブがヒット。
慎重なやりとりで上層まで浮いたのですが、この時はハリスがナイロン2号で、惜しくも

ハリス切れのバラシ。
立派なランキングコブだったのに残念。
次は、コブ仕様のタックルに変えていた私にヒット。
例によってグリグリ戦法で強引に浮かせてコブダイ54cmをゲット。
エスパーさんがバラしたのと同クラスですが、ピアスは付いていませんでした。
これは、見物に来た人に引き取ってもらいました。
そして、またまたまさきち君のバラシ(鈎がほどけた?)。
次にまさ父さんにヒット。
自慢のコブ仕様タックルで無理なく浮かせて、コブダイ37cmをゲット。
これも見物に来た地元の漁師さんに引き取ってもらいました。
11時を過ぎて、外向きは上げの潮が速くなり、さし餌が着底しなくなりました。
そんな中、ほとんどフカセ状態で釣っていたまさきち君に中層で何かがヒット。
リールを巻いても巻いても上がってこないようなのでドラグを締めたとたんバラシ
(鈎はずれ)。
何なのか見たかったのに残念。
その後は暑さもあって集中力が尽き、正午に納竿。
みなさん、お疲れ様でした。
まさきち君、常笑バラシ軍団の規律を律儀に守る必要はないからね(笑)。

本日の釣果:
エスパーさん:メバル18cm
まさ父さん:コブダイ37cm
タカ:コブダイ54cm、32cm、ベラ19cm2匹

本日の損害:
タカのデジカメ1台
(ポケットから海へドボン)
(写真はエスパーさんによるものです)

 

<コメントbyまるさ>

あちこちから春のシーズン終了の便りが届く時期になりました。

蒲刈は,釣り人が増えてくる時期になったようですね。

コブダイ君は相変わらずそのへんをうろついているようですが,

秋までに育っておいてもらいましょう。フカセのマキエでも食べて。(笑)


 

@ 倉敷のタクさんからのお便り (2003/6/1着) 

 

 〜 何年ぶりかの魚拓 〜 

倉敷のタクです。
20数年ぶりに5月に上陸した台風4号が去り、絶好の釣り日和となった今日、

台風一過の後は大物が釣れる事を信じて、またまた行って来ました岩黒島西護岸へ。
朝、6時47分に鷲羽山北バス停から乗車。

今日は私を入れて4人しか乗車しない。皆、台風一過で敬遠したのかな。

7時20分に岩黒島へ到着、かぶせベストポイントが空いている。ラッキー!

なんだかもう釣った気分になる。3人の先客がいたが、3人共真鯛ポイントでふかせ釣りだ。
7時30分頃釣り開始。今日のタックルは、先日の倉敷のこばさんの掲示板情報から、

1.5m筏竿にスピニングリール、道糸3号、ハリス2号、針4号を選択し、納竿までこれで通した。

釣り開始から目の前は川のように流れている。

Y潮を目掛けて牡蠣を投入するが、手前に押して来てなかなか沖に出ない。

8時半頃から潮が少し緩み始め、小さな魚信が出始めた。

8時45分にコブダイ特有の魚信。

竿をのされそうになるが、ドラグとレバーブレーキを使って凌ぎ、浮かせた。

隣りで赤メバルを釣っていた顔見知りの森崎さんがすかさず玉網へ取り込んでくれた。

検寸すると42cmだった。腹ボテさんで、検寸後リリースした。


しばらく、いい潮が流れ、9時5分に「コツッ」とした魚信。

合わせると、竿に「ドン」と衝撃が走った。かなりの大物だ。

慎重に、そして大胆にやり取りし浮かせる。

水面下で「キラッ」と銀輪が見えた。チヌだ!それもデカバンだ!

浮かせる。空気を吸わす。

森崎が再び玉網へ取り込もうとするが、私の45cmの玉網枠になかなか入らない。

やっと、取り込み完了し検寸すると、なんと52cmもあった。やった自己新記録だ!

ふかせ釣り師の1人が見に来られた「デカイのう。よくそんな筏竿で取り込めたな。」と

感心される事しきりであった。即〆てクーラーに入れた。

クーラーに入れた後、SATさんに写メールを入れた。

(後から倉敷のこばさんにもメールし、マサからの携帯にも報告した。)
その後、散発的にコブダイの魚信があるが、取り込み出来なかった。

赤メバルも散発的に魚信、3尾釣り上げ、2尾はリリースした。

途中、感心しておられたふかせ師の方と少し話をした。

この方、倉敷にある「遊磯」釣りクラブの「小野」会長さんであった。

たびたび釣り雑誌に登場されており、結構有名な人だ。

5時に渡船で来て、真鯛ポイントで、来て直ぐに40cm超えの「真鯛」2枚を上げたとの事。

朝方以降は流れが速くて釣りにならないと、なかば諦め気味であった。

(その後は何も釣れなかったようだ)

13時過ぎに、マサさん登場。ふかせ釣り師が帰った後の真鯛ポイントへ。
下げ潮(11時過ぎ)になってからは、護岸を掠めて四国方向へ流れる潮が

ずっと続いていて、ほとんど釣りにならない状態が続いた。

納竿の3時前にやっと潮が緩み、魚信(たぶん赤メバル)が出したがタイムアップ。
道具を片付け、洗い流し、残った牡蠣をマサさんに渡して15時47分のバスで

帰路に就いた。(マサさんは苦戦していた)
帰宅後釣具屋へ行って、何年かぶりに魚拓を取って貰った。

拓寸53cm、重さ2.15キロの大物であった。

台風一過後の大物を信じて釣行し、実証出来てとても満足した釣行でした。

 

<コメントbyまるさ>

自己新記録おめでとうございます,タクさん!

しかし,この釣り場はすごい。

もしかしたら,1年中チヌが狙えるんじゃないですか?

赤いお魚のレポートも楽しみにしてます。

ところで今年の大物ランキングは全地域統一基準でしたが,

来年は地区別にしたいと考えてます。

福山方面専門の釣り人にはハンデありすぎじゃもんなあ・・・

 

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