● 最終更新日 2006/06/14
<隠岐釣行レポート(2006年6月)>
このコーナーは、6月9日(金)〜11日(日)に隠岐へ遠征された皆さんからの報告を掲載しています。
参加者は、倉敷のタクさん・コバさん・山チャン・東広島のツカポンさんの4名です。
◆ 倉敷のタクさんからのレポート (2006/6/13着)
倉敷のタクです。
一度は釣行したかった隠岐へとうとう行って来ました。
春のオフ会の時に釣行計画を立て、ホームページにも掲載して貰い、参加者を募集。
その結果、隠岐遠征班は倉敷のこばさん、山チャン、東広島のツカポンさんと私の4人に決定した。
遠征のため餌の牡蠣を含めて相当な荷物になると考え、オデッセイがマイカーのツカポンさんの車で七類港まで行くことにした。(隠岐へ航送するとメチャ高い)
ツカポンさん以外は倉敷のため、落ち合い場所も含めて倉敷で合流するのがベストを考えたが、早朝に東広島から倉敷まではしんどい。
で、ツカポンさんには前日の6月8日(木)から夜から我が家に泊まってもらうことにした。
8日の夜になってから雨が激しく降って来た。
夕食後、餌にアサリも持って行こうとスーパー巡りをしているとツカポンさんから連絡が。
玉島ICに約束の21時に行けないと。
全く問題ないと22時に変更して無事、我が家へ。
明日からの釣行の話やら何やらで盛り上がり24時頃就寝した。
6月9日(金) 午前4時起床。天候雨のち晴れ
4時半に集合場所へ行くと既に山チャンが待っていた。
暫くしてからこばさんが到着し荷物の積み込みを開始し、4時45分に出発した。
玉島ICから乗る予定であったが、ガソリンがほとんどない。
倉敷IC付近ならガソリンスタンドがあるだろうと、道々探してガソリンを満タンにして倉敷ICから高速に乗った。
山陽自動車道〜岡山自動車道〜中国自動車道〜米子自動車道を経て、米子に7時過ぎに到着しコンビニで朝食や昼食、人間用ガソリンを買って七類港へ7時半過ぎに到着した。
(境大橋を渡っててもコンビニのポプラがあった)
七類港で荷物を降ろしていると、釣り人が次々やってくる。
今日はウイークデーなのに「皆何しよん?」と心の中でつぶやいたが我々も同じだと気付いてしまった。
待合室まで荷物を運んで乗船名簿(4人分)を記入して乗船券(2530円/人)を購入した。
他の釣り人はロッドケースとライフジャケットしか持っていない。
他の荷物はどうしたんだろう?と船員さんに聞くと、荷物は車を入れる1階に入れてくれとのこと。
早速、荷物運んで乗船時間を待った。
乗船時間は出発の30分前からである。
2等客室の乗客は乗船すると我先に場所取りに走って行く。
我々は知らないのでロッドケースを通路に置き、ゆっくりと客室へ行くと狭いスペースしか空いておらずそこに陣取った。
陣取った後、皆でフェリー「おき」をバックに出発の記念撮影をした。
9時丁度に出港。
波は穏やかで快適である。
隠岐高校の1年生が松江の一畑薬師で座禅修行の帰りだと大勢いて少し騒がしかった。
西郷港には11時20分に到着予定である。
その前に甲板に出ると西郷港が小雨に煙っていた。
だんだんと近づくと巨大な浮き桟橋が見えて来た。
あれがメガフロートか。
先端に一人、釣り人がいる。
でも、十分な広さがあり大丈夫そうだ。
フェリー「おき」が定刻どおり西郷港へ到着した。
早速、目指すメガフロートへ向かった。
と言ってもフェリーを降りて、左手に歩いて3分程である。
メガフロートへ渡る橋に立ち入り禁止の鎖があったが、それを跨いで進む。
先端でやっていた投げ釣りの人に、釣りをしても問題ないかと聞くと問題ないの返事。
安心して荷物を旧レインボー乗り場に入れて、レインウエアに着替えて、各自釣りの準備に取り掛かったが、その前に現地での餌の調達だ。
イガイ取りの登場である。
フロートの際を覗くとイガイがびっしり付いている。
ツカポンさんと共同作業でせっせと採った。
ちょっと小さいように思ったが、今の所これしかないのでバッカンが一杯になるまで採った。
釣りを開始したのが12時半頃。
今日の私のタックルは、竿:改造カワハギ竿1.8m、リール:3000番のスピニングリール、道糸:PE3.5号、ハリス:フロロ4号、針:伊勢尼12号の超極太仕掛けである。
これなら、特に道糸には悩んだ。
水深があることと対大物としてPEを選択した。
これなら90cm級のマダイや60cm級の石鯛も獲れると踏んだタックルだ。
釣り座は、最初は俊介君が超大型マダイを連発した側で4人とも竿を出した。
水深が25mもある。
この深さでの経験は蒲刈の天神の波止でしか経験がない。
しかもその時はカキだったが、今日はイガイである。
着低までに3分ほど掛かり、手返しが極端に悪い。
しかし、瀬戸内のような早い流れがあるわけではなく、ほんとにゆっくりとしか流れないので着低するためなんとか釣りにはなる。
暫くして、隠岐初の釣果を山チャンがゲットした。
ちょっと小ぶりのカワハギである。
外向きを釣るも殆ど当りがない。
そうこうしている所へ隠岐の主役の俊介くんが登場した。
まずはイガイの付け方をレクチャーして貰い、メガフロートでのポイントや潮を教えて貰った。
外側は向かいの岸にある緑色のタンク方向へ流れた時がベストタイム(大ダイはこの流れでゲット)であることや左側へ流れてもOK。
また、内側にフロートを係留してある台座周り(幅3m弱)で5〜6mのタナで30cm級のサンバソウが数釣れるとのこと。
皆、内側に釣り座を変更した。
すると俊介くんの言うとおり、30cm級のサンバソウがバンバン釣れる。
中には、40cmを超えるような引きに見舞われて、針外れやラインブレイクでバラシの連発である。
隠岐はサンバソウのパラダイスや!
この時は皆楽しくて、ほんとに隠岐に来て良かったと実感した。
また、イガイを採る時にイガイに着いていた虫(へび柄で長さ1m以上)を餌にブッコミ釣りしたらカレイが確実にヒットした。
釣っている最中に倉敷のマサさんから電話が入った。
サンバソウの入れ食いだと言う話をした。
日刊隠岐情報をHPに載せるとのことで結構プレッシャーだった。
夕方になって潮が緑色のタンク方向へ流れ出したので、再び、マダイ狙いに集中したがマダイは不発で6時半に納竿した。
その後今日の宿泊先である民宿「石塚」へ歩いていった。
2階の部屋へ案内されたが、6人部屋のようで広々していた。
風呂は2つあったが、それぞれ2人づつの入浴である。
夕食は1階の和室であった。
部屋に入ると先客の一人が私を唖然とした顔で見ている。
私もびっくりした。
なんと、高校の同級生であった。
同級生は仕事で来ていると言う。
偶然とは恐ろしいものだ。
同級生も釣り好きで、しばしば隠岐に釣行すると言う。
特に中村にある一文字がお気に入りだと。
私が今日は目の前のメガフロートで釣ったと言うと、
「わざわざ隠岐に来てそれはないだろう。島前の方にはもっといい波止が一杯ある」と。
まあ、確かにそうかもしれない。
でも、かぶせ釣りが出来るかどうかも判らないので、ここまで来て空振りは出来ないの思いが強い。
楽しい夕食を終えた後、私とツカポンさんはイガイ採りに出掛けた。
俊介くんに大体の場所を聞いていたが、いざ採るとなるとなかなか見つからない。
俊介くんにTELするも連絡が取れず、二人でいろいろと探して少しづつ増やした。
もうこの辺で終わりにしようと言った時に、俊介くんと友達がやって来た。
私達が採っていた場所で合っていたようだ。
宿に11時頃帰りつき就寝。
6月10日(土) 午前5時起床。天候晴れ
今日は二手に分かれて釣ることになった。
私と俊介くんは保安庁向かいの波止。
他の3人はメガフロート先端。
私と俊介くんで保安庁向かいの波止前まで歩いて行くと、地元の町内会長と言う人が散歩しており、波止は立ち入り禁止になったと。
なんでも1ヶ月ほど前に町内に空き巣が入り、よそ者の仕業で、警察と一緒になってよそ者が入らないようにしたと言う。
俊介くんも知らなかったようだ。
仕方ないと諦めて、メガフロートに行くことにした。
歩きすがら目と鼻の先の保安庁の波止はOKなのにと思いつつメガフロートへ向かった。
今日のメガフロートは、昨日とは全く違う潮になっていた。
殆ど動かないのである。
台座周りも昨日の釣堀状態が嘘のように当たりが少ない。
当然、外向きは当たりすらない。
高校の同級生も朝の散歩がてら見にやって来た。
その目の前で、ツカポンさんが40cmの石鯛をゲットした。
9時過ぎに民宿へ預けていた荷物を取りに行き清算した。(7350円/泊・人)
こばさんも昨日はボーズだったが、昼までに数枚のサンバソウを釣って全員が隠岐での釣果に恵まれた。
昼になって再び高校の同級生が見に来て、今夜宿泊する民宿の食事が超豪勢だと言うものだから、皆の関心がそっちに行って釣りにならない。
午後からは地元の高校生達が台座周りにやって来て、散発的にサンバソウを釣るが我々にはヒットしない。
夕方、明日の釣行場所を何処にするか悩み、皆と相談して海上保安庁前の一文字へ渡ることに決定した。
明日の移動に備えて6時にレンタカーを予約していたがキャンセルした。
当日なのでほんとうはキャンセル料がいるがいいですよと若い娘さんの返事。
隠岐の人はやさしい。
レンタカー代は明日の渡船料(3000円/人)に回すことにした。
だが、すぐ後にレンタカーのキャンセルを後悔した。
6時半に納竿して、スカリは昨日と同じくメガフロートの台座に置いて、それ以外は全部キャリーに積んだ。
民宿までそんなに距離はないどろうから、歩いても大丈夫だろうと思っていたら、かなりある。
釣果が少ないうえ、重い荷物をキャリーで運ぶのだから、しんどいのなんの。
汗だくで今夜の宿の民宿「喜兵衛」に7時半に到着した。
(後から判ったことだが、宿には7時頃に行くと昨夜伝えておいたが、7時になっても来ないので私の自宅へまだ来ないの電話があった)
我々の寝る場所は別館の4階。
荷物を1階に置いて、夕食を食べる本館に行った。
風呂に入りたかったが夕食をすぐにしてくれとの事で仕方なく部屋に入ったが、テーブルの上の料理の数に驚いた。
昨夜の倍はある。(写真がないのが残念!)
しかも、どれも美味しいときている。
めずらしいアメフラシ(海牛)もあった。
私は子供の頃食べているが、皆は初めてだったようだ。
満腹で幸せ一杯だった。
明日の朝は早朝から釣りに行くので、朝食代わりのおにぎり弁当を頼み、清算しておいた。(前泊と料金が同じとは思えない豪華さだった)
ビールが大瓶600円/本と少々高かったが、料理の量と美味さで相殺された感がある。
夕食後部屋へ行き、ベランダに設置してある風呂に入った。
バスタオルも用意してあり、民宿としては上クラスだ。
人気が高いのも頷ける。
風呂から上がり、ワールドカップを見ながら11時過ぎには就寝した。
6月11日(日) 午前4時30分起床。天候晴れ
起床後私は目撃した。
ツカポンさんと山チャンが入れ替わって寝ているではないか。
ツカポンさん曰く、山チャンの寝相が悪く布団を占領され、止む無く山チャンの布団で寝たと。
そうかそうだったんか?
5時には荷造りして、歩いて5分の渡船の待つ合同庁舎前の波止へ行った。
既に渡船(長見渡船)は来ていて、荷物を積み込み、メガフロートへ寄ってイガイと販売機で飲み物を買ってから保安庁前の一文字へ渡して貰った。
一文字の長さは60mほどしかない。
支柱の上に波止が乗っていて、小さな船が通っても揺れるので、あまり気持ちは良くなかった。
両端が良いと考え、二手に分かれた。
私とツカポンさんは保安庁側、こばさんと山チャンはその反対側で6時前に釣り開始。
まずは撒き餌なしでやってみた。
第1投を落とし、ライン沈むのを見ているとラインが急に走り出した。
すかさず合わせると乗った。
引きからしてサンバソウだ。
30cm級であった。
その後も投入する都度当たりがあるが、なかなか乗らない。
隣のツカポンさんにも当たりがあり、ポツポツとサンバソウを上げている。
反対側の
その内に、私の釣り座で当たりがなくなり、少し真ん中よりの内側に場所を変えた。
大きなイガイ(10cmもある)を俊介くんから貰ったので、針に付けて着低させると同時に当たりが来た。
合わせると乗った!
巻き上げ途中ゴンゴン潜り、ラインが出て行く。
大物だ!ツカポンさんに「タモ、タモ」と叫んだ。
まずい!と思いドラグを締めてやり取りした。
表層で波止内部へ突っ込んでいったので、強引に浮かせた。
浮いて来たのは、この3日間で釣ったどれよりもデカかった。
検寸すると47cm、立派な石鯛であった。
釣った直後に俊介くんが保安庁の波止から様子を見に来た。
俊介くんも同行したかったようだが、今日から4泊5日で隠岐水所有の「海神丸」で韓国へ研修(修学旅行みたい)に行くので参加出来ず、悔しがっていた。
9時頃、腹が減ったので民宿で作って貰った朝食の弁当を食べたが、この弁当もまた量が多く、かつ、美味かった。
つくづく「喜兵衛」の姿勢に感激した。
その後もツカポンさんはサンバソウを連発し「中層の名手」になっていた。
しかし、途中で指を切り、水汲みバケツの海水を真っ赤にしていたので、「サンバソウの呪い」でも掛かったのかもしれない。
山チャンが波止中間内向きで大物をヒットさせた。
上がって来たのはチヌ44cmであったが、「なんでチヌや」とぼやいていた。
岡山なら良型なのにな。
11時には俊介くんの乗った「海神丸」が出港していったので、手を振ったが見えたのであろうか?
こばさんはと言うとサビキでまあまあの型の鯵を数匹釣っていた。
1時の迎えが来るまで、合計15枚の釣果があり2日間の合計よりも多く釣っていた。
1時にメガフロートに降ろして貰い、初日からスカリに入れていた釣果を全部出して〆、各自好きな魚をクーラーにしまった。
それから、俊介くんに紹介して貰った、フェリー乗り場ビルにあるマッサージの「スムース」へ行って、店長さんに氷を分けて貰った。
店長さんは船釣りのマダイ狙いでメーター級を追っかけていると言っていた。
その後、各自お土産を買ったり、皆で一緒に写真を撮ったり(何故かカメラに記録されていない。)し、3時10分発のフェリー「くにが」に乗船した。
出港までにメガフロートやチャンスがあれば竿出ししたい赤灯台の一文字を撮った。
フェリーは定刻どおり出港し、甲板から保安庁前一文字やメガフロート先端を撮ったが、メガフロートは人で一杯になっていた。
次回は釣り荒れしてダメかもしれないなと思ってしまった。
出港後、船内では皆、爆睡状態であった。
5時半に七類港へ到着し、荷物を積み込んで6時には倉敷へ向かってスタートした。
途中、蒜山SAで夕食を食べ、倉敷へ9時過ぎに到着した。
集合場所で荷物を分けた後、ツカポンさんを玉島ICへ送り今回の釣行が終了した。
今回の隠岐釣行は私の中では80点くらいです。
90cm級のマダイ、50cmオーバーの石鯛を次回是非獲りたいと思っています。
この3日間、いろいろな人にお世話になり、感謝の気持ちで一杯です。
特に、俊介くんには手足のように動いて貰ってほんとうに感謝です。
そして、釣行に同行してくれた倉敷のこばさん、山チャン、東広島のツカポンさんありがとうございました。
PS
今回の遠征費用は29500円/人でした。
西郷港近辺の釣行では車は必要ありません。
むしろ駐車場がない(あっても有料で高い)ので不要です。
次回釣行の参考として下さい。
1 6月9日フェリー隠岐乗船前 2 フェリー隠岐2等客室 3 小雨に煙る西郷港
4 これがメガフロートだ 5 6月9日最初の釣果 6 こばさん合わすも空振り
7 メガフロート先端の真剣な3人 8 6月9日全釣果 9 6月10日石鯛40cm
10 6月10日サンバソウ30cm 11 6月10日全釣果 12 海上保安庁一文字
13 6月11日石鯛47cm 14 海神丸韓国へ向けて出発 15 6月12日釣果
16 6月11日フェリーくにが 17 西郷港マッサージ店スムース 18 フェリーくにがよりメガフロートを望む
21 フェリーくにがより赤灯台一文字を望む 22 フェリーくにがより海上保安庁一文字を望む 23 フェリーくにがよりメガフロート先端を望む
24 さよなら隠岐よまたいつか 25 フェリー隠岐より七類港を望む
◆ 東広島のツカポンさんからのレポート (2006/6/12着)
<前日(6月8日)>
ついに実現した隠岐釣行・・・今回の遠征はは重要な意味を帯びているから気合十分に気を引き締めて〜、な、訳も無く、なーんにも準備していない。だって、忙しかったんだモーん。
本当は色分けされたナイロンラインも極太ハリスも新しいバッカンも欲しかったけど、結局いつもの装備で行くことに。
この8日は倉敷のタクサン宅へ泊めていただくということで、22時にタクさん宅へ到着、前祝と称して軽く乾杯。ちょっと雑談の後、0時に就寝
<1日目(6月9日)>
朝の4:30に起床。
そのまま、山チャンさんと、コバさんを迎えにいく。荷物を積み終わっていざ、出発!
高速を走り、米子インターで降りて途中釣具屋に寄りつつ七類港へ。フェリーでかっ!カートに荷物を積み込みフェリーへ乗り込む。高校生がやたら多いので少々にぎやか(笑)。AM9時出港。だが、この船結構揺れるんだな。うかつにトイレで小便をしているとバランスを崩してチン○ン丸見えになる(笑)!1時間もすると客のほとんどは寝入ってしまい、さながら難民キャンプのような光景に。
11:20西郷港到着。天気予報どうり雨が降っている。大丈夫かいな?荷物を降ろして、フェリー桟橋から歩いて3分(笑)のメガフロートへ。途中、でかいテントがあったので、その下で仕掛け作り・・・の途中、僕とタクさんは岸壁のイ貝を採取。イ貝取りの威力は凄まじく20分ほどでバッカン一杯に。この時、ゴカイが何匹か一緒に取れたので餌としてキープ。こいつが意外に役に立った訳で・・・。
昼食を食べ終えて12:00いよいよ釣り開始。
メガフロートの先端へ4人で入る。が、カキにはほとんど反応しない様子。水深は深いものの、潮流は緩いのであまり気にならない・・・いや、思ったより釣りやすい。と、そんな中、ゴカイのブッコミ釣りをしていたタクさんにカレイが2回連続でヒット!時合いか?間もなく、山チャンさんにカワハギがヒット!これが今回の隠岐カブセ釣りの初獲物。「さっきから、えらいツツイとったんよ」。こっちは、なにも無いッすよぉ〜。
相変わらず小雨が降ったり止んだりを繰り返す中、またまた山チャンさんにサンバソウが!やるのー!ふと、見上げると聞き覚えのある声が・・・俊介君登場!久しぶり〜。何人か高校の友達を連れて、ここから、俊介君も参加。と、同時に、イ貝の割り方、針の刺し方、釣り方などを教えてもらう・・・なるほど、広島とはだいぶやり方が違う。文章で説明するのは難しいが、プライヤーでイ貝の端からバリバリめくっていくような割り方だ。そのため、金槌でガシガシ叩く音は聞こえずに、ペンチで貝を割る「パキパキ」という音があちこちから聞こえるようになるのだ。
だが、俊介君は来て5分もしないうちにサンバソウと良型のカレイをキャッチ!あんた、何者?
メガフロートの両端は巨大な「台」に繋がれており、その「台」とメガフロートの間には2メートルくらいの「すき間」ができる。長方形のメガフロートの両端は「台」をコの字型に包んでいる様な形状になっているために、2メートル幅の「すき間」もコの字型になっている。この「すき間」は波も無く、風もさえぎってくれるので非常に釣りやすい。まるで「溝」とか「池」みたいだ。※タクさんが、後に「釣堀」と呼んでいた(笑)なんと、この通称「釣堀」で、撒き餌無しでサンバソウが釣れるという。しかも、水深5m位であたってくるらしい。「いくらなんでも、それは大げさでは・・・」とか思いつつも仕掛けを投入すると・・・・・・・・・・・・・・来る!マジで来る!
活性が高いのか、一瞬で餌を取られる。「即アワセじゃないと駄目ですよ」とは、俊介君のアドバイス・・・って、いくらアワセても掛からんじゃないかああああ!そんな中でタクさんが凄い集中力でサンバソウをゲット!ここから、なんだかんだでサンバソウ計7匹、カレイ3匹カワハギ1匹という釣果で18:00納竿。
民宿で、食事をしているとタクさんのご友人と偶然一緒に。しばし和やかな雰囲気でくつろいだ
その夜・・・・
僕とタクさんは昼間俊介君が教えてくれたところに夜な夜なイ貝を取りに・・・が、場所がわからーん!苦労して苦労してやっとバケツ1杯になった頃に自転車に乗って俊介君登場、って、こんな真っ暗な中よく分かったなぁ〜。
宿に帰って軽く焼酎で乾杯。早めに就寝。
<2日目(6月10日)>
朝5:00起床・・・の、前にタクさんは俊介君に呼び出されて先に出発(笑)。早すぎる(笑)!
僕と、コバさんと、山チャンさんは少し遅れて出発。昨日のメガフロート先端の「釣堀」へ。準備をしていると、海上保安庁前に行ってたはずのタクさんと俊介君が戻ってきた。どうやら入れなかったらしい。4人で釣り開始。俊介君は見学。
昨日の5m以内でアタリが出る状態で、なおかつ活性が高い。いい感じのアタリを空振りするうちにテンションが高くなっていく。ここで昨日宿で一緒だったタクさんの友人が見に来られる。そうのうち、今までに無いアタリが・・・合わせる!乗った!底へ一気に潜る!だが掛けたのが浅場なので割りと早くに浮いてくるソイツは石鯛40cm!いよいよ水面・・・と、言う所で石鯛が急浮上、それにあわせて竿を上げると水面からジャーーーーーンプ!!!はじめて見る「石鯛のエラ洗い」(笑)。
この後、俊介君の勧めでメガフロートの付け根へ。アタリは頻繁にあるという。ここから俊介君と俊介君の友人も釣り開始。確かにアタリは頻繁にあるんだけれども、なかなか針に掛からない状態が続く。あきらめて先端の釣堀へ戻る。
なんとコバさんがサンバソウを3匹も追加していた!すごーい!そろそろ昼なので昼食に・・・。
だが、この日はここからが悪かった。タクさんの友人によると、今晩泊まる宿は食事が超豪勢らしいのだ。後で聞いたら、山チャンさんはこの時すでに集中力が切れていたらしい(笑)。結局、昼からは1匹も追加できずに終了。俊介君がカワハギを2匹持ってきてくれた。ありがとー。
明日は海上保安庁前の一文字へ渡るためにレンタカーをキャンセル。民宿まで歩く事になったのだが、なんせ遠い!ふと見ると山チャンさんは元気が無い・・・「この距離を明日はまた歩くの?いや、ワシ無理」と、つぶやいている(笑)。
しかーし、そこで待っていたのは・・・・・・
ホントに豪勢な食事でしたーーー!でも、コバさんが元気が無い。本気で疲れたらしい。ここで、現時点での今回の釣行を点数にすると?俺以外全員50点。(ちなみに僕は75点)明日の一文字への渡航は吉と出るか何と出るか・・・
その夜
夜中に寝ていたら、いきなり隣で寝ていた山チャンさんが僕の布団へ転がって来た!あっという間に敷布団と枕を奪ってしまったために(ほぼ神業)掛け布団だけは奪われまいと必死でしがみつく俺。もちろん、山チャンさんは爆睡中っす(笑)。でも、もともと山チャンさんが寝ていた布団はがら空きだったので、何気に移動して僕も爆睡モードへ。
<3日目(6月11日)>
最終日。4:30起床。
朝、「あれ?なんでワシここにおるん?」と、山チャンさん・・・予想どうりの反応(笑)。
渡船に乗って、一文字へ。両端に分かれて釣ってみようということで、僕とタクさんは保安庁側。コバさん、山チャンさんは反対側へ。しかし、この一文字、波止のクセに揺れるんです(笑)。なんで?
まずは、撒き餌無しでやってみようという事で釣り開始。はたして、レンタカーをキャンセルしてまで来た甲斐はあるのか・・・答えが出るのに時間は掛からなかった。
初っ端からタクさんがサンバソウ2匹ゲット。すぐ後に僕も2匹キャッチ!アタリは投入ごとにアタる訳で、一体どれだけの数のサンバソウがいるというのか・・・。それを見に来た山チャンさんが、即こちらに移動。話を聞くと、コバさんはサビキでアジが釣れるので、そっちに夢中らしい。ここからタクさんは場所を内側に移動。しばらくすると何か掛けている!「タモ取って!タモ!」と、叫んでいるから相当デカイ様子!見ているとドラグが音を立ててラインが出て行く。ホンマにでかそうだ。水面近くになるとスリット状になっている波止の下へ潜ろうとしている!何度かヒヤリとした後に無事玉網に納めたそいつは47cm!タクさんおめでとう!ここで、対岸に俊介君登場。今から韓国へ行くそうだ。色々案内してくれたお礼を言って別れる。また来るねー。
そこからは、25cm前後のサンバソウが入れ食いモードに。ここで、山チャンさんが大物を掛ける!かなり強い引きを見せるが、なーんとなく違和感が・・・やがて水面に浮上した姿を見て唖然。チヌ!「今さらチヌって・・・」と、絶句の山チャンさん。
暇つぶしに反対側のコバさんの様子を見に行くとアジを数匹釣っていた。こいつを餌に泳がせ釣りをしたらヒラメかハマチが来そうだな〜。
結局、昼までの釣果は石鯛15匹、チヌ1匹、アジ数匹という、9日10日両日の釣果を軽く越える内容になりました。
13:00納竿。メガフロートに戻り、釣果を分ける。一体、これ買ったら幾らするんだろう?真鯛が釣れなかったのが心残りだけれど、十分な釣果と新しい発見が出来て非常に楽しかったです。
次、いつ来ようか?