最終更新日: 2003/12/30

雑記帳 (その他編-5)

 


 

 

● 2003/12/30(火) 今年の総括とか'2003

 

 

 〜今年の十大ニュース(かぶせ釣り全般)〜

 

● 第1位  蒲刈のイシダイ・フィーバー!

これは文句なし。このHPだけでなく,「広島県内の今年の釣りニュース」

みたいなもんがあったら,けっこう上位に来るんじゃないでしょうか。

 

● 第2位  コブダイ76cm上がる!

倉敷のマサさんが11月15日に伯方島・有津の波止で釣り上げたもの。

この記録は当分破れないような気がしますが,どうでしょうか?

 

● 第3位  大物ランキングの大幅レベルアップ!

主要3魚種を去年と比較すると,こんな感じになります。(12月30日現在)

◆ コブダイ

02年度は1位が68cm,10位が60cm

03年度は1位が76cm,10位が63.5cm

このほか70cmオーバーが5尾!

場所は伯方島・北木島・因島・蒲刈・大三島です。

◆ アイナメ

02年度は1位が41cm,10位が34cm

03年度は1位が40cm,10位が35.5cm

歴代1位は去年のたか坊さんの41cm(3月24日:佐木島)ですが,

今年は40cmが4本。場所も蒲刈・倉橋・忠海・周防大島と多彩です。

◆ チヌ

02年度は1位が50cm,10位が43cm

03年度は1位が53cm,10位が46cm

ランキングに入っているものだけで50cmオーバーが5尾。

50cm超を1人で複数釣った人もいるので,全部で2ケタくらい?

波止からの釣りでチヌの50cmオーバーは,私にとっては「夢のサイズ」

だったんですが・・・

 

● 第4位  「かぶせ釣りで初めて釣れた魚」が続々!

今年初めてかぶせで釣れたという報告の入った魚は,次のとおりです。

セイゴ(SATさん・M島のMさん:横島/たか坊さん:因島/倉敷のタクさん:高梁川)

ヒラメ(コウマさん:向島)

ウナギ(倉敷のタクさん・倉敷のこばさん:高梁川)

セトダイ(倉敷のマサさん:岩黒島)

イシガニ(倉敷のヤマさん:玉島)

イシガレイ(細原さん:蒲刈)

この中で私が一番釣ってみたいのは,やっぱりセトダイですね。

 

● 第5位  「穴場」の発見が続々!

このHPを見て「波止のかぶせ釣り」を始めた人は大勢おられると思います。

アクセス数が徐々に増えているのは,リアルタイムで具体的な場所を特定する

情報をたくさん公開しているのが最大の理由ではないか,と思うわけです。

今年も,皆さんのレポートのおかげで,新しい釣り場が続々発見されました。

個人的に特に印象に残っているのは,SATさんが敷名の小さい波止から

チヌを釣った報告と,秋に届いたコウマさんの常石港のチヌの報告ですね。

まだまだ未開拓のポイントはたくさんありそうです。

来年も,皆さんのパイオニア・スピリットに期待しております。

 

● 第6位  瀬戸田でチヌ19枚(倉敷のマサさん)!

春のシーズンのレポートのハイライトがこれ。

私はこれだけの数のチヌを一度に釣ったことはありません。

来年の参考までに,改めて振り返っておきます。

この春の瀬戸田でのマサさんの釣果は,次のようになっています。

3月23日(日)(中潮・満潮13:58=尾道港)

チヌ8枚(50〜21cm) うち30cm超が5枚

3月31日(月)(大潮・満潮10:44=尾道港)

チヌ11枚(37〜28cm) うち30cm超が9枚

4月3日(木)(大潮・満潮11:53=尾道港)

チヌ19枚(41〜25cm) うち30cm超が12枚

瀬戸田は例年,3月下旬がハラミチヌのピークになります。

この時期で大潮の日を選んで行けば,2ケタは十分期待できるでしょう。

 

● 第7位  春・秋のオフ会の成功

今年のオフ会は,次の3回でした。

4月19日(土)〜20日(日) 蒲刈オフ会 (参加者=13人)

5月17日(土)〜18日(日) 田島・横島オフ会 (参加者=20人)

11月8日(土)〜9日(日)   蒲刈オフ会 (参加者=17人)

春のオフ会はもともと1回の予定でしたが,4月は参加者が少なかったのと,

岡山方面の皆さんは蒲刈まで来るのが大変だろうということで,5月に再度

田島・横島で開きました。11月のオフ会については,皆様ご存知のとおり。

各回とも食材がきっちり確保できて,楽しく過ごせました。

うちのHPは会員制ではないので,来年以降のオフ会も都合のつく方は

ご自由に参加してください。

なお,忘年会は12月13日(土)に去年と同じ海仙楽で開き,こちらも

楽しかったです。俊一さん,来年もまたよろしくお願いします。

 

● 第8位  マニアックな情報の集積  

掲示板も,今年は去年にも増して大いに盛り上がりました。

掲示板に書かれた情報は多種多様で,皆さんのいろんな経験が出てきて

面白かったです。このHPの常連さんたちの「釣りマニア(物知り)度」を

ランク付けするとしたら,こんな感じでしょうか。

◆ 1位=細原さん

◆ 2位=SATさん

◆ 3位=倉敷のタクさん・ブンゾウさん・タカさん

特に,1位と2位のお二人はすごいです。

オフ会での細原さんのイカ釣り講座,ためになりました。

SATさんのエギのチューニングも,凄かったです。

来年はイシダイに関する情報がもっと集まるといいですね。

 

● 第9位  YS君の活躍

私の主観ですけど。

YS君は大物ランキングでも大人に混じって8位に入ってますが,

蒲刈のオフ会で見たところ,技術的にも格段に進歩していると思います。

なにしろ中学生で竿を自作するというのは,普通じゃないです。

お父さんの話では,かぶせ釣りを始めてから学校の勉強も

以前よりマジメにするようになったとか。結構なことです。

でも,お父さんに指図するのはほどほどにね。(笑)

 

● 第10位  生名島はどうなった?

去年あれだけフィーバーした生名島ですが,今年は工事の影響もあって,

釣りに行った人が少なかったですね。時々様子見に行ってみます。

冬場のアイナメがどの程度釣れるかで,今後の見通しが立つでしょう。

 

● 番外  オフ会で(釣り以外で)活躍した人たち!

誰とは言いませんが,衣装を着た人と,着なかった人です。

詳細は割愛させていただきます。(笑)

 

 

 〜今年の十大ニュース(私個人のかぶせ釣り)〜

 

● 第1位  チヌ53cm!

今年のトップは,やっぱりこれかな。初めての50cmオーバーなもんで。

穴場とにらんだ忠海港の波止で,イメージどおりの釣り方で釣れた

ことも嬉しかったです。(3月30日)

 

● 第2位  坊地新波止でのチヌ爆釣!

これも印象深い出来事でした(5月3日)。

1時間半ほどで8枚(40cm超3枚)ですから。

来年のこの時期は,さぞかしフィーバーすることでしょう。

でも,波止付け根付近にはダンゴがだいぶ撒かれているので,

底が荒れるのではないかとちょっと心配です。

 

● 第3位  アイナメ40cm!

このアイナメも,私にとっては夢のサイズでした。

今年のアイナメのランキングには23尾の魚が入ってますが,

すべて1〜4月に釣れたものです。月ごとにカウントすると,

1月=5尾,2月=2尾,3月=11尾,4月=5尾となります。

アイナメのベストシーズンは,3月。来年の目標もやっぱり40cmです。

 

● 第4位  4回のテレビ取材 

今年のテレビ取材釣行は,次の4回でした。

◆ 1月12日(日) NHK「お好みワイド広島」

「釣った魚でナベ料理を作って食べる」という数分間の番組。

17人の参加者が生名島に集まり,コブダイ料理を作りました。

もうちょっといい季節なら,いろんな魚が釣れたんですが。

◆ 4月28日(月) CS釣りビジョン「瀬戸内魚釣り案内所」

長時間にわたり大君・室尾・向と3つの波止を回ったあげく,

自分の釣果はハゲ1尾。ゲストもアイナメ1尾という大貧果。

リベンジを誓う私なのでした。

◆ 7月22日(火) NHK「お好みワイド広島」

瀬戸田の新畑さんから連絡をもらって「釣りコンペ」に参加

したものの,本命のチヌは釣れず。真夏にかぶせでチヌを

釣ろうというのがムチャな話ですが。落とし込み釣りの第一

人者・組長(藤原)さんに初めてお会いしました。

◆ 11月14日(金)  CS釣りビジョン「関西波止釣り派」

向の波止で68cmのコブダイを釣り上げ,一応4月の

リベンジは果たしたものの,本命のイシダイは不発。

この前日と翌日におのさんとコジマさんがイシダイを

上げているだけに,余計に残念。来年の雪辱を期します。

周りからは,「『釣りごろ釣られごろ』から取材の話は来んのん?」

と言われるんですが・・・あの番組は視聴率高いけんねえ。

ディレクターさん,このHP見てないかな?

 

● 第5位  イシダイ自己記録更新

秋のオフ会で釣った43cmはこれまで釣ったことのないサイズだけに,

引きは強烈でした。ただ,いずれはこのくらいのサイズはどこかで

釣れるだろうと予想してましたが。来年は50cmオーバーが目標です。

 

● 第6位  春のオフ会でのチヌ連発

大地蔵では51cm。翌日の大君では5枚。楽しいオフ会でした。

大君は波止が継ぎ足されて状況が変わったかもしれませんが,

なるべく早い時期にアイナメ狙いで行ってみようと思います。

ついでに,5月のオフ会は横島で開いたわけですが,このときも

チヌが5枚。福山方面はこのあたりがベストシーズンですね。

 

● 第7位   弓削島・今井の波止でのコブダイ爆釣

今年初めて行った釣り場は,次のとおりです。

◆ 弓削島・今井の波止

◆ 下蒲刈島・丸谷港新波止

◆ 大三島・井口一文字波止(渡船利用)

◆ 倉橋島・音戸四連桟橋

◆ 能美島・大君波止

今井の波止はムラが大きいようですが,来年は秋のもう少し

早い時期に再チャレンジしてみたいと思います。

水深があまり深くないんで,冬場はどうかなあ。

 

● 第8位  サンバソウのバラシ(干汐)

これは,今年一番悔しかった。

30cmくらいでしたが,福山・尾道方面ではめったに釣れないサイズ。

その後何度かチャレンジしたんですが,当たりがあったのはあの日

(7月26日)だけでした。

 

● 第9位  蒲刈でのハゲ2ケタ釣り

ハゲのベストシーズンは5月の産卵期ごろですが,晩秋も数釣りが

楽しめます。私はハゲを釣るのが一番好きなので,2ケタ釣りが

できるほど活性が高い日が年に何回かあると最高ですが。

ちなみにこの日は11月29日で,蒲刈では10月〜12月上旬

ごろがハゲ釣りの好期のようです。

 

● 第10位  コブダイ自己記録更新

自慢にゃなりませんね。まだYS君にも負けとるし。

 

● 番外  「かぶせ釣りの本」の執筆

来年の1位は,たぶん「本の出版」になると思います。

福山にある「月刊釣り仲間」の浅野編集長さんから電話があり,

執筆を頼まれたのが去年の12月初め。基本的にこのHPの

記事をベースにしているので,原稿作成はわりと楽でした。

原稿を渡したのが今年の2月20日。本当は5月ごろ出版予定

だったんですが,広島県のマキエ規制の確認が手間取ったのと,

夏場はかぶせ釣りのシーズンオフになるということもあって,

出版が冬までずれ込みました。

「月刊釣り仲間」の最新号(1月号)に「近日発売」とあるので,

年が明けて早い時期には出ると思います。

 

 

 〜このホームページのこれからの展望〜

 

金色の稲が  たわわに実った  豊作を祝う  祭りの夜に

我等が人間の  祖先たちは   哀しくも 首をかしげた

みんながみんな  同じように   幸せなので  物足りない

喜びを 独り占めしようとして   囲いを作ることを 覚えた   (from 「人間の祖先」 河島英五)

 

早いもので,ホームページ開設から4年が経ちました。

10万ヒットが昨年12月のことで,年明け早々には20万に届きそうです。

ご来訪いただいた皆さんに,改めて深く感謝いたします。

 

「趣味のホームページを開いとるんですよ」と友人や知人に話すと,その反応はさまざまです。

「打ち込める趣味があってええですねえ」

「ヒマのある人はええねえ」

「雑誌やテレビの取材が来るんじゃないん」

単純に「羨ましい」とか「大したもんだ」という感想のほかに,こういうのもあります。

 

「一銭にもならんのに,なんでそんなコトするん?」

 

悪口ではありません。本当に「理解できない」と時々言われます。

今では,インターネットでで何でも調べることができます。しかも無料で。

うちの小学生の娘でさえ,学校の宿題にインターネットを使っています。

「そんなに大勢が見に来るほど希少価値のある情報なら,タダで提供

せんでも金儲けに使うこともできるんじゃないん?」というわけです。

しかしもちろん,そんなことは考えたこともありません。

 

こういう率直な意見のほかに,個人で運営しているHP全般に対して

「結局,自慢がしたいだけじゃろ」という見方をする人も,中にはいます。

実際,自分の家族を紹介する個人サイトなど,自慢というよりむしろ,

「自分を見てほしい」という,一種の自己アピール欲が動機となって

HPを立ち上げている人も大勢いると思います。

私自身の中にも,そういう気持ちはもちろんあります。

 

ただ,私がこのHPを作ろうとした最大の理由は,いつも言ってますが,

かぶせ釣りを通じて得られる喜びを,より多くの人と分かち合いたい

ということです。(二番目の理由を挙げるなら,亡くなった師匠への恩返し

という動機もあります)

 

今では釣り仲間も大勢でき,オフ会ではとても楽しい時を過ごさせてもらって

いますが,もともとの動機として「釣り仲間が大勢欲しい」「釣りサークルを

作りたい」というような動機が特にあったわけではありません。

大勢の仲間ができたことにはとても感謝していますが,かぶせ釣り自体は

「魚と釣り人との1対1の真剣勝負」という色彩が強く,オフ会の楽しみとは

別の次元の話です。

 

そういうわけでこのHPでは,すべての情報を公開するよう心がけています。

福山方面でも,私自身ノーマークだった釣り場が意外な「穴場」であったことは,

このHPの常連さんたちのおかげで知りました。そのようにしてみんなが情報を

共有することで,より多くの人たちがかぶせ釣りの喜びを享受できるわけです。

 

しかし私は,「(かぶせ)釣りをする人は,みんな自分の情報を公開すべきだ」と

いうようなことは全く思っていません。実際,このHPを見てかぶせ釣りを始めた

方の中にも,いろんな人がおられるでしょう。たとえば,好釣り場を知っていて,

そこで相当な釣果を上げているけれど,レポートを送ると他の釣り人が来る

ので内緒にしている,とか。それは,全然かまいません。人それぞれ考え方も

違い,釣りへの関わり方も違います。「そういう人にはこのHPに来てほしくない」

とも思いません。

 

幸せを手にした人が「囲い」を作ろうとするのは,当然のことです。

私にもそういう気持ちはあります。でも,大げさに言えば,自分の予想

以上に成長したこのHPには,私個人の欲望の充足よりも大きな,

「社会的使命」(大げさですね)のようなものを感じます。

だから私は,「囲い」は一切作らないようにしようと思っています。

つまり,「制約を設けない」「敷居を高くしない」ということです。

そういう意味で,前言と矛盾するようですが,「みんなで〜しよう」とか

「〜すべきだ」というような「ワク」も,極力作らないようにしています。

 

たとえば,これだけ「社会的影響力(?)」が大きくなってくると,

「マナーを守ろう」「波止は掃除して帰ろう」というようなことを,

もっと強くアピールすべきなのかもしれません。

でも,そういうことは各自の良識の問題であって,他人に指図したり

されたりするようなコトではないんじゃないか,と思うわけですね。

 

そのほか,いろんな皆さんからこのHPに関して今までに建設的な

ご意見をいただきました。たとえば,チーム名を決めたり,ステッカー

などを作ってはどうか,とか。それもいいかな,とは思います。

(「オイスターボーイズ」は,やっぱりちょっと恥ずかしいなあ・・・(汗))

ただ,そうすることでこのHPが「常連さんだけのモノ」あるいは

「セミプロ集団」という印象を世間に与えてはまずいかな,という

思いもあります。

 

大きくなった組織(大げさ!)というのは,総じて自己成長する面が

あり,管理者の予想を超えた方向に進んでいくこともあります。

ただ,このHPのこれまでの歴史を振り返ってみると,一番大きな

転機は「釣行レポート」のコーナーを作ったことにあるような気がします。

このコーナーによって情報の共有化が進み,アクセス数も飛躍的に

増えました。そういう意味で,管理者のコントロールのしかたによって

HPの性格が決まって行く面はあると思います。このHPは今後とも

引き続き,「ベテランも初心者も,同じように楽しめる場」でありたい,

と願っています。そのために私が常々心がけているのは,

「必要以上にエスカレートさせないようにしよう」ということです。

 

たとえば,大物ランキングです。今年は,40人近い名前が入りました。

釣れる魚のサイズも,去年に比べると格段にアップしました。

ただ,ランキングはあくまでオマケであり,一覧表を作っている目的は,

「いつ,どこで,どんな魚が釣れたか」を記録することにあります。

ランキングがあればポイントをかせぎたいと誰でも思いますし,

私もそういう気持ちで釣行することもあります。

でも,あんまりマジになりすぎると,窮屈ですから。

あくまでラッキーな結果ということでいいんじゃないでしょうか?

ランキングに賞品をつけたり表彰したりしないのも,そういう趣旨です。

 

いわゆる釣りサークルでは,「クラブの例会」みたいなものを開きますよね。

そこでは釣り大会なんかを開いたりして,優勝者には賞品を出したりします。

うちのHPのオフ会では,今のところそういうことはしていません。

参加者が集まる時間がまちまちだし,釣る場所も狙う魚も違いますから。

ここでも,「競争をエスカレートさせたくない」という気持ちがあります。

 

テレビや雑誌で釣りのテスターやトーナメンターさんたちが釣っている

場面や記事に接すると,なんかこっちまでプレッシャーを感じます。

私自身,取材釣行ではかなりの精神的重圧がかかります。

やっぱり釣りというのは,余計な邪心を交えずに,魚との1対1の

勝負を純粋に楽しむのが一番でしょう。

 

私は,道具にはあまりこだわらないタイプです。

車を見りゃわかりますね。(笑)

竿の調子とかハリのサイズとかハリスの強度とか,基本的な点では

試行錯誤もだいぶやりました。ただ,道具の手入れも手抜きですし,

自作もしませんし,道具に特別な愛着はありません。要するに,

釣りに接する姿勢は「シロウトの延長」です。

でも,それが私にとってはとても重要なことなのです。

趣味を「極め」ようとする人は,限りなく「プロ」に近づいていきます。

お金と時間があれば,本当のプロになる人もいます。

サンデーアングラーでも,技術も知識もセミプロ級の人は大勢います。

私の場合は単に経験が長いだけで,かぶせ釣りの奥の深さには

惹かれますが,この釣りを「極め」たい,というほどの思い入れは

ありません。食材調達優先で,ほかの釣りもします。

 

「類は友を呼ぶ」と言います。

それぞれのHPに集うのは,結局のところ管理者と精神性を共有する

人たちだ,という面は確かにありそうです。オフ会に参加された皆さん

との交流で,その点はよく感じます。このHPを通じて私が知り合った

方々は皆さん温厚な常識人ばかりで,そういう人たちと趣味を通じて

交流できることは,この上ない喜びです。今後ともこのHPでは,

できるだけ間口を広げ,より多くの方々に楽しんでいただける

情報を発信し続けていきたいと考えています。

 

 

 〜釣り以外の個人的なこと〜

 

旅行:泊りがけの旅行は5月に家族で四国(吉野川渓谷や四国ニュージーランド村)へ行ったのと,8月のUSJ。USJ系は,もうこらえてくれー。下の娘が中学に受かったらハワイへ連れて行ってやる,と約束してます。頑張れ,娘!(笑)

パソコン:今年は特になし。来年はDVDレコーダーを買いたい

音楽:上の娘がNHKのBSジュニアのど自慢で合格したのは,何かの冗談でした。仕事場では有線放送を時々かけて仕事してますが,今年印象に残った曲は「合コン後のファミレスにて」(ソニン)・「小さな花」(KANG DA HYUN)・晩秋(ガガガSP)なんか。誰も知りませんね・・・

仕事の合間に読むのは,釣りの本・料理の本・マンガのどれか。マンガが一番多いかな。全部単行本です。今継続して買っているのは10種類くらい。タイトルは「風雲児たち」「ヘルシング」「サライ」「ラーメン発見伝」「吼えろペン」「おせん」「牌賊オカルティ」「軽井沢シンドロームSPROUT」など。これも,わからんよなー。固い本は毎年だんだん読まなくなってますが,今年の私的ベストワンは「同和利権の真相」(宝島社)。

映画:今年一番面白かったのは「踊る大捜査線2」。あとは特になし。

スポーツ:カープは今年も5位。シーツが残ってくれたんで,来年も5割前後の戦いはできるでしょう。優勝はやっぱり巨人かな。西村は,すぐ野球やめてもええぐらいの金を貰うたんじゃろうなあ。プロ野球関係で今年一番印象に残ったのは,オフでの巨人の上原と入来への対応ですね。まあ,あのオーナーは「代理人を連れて来たら年俸を下げる」とかいう不当労働行為を平気で口ばしる異常人格者じゃしね。ああいう人の下で働く部下が不憫です。松永出身の上本くん(広陵),キミはあんなチーム入ったらいけんよ。サッカーは,サンフレッチェJ1復帰おめでとう。でもサッカーはどうも今イチのめりこめん。まだラグビーの方が面白い。駅伝は広島代表がパッとせんので・・・

● その他の娯楽:最近「インターネット&マンガ喫茶」みたいなのが流行ってますね。娘らに「今度の休みにどっか行くか?」と尋ねると,これ系の店へ行きたい,と。こっちは楽でええんじゃけど,出てきた後で何とも空しい時間を過ごしたような気になるのが何とも・・・。店では,ネットやゲームには興味ないんでもっぱらマンガ読んでます。持ってない単行本をまとめ読みできるのが嬉しい。前から通しで読みたかった吉田秋生の「BANANA FISH」(全16巻)を読破できたのが一番の収穫。

政治・社会:イラク戦争のその後の経緯については,また別の機会に。道路公団民営化とか三位一体改革とかの新聞記事を読むと,官僚の権力の強大さが改めてわかりますね。書きたいことはいろいろあるけど,これもまたいずれ雑記帳で。

仕事関係:来年2月に,新刊本が出ます。内容は,初心者のための英語の本。出版されたら紹介を出します。

 

 

 〜おまけ〜 家族観察日記2003 

 

某月某日

夕食どきの会話。

下の娘「今日,学校の給食で,わたしの好きなもんが出たんよ。当ててみ」

わし  「カレー」

下の娘「ブー」

上の娘「ハンバーグ!」

下の娘「はずれ。ママは?」

ママ  「えーと・・・カレー!

 

記憶力ないんかー!人の話を聞いとけ−!

 

 

某月某日

下の娘が,ワープロの練習をしている。

下の娘「パパの名前,『せいし』で打っても漢字がないよ」

わし  「人の名前は,よう使うんしか単語登録されとらんけ」

下の娘「どうやって出したらええん」

わし  「セイとシに分けて打ってみ。セイは・・・」

上の娘「『しけん』の『し』よ」

 

・・・えっ?

 

ちょ,ちょっと,オマエ,わしの名前ここに書いてみ。

 

上の娘の書いた字「試司

 

きさまー!中3にもなって,親の名前も書けんのかい!

 

 

某月某日

わたしの大恩人の小池さんの話をしていたとき。

ママ「小池さんて,どこの大学で教えとるん」

わし「この本の最後に略歴が書いてあるじゃろ」

ママ「これ,すもう取りの大学?」

 

あの子にしてこの親あり。

 

大学の名前に「相模」と入っていたのですね。

 

ちなみにこいつには,こんなこともありました。

新婚旅行でハワイへ行ったときのこと。

夕食に入ったレストランで,ウエイターがメニューを持って来た。

日本語は通じない。「デザートはどうしますか?」と聞いてきた。

チーズ,なんとか,or ハーゲンダッツ?

たぶんこれでええじゃろ,と思って,「ハーゲンダッツ」と答えるわし。

 

後で女房いわく。

「知らんかったわ。ハワイ語でアイスクームのことを

ハーゲンダッツって言うんじゃね

 

おまえ,それ全部マチガイ!

 

 

某月某日

下の娘は,合理主義者だ。

車が踏切に差し掛かったとき。

下の娘 「踏切の遮断機が降りてないのに,電車が来ることあるん?」

わし     「それじゃ遮断機の意味がないじゃろ。そんなことはない」

下の娘 「絶対に,ないん?」

わし     「まあ,絶対ないな」

下の娘 「じゃったら,踏切で一時停止する必要ないじゃろ

わし     「なんで?」

下の娘 「じゃって,遮断機が上がっとったら絶対電車は来んのじゃろ?

            いちいち止まっとったら後ろがつかえるし,時間のムダじゃん」

 

う〜む。一理あるな。

でも,そういう生き方したらいけんよ。

世の中,おまえみたいな人間ばっかりじゃないけんのー。

 

そういえばオマエ,小さい頃にこんなことも言うとったな。

下の娘 「シンデレラの話,おかしいとこがある」

わし     「どこが?」

下の娘 「12時になったら魔法が解けて,馬車とかカボチャに戻ったんじゃろ?」

わし     「それで?」

下の娘 「ほしたら,ガラスの靴はなんで元に戻らんかったん?あれじゃって,

            もとはガラクタかなんかじゃろ?」

わし     「いや,ガラスの靴が靴じゃのうなったら,話が続かんが」

下の娘 「そりゃ,都合よすぎるじゃろ。靴だけ魔法が解けんいうのは」

 

・・・・・・そうですね。

 

また,別の日。

中学入試を間近に控えた下の娘の勉強をみてやるわし。

コタツに入って,上の娘も一緒に勉強させる。

下の娘は算数,上の娘は数学がまるで弱い。

「おまえら,一緒に勉強見てやるけ,並んでやれ」

下の娘 「だめよ」

わし     「なんで。姉ちゃんが邪魔か?」

下の娘 「じゃって,うちには電卓1つしかないじゃろ

 

おまえ,それどういう意味じゃ!

 

 

某月某日

今日は,小学校の参観日だった。

ママ     「あんた,今日の授業中に居眠りしよたじゃろ。お母さん恥ずかしかったわ」

下の娘 「いや,ふだんはせんのんよ。今日はちょっとくたびれとっただけよ」

上の娘 「オマエなんか,まだええわ。うちが小学校の頃なんか,もっと恥ずかしかったんじゃけ」

下の娘 「なんで姉ちゃんが恥ずかしいん?」

上の娘 「ママはな,参観日に来て自分が居眠りしよーたんよ!

ママ     「あんたも,参観日に寝とったことあるじゃろ。おあいこよ!」

 

おまえら,全員廊下に立っとれ!

 

 

某月某日

最近の中学校の英語では,「自由英作文」という課題がよく出される。

上の娘がもらってきた課題は,こんなんだった。

 

「あなたの『宝物』(一番大事にしているもの)について,4つ以上の英文を書きなさい。

ただし,最初の文は This is 〜. で始めなさい。」

 

たとえば「これは人形です。父が誕生日に買ってくれました」みたいに。

 

上の娘は,作文が大の苦手だ。日本語でもまともに書いたのを見たことがない。

最初の文ぐらい,書けるじゃろ。自分の宝物を考えて書いてみ?

 

さんざん悩んだ末・・・

 

上の娘 「最初の文は書けたけど,あとが続かん」

 

わし   「最初の文,見してみい」

 

 

This is money.

 

・・・そんなんばっかりかい!

 

 

某月某日

上の娘は,母親似でことさらに国語力が弱い。

 

上の娘 「うちも,お兄ちゃんが欲しかったわ」

わし     「なんで?」

上の娘 「お兄ちゃんがハンサムなら,うちももっと美人じゃったはずよ」

下の娘 「兄弟でも顔が似るとは限らん。うちと姉ちゃん全然顔違うし」

わし     「それより,そのお兄ちゃんがハンサムに生まれる保証が全然ないし」

上の娘 「大丈夫よ。私に似たらハンサムに決まっとるよ

下の娘 「お兄ちゃんが妹に似ることは,ないじゃろ」

 

いや,問題はそうじゃなしに・・・

そういうのを「循環論法」と言うのだよ,キミ。

 

こんな会話もあったな。

下の娘 「ピザ屋のバイクって,なんで車輪が3つあるん?」

上の娘 「そりゃあ,三輪車じゃけよ」

 

気づけ!説明になっとらん!

 

 

某月某日

テレビの娯楽番組で,「四文字熟語を頭に思い浮かべてください」というのがあった。

「最初に浮かんだのは何ですか?」

ちなみにわしは,「一期一会」でした。

 

下の娘 「一石二鳥

 

上の娘 「焼肉定食

 

ママ     「馬耳東風

 

この話のオチは「その言葉が,あなたの性格を表しています」というもの。

なるほどねえ。当たっとるわ。

 

 

某月某日

下の娘も入試直前で,勉強も佳境に入ってきた。

夕食を食べながら,簡単な質問をしてやるわし。

 

わし     「『ネコに小判』と同じ意味を表すことわざは?」

下の娘 「え〜と・・・」

上の娘 「猿も木から落ちる!」

ママ     「孫にも衣装!」(という字だと思っていたようです)

 

わし     「若いうちは目立たなくても年をとってから立派になる人を四文字で何という?」

上の娘 「バンキタイセイ!」(漢字が書けるんかい!)

 

わし     「『春の海 ひねもすのたりのたりかな』の『ひねもす』の意味は?」

ママ     「『お母さん』の接頭語!」(そりゃ「たらちね」じゃ。それに「枕ことば」!)

 

わし     「『銀河鉄道の夜」を書いた人はだれ?」

上の娘 「松本なんとか!」

ママ     「違うわいね。宮沢喜一よ!」

 

おまえらに聞いとらん!しゃべるな!受験生に○○が移る!

というわけで,来年もよろしくお願いします。

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