★ 釣り日記 (2005年3月) ★

月6日(日) 月14日(月) 月19日(土)
月21日(祝) 月27日(日)  

◆ 2005/3/27(日) 田島・天神波止ほか

〜 シャコは不発,カキで1匹 〜

 

● 今日は上の娘のテニスの大会があって,朝の7時半ごろまでに会場(福山・竹ヶ端運動公園)へ車で連れて行ってやらねばならない。釣りに行けるのはその後。早朝の時合いを逃すことになるので,近場で勝負することにした。まずは,シャコ掘り。ちょうど干潮に当たる朝の6時前に田島へ行き,20分ほど懸命に掘ってシャコを十数匹確保。家へ帰り,7時前に娘を積んで竹ヶ端へ。娘を降ろし,そのまま田島へ向かってもよかったが,チャンスは満潮ごろと予想していったん松永まで戻り,時間つぶしに柳津港へ行ってみた。しかし釣り人が一杯で入れず,結局田島へ。途中でコバさんから「今すれ違いました」という電話が入り(気がつきませんでした),情報を提供していただいた。コバさんはこれから帰るところで,朝から横島・坊地新波止で竿を出して,30cmオーバーのアイナメを1尾上げたそうだ。今日は満潮ごろは天神波止で釣ることに決めているので,その前に坊地新波止へ行ってみた。

● 坊地に着いた頃には8時半を回っていて,朝の時合いは過ぎたころ。今日は薄曇りで風もない絶好の天気で,波止には釣り客が大勢入っている。先端にかぶせをしている人が2人いたので聞いてみたが,当たりがないとのこと。曲がり角の先へ荷物を運んで,まずシャコのぶっこみの竿を1本出し,港内向きに投げ込んでおく。それからカキの仕掛けをセット。1.8mの竿に道糸2号・リールは(風がないので)チヌジャッカー・ハリス2号・細地チヌ4号。満ち潮がゆっくり流れているので条件は悪くなかったが,足元も沖目も全く当たりがないまま1時間以上が経過。シャコの竿にも反応はなし。これ以上粘ってもムリそうなので,10時過ぎに撤収することにした。この間に先端のかぶせの人にアイナメが1尾釣れたらしいが,サイズは確認しなかった。それ以外の釣り人はほとんどサビキ釣りで,魚が釣れ上がる場面は見られず。イワシが回ってくるまでは,こんな調子だろう。

天神波止へ着いたのが10時半ごろ。満潮は12時ごろなので,これからがチャンス。過去の記録では,この波止では3月末の大潮の日はそこそこ実績がある。ただし3月中にチヌを釣った記憶はない。本命はアイナメ。かぶせよりシャコに釣れる可能性が高いかも。先客は段差のあたりに常連さんが1人だけで,こちらも何も釣れてない様子。先端近くへ荷物を運び,ぶっこみの竿を2本出す。近めと遠めに投げ分けておいて,カキの方もさっきの仕掛けで釣り開始。アイナメ狙いなら足元付近,チヌ狙いなら沖目。一応両方にマキエをして,足元と沖目を交互に攻める。数投目に,沖目で着底直後に当たり!合わせる。手ごたえあり。チヌっぽい引き。しかし・・・もうちょっとで姿が見えそうなところで,痛恨のバラシ!今のはチヌじゃった思うけどなあ・・・残念!

● その後ずーっと当たりがなく,車へ戻って弁当を食べ,12時ごろ再開。もう満潮の潮止まりで,これから下げに入るころ。12時20分ごろ,足元で当たり!これも,手ごたえ十分。コブか?というくらいのパワーで足元へ突っ込んでくるのを強引に浮かせると,30cmを優に越える良型のアイナメ!タモ入れして測ると,33cmあった。最近ではめったに上がらないサイズで,丸々太っていかにも美味そう。このあとバラしたチヌ(?)を釣るべく1時前まで釣ったが,当たりなし。風も強まってきたので納竿した。シャコのぶっこみの方には全く魚の反応がなく,エサ取りもおらず。この時期にこの場所ということを考えると,1尾でも満足すべきだろう。帰って魚をさばいて,パソコンの前に座ったところでマサさんから電話が入った。瀬戸田は例年どおりピークを迎えているようで,2週間後のオフ会の頃も期待できそう。何とかシャコで毛色の変わった魚を釣りたい。

  3/27の釣果

    ・ アイナメ(33cm) 1尾

 

<追記> この日記を書き終えた後でメールを開くと,なんと1週間前に天神波止で同じサイズのアイナメ(33cm)が釣れた,というお便りが!最近あんまり人が入ってないせいで,魚が増えてきたのかも。坊地でも散発的にアイナメ上がっとるし,今年の福山地区はあんがい期待できそうです。


◆ 2005/3/21(月=祝) 横島・坊地新波止ほかあちこち

〜 柳の下にアイナメはおらず 〜

 

● 子供らは春休みに入ったが連日クラブに出ているので,この連休はフリーに使える。パソコンの整理や夕飯作りやらの合間を縫って,毎日短時間ずつ釣りをした。土曜日は朝の散歩に柳津へ。きのうの日曜日は,カキ採りのついでに横島・坊地新波止の曲がり角手前内向きで30分ほど竿出し。その間に,1回だけ当たりがあった,釣れたのが右の写真のアイナメ。サイズは26cmだが,この時期としては貴重な釣果。昼の1時過ぎにヒットしたので,朝の時間帯ならもっと当たりが出るんじゃないか?ということで,今日は朝6時から坊地で竿を出した。

● しかし世の中はそう甘くなく,7時近くまでやって1回も当たりなし。これ以上粘ってもムダそうなので,場所移動。例年この時期は福山方面ではほとんど釣果が期待できないので,オフ会の下見に瀬戸田・名荷港まで足を伸ばした。現地には8時ごろ到着。満潮が9時前ごろ。満潮をはさんで9時半ごろまで釣ってみたが,当たりはたった1回。釣れたのは18cmくらいのホゴ(リリース)。潮の流れはおおむね悪くなく,「この潮で釣れんかったら今日はもうアウト」という感じの潮が10分間ほど流れたが,その時間帯も当たりなし。片付けて,左手の波止に見えたカキを使っている人のところに行ってみたら,SHIMOMIさんだった。あちらも釣れてないとのこと。

● ここを撤収して,下げ潮狙いで因島・消防署前の北側の護岸へ。釣り始めた頃に当たりが集中して下の写真の釣果を上げたが,チヌからの魚信はなし。11時を待たずに納竿した。来週は潮が大きいので,一気に釣果の便りが届くことを期待。結局,今年は備後地方では30cmオーバーのアイナメは1匹も釣れんかった・・・ということになりそう。

  3/21の釣果

  ・ コブダイ(42・30cm) 2尾

  ・ アイナメ(23cm) 1尾


◆ 2005/3/19(土) 松永・柳津港左波止

〜 正真正銘「朝の散歩」〜

 

● 時計は,まだ朝の9時前。冷蔵庫には,既に刺身と蒸し物用の切り身が入っている。今日の正味の釣り時間は1時間半くらい。釣果はチヌ2枚。満足と言えば言えるが・・・なんかなあ。

● 不満の1つの理由は,「なんで取材のときに釣れんのんじゃ!」ということ。先週のNHKの取材はロケーションの問題があるのでしょうがない面もあるが,その前の「釣り仲間」の取材をここでやっとったら・・・しかし2週間前には釣れた保証はないし。どちらにしても,福山近郊のかぶせ釣り師の皆さん,早い者勝ちですよ〜!この時期に近場でチヌを狙うとしたら,ここはかなり確率が高いです。以下,できるだけ詳しくレポートしますので,じっくり読んで研究してください。

● 今日の釣り場・柳津港は,自宅から車で3分ほどの「超地元」でありながら,今までにここで釣果を上げたことは一度もない。竿を出したことは何度かあるが,「まともに釣りをする」のは今回が初めて。今までは,ほかの釣り場からの帰りなどにちょこっと竿を出して,10投ほどして当たりがなければすぐ撤収,というパターンだった。そのたびに,「こんなとこで魚が釣れるかい!」と思っていた。

● しかし,実際はこの柳津港は,ハラミチヌに関しては抜群の実績を誇る釣り場である。早い年は2月から釣れ出し,4月ごろがピークになる。ふかせ釣りの釣果は釣り雑誌によく掲載されているが,かぶせ釣りの情報はあまり出ていない。ふかせ釣りの人はほとんど右手の波止の付け根付近で竿を出しているが,かぶせ釣りのベストポイントは左手の波止の先端になる。右手の波止の先端もよさそうな気はするが,今までのところかぶせ釣りでの実績はない。

● 左手波止先端でいつも竿を出す地元の年配の常連さんの話では,去年は4月がピークで,48cmを頭に10枚以上釣ったそうだ。この人はかぶせ釣りの本を読んでこの釣りを始めたそうで,「経験の浅いワシでもあれだけ釣れるんじゃけ,上手な人ならもっと釣れるじゃろう」という話だった。左手・右手とも,先端の釣り座の定員は1名。知り合い同士で釣行すれば,2人並んで釣るのも不可能ではない。

● 水深は浅く,10m沖でも5〜6mくらい。ポイントは波止先端の正面沖で,沖へ向けて出ていく潮のときがチャンス。ただし潮流は緩く,ほとんどは潮が止まった状態での釣りになる。左手の波止の場合,満ち潮はゆっくり沖から手前へ寄せてくることが多い。逆に下げ潮は足元から沖へ出るので,下げの方が釣りやすい。ただし朝の時合いが下げ潮になるのは小潮の日なので,潮の動きは緩い。サシエはできるだけ遠投するのが有利。底は砂泥地で,根掛かりはない。はっきり言って,ハラミの時期のチヌ以外の魚は全く期待できない。釣れれば型はよく,40cm級が多い。一発勝負のポイントと言えよう。

● 今日は長潮で,尾道港の満潮が6時12分。潮位は265cm。これだけ小さい潮だと,満ちも下げもほとんど動かない。今日この釣り場を選んだのは,たぶん常連さんが入っていないだろうと予想したからだ。なぜなら,この2,3日は干潮の潮位が高すぎて,カキを採るのが難しいから。6時過ぎに自宅を出てコンビニに寄り,釣り場へ着いたのが6時10分過ぎ。もう空は明るい。右手の波止付け根には車が止まっているが,釣りをしている人は見えない。左手は予想どおり誰もおらず。先端へ荷物を運ぶ。カキは先週の取材の残りが小さいバケツに1杯ほど。勝負は早朝だけと読んでいるので,これだけあれば十分。タックルは,1.5mイカダ竿にリールはバイキング・道糸2.5号・ハリス2号・ハリはアブミ11号。ちょうど満潮の潮止まりで,潮は全く流れていない。風もなく穏やかなベタ凪の海へマキエをできるだけ遠投し,サシエを投入。第1投は6時20分ごろ。

● しばらくは全く当たりなし。下げ際狙いで7時半ごろまで竿を出す予定で来ているので,辛抱強く投入をくり返すうち,6時45分ごろに初当たり!竿先を大きく上下させるチヌ特有の当たりで,合わせるとハリに乗った手ごたえ。水深が浅いので引きがダイレクトに伝わってくる。チヌしかおらん釣り場のはずだが,引きはまるでコブダイのように強烈。最近1.5mの竿はあんまり使ってなかったし,リールが慣れてないバイキングのせいもあって,やり取りに苦戦。左手の波返しの方へ走られたので,こっちも波返しに乗って応戦。常夜灯の柱がじゃまくさい。どうにか浮かせてタモ入れ。白っぽい魚体の,ワタリのチヌだった。腹はまだあまり膨らんでない。サイズは43cm。ようやくこのポイントで魚が釣れたので,もう満足。当たりがないときは「こんなトコに魚なんかおらんわ」という疑いの気持ちしかなかったが,1匹釣れると「まだウヨウヨおるんじゃなかろうか」と,気分ががらっと変わる。

● しかしその後魚信が途絶えたので,車へ戻ってちょっと休憩。何度が場所を休めながら投入をくり返したが,予定の7時半まで当たりなし。これからだんだん潮が下げてくるし,結局朝の一発だけか。釣り座を洗い流して,写真を撮るためスカリを引き上げようとしたら,スカリのヒモが沖へ向いて斜めになっている。これは,ちょっと潮が動き出したか?もうちょっとだけやってみるか,と軽めのサシエを沖目に投入。時刻は7時40分ごろ。即,本日二度目の当たり!今度も乗った。さっきのやつよりデカい!左手の親指で押さえたスプールから,道糸が出ていく。相手がコブダイならこういう操作はご法度だが,チヌとわかれば余裕がある。予想どおりの良型を,無事タモ入れ。体高のある立派なチヌで,サイズは46cm。潮はこれからまだ流れる可能性もあるが,これ以上釣っても食べるのに困るので,ここで納竿。まだハラミ本番でもないし,持って帰って食べることにした。1尾は親戚へ,もう1尾は自宅と実家に半分ずつ。さっき包丁を入れた感触では,まだ身が締まっていて十分刺身で食えそうな感じだった。

● で,まあ思うわけだが,「こんな近場でこんなええ型のチヌが釣れるんなら,遠くまで金かけて行く必要ないじゃろ」と言われれば,確かにそうだ。しかし,ここはなにしろ「ハズレ」の日には確実にボウズであるし,チヌしか釣れんし,あんまり近すぎて「釣りに行った」というより「買い物に行った」っちゅう感じじゃし・・・。いずれにしても,どうやら柳津港,例年どおりチヌのピークを迎えたようです。この連休,チヌを狙ってみたい方はぜひどうぞ!私は,しばらくは左手波止先端へは入りませんので。もしかしたら右手の波止で竿を出すかもしれません。

  3/19の釣果

  ・チヌ(46・43cm) 2尾


◆ 2005/3/6(日) 生口島・名荷港(瀬戸田高校裏)波止

〜 詳しくは月刊「釣り仲間」を 〜

 

● 一応,釣果だけご報告。「かろうじて取材成立」という感じ?ここに詳しいことを書かないのは,「釣り仲間」の記事と内容が食い違ってはまずいからです。そのへんの事情・・・お察しください(笑)。なお,この日のことは釣り仲間4月号の連載にいろいろと書いておきます。

● 取材が終わって記者さんと別れたのが10時半ごろ。そのあと生名島へ行き,「レジャーフィッシング」の取材で竿を出していた俊介(YS)君兄弟とブンゾウさんのところへ。ブンゾウさんの記念すべき初かぶせの写真を載せておきます。左から順に,ブンゾウさん・俊介くん・ショウくんです。あちらの釣果は?・・・月刊レジャーフィッシングをごらんください。まあ,どちらもどうにか取材が成立して一安心というとこですね。

  3/6の釣果

  ・チヌ(32cm) 1尾

  ・コブダイ(55・29cm)  2尾

  ・カサゴ(19cm)  1尾

 

 

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