★ 釣り日記 (2005年4月) ★

月2・3日(土・日) 月9・10日(土・日) 月16日(土)
月23日(土) 月29日(祝) 月30日(土)

◆ 2005/4/30(土) 横島・坊地新波止 / 田島・天神波止

〜 ハゲいっぱい見えとるのに・・・ 〜

 

● 連休前半は娘らがクラブ活動で登校していて,家の用事も特にない。しかし毎日長時間釣りをするのもしんどいので,釣れそうな時間帯だけ竿を出してさっさと帰ることにして,今日の行き先は横島の坊地。干潮が9時半ごろの小潮のため,天神より坊地の方が釣れる確率は高い。狙う魚は,ハゲ。チヌはきのうも刺身で食べたし,そろそろ味も落ちてくる。それより旬のハゲが食べたい。ということで,5時過ぎに釣り場に到着。台車をころがして波止へ行ってみると,曲がり角から先はもう入る余地なし。ハゲなら波止のどこでも釣れるので,曲がり角より10mほど手前に入った。

● 今日の仕掛けト。竿は1.8m,バイキング,道糸2号・ハリス2号・ハリは細地チヌ5号。釣り出した頃の潮加減は,下げ3〜4分くらい。この潮では,チヌは期待薄か。足元にマキエをして数回サシエを投入したが,反応なし。しかし,ハゲは水面下2〜3mあたりにかなり群れているのが見える。カキのむき身を投入しても,近づいてくるだけで口を使わない。底で勝負しても当たりそうにないので,軽いカラで中層をゆっくり沈めてみた。その3投目,底から数m上の中層で,竿先を持ち上げる当たり!合わせると,ハンパでない引き!これは,デカい!ハゲでないのは確かだが,チヌにしても相当の型物か。もうちょっとで姿が見えるところまで浮かせたが,足元の柱へ潜られてラインブレイク!道糸とサルカンの結び目で切られた。今のは・・・・チヌ?それとも・・・ここはコブダイはおらんし・・・・思いっきり怪しかったが,諦めて釣りを続行。

● このバラシが5時半を回った頃で,そのあと6時までに当たりは1回。これはサシエが着底する寸前でヒットしたチヌで,姿が見えたがハリ外れでバラシ。依然としてハゲの当たりは全くなし。ようやくスカリを降ろしたのが6時半ごろで,これは25cmの小ぶりのチヌ。竿下でヒットした。さらに沖目狙いに切り替えると,散発的にチヌの当たりが続いた。連続して当たったのは7時半ごろで,結局全部で42cmを頭に5枚のチヌをゲット。このほかハリ外れのバラシが2回。チヌの当たりは全部で10回ぐらいあった。ハゲが釣れる見込みはなさそうなので,ほぼ干潮の9時前に納竿した。後片付けをしているときに隣でカキで釣っていた人にもチヌがヒットした。タモ入れを手伝って検寸すると,48cmの良型だった。今日のような潮回りでこれだけ当たるということは,坊地は今がまさにチヌのピークという感じ。チヌはもうさんざん食べたので,持ち帰りはなし。近くの釣り人にプレゼントした。それにしても,ハゲがあれだけ見えるのに全く当たらんとは・・・連休中に1回は,夕飯の食卓にハゲの煮付けを並べたい。どこで調達しようか・・・

● ↑上の日記を書いてアップしたのが午前10時半ごろ。このあとパソコンをつついて昼飯を食って,天気がいいので昼からまた田島へ。満潮に合わせて1時半から2時半までちょうど1時間天神波止で竿を出し,チヌを2枚。期待したハゲの当たりは全くなし。シーズンはあと2週間ほどしかないのに。今年はハゲ釣れんのかいな。

  4/30の釣果

<坊地>

  ・チヌ(42・39・38・34・25cm) 5尾

<天神>

  ・チヌ(36・32cm) 2尾


◆ 2005/4/29(祝) 尾道市・戸崎新港波止

〜 取材は成立したものの・・・こんなはずでは・・・ 〜

 

● もったいつけてすいませんでした!4月23日に入れ食いだったポイントへ,本日「月刊釣り仲間」の取材に行ってまいりました。結果は下の写真のとおりです。情けないことに,グラビアページの主役は,隣で釣っていたふかせ釣り師さんに取られてしまったのでした。

● 前回のおさらい。4月23日は,朝から田島・横島で竿を出し,チヌ2枚という今イチの釣果。夕方まで時間があるので,帰る途中で戸崎に寄ってみた。現地に着いたのはちょうど12時ごろ。満潮が10時半ごろで,もう下げに入っている。波止先端外向きで1時間ちょっと竿を出したら,チヌが入れ食い。これはイケる,ということで,即月刊釣り仲間に電話を入れて,今日の取材を予約した。今日は,干潮が朝の8時過ぎ,満潮が午後1時半ごろの中潮。早朝と昼ごろが狙い目か。23日と同じ調子なら,チヌ10枚は固い。とか何とか。

● 張り切って4時半に起床。コンビニに寄り,現地に着いたのがちょうど5時ごろ。先客なし。前回と同じく波止先端に荷物を運んで,仕掛けをセット。竿は1.5m,チヌジャッカー,道糸2号・ハリス2号・ハリは細地チヌ4号。ここは潮が低いときは当たりはほとんどないので,できるだけ早い時間帯に最低1枚は上げておきたい。しかし,しばらくは当たりなし。5時半を回った頃に初当たり。しかし,巻き上げ途中でハリ外れ。ゲンが悪いので,ハリをアブミの12号にチェンジ。5時50分ごろ,2度目の当たり。今度はガッチリ掛かった様子。1枚目は,38cmのチヌだった。このあとまた当たりがなく,時々場所を休めて断続的に投入を繰り返す。6時40分ごろと7時20分ごろに,もう2枚追加。サイズはまずまず。これで一応,取材用の釣果写真だけは撮れる。

● 7時半以降は全く当たりがなくなったが,これは予定どおり。次のチャンスは昼ごろからか。強風が吹き出したので,リールをバイキングにチェンジ。9時半ごろ,釣り仲間の社長さんから電話。チヌが3枚上がっていることを伝える。「これから出発するので,あと1時間くらいかかる」とのこと。残ったノルマは,魚が掛かって竿が曲がっている場面を撮ってもらうことだけ。その写真が撮れたら本日の取材は終了,という予定だった。と・こ・ろ・が・・・。社長さんが到着してから納竿の1時半まで,ただの一度も当たりなし。最後の当たりからは6時間も経過したことになる。普通ならとっくに竿をたたんで帰っているはず(ましてこの釣り場は自宅から15分の近場)だが,今日は「竿が曲がっている場面」を撮影するという至上目的のため,気温25度を超える暑さの中で頑張った。しかし結局,臨場感のある写真は撮れず。その代わりに,隣で竿を出していた家族連れのお父さんが,フカセ釣りで40cm前後のチヌを2枚釣り上げた。こっちは遠投しとんのに,竿下のフカセで釣れていたのが余計に悔しい。「フカセのマキエにチヌが寄ったせいでカキには釣れんかった」とは,全く思わない。むしろ逆の経験をしたことの方が多いので。魚がおりさえしたら,この時期のかぶせ釣りは,フカセやダンゴと対等以上の勝負ができるはず。しかし,釣れんかったもんはしょうがない。社長さんの話によると,「前半かぶせ釣り,後半フカセ釣り」で取材の記事を組む,という。まあ,取材が成立しただけでもええか。でも・・・改めて言うけど,「こんなはずでは」!「連休の釣り場はここで決まり」というわけにはいきませんでした!ちなみにこの波止は,先端付近の正面または波返しの上がベストポイントです。日によって魚の活性がだいぶ違うようなので,運がよければ爆釣できるかも,です。

  4/29の釣果

  ・チヌ(43・38・38cm) 3尾


◆ 2005/4/23(土) 横島・坊地新波止ほか

〜 田島・横島のピークは,ちょうど連休の頃でしょう 〜

 

● このHPでも紹介しているわたくしの大恩人の小池さんが,4月から岡山の大学に移って来られたので,久しぶりに会うことになった。「釣りたての魚を食べたい」という小池さんのたってのご希望により,今日はどうしても魚を調達したい。例年,福山方面もそろそろ春のピークに入るので,近場でも十分釣果は期待できると踏んで,ホームグラウンドの田島・横島で竿を出した。今日は満潮が10時半ごろの大潮で,条件はよし。天気もよさそう。朝の5時過ぎに天神波止へ行くと,もう先客が2組来ていた。1組は先端でサビキ仕掛けのハゲ狙い,もう1組は波止中央段差あたりで小イワシ狙い。かぶせ釣りをする人は,だいたいその中間に釣り座を構える。4〜5人が入れるスペースがあるので,亡くなった橘高師匠の指定席だった,階段の前の波返しの上へ。

● 釣り始めてまもなく,ショウ君が来た。ショウ君は段差のちょっと左手で竿出し。天神で6時半ごろまで釣ったが,沖目はフグの嵐,足元はほとんど当たりなし。ここはたいてい,潮の低い時間帯はこのパターン。満潮前の時間帯までは望みが薄いと判断して,坊地新波止へ移動した。こちらは今日は釣り人がわりと少なく,先端近くにサビキの人が数人のみ。曲がり角のちょっと先へ入った。7時ごろ,ちょうど曲がり角の上にかぶせ釣り師さんがもう1人入った。その人が釣り開始まもなく,30cmくらいのチヌを釣り上げた。これで魚がおることがわかったので真剣になって釣ると,8時までにチヌの当たりが3回あった。そのうち1回は空振りで,釣れたのは30cmと36cmが2枚。その後全く当たりがなく,9時半ごろ天神へ戻った。ショウ君が30cm級のチヌを2枚上げていた。7時〜7時半ごろに,足元でヒットしたとのこと。そのあとは,途中で来た谷ちゃんともども,チヌの当たりはないという。ここで満潮まで釣ってみたが,やはりダメ。11時ごろ坊地桟橋でちょと竿を出してみたが,これも反応なし。今日は魚種を2〜3種類ゲットしたかったが,結局チヌだけに終わった。最低限のノルマは果たした,というところか。ハゲは泳いでいるのが時々上から見えるが,カキには全く反応せず。天神波止先端のサビキの人が,オキアミで6匹釣り上げていた。坊地の先端でもオキアミにはポツポツ上がっているようだった。

● 実はこのあと別の場所へ行ったら,チヌがほとんど入れ食い状態。4月29日に月刊釣り仲間の取材をするので,詳しいことはその日の日記で。釣ったチヌは海仙楽で美味しくいただいた。新鮮なサバの刺身や珍しいハモの刺身,それに貝柱(タイラギ)・手長ダコの踊り食い・ネブトなど,東京ではほとんど食べられない魚を出してもらって,小池さんにも喜んでもらえた。俊一さん,お世話になりました。

  4/23の釣果

<横島・坊地新波止>

  ・チヌ(36・30cm) 2尾

<某所(4/29に公開)>

  ・チヌ(35・33・32・29・29・28・21・19cm) 8尾


◆ 2005/4/16(土) M島・T港ほか

〜 近くて遠い島へ行ったこと 〜

 

● オフ会の翌日から忙しかったが,今週は頑張って仕事したのでだいたい片付いた。この週末は天気もよさそうなので,そろそろピークを迎える福山方面をあちこち回る予定。しかし今日も娘のテニスの試合があるので,会場の竹ヶ端運動公園まで車で送る仕事がある。朝の7時には家を出たいというので,それまでちょっと柳津港で竿を出した。今日は満潮が午前4時ごろの小潮で,条件はよくない。カキは,この週末は調達が難しそうなので,3日ほど前の夕方に採っておいたもの。柳津港左手の波止の先端で朝の5時半ごろから小1時間釣って,当たりは1回だけ。釣れたのは38cmのセイゴ。潮が悪いとは言え,チヌのピークは過ぎたらしい。

● 7時ちょっと前に家へ帰ると,予想したとおり娘はまだフトンの中。叩き起こして5分で支度をさせて,車で芦田川沿いのテニス場へ。帰りは浦崎経由でポリタンクに2杯海水を汲み,帰宅して軽く水槽の掃除。あとは特に予定がない。田島か横島へ行くことも考えたが,わりと風もなさそうな好天なので,前から行きたかった場所へ足を伸ばすことにした。自宅から20分ほどのT港でフェリーに乗り(普通車片道1,530円),10分ほどでM島・F港に到着。・・・めんどくさいので実名で書くと,常石港からフェリーに乗り,百島(ももしま)・福田港に到着。この島へ渡るのは,もしかして40年ぶりくらいかも。小学生の頃に海水浴に行ったような気もするが,全然覚えてない。距離から言うと田島より近いが,心理的には蒲刈くらい遠いイメージがあった。そもそも,この島でかぶせ釣りをしたことがある,という人には今まで1人しか会ったことがない。その人の話では(もう10年近く前),「コブダイはおるよ」。これだけ。しかし航空写真で見ると,なかなかよさそうな波止が1本だけある。それが,今日の釣り場・泊港の波止だ(フェリーの着く福田港からは島の裏側)。

● フェリーの便は少なく,行きは常石発6:50または10:15のどちらか。帰りは福田(百島)発15:25に乗るしかない(この次の便は19:04)。今日はもちろん10:15に乗り,15:25で帰った。福田港を降りたところに島内の案内図があったが,まあ適当に行きゃ着くじゃろ,と港の正面右の道へ。これが大失敗(正解は左の道)。細い山越えの道をぐるぐる回る羽目になり(この島には海沿いの周回道路はない),11時近くになってようやく泊港へ到着。一見して,雰囲気よし。釣り人は誰もおらず。港内の空き地に車を止めて,左手から伸びる長い波止の先端へ。波止を歩いて行く途中,港内側をのぞくと何やら大きな魚の群れが見える。ボラか?いや,もしかしてチヌ?

● 波止の先端はフラットで,釣りやすそう。潮はこれから満ちてくるところで,正面沖から手前へ寄せてくる潮がゆっくり流れている感じ。先端から正面へ向けてサシエを投げると足元まで戻されそうなので,先端右手から港内側を狙ってみた。タックルは,1.5mの竿(ブラックチヌ)にチヌジャッカー・道糸2号・ハリス2号・チヌバリ4号。今日の目標は,とりあえずチヌ1枚。足元は敷石があって浅いが,数m沖の水深は7〜8m以上ありそう。ポイント的には,大物が釣れそうな雰囲気がある。たぶんコブダイが一番多いじゃろうなー。

● 釣り始めて5分ほどして,地元の人が見物に来た。「こないだ初めてかぶせ釣りをやってみた」という。NHKの番組は見てない様子。サシエの刺し方を教えてくれ,というので,あれこれ話をしながらレクチャー。その間,当たりはなし。その人の話では,ここは普段は福山方面からチヌ狙いのフカセ釣りの人がけっこう来るらしい。さっき見えた魚はやっぱりチヌで(ただしボラも多い),朝は相当な数のチヌが泳いでいるのが上から見える,と言っていた。期待して投入を繰り返すが当たりなし。

● その人が帰ったのが11時半ごろ。だんだん風が強まって,先端正面から強烈な向かい風を受けるようになった。しかも港内へ入ってくる潮でサシエが戻されるので,あきらめて先端左手から外向きに投入することにした。この方向を向くと,正面はるか沖に内海大橋が見える。景色は申し分なし。しかし,当たりはない。サシエを遠投しても,潮と風で手前へ引き戻される。着底ポイントは,がんばっても6〜7m沖くらい。根掛かりは時々あるが,釣りにくいほどでもない。しばらくして,手元に「ゴツッ」という当たりが1回だけきたが,風で糸フケができていて合わせがきかず空振り。コブダイじゃなかったような気がするが・・・。

● 12時ごろ車へ戻って弁当を食べ,再開後しばらくたった12時半ごろ,今度は「コツン」という当たりを取って魚がフッキング。31cmのアイナメだった。これで俄然やる気が出たが,その後はさらに風が強まって,厳しい釣りになった。結局チヌはおらんか・・・と諦めかけた1時半ごろ,初めてチヌらしい当たりがきた。合わせると,まずまずの引き。取り込んだのは45cmのチヌ。オフ会の土曜日から,3回連続で45cmをキャッチしたことになる。マサさんの52cmに比べたら小さいが,きれいな体型の黒っぽい居着きのチヌだった。まだハラミ最盛期には早い感じ。結局このあとは当たりがなく,満潮の2時40分ごろ納竿した。結果,当たり3回。釣れた魚はチヌとアイナメ1尾ずつ。コブダイの当たりは1回もなし。往復3,000円かけて来たことを思うと複雑ではあるが,一応目標も達成したし,まずまず満足。海もきれいで,いかにも魚が釣れそうな雰囲気があるし。潮の加減から言うと,下げ潮の方が釣りやすいかも。ただし南から吹いてくる風をモロに受けるので,今日のような晴天の日はちょっと釣りにくい。チャンスがあったらもう1回行ってみたい。

  4/16の釣果

<柳津港>

  ・セイゴ(38cm) 1尾

<百島・泊港>

  ・チヌ(45cm) 1尾

  ・アイナメ(31cm) 1尾


◆ 2005/4/2(土)・3(日) 尾道市浦崎町・戸崎港波止

〜 もう半月ほど早かった? 〜

 

● 2日の土曜日は干潮位が高く,カキが採りづらかった。どうにかバケツ1杯半ほどのカキを確保し,釣り場の新規開拓を目指して戸崎港へ行ってみた。ここは柳津と同じく松永エリアの釣り場なので,地元と言えば地元。自宅から15分くらいで来れる。しかし,マジメに竿を出したことはない。試し釣りをしたことは何度かあるが,魚の反応はなかった。しかし雰囲気はよさそうで,福山方面のチヌが最盛期に入る4月下旬ころからは十分期待できると思う。

● 戸崎は,今年フィーバーしている向島・歌の対岸に当たる。戸崎フェリー桟橋と言えば昔から有名な釣り場で,ここでは何度も竿を出したことがある。水深も潮流もまずまずで,雰囲気的には歌より魚が釣れそうな気もするが,残念ながら魚影の濃さでは歌にはるか及ばない。昔は夏の夜釣りでは電気ウキがずらっと並び,冬場はコウイカやイイダコを狙う人が大勢入っていたが,最近はそれほどでもない。戸崎地区へ行く道路は,昔は普通車がどうにか通れるくらいの狭い道だったが,今は道路が整備されてアクセスが格段によくなった。チヌ釣り場として戸崎より有名だったのは少し手前の満越港の波止だが,現在はフェンスができて立入禁止になったため,このあたりでチヌが狙えるのは戸崎港しかない。

● 今回初めて紹介するので,戸崎港のポイント説明をしておこう。車は港内のどこにでも駐車でき,護岸からも竿が出せる。ベストポイントは港内中央の浮き桟橋(立入禁止)の右手の護岸で,ここは水深があってチヌの実績も高い。ただし現在は右手に作業用台船が係留されているので,桟橋とその台船の間だけで竿が出せる。潮はほとんど流れず,ハラミのチヌ以外の魚が釣れる可能性はほとんどない。波止の方は,フカセの人はL字の曲がり角から先端までの外向き一帯で竿を出している。ただし曲がり角付近は浅く,先端へ近づくほど深くなる。もっとも先端も満潮時で6〜7mほどの水深しかなく,どちらかと言えば浅い。今回は,波止先端(波返しの下)から正面沖へ向けて竿を出した。満ち潮は緩やかではあるが沖向きに流れる。波返しの上に乗って沖の一文字波止方向へ投入しても魚は釣れると思うが,釣りやすさから言えば先端がベスト。先端の定員は1名。

● 今までここで試し釣りをしたのは1回当たりせいぜい30分ほどだったので,今回は満潮をはさんで1〜2時間竿を出すことにした。土曜日の満潮は午後3時半ごろ。2時過ぎに現地へ行くと,釣り人の姿はなし。時々フカセの人が入っているが,先端で竿を出しているのは見たことがない。天気は曇りで風もなく,釣り座へ着くと緩い潮が沖へ向けて流れている感じで,いかにも釣れそうな気がする。釣り場の条件は柳津港と似ているが,柳津が「こんなトコで魚が釣れるかい!」という感じなのに比べると,戸崎の方が少なくとも雰囲気はある。ただ,いかんせんまだ時期が早い。フェンスができる前の満越の波止での釣況から考えても,あと2〜3週間先がベストだろう。とにかく,2時20分ごろから釣り開始。タックルは,1.8mイカダ竿に道糸・ハリスとも2号・ハリは大型に備えて細地チヌ5号をチョイス。マキエをして,サシエのカキをできるだけ遠くに投入。もっとも潮が緩くマキエが沖まで出ていかないので,投入ポイントはせいぜい10m沖まで。実際に勝負するのは,7〜8m沖くらい。

● 潮加減はよかったが,全く当たりがないまま時間が過ぎる。やっぱりまだ時期が早かったか・・・しかし,ちょうど3時ごろに初当たり!間違いなくチヌ36cm。よっしゃ!狙いどおり!!やっぱりチヌおったか〜。この時間で釣れるなら,明日は満潮が朝の6時過ぎじゃし,早朝にもう1回来てみるか。ということで,その後20分ほど釣ったが当たりもなくなったので,道具を片付けていたら,月間釣り情報の記者さんが来た。今日は沖磯へチヌの取材に行ったがさっぱりだった,とのこと。チヌなら案外,このへんの方が釣れとるんじゃないん?ということで,柳津港へも行ってみるように勧めておいた。結局土曜日は1時間ちょっとの竿出しで,1打数1安打。今日カキ撒いとるし,明日の朝は何枚か上がるか?と期待をこめて,土曜日の釣りは終了。

● 土曜の夜は,一人で夕食。家族はみんなヨメの実家の広島へ行っている。スーパーでビールとつまみを買い,犬の散歩を済ませて,風呂に入り,テレビの前のテーブルにチヌの刺身とつまみとビールを置いて,テレビをつけたらちょうど野村のヒットが出たところで,初回に3点が入っていた。ナイターを見ながらさっき釣った魚をつまみに酒を飲むという極楽気分で,DVDのダビングをやりながらビールを焼酎を飲み,気がついたら10時過ぎ。結局カープも勝ったし,気分よく床に着いた。

● で,本日日曜日。酒が残ってちょっと寝坊して,家を出たのが5時20分。ゆうべ雨が降ったらしいが,もう止んでいる。戸崎へ着いた頃にはもう釣りができる明るさ。道具は全部きのうのままなので,5時45分ごろには釣りを開始できた。すると・・・第1投でいきなりヒット!30cmに満たないサイズながら,本命のチヌを1枚ゲット。よしよし。予想どおり。これなら4〜5枚釣れるか?--- しかし,尾道港の満潮が6時18分の長潮ということで,このあとは潮が完全に止まって魚の反応もなし。1回だけ小さな当たりがあって,魚がヒット。チヌではない。上がってきたのは,ひょろ長いハゼ。結局7時に納竿。ちょっと期待外れではあったが,今後に期待したい。このあと帰りに柳津港で30分ほど竿を出してみたが,もう下げに入っていたこともあって魚の反応はなし。実家で魚をさばき,犬を散歩させて,仕事場でちょっと仮眠してからこの日記を書き,今の時刻が11時前。今日は家族もおらんし,天気も回復してきたし,カキもちょっと残っとるし,昼からまたどっか近場へ行くかな。

  4/2・3の釣果

  ・チヌ(36cm/28cm) 2尾

  ・マハゼ(27cm) 1尾

 

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