★ 釣り日記 (2005年11月) ★

11月3日(祝) 11月5日(土) 11月13日(日)
11月20日(日) 11月27日(日)  

◆ 2005/11/27(日) 生名島・立石港波止 / 埠頭用地波止

〜 釣る分には面白いけど・・・ 〜

 

●本日の目的は, 来週の忘年会の食材調達の下見。メインの行き先は生名島・立石港。去年の忘年会のときもここで竿を出して,20cmオーバーのカサゴを5匹とマゴチを釣って海仙楽へ持参した。今年は水温が高いのでちょっとどうかとも思うが,朝の時合いを狙って生きエビのぶっこみ&さぐり釣りで狙ってみる。満潮は8時ごろの若潮で,条件は悪くない。朝5時過ぎに起きて外へ出ると,曇り空で風もなさそう。しまなみ海道経由で因島・長崎桟橋に近づいたのが5時50分ごろ。始発のフェリーは6時5分なので,ちょっと着くのが早すぎた。桟橋の前には,見覚えのある車が1台。その釣り人は最近生名島・埠頭用地へ通っているとかで,イシダイを釣るには毎週マキエをして寄せんといけん,のだそうだ。

● フェリーを降りてすぐの立石港に到着。暗い中を台車を引いて波止曲がり角の先へ行くと,ちょうどタコ狙いの人が帰るところだった。ここは常夜灯があるので釣りやすい。ヘッドランプをつけてぶっこみ釣りの仕掛けを作り,生きエビをつけてちょい投げ。しかし,まだ満ちの潮がビュンビュン流れていて,置き竿にすると根掛かりの連発。沖目はあきらめて竿下で勝負することにして,波止のあちこちをさぐってみたが,まるで魚の反応なし。カサゴはこういう潮の流れる時間帯に釣れるはず。この潮でダメということは,やっぱりまだ時期が早かったか?そのまま30分ほどたって空が明るくなっても,相変わらずエサ取りの当たりもなし。エビの竿は置いたままにして,かぶせ釣りの仕掛けを出した。ここは掛けた魚が足元へ潜るので,竿は1.8m。リールはバイキング。ハリスは一応2号でスタート。ハリはチヌ4号。 ところが,7時ごろから30分ほどの間,当たりがほとんどない。満ち潮が沖から手前へ寄せてくるので多少釣りにくいが,早朝の満潮前という好時間帯にしては,なんぼなんでも魚の活性が低すぎる。一応満潮過ぎまではここで粘ることにしているので,イカダ竿をもう1本出して,むき身のカキでぶっこみ釣りをやってみた。実は,カサゴはこの仕掛けの方がヒット率が高い。しかし,むき身のカキにも反応なし。こりゃーいけんわ。

● 8時近くになって,ようやく潮が緩んだ。このへんから当たりが出始めて,9時ごろまでにポツポツ魚が上がった。当たりの多い順に言うと,ササノハベラ・ギザミ・ウマヅラハギ・カワハギ・コブダイ。コブダイは釣り上げたのは小ぶりのを1匹だけで,ハリス切れのバラシが2回。それとは別に,怪しいハリス切れも1回。あれはコブダイとは違う魚じゃないかと思うが・・・魚の活性は全般に低く,中層でエサを取られることはほとんどなかった。ハゲの反応があったのも30分ほどで,あとはベラ系の当たりがほとんど。この間にサビキのアジ釣りの人が入れ替わり立ち代り来て,港内向きで15〜18cmくらいのアジがポツポツ上がっていた。ギャング仕掛けのハゲ狙いの人も来たが,オキアミでも反応が鈍いとのこと。10時ごろ食いが止まって,ここを撤収しようと片付け始めたところで,埠頭用地へ行ったマサさん(ですね)から電話が。あっちはハゲだらけでサシエが底までもたんらしい。その話を隣のハゲ狙いの常連さんにしたら,ならワシもあっちへ行こう,ということで,二人そろって埠頭用地へ。

● マサさんはいつものマサさんポイントではなく,かなり先端寄りに釣り座を構えていた。そこより付け根寄りには釣り人がいなかったので,波止中央付近内向きの「マサさんポイント」に入った。で,ここでは第1投からハゲの当たりがあり,中層で2回バラシ。その後カワハギや小さいアイナメなどが散発的に釣れ,退屈はせず。タナは上がったり下がったりするので,3号の底オモリをつけたり外したりして,状況に応じて底と中層のどちらかで勝負する。ハゲの活性が高まると,2mくらいのタナでサシエを取っていくこともある。このときはオモリを外してサシエをゆっくり落としながら,体の一部にハリを引っ掛けるような感覚で合わせる。タナが底近くになったら,底オモリをつけて一気に底までサシエを落として,着底の瞬間の当たりをとる。ただここもだんだんベラ系の当たりばっかりになったので,11時半ごろ納竿。キープしたのはギザミ2・カワハギ2・ウマヅラ3。あとはリリース。夕飯のおかずにはちょうどええくらい釣れたが,忘年会に持参する食材としてはちょっと物足りん。しかし埠頭用地は,釣りを楽しむだけならまだしばらくいけそう。マサさんの入った先端寄りの方が,ハゲの当たりは多い。マサさんのスカリには25cm級くらいのハゲが数枚と20cmくらいのセイゴが入っていた。今は午後2時前だが,マサさんはまだ竿を出しとるかな?来週の忘年会の日もここで釣るらしいので,ハゲの調達はマサさんに任そう。

予告:12月3日(土)は,私は蒲刈・大地蔵でカレイをメインに狙ってみようと思います。当日蒲刈方面へ行かれる皆さん,現地でお会いしましょう。

 11/27の釣果

  ・コブダイ(33cm) 1尾

  ・カワハギ(21cm) 2尾

  ・ウマヅラハギ(21cm以下) 5尾

  ・ギザミ(22cm) 2尾  

  ・アイナメ(19・17cm) 2尾  ほか


◆ 2005/11/20(日) 弓削島・今井の波止 / 常石・大越波止

〜 育っとらんじゃないか,おまえら!〜

 

● 今日の行き先は,弓削島・今井の波止。前回行ったときは,16cmと13cmのサンバソウが2枚釣れた。あれから2か月たっとるし,ひと回り大きなサイズが釣れるんではないかと。あわよくば25cmくらいのが釣りたい。因島・鹿老渡から朝7時のフェリーに乗って現地に着くと,アジ釣りの先客が3人いた。曲がり角から7〜8mくらい手前が空いていたので入れさせてもらう。今日は満潮が午後2時ごろ。風はけっこう強いが,背中から吹いてくるので問題なし。タックルは,1.8m月光波にチヌジャッカー,道糸3号・ハリスも3号・チヌバリ4号。一応コブダイにも対応できる強度にした。

● 7時半ごろから釣り開始。しばらくは,予想外に当たりが少ない。時々ギザミっぽい当たりがあるだけ。8時を回って潮が動き出し,8時半ごろから魚の活性が高くなった。それから1時間ほどが好時合いで,その後もずっと当たりは続き,いろんな魚をゲット。釣れた順に書くと,ホンベラ・キュウセン(ギザミ)・サンバソウ(!)・ショウサイフグ・コブダイ・ササノハベラ・スズメダイ・ウマヅラハギ・カワハギ。全部で9種類。チヌかグレが釣れたら10目釣りが達成できとったのに。で,2匹釣れたサンバソウのサイズはと言うと・・・1匹目が15cmの水槽サイズ。2匹目は19cm。2か月前から全然大きゅうなっとらん!いや,3cmくらい成長したか?ここは潮もまずまず流れて,毎日釣り人がマキエをして栄養も運動も十分なはずじゃけど。10時を回ってからはベラ系の当たりオンリーになって,11時半ごろ納竿。もうちょっと粘ろうかとも思ったが,アジ釣りの人がどんどん増えて,窮屈になったので。しかもその人たちは皆常連さんで,釣りと関係ない世間話があちこちから聞こえてくるので,いまいち集中できん。納竿までにコブダイのバラシ(ハリス切れ)が3回あった。太い仕掛けにチェンジしてもよかったが,左右を釣り人に囲まれた状況で巨コブに引っ張り回されるのもなあ・・・ということで。ギザミの当たりは2か月前に比べるとだいぶ落ち着いてきたが,15cm級のハゲなど,まだまだエサ取りは多い。今日は足元で勝負したが,コブダイ狙いならちょっと沖目に投入する方が確率が高そう(沖にはベラはいない)。エギングの人が良型のアオリイカを1匹釣り上げた。アジは大きなウキをつけてサビキを遠投するスタイルで,15cm級が一人に10〜20匹くらい。サヨリも見えるがまだサイズが小さい。次回ここへ来るのは,来年の秋か?

● 昼過ぎのフェリーで因島へ戻り,自宅近くまで戻って昼食を取ってから,そのまま今度は沼隈方面へ。きのうエビを500円買って天神波止で1時間ほどメバルを狙ってみたが,エサ取りの反応もなかった。余ったエビを持って,今日は常石・大越の長い波止へ。ここへは,昔だいぶ通ったことがある。この波止の先端付近が工事で延長されたのは20年くらい前だと思うが,今より短かった頃はダンゴのチヌ釣りで好釣果が出ていた。長くなってからは,もっぱら秋に根魚を狙いに行った。ベストシーズンはちょうど今ごろで,釣期はだいたい10月〜1月中旬ごろまで。ただしこれは昼間の話で,夜釣りなら年中狙える。ポイントは,内側(港内向き)の敷石の際。波止から5〜6mほど敷石があって,その先は落ち込んでいる。その際を狙う。外向きの方が魚の数は多いが,一発大物狙いなら内向きに実績が高い。メインターゲットは,クロソイ。メバルやホゴも釣れるが,昼間の釣りなのでメバルはせいぜい18cm級,ホゴは20cm級まで。しかし,クロソイは30cm近いのが時々釣れる。ここで釣った最長寸は28.5cmで,昼間にこのサイズが釣れたら文句なし。

● この波止の港内向きにはプレジャーボートがずらっと係留されている。その船と船の間を狙う。以前はイカダを組んだ浮き桟橋があって,その真下あたりでよくヒットした。釣り人があまり入っていないので,クロソイとアイナメはけっこう良型がいる(ただしかぶせ釣りにはアイナメの実績なし)。釣り場に着いたのが2時過ぎで,ちょうど下げに入ったところ。この波止は潮の低い時間帯は実績がなく,当たりはほとんど満ち8分〜下げ2分くらいに集中する。満潮時の水深は竿下で7〜8mくらい。満潮の潮位が高いほどよい。今日は330cmを越えているので,まずまず。タックルは,中古で1万円で買った6.3mのチヌメバル竿。スピニングリールに道糸2号。安物のプラスチックウキ。オモリは1号・ハリスは1号を1ヒロ。ハリはチヌ1号。ハリの上に極小のガン玉をつける(エビを底まで落とすため)。釣り方は,ウキさぐり釣り。先端付近から徐々に手前に戻りながら,底をなめ回すようにエビでさぐっていく。最初に釣れたのは,ハゼ。リリース。続いてちっこいデベラ(ガンゾオビラメ)。これもリリース。小さい当たりがあって,エビの背中に穴があいて戻るようになった。これはチイチイイカか?今日はイカの仕掛けを持ってきてないので,そのまま続行。1時間近くやってもマトモな魚が釣れず,今日はもう終了か?という雰囲気になったところで,波止中央あたりで初めてマモトな当たりがきた。この釣り方では,ウキでは当たりは取らない。魚の当たりは,たいてい手元に小さく「チクッ」と伝わってくる。ふた呼吸くらい置いて,じわっと竿を立てると,竿先が「ぎゅいーん」と絞り込まれた!ハリスが細いし,強い合わせは禁物。じわーっと竿先を立てて,竿の弾力で魚を浮かせてやる・・・・ところが!この相手はデカい!底へへばりつくように抵抗して,全然浮いてこん。まさかアコウ?しかし,真昼間なのでそれはない。本命のクロソイか?なら,これはかなりのサイズ。糸が船のロープにからむのを避けて慎重に竿をコントロールして,しばらく綱引き状態を続ける。ようやく徐々に浮いてきた。水面近くに現れたのは,予想どおりの良型のクロソイ。今日はタモを持ってなかったので,抜き上げられるかどうか微妙なサイズ。慎重に竿を寝かせて,どうにか抜き上げ成功。即検寸したら,28cmあった。口を開くと,丸呑みして消化してないチイチイカが出てきた。今日はこの1尾で十分満足して,すぐに納竿。クロソイはメバルとホゴの中間のような身質で,煮付けにすると美味い。このサイズなら刺身も取れる。別の機会に,腰を据えてここで釣ってみるか?今日は遠征の方は今イチだったが,晩のオカズはいいネタがゲットできたので満足!

 11/20の釣果

<弓削島>

  ・コブダイ(32cm級) 1尾

  ・イシダイ(19・15cm) 2尾

  ・カワハギ(20cm) 1尾

  ・ウマヅラハギ(19・15cm) 2尾  ほか

<常石・大越波止>

  ・クロソイ(28cm) 1尾


◆ 2005/11/13(日) 下蒲刈島・丸谷港波止 / 大地蔵波止

〜 改めて・・・シーズン終了!〜

 

● この秋はまだイシダイを1枚も釣ってないので,延長戦でもう1回だけ蒲刈へ行こうか行くまいか・・・。行くとしたら今日と決めていたが,「朝起きられたら」の条件付き。きのうの土曜日が下の娘の誕生日だったので,夕飯は外食した後カラオケへ,という予定だった。蒲刈へ行くなら朝の4時半ごろ家を出にゃいけんので,前の晩の状況しだい。しかし,きのうの夕方ツカポンさんから連絡があって,もし今日蒲刈へ行く予定があれば弟さんが会いたいと言っている,と言われたので,なるべく行くつもりではいた。夕飯は福山の中心街で食べることにして,7時ごろ海仙楽をのぞいてみたら,あいにく席は満杯。カウンターにはいつもの常連さんが。いつ行ってもおるじゃない,ゴトウさん!「明日は蒲刈で細原さんと待ち合わせ」とのこと。この秋蒲刈ではまだ誰からも本命を釣った報告がないので(釣ったけど内緒にしとる人,おらんよね?),本命が上がる確率は宝くじ並み。今度こそホンマのラストチャンスと決めて,夕飯はそこらの居酒屋で済ませ,カラオケに子供らを置いて帰って10時過ぎに寝た。

● けさは予定どおり4時半に出発。丸谷港に着いたのは6時過ぎ。まだ真っ暗いが,波止には先客が数人いた。チヌとイカ狙いらしい。先端内向きでチヌを狙っていた人に挨拶して,先端から数mほど戻った外向きで釣ることにした。満潮が朝の8時前ごろなので,今日はそれまでの1〜2時間だけが勝負!と決めてある。時間が惜しいので,真っ暗いうちからヘッドランプをつけて釣り開始。タックルは1.8mの月光波に道糸ナイロン5号,チモトをケプラーで補強して,細原さんにもらった最後の1本のヒラメ針を直結。当たりは少ないかもしれんけど,今日はこの仕掛けと心中するつもり。で・・・サシエの投入を繰り返すこと2時間弱。本命は全く気配なし。ワンチャンスに賭けるつもりだったが,そのワンチャンスさえなかった。たまにエサをつつくのはフグのみ。あと,エイっぽい当たりもまだあった。結局,8時まで釣って,ハリに掛かったのはナゴヤフグ1匹だけ。本日の勝負,終わり!丸谷を撤収して向へ向かう。

● Aに行ってみると,先端にサビキの人が1人いるだけ。ガラ空きなので,試しに竿を出してみた。もう下げの潮が流れ出していて,ベラの嵐。数投で撤収。片付けをしていたら,ツカポンさんから電話が入って,こちらへ向かうとのこと。Cで合流。Cには,細原さんゴトウさんがおられた。あちらも1回ずつ怪しいバラシがあったのみ,ということで,結局今日も本命は上がらず。しかし・・・ツカポンさんの連れと弟さんが大地蔵で竿を出していて,小さいサンバソウが1枚釣れているという情報が。今日はもともと,丸谷でダメなら大地蔵へ寄って帰ろうと思っていた。9時ごろ大地蔵へ移動。ここは釣り人が多いが,波止が長いので釣り座は十分ある。今日は風のないいい天気なので,曲がり角と先端の中間あたりの外向きで竿を出してみた。弟さんとかぶせ釣りは初めてというツカポンさんのお知り合いは,そのあたりの内向きで。スカリには20cm級のサンバソウが入っていた。ここは最初に来たときにカワハギと水槽サイズのサンバソウが釣れたので,大物は無理でも手の平サイズなら期待できるとは思っていた。

● ここでの状況は,こんな感じ。潮は下げ3分〜6分くらいを釣って,散発的ながら当たりはあった。ただ,外向きの場合,沖目は全く当たりなし。魚の反応があるのは岸壁ぎりぎりのところで(もっともここは柱の上に立っているので,「柱と柱の間」という方が正確かも),時々中層でエサを取られる。中層にいるのはベラっぽい。水槽サイズのササノハベラとホンベラ(スレ掛かり)が1匹ずつ釣れた。足元はかなりモが茂っているようで,時々サシエが中層で止まる。うまく着底するとカワハギっぽい当たりが時々出て,3枚ゲット。型が今イチなので,ツカポンさんの弟さんのスカリへプレゼントした。この間,弟さんにはカワハギと良型のウマズラがヒット。ウマズラは34cmもあって,これ1匹で2〜3人前ぐらいのオカズになりそう。今日は,最初からここへ来た方がえかったなー。まあ天気もえかったし,予定どおりのポイントで釣りもできたし,ほかの人も誰も本命釣ってないし(笑),心おきなくシーズンを終われるというか。あとは皆さんの報告に期待します!あ,それから忘年会は12月3日で決まりですので。

 ツカポンさんの弟さんのスカリの中身です。

  (ウマヅラ1・カワハギ5・サンバソウ1)

 


◆ 2005/11/5(土) yamaguchi-ken  kaminoseki-cho

〜 もう1回蒲刈行くかー?!〜

 

〜 上の写真の波止はどこでしょうか?ちなみにこれは5月に撮影した写真です。〜

 

● 話せば長いことながら・・・今年の5月の連休に,広島の義兄と二人で某所に釣行した。しかし,二人とも丸ボウズ。コブダイのバラシが1回ずつあったのみ。当然日記は出してない。秋にリベンジしてきちんと公開しよう!と心に誓ってちょうど半年。行ってまいりました。が,返り討ちに会いました。釣れるまで日記は出さん!つもりでしたが,いつになったら出せるやらまるで見通しが立たんので,とりあえずここにご報告いたします。

● この土・日に,家族でヨメの実家の広島(安佐南区毘沙門台)へ泊りがけで行くことになった。このチャンスを逃がす手はない。「お父さんが土曜日に魚を釣って,おばあちゃんの家で夕飯を作って待っとくけ,おまえら3人は夕方バスで広島まで来い」ということで,義兄と一緒に土曜日の朝から釣りに行くことにした。上の娘は土・日とテニスの大会(団体戦)で,もし土曜日に勝ち進んだら日曜日も試合がある,という。しかし,そうなると家族は広島へ来られんので,お泊りは中止ということになる。あの釣り場まで日帰りで往復するのはなんぼなんでもシンドイので,何としても土曜日は広島に泊まりたい。「おまえ,土曜日は絶対負けて来いよ」と娘には念を押して,金曜日は9時ごろ寝た。

● 土曜日の朝。4時半に家を出て,山陽自動車道に乗り西へ向かう。広島インターで降りて義兄を拾い,再び高速へ乗ったのが6時前ごろ。このとき初めて「岩国〜玖波インター間,災害のため通行止め」という標識に気づく。しもーた!そう言やあ,台風で道路がめげた,いうて新聞に書いてあったげな。ちょうど玖波インターで降りる予定をやむなく変更して,大竹インターで降りて国道へ出て,柳井方面へ向かう。由宇を過ぎ,大畠を過ぎ,柳井市外から左折して上関方面へ・・・7時40分ごろ,現地(上の写真)に到着。本日のメインの釣り場として決めていたのは,上関大橋のすぐ手前の拾い埋立地の護岸&右手に伸びる赤灯台の波止である。自宅からここまでの走行距離は,およそ200km。所要時間は3時間強。一人で来るにはあまりにも遠いし,ここから家まで帰らにゃいけんとなると,ちょっと来る気になれん。広島までなら2時間くらいなので,まあぎりぎり許容範囲か?

● 埋立地は現在工事中だが,入り口付近に車を止めるスペースはある。予想に反して,釣り人の姿はほとんど見えず。5月に来たときはアジ釣りの人が大勢いたが,この日は波止の付け根にグレ狙いの人が一人いただけ。貸切状態なので,まず先端の赤い灯台の下へ荷物を運んだ。タックルは,とりあえずいつもと同じ。ケプラー補強のヒラメ針の竿も用意してある。ここは上関の水道に面していて,潮はわりと速い。水深は,足元で10m近くある。雰囲気的には,いかにも釣れそう。この日の現地の満潮は11時ごろ。天気は晴れで,風もない。シャツ1枚でもいいくらいの陽気で,釣りをするには申し分なし。しかし・・・

● 結果的には,場所の選択を誤った,というか・・・ここで満潮の11時過ぎまで竿を出したが,状況はこんな感じだった。まず,投入のたびに当たりがある。しかも中層でサシエを取られる。底オモリをつけてもエサ取りの反応は変わらず,しかも全部同じ当たり。正体は,ベラ(ギザミとホンベラ)。足元も沖目も同じ。思いっきり遠投してもベラ。釣り座も点々と変えてみたが,どこで釣っても全部ベラ。晩の食材用に一応キープしたが,ベラはあんまり好きでない。食べる分には美味しいんじゃけど,ヌルヌルしてさばくのがめんどいから。小さいやつはリリースして,数匹だけキープ。満潮で潮が止まった11時過ぎに,場所替えを決断した。この頃にはもう諦めの境地というか・・・まあ,狙いの場所で思うように釣りができたし,天気もえかったし,魚が釣れんのはしょうがない。でも,なんかマトモな魚を持って帰りたい,ということで,上関大橋を渡って長島へ。

● 5月の連休にこのへんを下見したときに,「波止ガイド100」に載っている釣り場はひととおり見て回った。そのときの印象は,こんな感じだった。

・ 上関漁港(波止ガイド@−p.236): 今回の釣り場の対岸。アジ釣り・投げ釣りの人で満杯で,釣り座がない。

・ 白浜漁港(波止ガイドA−p.236): 今回の釣り場のすぐ近くだが,潮が緩そうなので今イチ。

・ 蒲井漁港(波止ガイドA−p.236): イシダイは期待薄,という感じ。駐車場が有料だったので波止には入らず。

・ 四代漁港(波止ガイドA−p.240): 長嶋の一番外れにあるが,釣り人が多い。魚影は濃い感じ。水があまりきれいでない。

・ 奈古屋崎(波止ガイドA−p.244): 大きな船が係留してあって釣り場が狭い。かぶせ釣り向きの波止ではないと思う。

● そして今回,移動した先は白井田漁港波止ガイドA−p.242)。上関大橋からは10〜15分くらい。かなり釣り人が入っている。車は波止付け根に止められるが,有料(300円)。ちょっと離れた駐車スペース(波止ガイドの地図で「P」とあるところ)ならタダ。今回は有料の方に止めて(後からオバサンが料金を徴収に来て初めて知った),波止に荷物を運ぶと,アジ釣りの人が一杯で入れるスペースが見当たらない。しかし先端の赤い灯台の手前にちょうど2人が入れるスペースがあったので,そこへ入れてもらった。回りの人はほとんどアジ狙いで,そこそこ上がってはいたが,サイズは15cmに満たない小型が多かった。そのアジを生きエにしてウキ釣りでハマチを狙っている人もいたが,上がってはいなかった。先端の人はフカセのグレ釣りで,手の平級をポツポツ釣っていた。釣り場に荷物を運んだのがちょうど12時ごろ。まずコンビニで買った弁当を食べて,いよいよ釣り開始。潮が下げに入っているので,あまり大きな期待はしていない。さっきと同じタックルで足元にサシエを落としてみると,水深はあまりない。たぶん,干潮になったら底が見えるくらい。ここも第1投から当たりがあるが,ちょっとベラとは違うっぽい。早速ハリに乗ったのは,小ぶりのカワハギ。続いて,今までとは全く違う当たり!掛けた魚が一気に走る!・・・・・・コブダイ。3号ハリスを使っているので強引にやり取りし,水深が浅いのですんなり浮いてきた。タモを用意していなかったので隣のグレ釣りの人に借りて取り込み,検寸すると57cm。周りのアジ釣りの人たちが寄って来て,「ここでこんな魚が釣れるのは初めて見た」と言われる。大したサイズじゃないですが。食うにはちょっとデカすぎの気もするが,スカリにキープ。

● ここはさっきの場所よりマシかと思いきや,それでもやたらベラが多い。義兄にも底オモリの仕掛けを渡しているが,当たりが取りにくいというので義兄は底オモリのないノーマル仕掛けで釣っている。リールがスピニングなので,中層でサシエを取られるこの状況では合わせがなかなか難しい。今まで義兄を何度かかぶせ釣りに誘っているが,どうもパッとした釣果が出ていないので,今回は何とか義兄にまともな魚を釣ってもらいたい,という気持ちが強い。しばらくして義兄に,珍しい魚が掛かった。黄色い体色の,かなりデカいオハグロベラ。20cm近くあった。オハグロベラでこのサイズは初めて見た。ちなみにこの波止では,このへんで釣れるベラ類がフルコースで釣れた。写真上がホンベラ・キュウセン(ギザミ),下がオハグロベラ・ササノハベラ。食味はギザミが一番で,他のベラはかなり劣るとされる。持ち帰って食べ比べてみたかったが,調理がめんどいので結局ギザミ以外はリリースした。

● ここもぼちぼち撤収かな?と思いかけた1時半ごろ,義兄にちょっとサイズのよさそうな魚がヒット!浮いてきた魚は,なんか黒っぽくて平べったい!本命か?!・・・正体は,これ。

イシガキダイ,22cm!本日一番(唯一)マトモな魚!ここまで来た甲斐があったでー!・・・ということで,当日の釣りは午後2時過ぎに終了。上関まで行ったら,サイズはともかくシマシマが1枚も釣れんことはないじゃろ,と思っていたのが甘かった。5月のリベンジならず!でも,天気もよく,楽しい休日でした。次回は1年先かな?本命を釣り上げるまで,毎年1回通いますよワシは(それ以上は行きません)。はよう山陽道復旧してくれー!

 

しかし,今年の秋は本命1枚も釣れてないなー。前言撤回して,もう1回だけ蒲刈で勝負するかな?

 11/5の釣果(白井田港)(義兄と二人分)

  ・カワハギ(16cm級) 4尾

  ・コブダイ(57cm) 1尾

  ・イシガキダイ(22cm) 1尾  ほか

 

追記: 夕飯の調理例。刺身はイシガキダイとギザミ。イシガキダイは予想どおりイシダイと似た味。でもちょっと違う感じ。唐揚げはギザミとカワハギ。コブダイはデカすぎるのでこの日は調理せず。右の写真は,イシガキダイの皮の湯引き。ポン酢でいただくと美味。アラは吸い物に。これも美味かったです。

なお,娘の高校は予定どおり負けました。本人は勝ったが,チームは2−3で負けたそうです。こいつが2−2の5試合目で負けとったら,ちょっと責任感じましたけど。えかったえかった(笑)。


◆ 2005/11/3(祝) 上蒲刈島・向の波止A

〜 今年の蒲刈は終了!〜

 

● 2時半に仕事場に帰って道具を片付けていたら電話が鳴って,急ぎの仕事が入ったのでとりあえず報告だけ。今日は,釣れても釣れんでも今年最後ということで,蒲刈・向Aへ行ってまいりました。結果は,本命上がらず!昼の12時に納竿した時点では,に入ったヤギマスクさんに入ったまさ父さんも,本命からの魚信はなし。今日は倉敷のマサさんも来ていたらしいが,行方不明で会えず。まさ父さんは2時半,マサさんは3時半に家を出たとのこと。ちなみに私は4時過ぎに出ました。

● 今日の状況を簡単にご報告。満潮は10時半ごろ。6時過ぎからAで釣り開始。散発的に小さい当たりがあり,小ぶりのカワハギを2枚キャッチ。その後潮の流れが速くなり,サシエが横に流される。8時ごろに1回目のチャンスがあり,チビのコブダイが釣れた後,大物らしき魚がヒット。しかし,ハリス切れでバラシ。このときは当たりが少なかったので3号を使っていた。コブダイかもしれんけど,本命の可能性も。その後9時半ごろ2回目のチャンスタイム。今度はハリ外れでバラシ。あとは付け根内側で食べごろサイズのコブダイが1尾釣れたのみ(近くで釣っていた男の子にやった)。満潮の潮止まりになるとギザミの当たりしかなくなったので,10時半ごろ撤収。11時ごろから1時間ほど,C先端近くの外向きで釣ってみたが,まともな当たりはなし。この間にヤギマスクさんが25cmのギザミをゲット。

● 今日は途中で雨が降ったが風はなく,潮も天気もコンディションはよかったが,きのうの倉敷のタクさん・こばさんを含め,この時期に誰もイシダイを釣ってないということは,今年はもう厳しいか?これから釣行される皆さんのレポートを待ってます!

 11/3の釣果

  ・カワハギ(16cm) 2尾

  ・コブダイ(40・22cm) 2尾

  ・ギザミ(20cm) 1尾  ほか

 

 

釣り日記の目次に戻る