★ 釣り日記 (2009年3月〜4月) ★

3月22日(日) 3月28〜29日(オフ会) 4月5日(日)
4月11日(土)    

 


◆ 4月11日(土) 弓削島・上弓削港波止  ◆

〜 5時間で3打数3安打 〜

 

● さる筋からの情報によれば,そろそろ瀬戸田・名荷ではチヌの最盛期を迎えた様子。今日は潮も大きく天気もよさそうなので,たぶん釣り人がかなり入っていると予想して,瀬戸田以外のしまなみ方面で竿を出す予定だった。とりあえず朝の6時ごろ名荷港に立ち寄ると,倉敷のマサさんが。最近マサさんとは毎週釣り場で顔を合わせている。少し話をして別れ,今日は岩城島へでも行ってみるつもりだったが,せっかくの好条件なので実績の高い弓削島に予定を変更。因島から6時40分のフェリーに乗って弓削島へ行った。

上弓削港には釣り人の姿はなし。波止先端に荷物を運ぶ。満潮は11時半ごろ。まだ潮は全く動いていない。今日のタックルは,1.6mの竿に道糸・ハリスとも2号,ハリはヤイバチヌ5号。この波止は数より型狙いのポイントなので,できたら40cm台後半のチヌを1枚釣りたい。7時過ぎから釣り始めたが,時々フグがつつきに来るだけで,まともな魚が釣れそうな気配はない。8時ごろまでは全くダメで,ちょっと休憩。8時20分ごろ初めての当たりがあったが,リリースサイズのコブダイ。9時が近づいてだんだん潮が流れ出したが,当たりはない。また休憩。

● 10分ほど車で休んで再開した9時10分ごろ,10mほど沖で当たり。これはチヌっぽい。取り込んだのは,40cmをちょっと切る,この波止ではアベレージサイズのチヌだった。腹はだいぶ膨らんでいるが,まだパンパンというほどでもない。これからが時合いか?と思ったが,その後はまた当たりがなくなった。潮の流れは悪くない。いかにも釣れそうな雰囲気はあるが,まだちょっと時期が早いか?10時前に,また場所を休ませるために休憩。15分ほどして10時10分に再開。第1投で当たりが来ることが多いので,なるべく軽いカキをゆっくり沈めて神経を集中すると,着底前に竿を引ったくるような当たりがきた。あちゃー,コブか。魚は一気に横へ走る。当たりも引きも完全にコブダイかと思ったが,近くまで寄せてみるとチヌだった。さっきのよりちょっと大きい。タモ入れして検寸すると,42cm

● しかし,このあともまた当たりがなくなった。こういう状況では,手返しを早くしてカキを次々に投入する時間帯と,釣りを中断して場所を休ませる時間帯を交互に繰り返すことにしている。で,また休憩。そして10時40分に再開。またしても第1投で当たりがあり,40cmのチヌをキャッチ。結局,「再開直後に当たる」パターンで3枚釣れたが,それ以外は全く当たりなし,という状況だった。チヌの当たりだけなら3打数3安打。最初のコブダイを入れても,まともな当たりは4回だけだった。11時過ぎにこの波止でいつも会う地元の常連さんが見物に来たので,しばらく釣りを中断して雑談。最近は岡山からフカセの人も来るが,まだ1枚くらいしか釣れていない,とのこと。そのうち満潮の潮止まりになり,魚の気配がなくなった。下げの潮が動くまで待てばまだチャンスはあったが,40cm級が3枚釣れたら十分なので,12時ごろ納竿した。今日の感じから言うと,この釣り場は2週間後くらいが最盛期かも。しかしフェリー代が高いので,この春の弓削島釣行は今回で終わり。4月中旬以降は,福山方面をベースに釣行したい。

〜4月11日の釣果〜

  ・チヌ(39・40・42cm) 3尾


◆ 4月5日(日) 生名島・立石港波止  ◆

〜 ほとんど釣り人の姿なし 〜

 

● しまなみ海道が割引で因島まで片道450円になったので,生名島へ往復しても交通費はちょうど2,000円。先週のオフ会の状況から考えて,まだどこの釣り場もチヌはちょっと早そうなので,生名島でアイナメを狙うことにした。始発(6時5分)のフェリーに合わせて因島・長崎桟橋に着くと,ちょうど前に見覚えのある車が・・・先週に続いて倉敷のマサさんに会った。マサさんは最近胴突き仕掛けのハゲ狙いに凝っていて,今日も生名港埋立地でハゲを釣るとのこと。フェリーで生名島へ渡り,マサさんと別れて立石港へ。釣り人は誰もおらず。

● 今日は満潮が午前8時ごろの長潮。曇りで風はなく,釣りには絶好のコンディションだった。最初,波止曲がり角の先でちょっと竿を出してみたが,まだ満ち潮が横に流れて釣りにくいので,波止先端へ。正面へ払い出す潮に乗せて,遠投で勝負してみた。潮の流れはいい雰囲気で,チヌがおれば釣れそうな感じだったが,満潮まで全く魚の反応なし。8時前ごろに初めて当たったのは,コブダイ。ハリス切れでバラシ。その後しばらくして,サシエが着底した瞬間に「コツン!」ときて,手ごたえのある魚が掛かった。コブダイではなさそう。足元まで寄せると,良型のアイナメだった。タモ入れして検寸すると,36cm。この時期特有の白っぽい魚体で,丸々太っていた(あとで腹を割いたら小型のアイナメが2〜3匹出て来た)。ヒットポイントは10mくらい沖。後で気づいたが,釣り座の近くに最近(きのう?)カキを使った跡が残っていたので,魚が寄っていたのかも。その後数回当たりがあったが,ほとんどコブダイで,全部ハリスを切られた。9時ごろ生名港のマサさんのところへ行くと,早朝だけハゲの活性が高く,3匹釣れたという。カキではまるで反応がないが,アミエビ・オキアミなら福山方面でもぼちぼち釣れるかも。このあと釣り座へ戻って1時間ほど続けたが,潮の向きが変わって当たりがなくなった。10時に納竿してフェリー乗り場へ行くと車が一杯並んでいて,10時20分のフェリーに最後の1台としてぎりぎり乗れた(後ろに3台ほど積み残しができていた)。今日は立石港にも生名港にも釣り人がほとんどおらず,地元の人が来てないということは,まだ魚があまり釣れてないらしい。次に生名島へ行くチャンスがあれば,オキアミでハゲを狙ってみたい。

〜4月5日の釣果〜

  ・アイナメ(36cm) 1尾


◆ 3月22日(日) 宮島沖・イカダ釣り  ◆

〜 細原さんお世話になりました! 〜

 

最近細原さんと連絡を取る機会があり,今日は初めての「広島湾のイカダでのかぶせ釣り」を体験させていただきました。以下,そのレポートです。

 

● 今日は,朝の4時前に起床。外はかなり雨が降っている。近所のコンビニで食糧などを買い,福山西インターから山陽自動車道を西へ。1時間15分ほどで大竹インターへ。降りてすぐのコンビニで細原さんと待ち合わせ,そのすぐ近くにある大知渡船(TEL:0827-57-7526)へ。ここは,広島県随一の有名釣り師・大知さん兄弟(二男・三男)の上のお兄さん(長男)が息子さんとやっておられるお店とのこと。今日は雨の中,我々を含めて8名の釣り人が沖のイカダへ渡してもらった。このお店から車ですぐの玖波港から出船して,10分ほどで宮島沖に浮かぶイカダのエリアへ到着。ダンゴ釣りやふかせ釣りの人たちがそれぞれ好みのイカダへ降り,最後に残った我々は,屋根つき・板張りの大きなイカダで降りた。このイカダにはカキは吊るされていないが,細原さんのお話ではあたり一帯チヌの魚影が濃いので,どこでも釣れるでしょう,とのこと。今日の目標は,とにかく広島湾でチヌを最低1枚釣り上げること。

   

※左の写真が釣り座の正面。向こうに浮かぶイカダ(これもカキは吊るされていない)との間の距離は数メートルほど。左に見える島影が宮島。右の写真は釣り座から反対方向を向いて写したもの。黄色いのはトイレ。全面板張りなので,疲れたら寝転がることもできる。

 

● 船からイカダへ降りたのが午前7時ごろ。雨は降っているが,屋根があるので全然平気。しかし,荷物を出そうとしたところ,いきなりトラブル発生!なんと,竿の入った袋を船に置き忘れていた!電話をかけて引き返してもらうこともできたが,細原さんに予備の竿を借りて釣ることに・・・。カキは持参したものと渡船屋さんで買ったものを併用した。タックルは,細原さんに借りた1.6mのイカダ竿にチヌジャッカーをセット。ハリス2号・チヌバリ6号。このイカダは水深が17.4メートルと,ふだん釣っている場所よりかなり深い。今日は満潮が7時半ごろで,ちょうど満潮の潮止まりから釣りを開始した。ところが・・・トラブルその2。竿を振り上げると,竿先が屋根にぶつかる。借り物の竿を壊したら大変なので,前からやってみたかった「手釣り」に切り替えた。

● 手釣りのタックルは,糸巻きに巻いた3号の道糸に数センチの長さのゴムカンを通し,サルカンを結ぶ。あとは竿を使った釣りと同じで,ハリス2号・チヌバリ6号。サシエが着底したら糸を張り,ゴムカンを握る。当たりはゴムカンの動きで取る。きのう,古い「釣りごろ釣られごろ」のビデオを見直して,大島名人の手さばきをおさらいしておいた。ゴムカンは左手で握り,当たりがあったら右手で道糸を大きく上へたぐる。前に何度かチャレンジしたことがあるので要領はだいたいわかっているが,手釣りでチヌを釣り上げたことは今までに一度もない。ちなみに,細原さんは今日は「練習」ということで,バイキングではなくスピニングリールを使った竿釣りスタイルだった。最初は潮がほとんど動かず,マキエも効いていないせいかほとんど当たりがない。しばらくして細原さんに25cmくらいのチヌがヒット。

● こちらにもチヌらしい当たりがあったが,空振り。ようやく8時半ごろに,1枚目が釣れた。サイズは手の平ちょっとの小型ながら,初めて手釣りでチヌが釣れたのでめちゃくちゃ嬉しい。しかも,これが広島湾での初チヌ。とりあえず目標は達成した。その後,9時ごろ2枚目。ただ,この頃は魚の活性がまだ低く,当たりもモヤモヤしたわかりにくいのしか出ないので厳しかった。しかし下げの潮が釣り座から沖へ向けてゆっくり流れ出すと,だんだん魚の活性が上がって,いい当たりが出始めた。10時ごろからの1時間ほどは,ほとんど投入のたびに当たりが出るゴールデンタイム。ただし,空振りも多い。今日は確率をカウントするつもりだったので,「12打数6安打」までは数えた。しかしその後はWBCのイチローのように空振りの連続。だんだん合わせの要領もつかめた気もしたが,手元に「コツン!」ときた瞬間に合わせても乗らないことも多かった。ただ,たまたま座ったポイントの前にチヌが寄っていたらしく,細原さんの釣り座よりこっちの方が当たりは多かった。しかし慣れない手釣りのせいもあって,結局40〜50回くらい当たりはあったと思うが,釣り上げたのはたったの・・・・・・・16枚!でした。細原さんも慣れないスピニングのせいかハリ外れのバラシが多く,それでも9枚をキャッチ。2人合わせてチヌ25枚という,普通の釣り場では考えられないような好釣果だった。

● 右の写真が細原さんの釣果。チヌの最長寸は40cmで,35cm以上が5枚。今日は潮が小さかったため,潮の流れが適度で釣りやすかった。当たりは(たぶん)全部チヌで,今日はエサ取りはおらず。時合いは下げ4〜5分ごろ。干潮の前1時間ほどはほとんど当たりがなかった。午後1時を回って満ち潮が流れ出すとまた当たりが出た。納竿は2時ごろ。今年になってまだ1枚もチヌを釣ってなかったし,ここ1か月ほどはまともに釣りもやってなかったが・・・今日は久しぶりに堪能しました!魚島へ船で連れて行ってもらったとき以来の爆釣。もう言うことなし。細原さん,今日はお世話になりました。また機会があればご一緒させてください。

● 福山〜岡山方面の皆さんへ。高速料金も値下がりすることですし,宮島沖のイカダでチヌの爆釣を一度経験してみてはいかがでしょうか。大竹インターへは,福山インターからなら1時間半ほどかと思います。渡船料は3,500円です。カキは持ち込むか,渡船屋さんで買うこともできます。今日われわれが上がったイカダはマキエ禁止の場所でしたが,別のイカダへ上がったダンゴ釣りやふかせ釣りの人たちも,たくさんチヌを釣っておられました。私は船に弱いたちですが,イカダは大きいせいか揺れを全く感じず,快適に釣りができました。3月〜5月は,たいてい2ケタのチヌが期待できるそうです。お店に貼ってある写真には,イカダで釣れた56.5cmのチヌやマダイなどが写っていました。

〜3月22日の釣果〜

  ・チヌ(43cm以下) 16尾

  ※うち40cmオーバーが3枚でした。

 

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