★ 釣り日記 (2002年9〜12月) ★

9月8日(日)

9月21日(土)

9月28日(土)

10月6日(日)

11月2日(土)

11月23〜24日(祝・日)

11月30日(土)

12月14日(土)

12月29日(日)


◆ 2002/12/29(日) 生名島・深浦波止   

〜 生名島からアイナメ便り 〜

 

● 今日が今年のラスト釣行。今一番熱い鞆・平港も考えたが,コブダイはいつでも釣れる。それより,これからはアイナメのシーズン。例年なら田島・小箱波止へ行く時期だが,今年は先週試し釣りをやって全然ダメだったのでパス。田島横島方面はアイナメが遅れているようなので,一番確率の高そうな釣り場として,生名島・深浦波止を選んだ。ここへ通い始めたのは今年の2月末からで,12月のデータは全然ない。が,田島よりは魚影が濃いはず。大物ランキングのことも,多少は頭にあった。ランキングポイントを上げるのに一番確率が高そうなのはアイナメではあるが,35cmオーバーでないとダメ。--- 35cm!そんなん,年に1尾釣れるかどうかのサイズじゃし。まあ初年度のチャンピオンはマサさんに譲ることにして(アサさんの逆転もあるかな?),今日はこの冬のシーズンの走りとして30cmオーバーを1尾釣り上げることを目標にした。今日は満潮が朝7時ごろ(若潮と,潮も絶好。ここは満ちは潮が速いので釣りにならない。下げ始めと干潮ごろがチャンス。ちょうど釣り開始ごろに当たりが出るはずと予想して,6時50分のフェリーで生名島へ渡った。このフェリーには,他に車は乗ってこなかった。

● 車を降りると,かなり風が吹いている。まあ,この時期なら条件的にはこんなもん。釣りができんほどの風じゃない。曲がり角の先へ荷物を運んで,7時過ぎから釣り開始。タックルは,とりあえずハゲの当たりも予想して1.5mイカダ竿を使用。ハリス2号,ハリは細地チヌ3号。潮は多少左へ流れている。マキエをして数投しても,まともな当たりがない。おかしい・・・こんなはずでは。ここも,まだアイナメ早いんかな〜。--- 7時半ごろ,最初の魚がヒット。コブダイ35cm。立て続けに,20cmちょっとのやつ。う〜ん・・・コブダイしかおらんのか?--- その10分後,今度は別の魚がヒット。ササノハベラ・・・こらえて〜や!

● 当たりが少ないので,1.8mの竿を出して置き竿にすることにした。その支度の最中の8時過ぎ,クーラーの脇に置いといた1.5mの竿の穂先が激しく揺れている。なんか掛かっとる!慌てて竿を握って大きくあおると,かなりの手ごたえ。コブダイではなさそう。アイナメか?魚が底へ突っ込む!もう1回竿をあおったところで,痛恨のラインブレイク!巻き上げると,ハリスの途中から切れていた。根ずれで切れたらしい。今のは,絶対アイナメじゃったのに。置き竿に出る当たりは,アイナメとコブダイとでは全然違う。コブダイは,コツッ,ときてフワーっと竿先を浮かせるか,フワフワ竿先を揺らすパターンが多い。アイナメの場合は,サイズに関係なく「ガツッ,ガツッ」という感じで鋭角的に竿先が揺れる。これは,カキと一緒に間違ってハリも飲み込んだドジなアイナメが出す当たり。普通は,置き竿では掛からない。

● 今のはええ型じゃったのに,もうダメか・・・で,次投。今度は手持ちの竿に「コツッ」と大型特有の当たりがきた。よっしゃ〜!こんだ掛かったで〜!さっきのと同じくらいか,もうちょっと小さいか?竿が短いので岸壁のカキに気をつけながら,一気にリールを巻く。おっ?デカい!ランキング更新か?タモですくって,即検寸。・・・33cm!惜しかったけど,まあ35cmを超えるようなのはめったに釣れんしね。しかし,このアイナメはこの時期にしては丸々と太っていて,食べごたえありそうな良型。今日はいろいろ忙しいので自分では料理できんけど,実家へいい土産ができた。

● このあと,9時ごろまでは散発的に当たりがきた。しかし魚の活性が低く,着底直後の当たりはほとんどない。10時ごろには完全に魚の気配がなくなったので,車に戻って休憩。場所を休ませながら12時半ごろまで釣って,その後は小型コブダイに中型のアイナメ2尾。ハゲのバラシ1。干潮が午後1時ごろで,12時過ぎごろ一時的に魚の気配が出た。結局今日は,アイナメの当たりは10回ぐらいあったが,取り込んだのは3尾。やはり,アイナメは手ごわい。活性が高いときはサシエが着底したらすぐ当たるが,今日は着底して数分待たないと当たりが出ないことが多かった。こういうときは,置き竿ではめったに掛からない。竿先に神経を集中して,当たりの瞬間に合わせないとハリに乗らない。それでもフッキング率は3割ぐらい。まあ,そこがこの釣りの面白いところなわけで。

● 今日は,アイナメ狙いでまあまあ納得のいく型が釣れたので一応満足。 1時のフェリーで因島へ戻り,瀬戸田まで行っておせち用のタイ仔を狙ったが2尾しか釣れなかった。献立を変える必要がありそう。正月明けの初釣りは,どこにするか・・・今日バラしたやつにリベンジせにゃならんので,やっぱり深浦かな。ハリくわえて来年まで待っとれよ!

 12/29の釣果  (かぶせ釣り)  

  ・アイナメ(33・26・25cm) 3尾

  ・コブダイ(35cm) 1尾  ほか


◆ 2002/12/14(土) 生口島・茗荷(瀬戸田高校裏)波止   

〜 みんな〜,魚釣れた? 〜

 

● 今日はいよいよ忘年会の日。参加者のうちどれだけの人が今日の食材調達に行っているのかよくわからんので,とにかく何か魚を釣って持って行くことが最優先。で,仕掛けもいろいろ用意した。場所は,2週間前にカレイが釣れた瀬戸田。コブダイは誰かが釣るはずなので,今日の狙いはコブダイ以外の魚を想定して行った。メインはカレイ。次にメバル・カサゴなどの根魚。かぶせの方は,あわよくばチヌ。だめならコブダイ。最悪の場合はサヨリ。アジのサビキ仕掛けも用意してあるが,竿を出す時間はないかも。

● 朝6時前に家を出て,釣具店で本虫を1,000円・青虫を300円・生きエビを300円購入。そのほか解凍したアミエビも用意してある。釣り場に着いたのが6時半過ぎ。先客はなし。まだ夜が明けてないので,ライトで照らしながら仕掛けを作る。ひととおり作り終えて,7時ごろから釣り開始。今日は満潮が7時ごろの若潮で,釣り開始直後が時合いになると予想される。かぶせでチヌを狙うならこの時間帯しかなさそうなので,とりあえずカレイの投げ竿を2本投げ込んでおいてから,曲がり角の先でかぶせ釣りを開始。風はほとんどなく,天気はよさそう。潮は満潮の潮止まりに入ったらしく,ほとんど流れていない。潮が小さいせいか釣り座から沖へ払い出す潮が流れず,サシエがほとんどまっすぐ落ちる。第1投から当たりがあるが,明らかにフグっぽい。ほとんど投げるたびに当たるが,釣れてくるのはフグのみ。8時半ごろまでこの調子で,釣果はフグ数尾と20cm級の赤ちゃんコブダイ1尾のみ。下げの潮が流れ出す直前に,30cmあるなしのコブダイがヒット。一応スカリに入れておく。

● 下げの潮が流れ出して釣りにくくなったため,先端に移動してサヨリ狙い。しかし,2週間前ほど寄って来ない。けっこう深いタナに姿が見えるので,ハリスを継ぎ足してウキ下を2mくらいにして流してみる。反応なし。活性が低く,口を使わない感じ。いつもここでサヨリを釣っているいる常連さんの姿が見えんので,ヤバいかな・・・とは思うたけど。--- とにかく,このままでは忘年会に持っていく魚が確保できん。まさかサヨリまで釣れんとは思ってなかったので,焦りが出る。10時ごろ,最後の望みをかけてメバル釣りにチェンジ。もっとも,この波止ではまともなメバルは釣ったことがない。ただし,ここはカサゴの魚影は濃い。メバルでもカサゴでもアイナメでも,食えるぐらいのサイズが釣れてくれ〜。

● 仕掛けは,先週横島の一文字で使ったのと同じ「ウキさぐり」仕掛け。港内側をあちこち探っていく。竿下で水深は7mくらい。問題は,フグ。エビエサで釣る場合,フグにエサを取られるような状況だとほとんど釣果は期待できない。幸い今日はフグはほとんどおらず(ただし小型ササノハベラのエサ取りがうるさい),エビが底までもつのでチャンスはありそう。先端付近ではメバルが掛かるが,南蛮漬けサイズのチビメバルばっかりなので,曲がり角から先端の間を行ったり来たりしながら釣る。干潮までは,港内側は潮が全然流れない。最初は当たりらしい当たりがなかったが,辛抱して探っていくと,ポツポツ魚の反応が出てきた。外側の潮が止まってからかぶせ釣りにも復帰したが,相変わらずフグばっかりなので,今日は根魚狙いをメインでいくことに決めた。

● 干潮が近づいた昼ごろ,20cm級のカサゴが立て続けにヒット。このあと弁当を食べて,かぶせ釣りに復帰したところで30cm弱のアイナメが掛かった。今の時期のアイナメはやせているが,とにもかくにもスカリにキープ。1時を回って潮が変わったとき,エビに良型のカサゴがヒット。ずっしり重い。1号ハリスでどうにか抜き上げて検寸すると,24cm。これなら十分酒の肴になる。その後内側は潮が速くなったので,かぶせ釣りに戻った。相変わらず,フグ。あとは手の平級のウマヅラ。赤ちゃんコブダイ。投げの方もさっぱりで,タイ仔数尾とトラギス1尾のみ。唐揚げ用なら全部持って帰るところだが,調理がめんどそうなので小魚はリリース。

● 3時を回って納竿の準備。写真を取って,ちょっと悩む。カサゴとアイナメはいいとして,問題はフグとコブダイ。フグは食えるサイズではあるが,やっぱりリリースすることにした。毒に当たって自分が死ぬのはかまわんけど,お店が営業停止になったら悪いし。コブダイは,29cmだったので普段ならリリースするが,誰かが釣るじゃろうとみんな思って結局コブダイが食えなかったこないだのオフ会の例があるので,一応持って行くことにした。ウロコとワタを取って,処理完了。そこへ,エスパーさん・タカさんコンビから電話が。そのあとあーぶさんからメールが入ったりコウマさんから電話が入ったりしたが,詳しいことはまた後で。この日記を書き終えて,今ちょうど夕方の5時半。これから風呂に入って,忘年会へ出発!

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 12/14の釣果  (かぶせ釣り/ウキ釣り)

  ・カサゴ(24・20・20・18cm) 4尾

  ・アイナメ(29cm級) 1尾

  ・コブダイ(29cm) 1尾

     ※ これ以外の魚はリリース。


 

◆ 2002/11/30(土) 生口島・茗荷港(瀬戸田高校裏)波止 / 田島・天神波止   

〜 忘年会の釣り場は決まり?! 〜

 

● 11〜12月は例年ならアジとかタチウオとかメバルとかいろんな魚を狙うが,今年はオフ会その他でかぶせ釣り以外の釣りをするチャンスが少なかった。今日は,欲張ってダブルヘッダーを計画。というのは,昨晩から家族が女房の実家へ遊びに行っているので,今日は一日フリーに使えるから。夕食は自分の実家へ一人で食べに行く。釣れた魚はおばあちゃんが調理してくれるので,要するに一日釣りをして過ごせる。こういうチャンスはめったにない。ゆうべも,コンビニでつまみを買って自宅で一人で夕食を食べた。こういう時でないとゆっくりビデオも見れない。きのうは,20年前のNHK特集「四万十川」の古いビデオを久しぶりに見ながら一人で酒を飲んだ。これで今日魚が釣れたら,もう言うことなし。

● ところで,なぜ一人で自宅に残ったかと言えば,クロ(犬)の世話をするため。けさのエサは実家のおじいちゃんにやりに来てくれるよう頼んだが,散歩までは頼めない。で,クロの散歩のために昼前にはいったん家に帰る必要がある。めんどくさい。今日の予定コースは,「午前中は瀬戸田 ⇒ 帰宅してクロの散歩 ⇒ 昼飯を食って,午後からは田島(天神波止)」。狙う魚も考えてある。瀬戸田では,カレイ・サヨリ・コブダイ。田島では,メバル。とりあえず実家に夕飯をよばれに行くので,手土産に最低サヨリは釣っておきたいところ。

● 朝5時半に家を出て,釣具店で本虫を1,000円購入。今日はこのほか,カキアミレンガ(昨晩から車のトランクに入れて解凍)・サシアミを用意してある。天気予報は雨の確率が50%ぐらいあるが,風がなければ釣りには困らない。瀬戸田に着いて車を降りると,曇ってはいるが雨は降ってない。風もなし。このコンディションが続いてくれたらありがたい。今日は満潮が朝の7時半ごろ。道具を波止曲がり角の向こうに運んで,ヘッドライトで照らしながら投げ釣り仕掛けをセット。安物の万能竿に安物のリール,遊動ジェット天秤18号,市販の13号2本バリカレイ仕掛け。同じ仕掛けで竿を2本用意して,本虫をつけて1本を投入。安い道具の上に腕もないので,せいいっぱい投げても50〜60mぐらいしか飛ばない。暗いので気がつかなかったが,海をよく見るとまだ満ち潮がガンガン流れていて,流れモも多い。この潮では仕掛けが流されるだけなので,2本目の投入はやめておいて,車に戻ってちょっと休憩。

● 空が明るくなった7時前ごろ,かぶせ釣りの竿を準備。とりあえず,1.8mの竿に道糸3号・ハリス2号・チヌバリ3号の仕掛けにした。多少潮が緩くなった7時ごろからかぶせ釣り開始。サシエはうまいこと潮に乗って,釣り座のほぼ正面沖へ出ていく。第1投目から当たりがあるが,エサ取りっぽい。7時半ごろまでに掛かった魚は,ナゴヤフグ3尾。ちょうど満潮の潮止まりになった8時ごろ,沖目でチヌっぽい当たりがきた。合わせると,大したサイズではないがチヌらしい引き。27cmの小型ながら,久しぶりのチヌをゲット。その後コブダイのバラシをはさんで,ハゲっぽい当たりが出始めた。8時半ごろまでに,フグやらハゲやらスズメダイやらの小魚がポツポツ上がってくる。

● 投げ釣りの方は,とにかく潮が早い。沖の方は満潮になっても潮が止まらず,仕掛けが流される上に流れモがからんで当たりが全然わからない。「上げてみたら掛かっとった」のパターンで,吸い物サイズのタイ仔が連発。9時ごろ本格的に下げ潮が流れ出したので,かぶせ釣りは一時中断。投げ竿は1本放り込んだまま,先端でサヨリ釣りをしているオジサンの所へ見物に行った。このオジサンはこの波止でよく会う人で,コブダイやチヌをあげたことも何度かある。サヨリがポツポツ上がっているようなので,隣へ入れてもらうことにした。サヨリはほとんど20cmくらいの型で,たまに30cmクラスの大きいのも見える。足元に群れているわりには食いが渋かったが,1時間で15尾くらい釣れた。これで土産はできたので,かぶせ釣りに復帰。その前に,ほったらかしにしておいた投げ竿をあおってみると,ずっしり重い。モがからんでいるのを差し引いても,なんか掛かっとる感じ。波止の上に上ってリールを巻くと,魚が波止際へ突っ込んでくるのがわかる。これは,カレイっぽい。足元まで来てようやく姿が見えてきた。よっしゃ,カレイ!なかなかの型。慎重に抜き上げてメジャーを当てると,ちょうど30cmだった。これで,土産は十分。

● 下げ潮も止まったのでカキを投げてみると,足元近くでコブダイが連発。1尾目はハリスを切られたが,29cm40cmを立て続けに取り込んだ。まだ釣れそうな感じではあったが,もう十分釣れたので10時40分ごろ納竿。サヨリの場所を空けてもらったお礼に,カレイとサヨリ以外の獲物は全部あのオジサンに持って帰ってもらった。うちの実家への土産は,カレイとサヨリで十分。コブダイも食べごろだったが,あまりたくさん持って行ってもおばあちゃんがさばくのが面倒くさいと思ったので今日のところはパス。予定どおりカレイ・サヨリ・コブダイが釣れた上にチヌも1枚釣れたので,上々の釣果だった。これが忘年会の日なら・・・って,オフ会の前の週も同じこと言うとったなあ。

● 11時過ぎに実家へ魚を持って行き,自宅に帰ってクロの散歩。ちょうど昼になったので,コンビニ弁当を食べて休憩。朝と同じ釣具店へ行き,今度はシラサエビを300円購入。田島へ向かった。天神波止に着いたのが1時過ぎで,中学生らしいグループが帰り支度をしていた。釣りを始める頃には他に釣り人はなし。仕掛けは,5.3mのメバル竿にスピニングリール・道糸2号・安物のプラスチックウキ・オモリ1号・ハリス1号1.5m・チヌバリ0.8号。メバル狙いのときは,だいたいこの仕掛けで釣る。タナを底に合わせて,エビをつけて10mほど沖へ投入。底を引きずるように手前へ竿をゆっくりあおって,底をさぐっていく。ちょうど干潮から満ちにかかる時間帯で,第1投から当たりがある。しかし,ほとんどフグ。1時間ほどでタイ仔・チヌ仔・ギザミが釣れたのみ。メバル・カサゴ・ソイといった根魚の気配はなかった。まだ水温が高いらしい。かぶせ釣りもやってみたが,こっちもほとんどフグ。2時ごろ,当歳魚のアイナメの食べごろコブダイが連続でヒット。3時過ぎまで2時間ほど釣ったが,メバルが釣れそうにないので切り上げた。メバル狙いは,まだちょっと早い感じ。今日は曇り空で風の弱いいいコンディションで,退屈しない程度に当たりもあったので満足。2週間先の忘年会も今日とほとんど同じ潮なので,食材の調達場所は瀬戸田で決まりか?

 11/30の釣果  (かぶせ釣り/投げ釣り/ウキ釣り)

<瀬戸田>

  ・コブダイ(40・29cm) 2尾

  ・マコガレイ(30cm) 1尾

  ・チヌ(27cm) 1尾

  ・カワハギ(20・16cm) 1尾

  ・ウマヅラハギ(18cm) 1尾

  ・マダイ(15cm級) 4尾

  ・サヨリ(25〜20cm級) 約15尾

<田島>

  ・コブダイ(34cm) 1尾

  ・アイナメ(18cm) 1尾

  ・マダイ(17cm) 1尾

  ・チヌ(18cm) 1尾

  ・ギザミ(18cm) 1尾


◆ 2002/11/23(祝)〜24(日) 明石市・垂水一文字波止   

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◆ 2002/11/2(土) 生名島・生名港埋立地波止/深浦波止   

〜 リリースして帰るべきじゃったか・・・?〜

 

● オフ会を来週に控えて,今日は現地の下見。8〜10月の3か月間は1回しか竿を出してないので,生名島へ行くのは久しぶり。釣り情報誌には投げでマダイやカレイも上がっていると書いてあったので,今日は釣具店で本虫を1,000円購入。カキはきのうの昼飯の後で採っておいた。6時5分の始発フェリーに乗って,深浦港へ。倉敷のマサさんからの情報によれば,波止の手前の道路の工事は10月いっぱいで終わる予定とのこと。しかーし。案の定,「通行止」の看板があった。波止はもう見えるとこにあるのに・・・。先を走る車の後について,迂回路をえんえんと走る。道そのものはわかりやすいが,えらい遠回り。山を越えて海沿いの道に出てみると,スポレク公園より北側。ほとんど島を半周くらいすることになる。生名港に近づくと,またしても「通行止」の看板が。なめとんか〜!どっちからも行けんじゃないか〜!--- が,よく見ると車が通れるくらいのスキマが空いている。そこを抜けてちょっと走ると,無事現地に着いた。先を走っていた車も釣り客で,工事のことも初めて知ったらしい。「えらい遠回りでしたね〜」と挨拶する。

● 本日の状況。尾道港の満潮が8:50,干潮が14:59の中潮。天気は曇り。予報によれば,海上の波の高さは1m。ここのところ日本上空に寒気があって,冬型の天気になっている。先週の週末と同じパターンになったら最悪・・・しかし,今日は先週ほどの風は吹いてない。波止内側に向くと正面斜め前から風を受けるが,釣りにならないほどでもない。この時期としては,100点満点で60点ぐらいの条件か。他の釣り客は,さっきの車から降りてきた親子連れと,地元のサビキ釣りのオジさん。このあと2,3人来たが,地元の人は短時間で帰って行った。

● 親子連れのお父さんはフカセでチヌ狙い。小学生くらいの息子は投げとサビキ。波止中央内側にはサビキのオジさんが入ったので,先端寄り内側で釣ることにした。かぶせ釣りを始める前に,まず投げ竿を2本出して,本虫をエサに波止先端から右斜め前方へ投げこんでおいた。カキの第1投は,7時前ごろ。最初は当たりらしい当たりがなかったが,徐々に魚の気配が出てきた。しかし,なかなかハリに乗らない。やっとこさ掛かってきたのは,唐揚げまたは味噌汁サイズのハゲ(ウマヅラ)。このサイズのハゲがエサを取るんじゃ,ちょっと厳しいかも。ただ,今日はサシエが底までもつこともけっこうあって,前回(9月)来たときのようなお先真っ暗の状況ではなかった。

● そのうちだんだんフグやらスズメダイやらベラやらの当たりも増えてきて,ストレスの溜まる釣りになってきた。風がさほどでもないのがせめてもの救いで,曲がりなりにも魚をキャッチ。10時過ぎまで釣って,カキではカワハギ2・ウマヅラ2の釣果。投げの方は全然ダメで,とにかくエサ取りが多い。さもなければフグ。タイ仔1尾とフグ1尾が釣れただけ。フグはサイズ的には刺身も取れそう。オフ会で誰か調理してくれんかな〜。ちなみに,サビキのオジさんは2時間ほどでサバ1・アジ1・ハゲ2の釣果。親子連れは,見た限りでは釣果なし。お父さん,前回はチヌを数枚釣ったが今日は全然ダメとのこと。こっちも小物の当たりばっかりで,コブダイその他のまともな魚の当たりは皆無。下げに入って当たりも少なくなったので,移動することにした。今日の印象で言うと,この波止(オフ会の会場)で食材を調達しようと思ったら,とりあえずサビキをやってみて,ダメならギャング針でハゲ狙いまたはサヨリくらい。今日はサヨリを釣っとる人はおらんかったけど,マキエをしたら寄ってくるでしょう。手段を選ばずとにかく食材ゲット!と開き直って釣るんなら,何とかなりそうな気がした。コブダイは,少なくとも内側は期待薄。イシダイの気配も,今日はなかった。波止付け根の灯りの下はイカのスミで真っ黒だったので,イカは期待できそう。ハゲの反応があるので,かぶせ釣りの練習にはなると思う。

● 工事さえなかったら1,2分で行ける深浦波止も,ぐるっと迂回するので行くのに10分くらいかかる。先客は先端に1人。イカ狙いらしい(この波止にもイカのスミがあり,その人も今日1ぱい釣ったとのこと)。曲がり角のちょっと先に荷物を置いて,ここでもとりあえず投げ竿を2本放り込んでおく。かぶせ釣りを始めたのは11時ごろ。満潮が9時前なので,下げ潮がかなり動いている。過去のデータから言うと,この波止は「大潮の下げ潮」は期待できる。本当は干潮近くまで釣りたいが,今日は夕方から子供会行事(亥の子)があるので昼過ぎまでしか時間が取れない。マキエをしてみると,左から右へ流れる潮が速すぎて釣りにならない。様子を見ていると潮が緩んだので,今がチャンス。第1投から当たりがあるが,フグでもハゲでもないエサ取りっぽい当たり。何度か空振りした後,11時半ごろまともな当たり!着底直後に竿先をフワッと浮かせる当たりに合わせると,確かな手ごたえ。最初はハゲかと思ったが,引きが強い。チヌか?おっ?なんか,白黒。イシダイじゃんか〜! 見た目明らかに,今年釣った中では最大のサイズ。慎重にタモ入れして引き上げ,検寸したら30cmジャスト。久しぶりの30cm達成!いや〜,これで日記が出せる!--- と,スカリに入れた直後に,「待てよ・・・」。--- このイシダイ,持って帰るべきじゃろか?それとも,今日はリリースして帰って,オフ会のときにもう1回ここで釣り上げてその晩の酒の肴にすべきか?--- う〜〜〜,悩む・・・

● この深浦波止へ最初に来た日に,「ここは秋には絶対イシダイが釣れる!」と思った。ところが,5〜6月にさっきの小さい波止の方ではサンバソウがバンバン釣れたのに,こっちでは1枚も上がらなかった。おっかしいな〜,ここイシダイおらんのかいな〜・・・と思っていたので,今日釣れたのは意外だった。ということは,「はぐれイシダイ」の可能性もある。たまたまどっかへ移動中に立ち寄っただけとか,この波止に住む親戚のコブダイに会いに来ただけとか(親戚か?)。サンバソウでもええからもう1枚来い!そしたら信じちゃる!

● しかしその後は不調で,12時半の納竿までにカワハギを1枚追加したのみ。スカリからイシダイを出して撮影した後,またしても自問自答。ここでこいつをリリースして帰って,来週また釣り上げるためには,いくつかの条件が必要になる。まず,来週この波止で釣りができる天気でないといけない。潮も,今日みたいな感じで流れたり止まったりしてほしい。このイシダイ君にはよそへ遊びに行かずに,来週までこのポイントに身をひそめて待っといてもらわにゃいけん。しかもコイツが,来週またハリに掛かるほどマヌケな魚でなくてはいけない。そもそも,オフ会が中止になる可能性もないことはない。それに,この日記を見て誰かが先に来て釣り上げるかもしれん。--- といったようなモロモロのことを考え,涙を飲んでこのイシダイ君はキープして持って帰ることにしたのです。というわけなので,オフ会用のイシダイは誰か釣ってください。 

 11/2の釣果  (かぶせ釣りほか)

   ・カワハギ(21・19・18cm) 3尾

   ・ウマヅラハギ(17・16cm) 2尾

  ・イシダイ(30cm)  1尾

  ・マダイ(15cm) 1尾

※外道:ショウサイフグ(19cm)


◆ 2002/10/6(日) 横島・横田港一文字波止   

〜 あ〜,面白かった! 〜

 

● 以前は秋のかぶせ釣りの主な対象魚はウマヅラハギとコブダイで,運がよければチヌ,という感じだった。最近はイシダイが狙えるようになったし,カワハギも増えてきたので,食べて美味しいこの2種を秋の主なターゲットにして釣行することが多い。今日は,かねてからの憧れの釣り場・横田港一文字波止に初めてチャレンジした。この波止は昔からイシダイとアコウが釣れるという話は聞いている。田島・横島の両側から伸びる大きな波止からほんの数十mしか離れていないが,魚影の濃さは折り紙つきで,今年の5月にはSATさんがここでチヌを8枚釣り上げ,しかも25cm級のイシダイをバラした,というレポートをいただいている。今日の狙いは,当然イシダイ。きのうの夕方,渡船を出してくれる村上餌虫店(TEL:084-986-2161)まで行って,けさの6時過ぎごろに渡してほしい,と伝えておいた。

● 今日用意した道具は,イカダ竿を3本(2.1m,1.8m,1.5m),両軸リールを3つ(道糸はそれぞれ4号・3号・2号),クーラー・ハリなどの道具箱・落としダモ・スカリ・水くみ用ビニールバケツ・カナヅチ2本・へら。カキは,エサ取りの嵐という状況も想定して,大きなバケツに2杯分用意した(結局3分の1くらい余った)。竿とリールは,状況に応じて3種類のうちのどれか1つを使う。この中では,「カナヅチ2本」が大切。万一カナヅチを海に落としたら(素手でカキを割れない限り)アウトなので,必ず予備を持っていく必要がある。潮は,満潮が10時半ごろの大潮。下げ際まで釣ることにして,11時半に迎えに来てもらうことにした。

● 朝5時半に家を出て,空が明るくなった6時ごろ横島の手前の内海町ふれあいホールの前に停車。朝食を食べながら,忘れ物がないかどうか頭の中でチェックする。天神波止にはまだ誰も人が入っていない。今日は,暗いうちから天神波止でタチウオとイカを狙って,明るくなったらアジ,さらにかぶせ釣りに移行・・・というプランもあった。アジがもうちょっと時期的に早いので,今日はパス。田島と横島を結ぶむつみ橋を渡り,坂を降りたところにある村上餌虫店の前に車を止め,渡船料を払う。料金は1,575円(消費税込み)。生名島まで行く料金のちょうど半分。距離も近いし,この波止でそれなりの釣果が出るんなら,これからはちょくちょく通ってみようかと思う。今までにもこの一文字波止へ渡ろうと思ったことは何度もあったが,何となく敬遠していた。めんどくさいという理由のほかに,「金払って渡してもらう釣り場で魚を釣っても,そりゃ当たり前じゃろう」というヒネクレた気持ちがあったから。でもまあ,釣り堀の延長みたいな有料釣りイカダではないわけだし,最近けっこう金を使って遠征することも多いので,近場で釣れる場所を開拓したい,という気もあって,いっぺん勝負してみることにしたのであります。あれこれ言い訳していますが,ホンマは「イシダイ釣りたい」というのが最大の動機であります。

● 釣具店のすぐ先の左手の空き地にある公衆トイレの前から突き出た浮き桟橋から,渡船が出る。桟橋には既にダンゴのチヌ狙いの釣り人が3人入っていて,これから釣りを始める態勢。桟橋の手前には大きく「釣り禁止」と書いてあるが,黙認されていて竿を出してもいいなら,冬場にアイナメを狙ったら面白そう。釣具店のご主人の渡船に乗って,海を走ることほんの1分ほどで一文字波止に到着。1か所階段があって,船はそこに着く。波止には釣り人の姿はない。田島・横島の大波止で釣りをしていると,時々この一文字波止で釣っている人の姿を見かけるが,さほど人気のある釣り場という感じではない。とりあえず,波止をぐるっと見て回った。潮がほとんど流れていないので,どこで釣っても同じようではある。が,一応釣り座の目星はつけた。第1はSATさんからの情報も参考にして,田島寄り先端付近の北向き。第2は,潮の流れを考えてその逆向き(田島寄り先端南向き)。そして第3は,波止南側に係留してある作業用台船のわき(田島側)。この中では,第3のポイントを一番重視した。波止に台船が横付けされている状況では,台船の下に魚が隠れていることが多い。その際でカキを撒いてやれば,台船の下の魚を引き出せるんじゃないか・・・チヌのダンゴ釣りでもこのパターンで成功した経験が過去に何度もある。

● まず,第1のポイントで竿を出してみた。タックルは,1.8mイカダ竿に道糸3号(結局最後までこの竿だけ使った)。ハリス2.5号・ハリはがまかつのチヌひねり2.5号。釣り開始は6時40分ごろ。軽くマキエをして,足元へ緊張の第1投。思ったより水深が浅い。5mくらいか。今度はちょっと沖目に遠投。数m先から落ち込んでいて,その先は10mくらいありそう。15分くらいやったが,沖目は当たりなし。足元は小魚っぽい当たりのみ。第2ポイントへ移動。南向きは波止がだいぶ高くなっていて,ちょっと反動をつけないと上れないくらいの高さ。幅は広く,ゆったり釣り座を構えられる。ここも状況は似たような感じで,フグがヒット。15分ほどで切り上げ,本命ポイントの台船の横へ入った。ここで釣り始めたのが7時20分ごろ。上からのぞくと,ウマヅラハギがかなり見える。小型も多いが,けっこう型のいいのも混じっていて,水面に浮かんでいるクラゲをつついている。カキを撒いてみたが,カキにはあまり反応しない。

● とりあえず足元から沖目まで投入して,水深の変化を確認。先端付近と違って,ここは沖目でもそれほど落ち込んでいない感じ。本命はイシダイなので,沖目狙いはせず波止際を中心に攻めてみた。最初は小魚っぽい当たりが多く,まずスズメダイがヒット。しかし,だんだん期待の持てる当たりが出てきた。竿を握って釣っていると,「ダメっぽい当たり」と「イケそうな当たり」の違いが感じ取れる。最悪なのは,中層でサシエを取られて底までもたないパターン。底までサシエが届いても,「コツコツッ」と押さえ込むような小さな当たりが続くときはあまり期待が持てない。一番いいのは,着底した瞬間に「フワッ」と竿先を持ち上げるような当たりが出て,なおかつ一発でエサを取っていくようなとき。いろんな魚がこういう当たりをするが,竿先を浮かせるというのはエサを吸い込む力が強いわけで,それだけサイズの大きい魚ということになる。

● 釣り始めて10分ほどして,立て続けに2回バラした。どちらも巻き上げ途中でハリが外れたので,コブダイではなさそう。けっこう重量感があった。良型のハゲか?それとも・・・。ゲンが悪いので,ハリを細地チヌ2号にチェンジ。しばらくして,またヒット。3度目の正直!今度こそ姿だけでも見ちゃる!---- 浮いてきた。白黒。よっしゃ〜!イシダイ。まずまずのサイズ。タモ入れして引き上げてみたら,目玉にハリが掛かっていた。さっきからのバラシも,こいつかも。イシダイは口が小さいので,わりとハリに乗りにくい。さっそく検寸。27cm。本命が最初に釣れたので,ひと安心。これだけでも,金を払って来た甲斐がある。ただ,1枚だけだと「たまたま」ということもあるので,できれば小型でもいいからもう1枚は釣っておきたい。現在の時刻は7時50分ごろ。満潮まではまだ間があるので,期待は十分。

● 今日の時合いは,その後の1時間ほどだった。投入のたびに当たりがあって,しかも魚がけっこうハリに乗る。しかし,バラシもまた多い。イシダイっぽい当たりは少なく,ハゲの当たりが多かった。これにコブダイが混じる。9時ごろまでに,35〜26cmのコブダイ3尾をキープ。大型コブダイのバラシ(ハリス切れ)も2回。ハゲらしいバラシは数回。そのうち1回は,30cm級のハゲを水面でバラした。8時半ごろ,手の平サイズのサンバソウがヒット。さっきのは「はぐれイシダイ」ではないことが証明された。しかし9時を過ぎるころからハゲの当たりが少なくなり,エサ取りっぽい当たりが増えてきた。いろんな魚種が釣れたので,種類をカウントしてみた。イシダイ・コブダイ・ウマヅラハギ・カワハギ・ギザミ・ホンベラ・マダイ(チャリコ)・クサフグ・スズメダイ・・・あと1種類釣れば,「外道も含めて10目釣り」!となると,最後に狙うのはチヌしかないか・・・ということで,9時半ごろ第2のポイント(先端付近南向き)へ移動した。

● 沖目へ投入したので,当たりは少ないか・・・と思ったら,立て続けにコブダイの当たりがきた。どれも,ハンパな型ではなさそう。このタックルでは歯が立ちそうになく,全部ハリス切れでバラシ。2.1mの竿にチェンジしようかとも思ったが,今日はコブダイ狙いではないのでそのまま続行。10時ごろから満潮の潮止まりに入ったせいかピタッと当たりがやんで,その後は25cmのカワハギを1尾追加したのみ。結局クーラーに入れて持ち帰ったのは,コブダイ1・カワハギ1・イシダイ2の計4尾。しかし,今年一番かというくらい,最高に気持ちよかった。曇天無風で暑くもなく寒くもない好コンディションで,広い波止を1人で占領して釣りができて,当たりもそこそこあって,島の方からは秋祭りの太鼓の音なんか聞こえてきたりして・・・。カラスの鳴き声がやかましいのを除けば,申し分のない半日だった。これで1,500円は安い。再来週も来ようかと思う。

 10/6の釣果  (かぶせ釣り)

   ・イシダイ(27・20cm) 2尾

   ・カワハギ(25・16cm) 2尾

  ・コブダイ(35・27・26cm) 3尾  ほか   


◆ 2002/9/28(土) 佐木島・鷺港波止   

〜 かろうじて晩のオカズは・・・ 〜

● きのうは午後からずっと雨で,今日の降水確率も50%。潮は,干潮が朝の8時,満潮が午後3時ごろの小潮。天気も悪そうなので,近場へ釣行するつもりで6時半ごろ起床。雨は降ってない。カキを採りに行って,時計を見たら7時半過ぎ。西の空がだんだん晴れてきているようなので,結局佐木島へ初チャレンジしてみることにした。松永から三原駅前のフェリー乗り場までは,25分くらい。先週下見をして,フェリーの時刻はメモしてある。始発から6:43,7:30,8:20・・・。港には8時20分のフェリーが入っていたので,即乗船。桟橋手前の券売機でキップを買うように言われた。佐木島・鷺港まで,普通車片道1,790円。駐車場に車を置いて人間だけ乗ったら,片道320円。今日は初めてのことでもあり,万一雨が降っても困るので車で渡ることにした。

● 三原港の岸壁を見ながら,昔ここから瀬戸田へ観光に行ったのを思い出した。しまなみ海道ができる前は,瀬戸田へは三原港からフェリーで行くしかなかった。松永から片道1時間半近くかかった。今はしまなみのおかげで30分。釣りに行くにも便利になった。そもそもこのHPを出してなかったら,生名島とか佐木島とかにはたぶん一生行ってなかったと思う。ゲストの皆さんにいろいろ情報をもらったおかげです。ところで,きのう某釣り情報誌から電話があって,かぶせ釣りの話をじっくり聞きたいとのこと。もしかしたら近いうちに実釣が入るかも。もし決まったらお知らせします。

● 三原から鷺港までは25分。航空写真で事前に確認しておいたとおり,船着場の左手にけっこう大きな波止が見える。思ったより桟橋に近い。距離的には目と鼻の先ではあるが,波止へ行く道がちょっと遠回りのため,桟橋から波止までは歩いて5分くらいか。今日は車でなるべく波止の近くまで行ってみたら,ちょうど付け根に駐車スペースがあった。先客は3人。手前から順に,ハゲ狙いの人,チヌ狙いの人,そしてかぶせ釣りの人。かぶせ釣りの人は,もしやと思ったらやはり,この波止の紹介者・たか坊さん。まだスカリが降りてない。今日はエサ取りばっかり,とのこと。

● 波止のどのへんで釣っても同じような感じではあったが,とりあえず先端の灯台下の外向きに釣り座を構えた。9時すぎに釣り開始。タックルは,エサ取りが多そうなので一番ライトな仕掛けを使用。1.5mイカダ竿に道糸2号・ハリス2号・チヌバリ2号。ほとんどマキエもせずに,足元に第1投。当たり。カワハギっぽい。カワハギはサシエが着底したときにわりと大きい当たりが「コツッ」とくる。この当たりが3回くらい続いたがハリ掛かりせず,すぐフグっぽい当たりに変わった。釣り始めて間もなく,向こうで釣っていたたか坊さんに魚がヒット。25cmくらいのコブダイ,とのこと。その直後,こちらにも同じくらいのコブダイ。

● その後フグやら小ハゲやらの当たりばっかりになったので,下へ降りて先端から正面向きに釣り座をチェンジした。足元の水深は6〜7mくらいか。浅くもなく深くもなし,という感じ。たか坊さんに後で聞いた話では,41cmのアイナメはこのポイントで釣れたらしい。今の時期はアイナメは無理なので,サンバソウが来んかな〜・・・と思いながら黙々とサシエを打ち返す。しかし,エサ取りの当たりのみ。満ちの潮はけっこう速く,沖へ向けて流れている。雰囲気としては,生名島真ん中波止のような感じ。その潮に乗せてサシエを遠くに落としても,相変わらずフグばっかり。そうこうするうちに,10時ごろフカセの人がチヌを釣った。見てはなかったが,聞こえてくる声によると32cmとか。チヌがおるんならこっちにも来てもええんじゃけど・・・。しかし,まともな当たりは全くないまま時間が過ぎる。

● たか坊さんは11時過ぎごろに納竿。余ったカキを持って,明日は早朝須波へ行く,とのこと。うーん。明日はどうするかなあ。須波へ行こうかとも思うたけど,須波はたか坊さんにお任せして・・・。小箱か,または天神か。どっちにしても近場。とか,もう明日のことしか考えてない。まともな魚が釣れそうな気配がないし。帰りのフェリーは,12:43,13:52,15:32・・・。せっかくここまで来たんじゃし,3時の満潮ごろまで釣ってみるか。ということで,昼飯を食べた後さらに粘る。サヨリを釣りに来たというおばさんグループが先端に入りたそうにしているので,1時ごろ場所を譲ることにした。ず〜っと戻って,曲がり角付近の外向きへ。ここでちょっとやってみて,ダメなら13:52のフェリーで帰るか・・・と思ったところ,竿を出してすぐコブダイがヒット。2号ハリスを飛ばされた。悔しいのでやっぱり粘ることにした。先端付近は満ち潮が横に速く流れているのに,このへんは逆方向に適度な流れになっている。こっちの方が釣れそうな雰囲気。エサ取りも,先端より少なそう。何とか晩のオカズくらいは・・・

● 満潮が近づいた2時半ごろから,立て続けにいい当たりが連発。食べごろサイズのギザミ2尾と,お刺身サイズ(26cm)のカワハギが釣れた。満潮前後の潮の変わり目に当たったらしい。せっかく調子が出てきたのに,フェリーの時間が近づいたので3時過ぎに納竿。最後の最後でどうにか土産が手に入った。この波止は足元にけっこう根がある感じで,波止の下を潮が通す構造でもあるし,アイナメは大いに期待できそう。次回は,12月に大物ランキング更新を狙ってアイナメと勝負してみたい。

 9/28の釣果  (かぶせ釣り)

   ・カワハギ(26cm) 1尾

   ・コブダイ(26cm) 1尾

   ・ギザミ(22・21cm) 2尾 


◆ 2002/9/21(土) 田島・天神波止   

〜 晩のオカズにちょっと足らず 〜

● 今日の釣り場は,先週魚の反応があった田島・天神波止。本命はカワハギ。目標は,家族4人分の晩のオカズ。カワハギかウマズラが4枚釣れればよし。あと,潮が大きい(満潮が11時ごろ)のであわよくばサンバソウ,またはチヌ。先週採っておいたカキを積んで,朝6時過ぎに現地に到着した。先端にチヌ釣りの先客が1人。掲示板で予告しておいたとおり,先端寄りで釣り開始。今日は最初からフグっぽい当たりが多く,ハゲの活性は低そう。

● 30分ほどして声をかけていただいたのが,初対面のコウマさん(写真はこちら)。挨拶して言葉を交わした後,中央付近へ。並んで釣れるかと思ったが,すぐ後に二人の間にチヌ釣りの人が入って来た。この波止は,付け根から先端まで並んで釣れば10人近くは入れる。チヌのダンゴ釣りやかぶせ釣りはあまりスペースを取らないので,シーズンにはイカダ竿1本分くらいの間隔で人が並ぶ。それに比べると,今日はゆったり竿が出せた。

● 7時ごろ,1枚目のハゲ。しかしその後当たりが少なくなり,遠投すれば当たりなし・足元はフグばっかり --- という状況になった。それでも,サシエが底までもたないほどではなく,着底する前後からジクジクしたフグの当たりが続く・・・という状態。サシエが底に届いてくれさえしたら,チャンスはある。今日は風も弱く快晴で,季節が逆戻りしたような感じ。秋の天神波止は日によって状況が変わり,15cmに満たない当歳魚のウマヅラが群れてくるようなときもあるし,フグの当たりしか来ない日もある。今日は全体的に魚の動きが鈍そうで,満潮ごろまで待たないとダメかも・・・という雰囲気になってきた。

● 時々手を休めてコウマさんと話をしたり,チヌ釣りの人に状況を聞いたりした。今日はチヌは1枚も上がらず,ボラとフグしか釣れてなかった。10時前ごろから,足元(波止の低くなった所)が潮をかぶり始めた。大潮のときは,これからがチャンス。荷物は少なくして,全部高い方に上げてある。スカリも足元のバケツに結んで,満潮までの時合いを狙う。--- 時々,フグではないような当たりがある。が,せいぜい5分くらいでまたフグの当たりしか来なくなる。その短いチャンスが勝負。結局,10時ごろと11時ごろにハゲをもう2枚追加。どれも24〜25cm級で,この時期としてはまずまずのサイズ。何とか目標の4枚といきたかったが,カキが切れたので11時半ごろ納竿した。他に釣れたのは,リリースサイズのコブダイとカワハギが1尾ずつ。それにフグ多数。釣果は今イチではあったが,一番好きなハゲと一応勝負できたので,まあまあ満足のいく半日だった。

● 昼ごろ帰宅してすぐハゲをさばいて冷蔵庫に入れ,子供らとファミレスで昼食。どっかへ連れて行け,というので,何のあてもなくそこらへんをドライブ。海と山とどっちがいいか,と聞いたら山の方がいいと言うので,東尾道から御調−府中と回って,できるだけ車の少ない田舎道を適当に走って回った(子供らはこういう道が好きなので)。帰りに喫茶店と本屋に寄り,家に着いたのが4時前ごろ。子供らを降ろし,再びカキを調達に。そのまま田島へ行き,シャコを掘った。明日はいよいよ,満を持しての蒲刈釣行。狙いはイシダイ。というわけで,グッナイ。

 9/21の釣果  (かぶせ釣り)

   ・ウマヅラハギ(25・24・24cm) 3尾 

 


◆ 2002/9/8(日) 横島・坊地新波止   

〜 かぶせ釣りは全然ダメ。 〜

● 電話で東京の人と話すと,向こうは最近雨模様で気温もだいぶ下がってきたとか。西日本はまだ全然真夏の雰囲気で,秋のシーズン入りまでにはもうちょっと時間がかかる感じ。ちょうど端境期で狙いを決めるのが難しいが,この週末は潮が大きかったので,シャコを掘って大物狙い,と前から決めていた。きのうの土曜日の夕方,カキを調達した後田島でシャコを掘っていたら,近づいてくる人がいた。天神波止で知り合った,芦田のオジサンだった。釣り場でよく会うが,住まいが福山市の芦田町という以外は名前も知らない。この人は橘高師匠の弟子の一人で,かぶせ釣りもやる。最近はかぶせのシーズン以外はアジを狙ってあちこち釣行しているらしい。シャコを掘りながらいろいろ情報交換した。「2月ごろ,神島外浦でアイナメを爆釣した」と聞いてびっくりした。もちろんかぶせ釣り。最初に行った日に,波止内向きで10尾くらい釣ったという。「3月に1回だけ釣行して雑誌の取材を受けた」と言ったら,「その頃はもうワシが全部釣り上げた後じゃったろう」と言われた。そうであったか・・・

● シャコの方は順調に掘れて,ボケと合わせて20数匹くらい。そのほか本虫2本,タイムシ1本(途中で切れたが)をゲット。タイムシが掘れたので,あわよくばマダイ・・・と野望を抱いて,本日は5時に起床。暗いうちから竿を出してアコウを狙うことも考えたが,シャコ掘りで腰がくたびれたのでパス。朝まずめから昼の満潮の前までを狙う。ぶっこみ釣りだけだと退屈するので,カキも準備した。

● 5時40分ごろ,現地着。落とし込み釣りの先客が一人。この波止では落とし込み釣りをしている人をよく見かけるが,魚を上げているところを見たことはない。この先客は,前回は落とし込みでチヌを上げたという。先端から数m手前に荷物を置いて,投げ竿を準備。先端はサビキやチヌ釣りの人のために場所を空けておいた。今日はエサを豊富に持っているので,竿を4本出した。仕掛けはいつものとおり,全遊動・オモリ8〜10号の1本バリ。ハリス3号・チヌバリ3号。まず,外向きに2本投入。エサはタイムシと本虫。朝一番の満ち上がりにチャンスがありそうなので,本命はマダイ。もっとも,田島・横島のこのへんのポイントでマダイの実績があるのは4〜5月ごろだけで,秋に釣れたという話は聞いたことがない。残る2本の竿は,港内向きに投入。エサはボケとシャコ。

● 4本の竿を投げ終えて,イカダ竿の支度をしていたら,いきなり外向きの竿に大きな当たり。本虫のほうの竿。エサが本虫なので何が掛かったかわからんけど,とにかく合わせて巻き上げ。手ごたえはまずまず。釣れたのは33cmのチヌだった。時刻は6時半ごろ。やっぱり手掘りのエサのもんじゃなあ〜。この調子なら,今日も何枚か釣れるかも。マダイ来い,マダイ!

● ところが・・・。その後ぜんぜん当たりが来なくなった。エサ取りもほとんどおらず,エサがそのまま残って上がってくる。ボケのサシエも残ってくるようじゃ,フグもおらんのかいな。--- かぶせ釣りの方はどうかと言えば,これがまた最悪。岸壁の際すれすれに落とすと,10cmに満たない当歳魚のウマヅラハギに中層でエサを取られる。ちょっと離して投入すると,全く当たりなし。潮かげんもよく,雰囲気的にはいかにも釣れそうな感じはするのに,当たりがないまま時間だけが過ぎていく。7時ごろから波止には続々と釣り人が来て,先端にもダンゴのチヌ狙いの二人連れが入った。この人たちも,あんまり釣れている様子ではなかった。手の平〜25cmぐらいのが,二人合わせて3〜4枚といったところ。左手に見える浜沖波止にもずらっとチヌ釣りの人が並んでいるが,見た感じ向こうも似たようなもんだろう。

● やっとこさ10時ごろになって内向きの竿にちょっと小ぶりの2枚目がヒット。これもエサは本虫だった。結局シャコ・ボケには全然当たらず,釣果はチヌ2枚のみ。カキの方は魚の気配もなし。きのうさんざん苦労してエサを調達した割には,期待はずれの結果に終わった。来週から,本腰を入れてかぶせ釣りの態勢に入る。とりあえず,須波か生名島へ行く予定。

 9/8の釣果  (ぶっこみ釣りほか)

   ・チヌ(33・28cm) 2尾  

 

 

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