★ 釣り日記 (2003年11〜12月) ★

11月1日(土)

11月8・9日(オフ会)

11月14日(TV取材)

11月16日(日)

11月22日(土)

11月29日(土)

12月13日(土)

12月27日(土)

 


◆ 2003/12/27(土) 因島・消防署前(南側)の波止

〜 コブダイ狙いが意外な展開

 

● 年の瀬も押し迫って,釣行できるのはあと1回か2回。ダメモトでランキング更新のチャンスを狙うとすると,コブダイしかない。ただ今日は朝の7時半ごろが干潮で,潮位が13センチというエサ掘りには絶好の条件。で,7時ごろ田島へ行って,小1時間ほどシャコを掘った。思ったほどは採れず,シャコ・ボケ合わせて10数匹。満潮は午後2時過ぎごろで,これからすぐ満ち上がりを狙うことも考えたが,モロに冬型の天気で風が冷たいので,仕事場へ戻って家族の年賀状などを印刷しながらしばらく時間つぶし。10時半近くになって,そろそろ出発。シャコが使えてコブダイも狙えそうなポイントということで,因島の消防署前の南側の波止を選んでみた。ここではぶっこみ釣りはまだやったことがないが,潮加減がいい感じなので根掛かり連発さえなければ勝負できそう。11時過ぎに現地に着くと,珍しく北側の波止の先端に釣り人が入っている。そのまま通り過ぎて,南側の波止へ。ここは最近サヨリ狙いの人が大勢入っていたが,今日は先端に先客が一人だけ。その人も帰り支度をしていた。挨拶して,狙う魚は何かと聞かれたのでコブダイと答えると,ちょっと見せてもらうと言われた。

● 並んで話ながら釣り開始。釣り座は,1つ目の折れ曲がりの先。この波止では,ここから次の(直角の)曲がり角までの間がポイントになる。潮は先端からは南向きにビュンビュン流れているが,手前に来るほど緩くなる。道糸がだいぶ横に流されるが,時々緩むときがある。潮加減としては悪くない。タックルは,1.8mイカダ竿に道糸4号・ハリス3号・チヌバリ4号。数投目に,足元で当たり!一気に右へ走る魚を追いかけてやり取りし,半分くらい浮かせたところで足元の岸壁に突っ込まれてラインブレイク。60cmのコブダイだろう。もともと今日の本命はコブダイだったので,もうちょっと太いハリスを使うべきじゃったか。そこでタックルを変更。2.1mイカダ竿に道糸4号・ハリスも4号・ハリは伊勢尼10号の大物仕掛けにした。狙うのは足元の岸壁の際。ここは足元で大型をバラしたことが何度もある。魚が掛かってさえくれたら,この仕掛けで勝負できるはず。

● そのすぐ後,バイクに乗った釣り人が。M島のMさんだった。さっきの北側の波止の釣り人はMさん。向こうは当たりがないということで,こっちへ移動してきて曲がり角との中間あたりへ入られた。ところがその後コブダイからの魚信はなく,赤ちゃんサイズが1尾釣れただけ。風も背中からとは言えかなり冷たいので,時々車へ戻って休憩しながらの釣り。ここは車を横付けできるので有り難い。Mさん,フードのついてない帽子でようガマンできますねえ。

● 満潮が近づいた頃,Mさんの竿が曲がっている。上がってきたのは,なんと35cm級のチヌ。「初めての当たり」とのこと。う〜ん・・・チヌか・・・。コブダイを1匹確保した後でチヌ狙い,いうのが一番ええんじゃけどなあ・・・。それからしばらくして,Mさんにまた同サイズのチヌ。あー!もう辛抱たまらん!タックルはめんどくさいのでそのままにして,チヌ狙いで沖目への投入に切り替えた。下げの潮が動き始めた2時半ごろ,手元に「コツッ」といい当たり。活性の高いときのチヌの当たりで,ちょっと小さめながらようやく1枚ゲット。3時ごろからは下げの潮が横へ流れ出したので,納竿した。結局コブダイの当たりは1回しかなく狙いは外れたが,まあ晩のオカズが1匹釣れただけでもええか。なお,ぶっこみ釣りの方は形にはなったが,ボケで20cm級のアイナメが1尾釣れたのみ(リリース)。春に期待したい。

 12/27の釣果 (かぶせ釣り)  

 ・チヌ(33cm) 1尾

※ 上の2枚はM島のMさんの釣果です。サイズは35cmと34cm。

 

 

<この波止の情報>

● ここは,釣り座の目の前に車を止められる,横着者には最高のポイントです。北西の季節風にも比較的強いです(背中から風を受けます)。時合いは満潮前から下げにかけて。下げ潮が左から右へ流れ出したら釣りになりません。先端も好ポイントですが,やはり下げがいいです。満ち潮は手前にサシエが戻ってくる流れになるので,釣りにくいです。Mさんはこの日,私が帰ってから夕方5時まで先端で釣り,35cmのチヌをもう1枚追加しておられます。この日だけ魚の活性が高かったのかどうかはわかりませんが,初釣りの候補地の1つとしてお勧めします。私はこの日ずっとコブダイ狙いのゴツい仕掛けで足元ばっかり攻めてましたが,最初からチヌ狙いの細仕掛けで沖目で勝負していたらもっと釣れたかもしれません。ただし当たりは少ないので,満潮前後の時合いを集中して釣るのがいいでしょう。なお,曲がり角の手前数mくらいはサヨリ・イワシ釣りの人で賑わっていますが,その手前に3人くらい,先端にも1人入れます。L字の長い方の外向きは潮が横へ流れるので,難しいです。ここでこれだけ釣れるということは,北側の波止でもチヌは釣れるんじゃないかと思います。


◆ 2003/12/13(土) 瀬戸田 ⇒ 生名島 ⇒ 瀬戸田 ⇒ 因島

〜 忘年会速報!

 

● 今日はこれから出張なので,手短に。13日(金)の朝6時ごろから,ヘッドランプをつけて田島でエサ掘り。干潮の潮位が低かったので,シャコ約10匹のほか期待していたタイムシと本虫を1匹ずつゲット。タイムシは穴に潜られて途中でちぎれたが,4〜5投分くらいの量はある。このエサとカキ・アミエビ・冷凍キビナゴを持って,忘年会の食材調達へ。当日朝は6時前ごろに瀬戸田へ到着。干潮が7時ごろなので,満ちの潮が動き出すまでの1〜2時間を集中的に狙う。先端に荷物を運び,暗い中でぶっこみ仕掛けをセットして外向きに竿を2本投入。内向きには冷凍キビナゴのぶっこみ竿を2本。釣り開始直後は下げの潮が速かったが,7時ごろには緩んできた。時合いかと思われたが,期待した大物は釣れず。本虫とキビナゴに20cm前後のカサゴが1匹ずつ,タイムシに20cmちょっとのタイ仔が1匹掛かったのみ。タイムシはさすがにマダイの食いは抜群だが,チャリコが先に釣れることが圧倒的に多いのが難点。

● 満ち潮が流れ出し,サヨリ釣りの常連さんが来たのと入れ替わりに曲がり角へ移動。カキでチヌを狙ってみたが,反応なし。9時前ごろ,SATさんからメールが来た。タチウオとコウイカ狙いに失敗したとのこと。このままじゃ,食材が確保できん。この波止でサヨリが調達できたら一番よかったが,先端のサヨリ狙いには魚が釣れている様子がない。確実を帰して,因島まで戻り生名島でサヨリを調達することにした。9時45分のフェリーで渡り,埠頭用地へ。先客が数人,先端近くへ入っている。その横へ入らせてもらってサヨリ釣り開始。足元に群れが見える。しかし寒くなってきたせいか食い込みが悪く,サシエを吸い込んですぐ吐き出すのが見える。見釣りならエサを口へ入れた瞬間に合わせればまず掛かるが,見えるサヨリは小型ばっかり。で,沖目を狙ってタナを深めにとり,10mほど先で勝負することにした。魚の反応はあるがウキ下が長い分空振りが多く,なかなか数が増えない。しかも,釣れるのは20cm級の小型が多い。結局昼まで粘って30数匹をキャッチ。大きいものでも25cmくらいか。内側でカキもちょっとやってみたが,魚の反応がなかった。

● 12時20分のフェリーで因島へ戻り,再び瀬戸田へ。ここで満潮まで粘ったが,釣れたのはフグとリリースサイズのカサゴのみ。1時半過ぎごろ,マサさんから電話。タクさんと蒲刈(向)にいる,とのこと。マサさんはコブダイが5回くらいヒットしたが全部バラシで,タクさんはサビキでタナゴをたくさん釣ったという。この時点で,コブダイが釣れたという報告はない。うちらの忘年会のテーブルにコブダイが並ばん,というのはマズいじゃろ。ということで,2時半ごろ移動を決意。短時間勝負になるが,因島・消防署前でコブダイを狙うことにした。

● 3時ごろから釣り出して,小1時間でコブダイ2尾をゲット。40cmに満たないサイズだが,一応ノルマは達成。このほかバラシが3回あり,バラシたやつの方が食べごろサイズだったはず。4時前に現地を発ち,30分で帰宅。実家の台所を借りて魚をさばき(サヨリは半分置いてきた),自宅で風呂に入って,魚を持って松永駅へ。福山までは電車で10分。海仙楽へはちょうど6時ごろ着いた。

 12/13の釣果 (かぶせ釣りほか)  

 ・サヨリ(25〜20cm級) 約35尾

 ・カサゴ(22〜18cm) 3尾

 ・マダイ(21cm) 1尾

 ・コブダイ(37・33cm) 2尾

 

 

● 忘年会の様子は,とりあえず下に写真だけ出しときます。上に書いてあるほかに集まった魚は,タカさんからアイナメ(20cm台後半)とハゲを1尾ずつ・マサさんからハゲ1尾・タクさんからタナゴ・コウマさんからコブダイ2尾(40cm・30cm級)とイイダコ・SATさんからコウイカ6匹とイイダコ。SATさんからはその後連絡がなかったので「夜まで粘る気じゃろうか」と話していたが,さすがです。 忘年会参加者は,次の13人(だいたい早く来た順)。

倉敷のマサさん・倉敷のタクさん・タカさん・まるさ・ゴトウさん・まさ父さん・

細原さん・かるさん・コウマさん・岡山のアサさん・SATさん・のりさん・エスパーさん

私は早く帰ったので,俊一さんと話ができなかったのが残念。ちっこい魚をたくさん調理してもらって,すいませんでした。今回会費が4,000円でしたが,酒代とかもあるし,来年はもっと高くしてもらっていいですので。細原さんの異常なまでの釣り知識にもびっくりしました。グループの名前とかつけたらどうか,という話も出ましたが,また今度出します。とりあえず,忘年会で撮影した写真を。メニューは,ハゲ・サヨリ・イカ・コブダイの刺身,コブダイ・イイダコ・ゲソの天ぷら,コブダイとイカ入りの鍋,アイナメの蒸し物,カサゴのソテー,タナゴの煮付け,イカ入りスパゲティ,コブダイ寿司など。大勢で食材調達した甲斐があって,いろんな魚が食えました。皆さん,お疲れ様でした!

 

 

 

 


 

◆ 2003/11/29(土) 下蒲刈島・丸谷港新波止 / 上蒲刈島・向の波止

〜 天気予報の大うそつき〜!!

 

● この週末か翌週のどちらかを,今年最後の蒲刈釣行と考えていた。今日は呉港の満潮が午後2時ごろ。来週は朝の8〜9時ごろが満潮になる。条件としては来週の方がよさそうだが,勝負は満潮過ぎまでと考えると,来週は食材調達の時間が短い。晩飯のオカズを持ち帰るためには,今日の方がベター。きのうの天気予報では,「朝方雨の残るところもあるが,日中は晴れ」と言っていた。

● 朝の6時ごろ起床。外は雨がザーザー降っている。海に浸けておいたカキを回収に行きたいが,夜明け前に雨が降る中で動くのはちょっと辛い。夜明けまで待つことにして,その間に近所の24時間営業のスーパーで夕飯の買出し。今日の献立は,にゅうめん・八宝菜・ポテトグラタン。これに何か魚がつけば十分だろう。食材を冷蔵庫に入れて,カキを回収に。夜は明けたが,まだ雨は降っている。今までに残ったカキをちびちび溜めていたので,釣行2回分くらいのカキが回収できた。釣具店でエサを,コンビニで弁当を買い,7時ごろ蒲刈へ向けて出発。尾道バイパスを通り,海沿いの道を三原へ。年末のせいか,工事が多い。下木原の選果場跡は更地になって,このへんもだいぶ様変わりした。以前このへんに水軍なんとかというレストランがあって,ずっと昔に接待で(もちろん接待する側)行ったとき,25cmぐらいのギザミの塩焼きが1,500円で出てきたなあ・・・とか思い出しながら,小雨の降る中を西へ向かう。雨は降ったり止んだりで,風も強そう。だいぶ通い慣れたとは言え,やっぱり蒲刈は遠い。丸谷港に着いた頃には,8時半を回っていた。

● 車を降りると,予想どおり風が強い。ただ,とりあえず雨は止んでいる。台車に荷物を積んで,右手の新波止へ。先客はなし。付け根のところが工事中で,トラックが出たり入ったりしているが,釣りには支障はない。今日は,いろんな釣りをするつもりでエサもいろいろ用意した。カキのほか,アミブロック・サシアミ・青虫300円・生きエビ300円。かぶせ釣り以外で狙う魚は,イワシ・アジ・メバル・カサゴ・カレイ・サヨリなど。特に,この波止では最近かぶせ釣りでカレイが上がっていたので,ぶっこみの捨て竿でカレイが釣れんかな・・・という期待がある。

● 今日のもう1つの目的は,ここ丸谷港新波止のポイント探し。この波止では今までに合計4枚のイシダイが上がっているが,そのうち3枚は先端外向きで釣れたもの。そこ以外にイシダイが狙えそうなポイントとして,曲がり角の向こうを選んでみた。曲がり角のある波止では,たいていその先が好ポイントになることが多い。荷物をそこへ運んで,まずはぶっこみの竿を1本出して港内向きにちょい投げ。外向きは根掛かりの連発になること必至なので,潮の緩そうな内向きを狙った。ジェット天秤15号にハリス2号10cm・チヌバリ4号に青虫の房掛け。当分竿を上げるつもりはないので,エサは300円もあれば十分。

● この時点で,時計は9時ごろ。もう満ち潮が動き出している。続いて,かぶせ釣りの竿を出した。1.8mイカダ竿に道糸3号・ハリス2.5号。ハリは改良チヌ4号。今日は終日このタックルで通した。さて,波返しに乗って第1投・・・いきなり突風!モロに正面から風を受ける。沖は時々白波が立つ悪コンディションで,「ただいま低気圧通過中」という雰囲気。潮風に波しぶきが混じって目に入り,目も開けられん!気象条件で点数をつけると,100点満点で15点くらい。「かろうじて釣りができる」と「釣りなんかできるか!」の境目のラインといったとこ。しかも,釣り座の真下は潮が横に流れて,サシエが着底しないほど。最悪!

● まあ,天気予報ではこれから天気は回復することになっとるし,2時ごろの時合いのときに風が弱まっとったらええわい。で,とりあえず別の竿を出した。まず,イワシ狙いのサビキ竿。オフ会で食ったイワシの塩焼きがえらい美味かったので,土産に10匹ぐらい釣りたい。ママカリサビキ8号のウキつき底カゴ仕掛け。アミエビを詰めて,港内側に投げこんでおく。続いて,メバル狙いのさぐり竿を出した。ここは潮が速いので,ふだんはあまりやらない胴突き仕掛け。底オモリは3号。エビをつけて港内側をさぐってみたが,魚の反応なし。外側は相変わらず潮が速く,かぶせ釣りはできそうにない。やむなくメバルの竿を持って先端へ移動。潮の流れの中へ胴突き仕掛けを落として誘いをかけてみると,魚の反応あり。なんか掛かった・・・挙げてみると,フグのタイ仔のダブル。次投。今度は下バリにタイ仔。さらに次投。今度はフグ・・・やっとれんわ!

● 外向き足元は,いい感じの潮。かぶせの竿を持ってきて,結局ここで釣ることに。風は相変わらず強い。第1投からハゲの当たり。しかし,風で当たりが取れず空振りの連続。どうにかこうにか,10時までに手の平サイズのハゲカワハギを1匹ずつキャッチ。工事現場のオジサンが見物に来て,話し込んでいると,多少風も収まってきた。10時半ごろから,どうにか当たりが取れる程度の風に。この後は,先端と曲がり角の釣り座を往復しながら,魚の反応をチェックした。その結果わかったのは,まず,魚(ハゲ)の数は先端の方が多い。それに,曲がり角の先は潮が緩む時間が短く,先端の方が「釣りになる潮」の時間帯が長い。で,先端と曲がり角を7:3くらいの割合で時間をかけて釣って,昼までにハゲをもう5匹追加。

● いったん車に戻って弁当を持って来て,12時ごろ先端内向きに入れたサビキの竿を見ながら昼食。そしたら,弁当を食べている間にイワシが入れ食いになった。大慌てで弁当を食い終わって,サビキに専念。30分ほどの間に,土産にするには十分すぎるほどのイワシが釣れた。大きいやつは20cmくらいある。実家に半分分けて,刺身と塩焼きじゃな。ハゲは煮付けにして・・・もう食材は十分。あとは本命を釣るだけ。それにしても,天気が・・・回復するどころか,昼過ぎからはまた雨が降り出した。それでもハゲはポツポツ掛かり,1時前ごろから「怪しい当たり」が続いた。底に着いたサシエに「モゾモゾ」っという感じの当たりが出て,一発でエサを取られる。ハゲではなさそう。空振りを繰り返して,5回目くらいについに掛かった。デカい!魚は沖へ走る。ここで43cmのイシダイを釣ったときと同じパターン。立ち上がってやり取りしようとした瞬間・・・ハリ外れ!--- しもた〜!!!--- 結局それ以後同じ当たりは出ず,代わりにコブダイが連発。立て続けに55・52・49cmが釣れた。1時半に先端に見切りをつけて,曲がり角の先へ移動。今日は2時に打ち切りと決めているので,あと30分の勝負に賭けてみたが,結局本命からの当たりはなし。最後の最後でハゲとは違う引きの魚が掛かって,「手の平級のサンバソウか?」と思ったが,上がってきたのは手の平級のチヌ。ぶっこみの方は予想以上に根掛かりが多く,魚は釣れず。メバルもペケ。サビキは2重マル。かぶせは・・・ハゲ9・カワハギ1・コブダイ3。ふつうなら,これだけ釣れたら十分だろう。しかも今日は,強風の中での釣り。風がなくかぶせ釣りに専念していたら,この倍くらい釣れたかも。型のいハゲ27〜31cm)だけ6匹をキープして,あとは全部リリースした。今日はハゲとイワシで夕飯は十分。

● 2時から片付けを始めて,車に戻ったのが2時半近く。向の波止で誰か釣っとるかもしれんし,様子だけ見て帰ることにした。この頃には雨はザーザー降っていた。向の波止Aへ行ってみると,うちのHPの常連さんの姿はなし(ちょうどこの頃,細原さんがCで釣っていたことは後で知りました)。カキを使っているアベックがいたので聞いてみると,今年の2月にここでマサさんと取材を受けたときにかぶせ釣りを初めて見て,自分でも始めたそうだ。今日は釣れてないとのこと。外向きを見ると,まだ下げ潮は動いていない。30分だけ竿を出してみることにした。さっきの仕掛けをそのまま持って来て,空いていた先端寄り外向きで開始。ここで釣りをした時間帯は,正味30分くらい。結果は,釣れた順に,ハゲ(30cm級=さっきの人にプレゼント)・コブダイ(40cm級=即リリース)・ハゲ(手の平級=即リリース)・コブダイ(30cm級=即リリース)・グレ28cm=キープ)。最後のグレは写真に収めようかと思ったが,雨が強いのでそのままクーラーに入れて撤収。3時半ごろ,現地を後にした。結局,今日は2か所でハゲだけで11匹釣れたことになる。近年ハゲを2ケタ釣るのは年に1回あるかないかなので,釣果としては十分満足のいくものだった。それにしても,天気がなあ・・・。ともあれ,これで今年の蒲刈での釣りはおしまい!

追記1:イワシを釣っていると,3mほど横に大きな鳥が来て,もの欲しそうにこっちを見ている。哀れっぽいのでイワシを1匹投げてやったら,すぐ飛びついて食った。しばらくしてふと横を見ると,鳥は2羽に増えていた。こりゃイケん,そのうち鳥に取り囲まれるかもしれん(笑)・・・結局その後はなんもやらんかったら,いつの間にかいなくなった。こいつら,いつも釣り人にエサもろうとるんじゃろうなあ。

追記2:イワシの塩焼きは,予想どおり最高!家族も絶賛して,「イワシだけでええから釣って来て」と言われたのだった。

 11/29の釣果  (写真は丸谷港新波止分)  

 ・ウマヅラハギ(31〜21cm) 11尾

 ・カワハギ(18cm) 1尾

 ・チヌ(21cm) 1尾

 ・コブダイ(55〜30cm) 5尾

 ・マイワシ(20〜15cm級) 25尾

 ・アジ(17cm) 1尾

 ・グレ(28cm) 1尾


◆ 2003/11/22(土) 弓削島・今井の波止

魚がスカリに入りきらん!

 

● 今日と明日の2日間,東京の叔父が遊びに来る。帰省する度に「美味い魚が食いたい」というので,前回(今年の5月)は田島でアイナメやハゲを調達してご馳走した。今回はなるべくいろんな魚を振舞いたい。メインは明日なので,とりあえず今日はコブダイか?コブダイならどこでも釣れるとは思うが,今日はせっかくの「特異日」だそうなので,初めての釣り場にチャレンジすることにした。あわよくばイシダイ,さらには未だ水族館以外では見たことのない「イ」のつく6文字のお魚・・・という野望も抱いて,朝6時に起床。目指すは,今回が初挑戦になる弓削島。最近発売された「波止ガイド100」を通し読みしたとき,一番行きたいと思ったのが,この島の「今井の波止」だ。ここではブンゾウさんが毎年アコウを釣っているというし,グレや「イ」のつく魚が釣れたという記事も読んだ。今日は冬型の天気で風が強そうだが,まあ何とかなるじゃろ。ダメなら因島か生名島いう手もあるし。

● フェリー乗り場は,以前確認済み。因島の土生港を過ぎて5分ほどの,家老渡から乗る。弓削島へ渡るフェリーは土生港など別の場所からも出ているが,距離的に家老渡が一番近そうだったので,ここにした。発着はほぼ30分おき。7時の船に乗って,5分ほどで弓削島へ到着。普通車・往復で2,040円。ちょっと高いが,まあ今回は今後の下見ということで。今日の満潮は尾道港が午前10時前。満潮位は346cmなので,けっこう潮が大きい。昼からは調理に入るので,釣りができるのは午前中のみ。満潮過ぎの11時ごろまで釣って帰る予定なので,竿が出せる正味の時間はせいぜい4時間くらいだろう。「波止ガイド」の説明に従い,港から7〜8分ほどで,目指す今井の波止に着いた。車は港内に止められるので,釣り座まではわりと近い。波止は思ったほど大きくはなく,能登原の波止のL字の長い方を縮めたくらいの大きさ。曲がり角の向こうには,サヨリ狙いの地元の人が3,4人入っていた。

● まずは,手ぶらで波止の下見。付け根左手に工場があって,これから仕事を始める雰囲気。その工場に作業用の台船が係留されていて,あの上から竿を出せたらええのにな・・・と思ったが,沖を船が通るとモロに波をかぶる感じなので,たとえ入れてもあの上で釣るのは危険すぎる。潮は,付け根付近は全く流れていない。曲がり角から沖へ向けて速い満ち潮が流れていて,サヨリはそのあたりに寄るらしい。今日はもともと曲がり角の手前で竿を出す予定だったので,どのへんがいいか潮加減を見ると,付け根と曲がり角の中間あたりから,目の前に湧き上がるような潮ができている。いかにも雰囲気よさそう。車に戻り,そのあたりに荷物を運んだ。曲がり角からは15mほど手前か。あんまり角に近づきすぎると,コブダイの大物が掛かったときにあちこち引っ張りまわされて,サヨリ釣りの人の迷惑になるかもしれん,ということもあって,L字の短い方の真ん中よりちょっと先あたりに釣り座を構えた。波返しが低く幅も広いので,釣るのには非常に楽そう。

● 本日のタックルは,1.8mイカダ竿に道糸3号・ハリス2号・がまかつの「改良チヌ」3号でスタート。2.1mのゴツい仕掛けも用意してあるが,基本的には1.8mの方で勝負しようと思っている。サヨリ釣りの人に聞いても,「この波止でカキで釣っているのを見たことはない」というし,コブダイ!けっこうデカい!--- 右へ数m引っ張られて,ハリス切れ。やっぱりなあ・・・。で,ハリスを2.5号にチェンジ。結局今日はずっとこれで通した。予想どおり,それから30分ほどの間にコブダイを5匹キャッチ。大きいやつは50cm級。時計はまだ8時。

● この波止は,釣りを開始する前から「いかにも釣れそう」という気配が濃厚だった。もうちょっと足元の潮が流れてくれる方がありがたいが,アコウやグレが釣れるんなら,当然根もあるし潮も動くはず。問題はコブダイ以外の魚が釣れるかどうかだけ。ここで釣りをしているのは地元の常連さんだけで,みんなかぶせ釣りを見たことがないから,珍しそうにいろいろ話し掛けてくる。須波ほど人が多いわけではないので,ギャラリーのプレッシャーも少ない。しかし今日は,ギャラリーに囲まれとってもえかったのに・・・というくらい釣れた。途中で一時的に当たりが止まったので先端や付け根でもちょっと竿を出したが,元の釣り座が一番当たりが多かった。時合いは,釣り開始直後の満ち7〜8分ごろと,満潮から下げに入ってから。

● 9時ごろまでは,当たるのは全部コブダイだった。「ここ,コブダイしかおらんのかい!」と思っていた9時すぎ,今までとは違う「コツコツッ」とした当たり。合わせると,魚は「ビビビ」という感じで沖へ走った。これは,コブダイじゃなさそう。サンバソウか?なら30cmはありそう・・・しかし,ハリ外れ!---- しもた〜!!!と悔やんでも後の祭りか?・・・しかし今日は,その後エサ取りっぽい当たりが出始めて,ギザミが連発。50cmのスカリはコブダイで満杯なので,別の小さめのスカリを持って来て,「コブダイ用」と「他魚用」の2つのスカリに分けた。「他魚」に別の魚が入ってくれ〜よ。---そして9時半ごろ,ギザミかと思って合わせると,ちょっと引きが強い。おっ?何じゃこれ?--- 出ました!!イシダイ!!うそ。サンバソウ。21cm。こうなると,さっきバラしたやつはやっぱりイシダイじゃないかの〜。しかしその後はギザミばっかりで,それでも投入のたびに当たりが出始めたので退屈しない。ギザミに混じって,まずまずの型のハゲも釣れた。さらに10時半ごろ。「ピシッ」という明確な当たりに合わせると,これも明らかにコブダイとは違う引き。今度こそ本命か?かなり引く。さあ,姿を見せてみい!--- おっ,なんか白っぽい。あれ?チヌかあ!--- しかし,良型。タモ入れして上げてみると,45cm。真っ黒い居着きのチヌだった。これで,「他魚」のスカリもかなり重たくなった。

● この後もさらにコブダイの当たりは続く。今日は今座っとるクーラーしか持って来てないし,予定を変更してコブダイは全部リリースするかな,明日もあるしな・・・とか考えていたら,隣に釣り人が。おや?○○の○○さんじゃないですか(笑)。今日は朝から佐島で竿を出したが全然ダメだったとのこと。ここは当たりが多いんで,隣で釣ってください,ということで,30分ほどアサさんと並んで釣った。その間にもデカめのコブダイがヒットして,上げてみるとこれが本日最長寸の58cm。もうスカリは2つとも一杯なので,アサさんのスカリに入れさせてもらった。長いことかぶせ釣りをしているが,「スカリに魚が入りきらなくなった」のはこれが初めて。しかも,コブダイ用のスカリは引き上げるのもひと苦労で,10kgは軽くオーバーしてそう。11時半前に納竿して魚の数をカウントすると,コブダイは大小取り混ぜて14尾。サイズは58cmのほか50cmが3尾,あと35〜45cm級の食べごろサイズが4尾。残りの6尾はリリースサイズだった。今日はバラシもカウントしていて,ハリ外れが1回,ハリス切れが3回だった。取り込み率は悪くない。最後にバラしたやつはデカかった。70cm級かも。結局コブダイは地元の人に配って,「他魚」のスカリの魚を全部持って帰った。チヌとサンバソウは刺身とあら炊き,ギザミは塩焼き,ハゲは煮付け。これで明日,コブダイに加えてカレイ・ホゴ・アナゴ・サヨリあたりをゲットできれば,食材調達はパーフェクトと言えるであろう。今日は釣りそのものも,今年一番印象に残っている5月3日の坊地新波止のチヌの入れ食いに匹敵するくらい,最高の気分が味わえた。さすが「特異日」と言うべきか。いや〜,もう言うことなし!

追伸:アサさんは,今度はこの波止へ通うんじゃろうなあ。(笑) 

 11/22の釣果  (かぶせ釣り)  

 ・コブダイ(58cm〜) 14尾

 ・チヌ(45cm) 1尾

 ・ウマヅラハギ(26cm) 1尾

 ・イシダイ(21cm) 1尾

 ・ギザミ(20〜16cm) 5尾


◆ 2003/11/16(日) 生口島・茗荷港(瀬戸田高校裏)波止

〜 取材もこんくらい予定通りなら・・・ 〜

 

● 見ました?きのうの掲示板。コジマさんが向の波止でイシダイを上げたという。1尺1寸というと,33cmですか?で,結局,木曜日はおのさん(丸谷港で48cm),土曜日はコジマさん。間にはさまれた金曜日にボウズを食らったワシの立場はいったい・・・。しかもコジマさんは取材場所の向港で,モロ取材の翌日に・・・。

● まあ,後悔してもしょうがないし,気持ちを切り替えて本日の日記。天気予報では「低気圧が通過する」とのことで,風が吹きそう。福山方面は赤潮でお手上げ状態なので,普段なら須波あたりでちょこっと竿を出すところ。しかし,今日はヨメに仕事が入っているので,夕飯を作らんといけん。となると,晩のオカズを調達できる確率の高そうなところは・・・朝の9時ごろが干潮という潮加減も考慮して,瀬戸田でいろんな魚を狙うことにした。用意したエサは,カキ・本虫(1,000円)・青虫(500円=余ったら水槽の魚のエサ)・生きエビ(300円)・冷凍キビナゴ(オフ会の余り)・サシアミ(同じく)。狙う魚は,チヌ・コブダイ・ハゲ・カレイ・カサゴ・サヨリ・ヤズなど。釣りの段取りをシミュレーションして,朝6時過ぎに現地着。先客なし。まだヘッドランプが必要なくらい暗い。 今日の予定は,こうだ。まず,早朝からカサゴ狙い。ついでに投げ竿も放り込んでおき,あわよくばカレイ。満ち潮になったらカキでチヌその他を狙う。どれもダメならサヨリを釣って帰る。タイムリミットは昼ごろまで。 --- で結局,パーフェクトではなかったが,ほぼ満足のいく結果となった。 

● 曲がり角の先に荷物を運び,まずは投げ竿を2本出す。ジェット天秤8号に3号ハリスを10cmほど結び,チヌバリ4号をつける。これに冷凍キビナゴを刺し,港内側へちょい投げ。この波止はメバルはほとんど釣れないが,カサゴは良型がかなり居着いている。今までに,この仕掛けでいい型のカサゴを何度も上げた。次に,6.3mのメバル竿を出し,胴突き仕掛けに生きエビをつけてさぐり釣り。これは反応なし。夜が明けたので,さっきのぶっこみの竿のうち1本を投げ釣り仕掛けに変更。さらにもう1本竿を出し,2本の竿に市販のカレイ仕掛けをつけて,本虫・青虫を刺して50mくらい沖へ投入。まだ下げ潮がけっこう流れている。ここで時計を見ると,7時を回ったところ。キビナゴの竿をちょっとエギ仕掛けに替えて,まさかのイカを狙ってみたが,いつものように5分くらいで飽きてまた元に戻す。ギャンブルを同じで,あれこれ試すうちに時々「当たり」が出るのが釣りの面白いところ。タコ用のカニカゴも持って来りゃえかったかな。

● 釣り始めてまもなく,隣に投げ釣りの2人連れが入ってきた。2人で7〜8本の竿を並べて正面に向けて投げ込んでいる。あれだけ竿を出したら,満ちに入って潮が流れ出したらオマツリで釣りにならんじゃろな・・・と思いつつ,こっちの投げ竿を上げてみるが,青虫のエサだけかじられて本虫はそのまま上がってくる状態。ここで,かぶせの竿を出す。1.8mイカダ竿に道糸3号・ハリス2号・チヌバリ3号。足元の潮はほとんど止まっているので,サシエは沖へ出ていかない。この潮ではチヌは期待できそうにないので,近めにマキエをして5mほど沖へサシエを投入。すぐ当たり。第1投で釣れたのは,リリースサイズのコブダイ。その後散発的に当たりが出るが,釣れるのはフグのみ。今日はやたらフグが多く,投入の半分くらいはフグの当たりが出た。しばらくして,やや沖目でコブダイがヒット。今度はちょっとサイズアップ。横走りして隣の人の投げ竿とオマツリしそうになるのを強引に引き寄せ,玉網でキャッチ。46cmの食べごろサイズ。とりあえず晩のオカズ1魚種目をゲット。半分刺身にして,残りはコンブを敷いてレンジ蒸しにするかな・・・

● ここでかぶせ釣りは一時中断。生きエビの「ウキさぐり釣り」で,本格的にカサゴを狙うことにした。波止先端近くへエビの入ったバケツを持って行き,慎重にタナ取りして釣り開始。散発的ながら,カサゴっぽい当たりはある。しかし食い込みが渋く,なかなかハリに乗らない。ここのカサゴは突然デカいのが掛かることがある。この釣りに熱くなって小1時間を費やし(結局釣れず),釣り座へ戻って投げ竿に目をやると,竿先が「ぐいん!」と引っ張られている。絵に描いたようなカレイの当たり。玉網を準備して波返しに上がり,竿をあおる。ずっしり重い。バカでかいサイズではないが,確かに魚はついている。足元まで巻いてきて,ようやく姿が見えてきた。まずまずのサイズのカレイだ。タモ入れ完了。さっそく検寸。ジャスト30cm。よっしゃ〜!これで刺身はOK!時刻はちょうど9時ごろの,干潮の潮止まりだった。この直後に満ち潮がゆっくり流れ出したので,かぶせ釣りに復活。

● カキの方は相変わらずフグの反応が続いたが,サシエが着底した瞬間にエサを取られることが多くなった。これは,ハゲかもしれん。何度も空振りを繰り返した末,潮に乗ってだいぶ沖へ着底したサシエに出た当たりを取って,ようやくハゲを1枚キャッチ。煮付けにするには十分なサイズのメスだった。9時半ごろ,横目で見ていた投げ竿に,さっきと同じような当たり。これもカレイ。さっきよりは小ぶりの27cmだが,これで実家に土産もできた。この頃には波止にも釣り人や見物人が増えてきて,みんなスカリをのぞきに来る。たまたま地元の人がスカリを見ていたとき,そのすぐ横の捨て竿に大きな当たり!海へ落ちそうになる竿をその人がつかんで渡してくれた。受け取ってあおると,確かな手ごたえ。キビナゴをつけて5mほど先へちょい投げしていた竿なので,掛かったのはカサゴと確信。ギャラリー注目の中,丸々太ったデカいカサゴが上がってきた。検寸したら26cm。地元の人も「初めて見た」というくらいの良型だった。今日はいろんな釣り方で狙いどおりの魚が釣れて,言うことなし。これでチヌが1枚上がればパーフェクトだったが,相変わらずフグの当たりが多く,結局チヌはノーヒット。予定どおり12時の時報を聞いて納竿した。さばくのが面倒なので,コブダイはカレイ釣りの人にプレゼント。それでもカレイ2枚で食べきれないほど刺身が取れた。今日は天気予報のとおりかなり風が強かったが,満足度は90%くらい。これで取材の傷心もちょっとは癒えたか?・・・あー,また思い出してしもーた!

 11/16の釣果  (かぶせ釣りほか)  

 ・コブダイ(46・28cm) 2尾

 ・マコガレイ(30・27cm) 2尾

 ・ウマヅラハギ(27cm) 1尾

 ・カサゴ(26cm) 1尾


◆ 2003/11/14(金) 上蒲刈島・向の波止 (CS釣りビジョン取材釣行)

〜 取材は成立!しかし本命は釣れず! 〜

 

● テレビの取材は今回が5度目になるが,「失敗は許されない」というプレッシャーの度合いは,今までで一番と言っていい。理由は,いろいろある。第1に,取材スタッフにわざわざ神戸から来てもらっている。しかも,同じスタッフで前回(今年の4月28日)に取材したときは,ボツにはならなかったものの丸一日を費やしてハゲ1枚という貧果に終わり,多大な迷惑をかけた。さらに,今回の取材はもともと12月に予定されていたのを,無理を言ってスケジュールを前倒ししてもらった。「今,イシダイが釣れてます」という情報を送ったからだ。当然向こうも,イシダイの絵を撮りたいという期待を持って遠征してくる。であるから,イシダイが釣れないと成功とは言えない。しかも,50cm級という条件つきだ。幻の魚がそんな簡単に釣れるかー!と言いたいとこだが,こっちから持ちかけた話なので釣るしかない。

● さらにプレッシャーを増したのは,きのうの掲示板に書かれていたおのさんの情報だ。取材前日の木曜日に,近くのポイント(丸谷港)で48cmが釣れている。今日は金曜日。おそらく明日からの土・日には,うちのHPの常連さんたちもこのあたりで竿を出すだろう。「木曜日にも土曜日にもイシダイが上がったのに,金曜日に釣った人は何しよーたんかいのー」というふうに思われるのはいやだ。というようなもろもろのプレッシャーを感じながら,イメージトレーニングだけはできている。道具も新調した。玉網は,きのう60cmの枠を買った。スカリも3つ用意した。重さを測るために,うちの風呂場のヘルスメーターも車に積んだ。あとは本命を釣るだけだ。

● けさは4時20分に起床。服は,もしかしたら前の取材のときと同じか?まあ,番組が違うからええか。これしか持ってないしな。ゆうべ家族の前で「この格好でええ?」と聞いたら,「ズボンの色がヘン。はき替えんさい」と言われた。でも,破れてないズボンはこれしか持っとらんのじゃけ,しょうがないじゃろがー。それに上着も,釣り番組いうたらたいてい,こぎれいな釣り用ベストを来た人が出てくる。ワシ,あれ好かん。腕を振り上げるとき,窮屈じゃし。レジャックスで買うた1,980円のこきたないベストでええんじゃもん。--- しかし,道具だけは取り揃えた。レポーターの女性にも釣りをしてもらうので,竿は2.1mを3本,1.8mを2本,1.5mを1本。両軸リールを3つ。道糸はそれぞれ4号・4号・3号を巻いてある。ハリスはトヨフロンLハードの2号・2.5号・3号・3.5号・4号・5号の6種類。ハリはチヌ2・3・4号,細地チヌ3・4号,グレ9・10号,伊勢尼10・11号,マダイ10号ほか多数。(実際,かなり頻繁にタックルをチェンジした)

● 現地到着はまだ暗い6時過ぎ。波止の上に人影を一つ発見。ポイントがふさがっているかと冷やっとしたが,ハゲ狙いの地元の釣り人だった。外側付け根のやや先で支度を始めている。先週マサさんとかるさんがイシダイを釣り上げた真ん中外向きは空いているので,そこへ荷物を運んだ。レポーターさんにはその先で竿を出してもらう。今日は呉港の満潮が12時50分ごろで,蒲刈もたぶん同じくらいだろう。時合いは12時〜2時ごろと踏んでいる。暗い中で竿をセットしていたら,取材スタッフが到着。夜中の1時半に神戸を出てきたそうだ。最初に,2.1mの竿を2本セット。道糸4号・ハリス3.5号・チヌバリ4号。取り込み重視で,太い仕掛けにした。次に1.8mの竿を・・・あれ?2本継ぎの継ぎ目がうまいことハマらん。しもーた。間違えて予備の方の竿を持って来てしもーた。実はこの竿は,穂先が折れたので市販の汎用の穂先とセットにしておいたもの。ブラックチヌ専用でないため,微妙に径の太さが違っている。つなげないことはないが,ちょっと違和感がある。まあ,ええか。こっちの竿は道糸3号・ハリス2.5号・チヌバリ3号でスタート。

● マイクを取り付けたり打ち合わせをしたりして,釣り開始は7時ごろ。「まず,先生(ぼくのこと)が見本を見せてください」ということで,1.8mの竿を使って足元に第1投。いきなりハゲの反応。仕掛けを上げて,今度は真剣に第2投。当たり。合わせる。左腕を大きく振り上げる。掛かった・・・バコッ!・・・えっ???----竿真っ二つ! 折れたわけじゃなく,なんと竿のつなぎ目のところで穂先が外れている。でも魚は掛かっとる。手で道糸をたぐって,22cmのハゲをキャッチ。「いや,この竿は予備の竿で・・・元竿と穂先が違うメーカーなもんで,ぴったりはまってなかったんですよ。暗い中で準備したんで,間違えたんです・・・」---懸命に言い訳するぼく。取り囲んだ取材スタッフの視線が痛い。わー!おまえら,そんな目でワシを見るなーーー!!!

● というようなこともあったが,とにかく魚の反応はある。レポーターの井坂(この字でええんかな?)さんにも竿を握ってもらい,釣り方を説明する。前回のことがあるのでなるべく丁寧に説明したが,サシエのカキを投入するときにカキ本体でなくハリスをつかんでブラブラさせながら投げようとするので,「いや,そうじゃないんですよ」と説明。これは初心者に共通するカン違いだろうか?結局,釣り開始から20分ほどはハゲの反応があった。その間にもっと集中して釣りができていたら数をかせげたと思うが,あれやこれやで手返しが遅くなることもあって,27cmをもう1匹追加したのみ。まあ,ハゲを何枚釣っても取材の目的とは関係ないし。

● 釣りの途中で,インタビューを受けた。「かぶせ釣りって,どんな釣りなんですか?」---「かぶせ釣りは,カキを使います」---「広島では,釣り用のカキを売ってるんですか?」。いや,ちょっと待ってくれ。事前に打ち合わせしてなかったのがまずかったけど,どう反応していいか迷った。「いやー,カキはそのへんのを拾ってくるだけですから」とは,漁業規則の関係とかでテレビでは言えないのだ。「そうですね,贈答用のカキを買って釣る人もいますね」とか何とか苦し紛れに答えたが,テレビを見た人は「なんとゼイタクな釣りか」と誤解するじゃろーなー。しかも,前回と同じく,マキエを打つ場面はテレビに出さないことになっている。釣り座の横では固定カメラがあたかも監視カメラの如く回っているので,一連の動きの中でやたらマキエを打っていたら後で編集するとき困るかな?という気がして,マキエも控えめにする。いろんなプレッシャーを受けながらの釣りだが,とりあえず天気はいいので,しばらくすると釣りに専念できる態勢にはなった。

● しかし,外向きはほとんど当たりがなくなり,仕方なく内向きに釣り座を変更。もう満ち潮がビュンビュン流れていて,サシエがまともに着底しない。スタッフには「たぶん満潮近くまではほとんど魚は期待できんと思うので,今のうちに休んでおいてください」と伝えて,黙々と打ち返しを続ける。この間,井坂さんはハゲを1枚掛けたが取り込み途中でバラシ。そのあとコブダイの洗礼も受けた。当然のハリス切れ。初めての人が釣り上げられるのはせいぜい30cm級までで,まして女性なら今日はコブダイの取り込みはまず無理,と踏んでいた。しかし時々見ていると着実に要領はつかんできているようで,当たりも取れるようにはなっている。ただ,合わせが「そろっ」という感じなので,「もっと大きく腕を振り上げるようにして合わせてください」とアドバイスしておいた。

● こちらはなかなか魚の反応がなかったが,散発的にコブダイのバラシが2回。その後,時刻はよく覚えていないが,35cm級のコブダイを1尾キャッチ。カメラは当たりの瞬間から捕らえていたわけではなく,途中からやり取りを撮影した様子だった。前回も来たスタッフは,ここで別の人が釣り上げたコブダイの姿を見ているが,テレビにはあまり出ないだろうから「これは,人間で言うと小学3年生くらいですね」とか何とか,一応コブダイの説明をした。しかし,こんなサイズじゃ視聴者を納得させることはできまい。今日は,「イシダイがダメなら,最低でも60cmオーバーのコブダイ」という決意を持って臨んでいるのだ。しかしこの前の土曜日,マサさんとたか坊さんが二人がかりで満ち潮はほとんど当たりがなかったそうじゃし,今日も昼ごろまではムリかな?ということで,持参したカップ麺をスタッフの皆さんに食べてもらった。携帯コンロとヤカンと水は用意してある。このへん,オフ会のノリ。どうやらスタッフは途中で休憩してどこか近くの食堂にでも昼食を食べに行こうとしていたらしいが,島には食堂はおろかコンビニも見た覚えがないので,みんなカップ麺1杯で取材終了まで頑張ってもらった。今日は途中から風が強くなって,熱いカップ麺が美味かった。

● 一番先に食べ終え,11時10分ごろから釣りを再開。タックルは1.8mイカダ竿にハリス3号・チヌバリ4号。外向きは流れはあまりないが相変わらず魚の反応がないため,内向きでしばらく時間をつぶすことにした。潮はまだ速いが,左へ流される潮が多少緩んで,やや正面寄りにサシエが着底するようになった。再開してまもなく,はるか遠方に着底したサシエにフワフワした当たり!合わせると,確かな手ごたえ。ひそかにチヌを期待して内向きで釣っていたわけだが,この引きはどう見てもコブダイ。さっきのよりだいぶデカい。立ち上がって3分の1ほど巻いたところで,休憩していたスタッフも気づいたらしく,カメラマンさんが走ってくる。合わせの瞬間がたぶん撮れてないのは残念だが,とにかくこれを上げておきたい。「さっきのより大きいですよ。50cm級かな」と言いながら,懸命に竿を立ててリールを巻く。道糸が斜めになっているので,根ずれしやすい。手前にも根があるので,一刻も早く魚を浮かせる必要がある。半分くらい浮いてきたところで,魚の抵抗が急に強くなった。前言撤回。「60cmはありそうですね」。手前の根へ潜ろうとしているようだ。だいぶ巻き上げた気もするが,途中でドラグが逆転して道糸がだいぶ出ているので,底を切れているかどうかも定かでない。糸のテンションは限界近くになって,魚との綱引き状態がしばらく続く。「ここまできたら,取らんといけませんね。はあはあ(息切れの様子)」---前回取材でのバラシが頭をよぎる。たぶん,あれと同じくらいのサイズだろう。あのときは,リールにトヨフロンLハード5号を直巻きしてハリを直結したゴツい仕掛けをぶち切られた。今回はハリス3号なので,よけいに慎重になる。前回と同じようにバラすのは,いかに言うても恥ずかしい。今以上には潜らせんように,と徐々に浮かせて,最後の岸壁への突っ込みもどうにかかわして,水面に魚が浮上。

● だいたい予想したくらいのサイズだったが,もちろんスタッフからは喚声が上がった。この番組は関西の波止釣りを紹介するということで,ほとんど神戸付近で取材しているそうだ。今までにチヌ・ハネ・タチウオなどいろんな魚が番組に登場したそうだが,目方ならこいつが一番だろう。買ったばかりの60cm玉網でスタッフにタモ入れしてもらい,波止に引き上げておおざっぱに検寸すると,およそ68cm。ヘルスメーターで目方を測ると,6kg弱。まあ5.5kgといったところか。時計は11時半近く。そろそろ満潮前で潮が緩む頃かな?という時間帯だった。前回取材とほぼ同じポイントでヒットした同サイズくらいの魚を,今度は取り込んだことにひと安心。これで番組は成立するし,肩の荷が降りた。しばらくこのコブダイについてインタビューなどを受けて,「これで,あとはイシダイだけですね」。

● ところが今日は,外向きではさっぱり魚の反応がない。潮加減は悪くないと思うが,どちらかと言うと先端寄りの井坂さんの方が当たりが多いようだ。その井坂さんは,昼を回った頃だったか,20cm級の赤ちゃんコブダイを釣り上げた。一応レポーターも魚の顔を見たし,これからいよいよ時合いか・・・と思われたが,結局魚の活性が高まる時間帯が,今日に限ってはなかったようだ。その後は外向きで37cmのコブダイと,ウミタナゴ1・カサゴふうの怪魚(?)1を追加したのみ。

● この写真の魚(16cm)は,姿はカサゴやソイとそっくりだが,見たことのない体色をしていた。黒っぽい地にオレンジの斑点模様で,何となく「アコウ模様のカサゴ」という感じ。単にカサゴの変色したものか,それとも何とかメバルとかいう別の種類か?誰か知っていたら教えてください。

● 下げに入って2時ごろからは潮がビュンビュン流れ出し,外向きは釣りにならず。結局3時に無念の納竿となった。ハゲなど小魚は近くの釣り人に。コブダイは一番大きいのはリリース。食べごろサイズの2尾は,〆てスタッフに持ち帰ってもらった。今日の結果を採点すると,100点満点の50点。コブダイは一応納得できるサイズ(考えてみたら自己新記録)だったが,イシダイがなあ・・・。それに関して,言い訳をちょっとしておこう。今年一番悔しいバラシは,7月26日(土),向島・干汐の波止で経験した。HPでは魚種を明かさなかったが,バラした魚というのは実はイシダイ(サンバソウ)。30cm級だった。1回底でバラしたあと,2回目は水面でタモ入れしようとしたところでバレた。あまりの悔しさに翌日の日曜日もその翌週もしつこく狙ったが,結局それっきり反応はなし。イシダイには活性の高まる日とそうでない日があるような気がする。こないだの土曜日は,特に「イシダイの日」だったのだろう。じゃあきのうのおのさんの48cmはどうなんだ?と言われると困るが。とにかく今日はイシダイの反応はなかったの!そうなの!

● 後で冷静に考えてみると,今日も「紙一重」ではあった。もしあのコブダイをバラしとったら,今日も前回と同じ大失敗ということになっていただろう。そういう意味では前回のリベンジは一応果たしたが,サンバソウでもええからイシダイをテレビに出したかった!悔しい!せめてうちの常連さんたちには,この土・日にイシダイをバンバン釣り上げるのはこらえてほしい。(笑)

 

<おまけ>

取材が佳境に入った昼過ぎごろ,突然携帯が鳴った。なんと,数か月に一度くらいしか掛かってこない,親会社からの携帯電話ではないか。まさか,すぐ仕事場へ帰れ,とかいうんじゃあるまいな・・・。幸い急ぎの用事ではなかったが,「今どこですか?」と聞かれて「いや,実は今,テレビの取材を受けてまして・・・むにゃむにゃ」。それ以上聞いてくれるな!という気配を向こうも察してか,深く追求されなかった。帰りは三原で通勤の渋滞に巻き込まれ,2時間以上かけて仕事場へたどり着いてメールを開くと,「今日中に」片付けるよう指示された仕事が2本。それからしこしこ仕事して,ぐったり疲れて帰宅。これも,平日に仕事をサボって釣りに行った報いか?--- というわけで,翌日土曜日は地道に仕事したのでした。

 11/14の釣果  (かぶせ釣り)  

 ・コブダイ(68・37・36cm) 3尾

 ・ウマヅラハギ(27・22cm) 2尾

 ・ウミタナゴ(20cm) 1尾

 ・カサゴ(?)(16cm) 1尾

 

※ 放送日は,わかり次第お知らせします。


◆ 2003/11/1(土) 生口島・茗荷港(瀬戸田高校裏)波止 / 沼隈・常石港波止

〜 秋の味覚を満喫? 〜

 

● え〜と・・・今夕方の5時15分で,これから家へ帰って魚を調理せんといけんのんで,簡潔に。今日は2週間前の再現を狙って,瀬戸田へ。潮は前回とほとんど同じで,干潮が午前10時ごろの小さい潮。朝5時半に起きて,釣具店で本虫1,500円と青虫500円を購入。これに橋代往復2,600円を加えて,合計4,600円の出費。サンデーアングラーの1回の釣行費用の上限といったところ。モトを取りたいとか考えるとプレッシャーがかかるが,目標はとりあえず刺身サイズのカレイ1匹。かぶせ釣りもやるので,ついでにチヌも釣りたい。

● 波止に着いたときは先客がいなかったので,前回と同じく曲がり角のあたりに荷物を置いた。すぐ後にダンゴのチヌ狙いの二人組が,曲がり角と先端の真ん中当たりに入った。夜明けと同時くらいに投げ竿を出して,2本投入。まだ下げ潮が速い感じなので,とりあえず2本だけにしておいた。続いて,波止付け根あたりへ行って安物の竿でちょっとエギングをやってみた。5分ほどやって反応がないので,飽きて終了。かぶせ釣りの竿を出して,第1投が7時前ごろ。魚の反応なし。おかしいなー。

● 今日は投げの方もエサ取りもほとんどおらず,釣れてくるのはヒトデのみ。干潮までは潮がほとんど動かず,かぶせ釣りの方もさっぱり。昼まで6時間近く釣って,キープした魚は投げでキス1匹。かぶせでカサゴ1匹・ハゲ1匹・ギザミ2匹。これだけ。リリースしたのは,投げでチャリコ・小メゴチ・フグ。かぶせで赤ちゃんコブダイ5匹とフグ4匹。隣のダンゴ釣りの二人は,合わせて数枚のチヌを上げた。サイズは25〜30cmくらい。チヌがおらんことはない様子だが,ダンゴのポイントは15m以上沖で,潮が流れてないとかぶせではサシエが届かない。

● 今日はここがダメならいったん帰ってから常石でモガニを採る予定なので,弁当を食べてから帰るつもりで12時過ぎごろちょっと休憩。帰る前にもうちょっと・・・と再開した12時40分ごろ,本日初めてのチヌの当たり。ちょうど満ちの潮が流れ出してちょっと経った頃に,沖目でヒットした。けっこう引く。これを上げんと今晩のオカズはないので,慎重に取り込み。検寸,36cm。秋のチヌは引きが強い。この後15分ほどして,またヒット。今度のやつはさらに引きが強い。コブダイか?と思うくらい突っ込みが強烈で,何度も竿をのされそうになりながら左腕でコントロールして浮かせてみると,見た目はさっきのよりひと回り大きい感じだったが,検寸すると37cm。体高があって,目方はこっちの方がだいぶ重そう。晩のオカズには十分すぎるほど釣れたので,1時半に納竿した。投げの方はさっぱりダメだったが,まあ確率的に言うとこんなもんだろう。毎回カレイが釣れとったら,今ごろ釣り人が一杯入っとるはずじゃし。なお,今日はヤズのナブラが数回見えたのでメタルジグも用意していたが,ちょっと現れてはすぐ消えるのと,ジグに流れモがからむのとでノーヒット。もうちょっと頻繁にナブラが立ったら,チャンスはありそうだが・・・

● いったん帰り,実家の台所を借りて魚をさばいてから,常石へ。用意したエサは,きのうスーパーで買っておいたトレイに入ったママカリ(198円)。これをエサに,カニカゴでモガニ(イシガニ)を狙う。満潮が夕方5時ごろ。波止に着いたのが3時10分ごろで,1時間半ほどの間に5〜6匹獲りたい。カニカゴを4つぶらさげて波止を歩いて行くと,先端にコウマさんが。今日は1時間ほどやってまだ釣れてない,とのこと。赤潮の影響で海面が茶色くなっており,条件は悪そう。カニも獲れるかどうか不安だったが,最初に浸けておいたカニカゴを15分ほどして引き上げてみると,1匹入っていた。その後,コウマさんの横でかぶせ釣りもしてみたが,魚の気配なし。カニの方は4時40分ごろまで数回上げ下げして,結局モガニを4匹ゲット。おっと,もう5時35分。これから帰ってモガニをゆでて,風呂へ入って魚とゆでたカニで焼酎をいただくのだ。あ〜,たまらん!

 11/1の釣果  (かぶせ釣りほか)  

 ・チヌ(37・36cm) 2尾

 ・ギザミ(22・21cm) 2尾

 ・シロギス(23cm) 1尾

 ・カサゴ(21cm) 1尾

 ・ウマヅラハギ(18cm) 1尾

 ・イシガニ(中型) 4匹 

 

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