◆ 釣魚おせち料理のレシピ ◆

※「材料」中,調味料は省略しています。


(1) アナゴ入りこぶ巻き

【材料】  ・アナゴ(または市販のうなぎのかば焼き)

   ・日高コンブ(20〜30cm×4〜6枚)

   ・かんぴょう(適宜)

   ・けずり節(10〜20g)

@ アナゴにタレをつけて焼く(方法は釣魚クッキング(その2) を参照)。焼きあがったら,幅1cm・長さ5〜8cmくらいに切っておく。

A 日高コンブを,柔らかくなるまで水でもどす(5〜10分)。

B かんぴょうは水に浸して塩でもみ,5分ほど水につけてもどす。

C コンブを幅5〜8cm・長さ10〜15cmくらいに切り,アナゴを芯にして巻いて(ふくれるので外側はゆるめに)かんぴょうで結ぶ。

D 底の広いナベにCを結び目を上にして敷き詰め,けずり節(ひとつかみ)をかけて水をひたひたになるくらいに入れる。これに酒カップ1/4(50cc)と砂糖大さじ3程度を加え,落としぶたをして弱火で30分くらい煮る。

E 醤油大さじ2〜3程度を加えて,1時間くらい煮る(煮詰まったら水を足す)。最後に落しぶたを取り,みりん大さじ2〜3を加えて強火で煮詰める。


(2) ハゼの甘露煮

作り方は,釣魚クッキング(その2) を参照。


(3) カニの茶巾蒸し

【材料】  ・カニ缶(1缶)

   ・卵(5個)

   ・生しいたけ(2〜3枚)

   ・みつば(1/2束)

   ・白身魚のすり身(150g)

@ 白身魚のすり身を作る。まず身を三枚におろし,骨を全部取る(下左)。次にできるだけ細かく包丁で刻み,塩少々をふりかけてミキサーに入れ,細かくつぶす(下右)。

   

A @のすり身の入ったミキサーに,卵黄1個分,サラダ油カップ1/4(50cc),カニ缶の汁,酒大さじ1,塩少々を入れてかき混ぜ,ペースト状にする。

B 卵4個程度を使って薄焼き卵を作り,10〜15枚くらいの10cm程度の正方形に切っておく(量が足りなければもっと小さくしてもよい)。

C カニ缶を開け,身と汁を分ける。生しいたけ(2〜3枚)・みつばをみじん切りにする。

D Aをボウルにとり,カニの身(トッピング用に赤い身を少し残しておく)と生しいたけ・みつばを加えてまぜる。

E Bの薄焼き卵の内側に薄く片栗粉を塗り,Dを包む。

F 蒸し器で15〜20分くらい蒸す。


(4) すり身入りふくさ巻き

【材料】  ・卵(4個)

   ・ニンジン(3〜5cm)・干ししいたけ(1枚)・みつば(少々)

   ・白身魚のすり身(50g)

@ (3)の@と同じ要領で,白身魚のすり身を作る。

A 大さじ3の煮切りみりんを作る(みりんを小なべで煮るか,フタをせずに電子レンジで1分加熱する)。

B ニンジン・干ししいたけ・みつばをみじん切りにする。

C 卵4個をボウルでといて,@Aと砂糖大さじ2〜3・塩少々を入れてまぜる。

C 卵焼き器にサラダ油を熱してあけ,C一気に入れる。すぐにBを加え,中火でゆっくりかきまぜる。

D 半熟状になったらフタをし,ごく弱火にして火を通す。ほぼ固まったら裏返して軽く焼く。

※卵を裏返すのが難しくて,一度失敗しました。結局,表側は卵焼き器をそのまま魚のレンジに入れて(上から)焼いたらうまくいきました。

E Dを巻き簾で巻く。巻いたら巻き簾の両側を輪ゴムでとめ,さめるまで立てておく。さめたら輪切りにする。


(5) はまぐりの寿焼き

【材料】  ・はまぐり(8〜10個)

   ・ゆり根(1個)・ぎんなん(水煮)<なくても可>・みつば(1/2束)

  ・卵黄(1個分)

  ・白身魚のすり身(100g)

@ (3)の@と同じ要領で,白身魚のすり身を作る。

A はまぐりをナベに並べて中火にかけ,殻が開いたところで取り出す(殻と汁も取っておく)。身は3つに切る。

B ゆり根・ぎんなん・みつばを1cmくらいに切る。(ぎんなんはスライス)

C @のすり身と卵黄・サラダ油1/4カップ(50cc)・塩少々をミキサーに入れてまぜ,ペースト状にする。

D CにBとはまぐりの汁をまぜる。

E 半分にしたはまぐりの殻の内側に薄く片栗粉を塗り,Dをこんもり盛る。

F オーブンで15〜20分加熱する。表面にこげめがついたら完成。うまくこげめがつかないときは,さらに魚を焼くレンジで5分程度加熱する。


(6) イシガニの錦寄せ

【材料】  ・イシガニの身(50〜100g)<カニ缶でも可>

   ・卵(1個)

  ・きくらげ(少々)・きぬさや(5枚くらい)

@ 卵に酒と塩少々をまぜ,いり卵を作る。

A きくらげは水でもどし,きぬさやは軽くゆでて,それぞれ1cmくらいのせん切りにしておく。

B カニの身はほぐしておく。 

 

C 水(2.5カップ)・粉末だし(適量)・粉寒天(4g)を火にかけ,煮立ったらしょうゆ(小さじ2)・みりん(大さじ1)・塩(ひとつまみ)を加えて1〜2分煮,寒天液を作る。

C @のいり卵にCの寒天液の半量をまぜて,寒天の流し箱に注ぐ。ABと残りの寒天液をまぜて,その上から注ぐ。

D 冷蔵庫で一晩冷やす。

※この料理は寒天液の味がポイントなので,途中で寒天液の味を見てから調理する(おいしくなかったら作り直す)のがいいと思います。


(7) 小メバルのマリネ

【材料】  ・メバル(10cmくらいのもの)(10〜15尾)

   ・ニンジン(1/2本)・玉ねぎ(半個〜1個)・レモン(半個)

  ・ピーマン(3〜4個)・赤ピーマン<なくても可>

   ・長ねぎ(1本)・とうがらし(1本)

@ 小メバルはウロコを取ってワタを出し,油で揚げる。

A @をさましている間に,にんじん・玉ねぎ・ピーマン・赤ピーマン・をせん切りにする。レモンは皮をむいて輪切りにする。

B とうがらしも輪切りに,長ねぎはぶつ切りにして軽く焼いておく。

C 水(1カップ)・粉末だし(適量)・酢(大さじ4)・みりん(大さじ3)・酒(大さじ3)・しょうゆ(大さじ2)・砂糖(大さじ2)・塩(小さじ1/2)をナベに入れて火にかけ,煮立ったらBの長ねぎととうがらしを入れる。

D @の小メバルをもう一度揚げる(二度揚げ)。揚がったら,熱いうちにCのマリネ液に漬けこむ。

E タッパーにAの野菜の半分を敷きつめ,Dのメバルをマリネ液を注ぐ。上から残りの野菜をかけてさめるまで待ち,そのまま冷蔵庫で保存する。

※レモンを皮ごと入れると,苦味が出るので注意。この料理は日持ちがよく,1週間〜10日くらいはおいしく食べられます。