福山〜沼隈方面の釣り場

 

※ 情報に間違いや変化があれば随時訂正しますので,ご存知の方はお知らせください。

 

◆ 福山港フェリー乗り場(波止ガイド@-p.30)

最近行ってないのでよく知りませんが,以前よりも釣り場は狭くなっているはずです。

サビキ釣りの家族連れが多い釣り場でしたが,もしかしたら既に全面立入禁止かも。

竿が出せればの話ですが,フェリー岸壁はそこそこ水深もあり,根魚もいます。

私は試し釣りしかやったことがありませんが,時期によってはチヌ・アイナメは釣れるかも。

駐車はフェリー客用の駐車場が利用できます(もちろん本来はフェリー利用者用)。

トイレはフェリーの待合所にあります。釣り場の目の前に釣具店もあります。

なお,福山港の南の砂揚げ場(落とし込み釣りの人がよく入っている付近)は,

現在では立入禁止になっていて入れないようです。

 

◆ 鞆・仙酔島フェリー乗り場護岸

最近ぶちさんからよくレポートをいただいています。

目の前に仙酔島を臨む護岸に,コンクリートブロックが積んであります(釣り座はフラット)。

鞆方面は大型コブダイの魚影が非常に濃く,時期によってはチヌ・アイナメも狙えそうです。

投げ釣りの人も多く,カレイ・キス・アイナメなどが釣れています。

難点は,駐車場がないこと。路上は駐禁で,実際交通の妨げにもなるので,路上駐車は

やめましょう。有料駐車場は付近にいくつかありますが,高いです(1時間200円)。

トイレは,仙酔島へ渡るフェリー乗り場の売店横にあります。

 

◆ 鞆・平(ひら)港(波止ガイドA-p.42)

鞆のフェリー乗り場を過ぎて,道なりに海岸線を進むと突き当たります。

ふかせのチヌ釣り場として有名な波止ですが,かぶせでも谷ちゃんが50cmを上げています。

また,11〜12月ごろは特にコブダイがよく,一時期はうちの常連さんでフィーバーしました。

かぶせ釣りの釣り座は,玉津島手前付近の外向き。テトラ上からは無理でしょう。

手前の根に潜られるので,コブダイ狙いならゴツい仕掛けが必要です。

問題は駐車場。波止付け根の空き地に止められるようですが,私が下見に行ったときは

車が一杯でスペースがありませんでした。駐車スペースにはあまり余裕がありません。

トイレは,この港にはないと思います。

なお,2005年春は波止が工事中でポイントまで行けなかったらしいので注意。

 

◆ 走島・加治屋新港(波止ガイド@-p.60)

波止ガイドには本浦新港が載っていますが,そのさらに左に建設中なのが加治屋新港です。

(われわれが勝手につけた)通称「平均台」は,今のところまだそのままのようです。

初めての方のために,アクセスを少し詳しくご説明します。

走島行きのフェリーは鞆港から出ていますが,仙酔島行きフェリーとは乗り場が違います。

福山方面から仙酔島行きのフェリー乗り場を通り過ぎると,道路が海に突き当たります。

ここを左に曲がったところに,走島行きのフェリー桟橋があります。

桟橋手前にキップ売り場があるので,ここでキップを買います。

フェリーの代金は,大人片道550円(子供280円)。車は積めないので,人間だけ乗ります。

出船時刻は,次のとおりです。

 

● 鞆発    = 8:00 / 10:40 / 14:00 / 16:00 / 18:00

● 走島発 = 6:50 / 9:00 / 12:30 / 15:00 / 17:20

 

車は付近の有料駐車場に止めますが,どこも1時間200円が基本です。

鞆港からフェリーに乗って30分ほどで,走島・本浦港に着きます。

降りて徒歩数分で,本浦新港を過ぎると,工事中の加治屋新港の付け根に着きます。

ここから波止にたどり着くまでの行程はは,2004年11月の釣り日記をごらんください。

この波止は,とにかく大型のコブダイの巣です。仕掛けは目いっぱい太くしましょう。

チヌ・アイナメもいかにも釣れそうですが,今のところカキでは実績がありません。

波止一帯のどこでも釣れますが,釣りやすいのは先端付近でしょう。

水深も潮流もあるので,投げやメバルも期待できると思います。

海に転落しないようくれぐれも注意してください。危険なので冬場はお勧めしません。

なお,港に近い本浦新港でもかぶせ釣りはできそうですが,先端以外は波返しが高いので,

上り下りが大変かもしれません。

 

◆ 能登原(のとはら)港(波止ガイド@-p.36)

フェンスができる前に,この波止の先端から竿を出したかった・・・

曲がり角手前にフェンスがあり,そこから先は立入禁止です。実際に入っている人もいません。

かぶせ釣りではフェンスより手前の外向きでコブダイ・アイナメ・チヌの実績があります。

一番確率が高いのは,コブダイでしょう。60〜70cm級もいます。

ただ,ここは年中釣り人が多く,特にサヨリ狙いの人がよく入っています。

付け根寄りではダンゴのチヌを釣る人が多いです。釣り座の確保がちょっと大変でしょう。

なお,港内では秋にベイカ(チイチイイカ)が昼間でも釣れ,メバルの魚影も濃い波止です。

駐車は,港内に広いスペースがあるので問題ありません。トイレはありません。

もともとはアコウ釣りで有名でしたが,アコウのポイントはL字の長い方(今は立入禁止)なので,

夜に船で波止周りで竿を出せば面白いと思います。

 

◆ 岩船港(波止ガイドA-p.44)

福山(みろくの里)方面から行くと,能登原よりも手前になります。

内海大橋へ上がる交差点を過ぎて鞆方面へ向かい,道が左へカーブする途中にある

元のふきぬき釣具店(2005年に閉店)のすぐ先を右折して海岸へ出たところにあります。

波止付け根に数台の駐車スペースがあり,たいてい空いています。

トイレは付近にはありません。岩船は小さな港で,波止もわりと短く水深も浅いです。

昔から夜釣りでは有名な場所で,タチウオ・イカ・タコ類がよく釣れます。

かぶせの実績は今イチ。アイナメ・チヌの実績はありますが,数釣りは期待できません。

2〜3時間釣ってせいぜい1〜2匹,というところでしょう。

左手に見える桟橋にも,よく釣り人が入っています。

やはり水深は浅いですが,アイナメはこちらの方が期待できるかも。

 

◆ 敷名(しきな)・内海大橋下の小波止(波止ガイドA-p.46)

内海大橋の橋脚を目の前に臨む小さな波止で,潮はけっこう速いです。

SATさんがかぶせで初夏の頃にチヌを何度か上げておられます。

ただし干潮時は底が現れる浅いポイントのため,満潮前後だけが狙い目です。

投げ釣りのカレイやマダイ狙いの人が以前はよく入っていました。

車は波止付け根の路肩に1台分の駐車スペースがあります。

ここでかぶせ釣りをやろう,と考えること自体,SATさんはすごい人です。

 

◆ 常石・大越(おおごえ)港(波止ガイドA-p.48)

松永から海岸線沿いに鞆方面へ向かう幹線道路沿いにある,わりと大きな波止です。

内海大橋下からは,松永寄りに車で数分。常石造船の端に当たります。

かぶせ釣りのポイントは波止先端付近。外でも内でも釣れると思います。

40cm台後半の良型チヌが時々上がっています。

ハラミの時期のデータはまだ不足していますが,夏から秋にかけてがよいようです。

わりと釣り人が少ない場所なので,この付近ではけっこう穴場かも。

なお,港内の桟橋でもかぶせでチヌの実績があります。開拓者はSATさん。

水深が浅く1尾掛けると魚が散るせいか,「釣れても1匹」という感じです。

ただし釣れれば型はよく,ほとんど40cm級かそれ以上のようです。

かつては夜釣りも盛んでしたが,先端の常夜灯が撤去されて以来釣り人が減りました。

車は,港内の桟橋前の駐車スペースに止めます。ここにトイレもあります。

長い波止の付け根(釣具店の前)にラインで区切った駐車場がありますが,ここは

月極駐車場です。ここに車を止めると,時々管理人らしき人が注意しに来ます。

看板が何も出てないのもどうかと思いますが・・・

ちなみに,この港の手前(松永寄り)に,常石フェリー乗り場があります。

このフェリー桟橋にも,かぶせ・ダンゴの常連さんがいます。

散発的ですが,ここでも良型チヌが上がっています。

 

◆ 百島(ももしま)・泊(とまり)港(波止ガイドA-p.70)

百島は地図で見ると沼隈半島のすぐ下ですが,橋がなくフェリーの便数も少ないため,

実質的には走島と同じくらいの「心理的距離」がある島です。

時刻表は,下のとおり。車が積めるのは「F」(フェリー)のみです。正月は※のみ運行。

全国・海外 船の旅情報

常石――――→福田――――→満越――――→ 歌 ――――→戸崎――――→尾道

          06:30        →          →       06:39   →   06:54

 F06:50  →  07:01   →   07:10   →   07:23   ⇒  07:27   →  07:49

  08:20  →  08:27   →   08:33         →       08:41   →   08:56

※F10:15 →  10:26   →   10:35   →   10:48        →       11:09

   11:50 →  12:01        →          →        →       12:23

※F13:30 →  13:41   →   13:50   →   14:03   ⇒   14:07   →  14:29

   15:30 →  15:41        →          →         →        16:03

※F17:15 →  17:26   →   17:35   →   17:48         →        18:09

   18:25 →  18:36   →   18:42         →       18:50   →   19:05

   19:52 →  19:58

 
尾道――――→戸崎――――→ 歌 ――――→満越――――→福田――――→常石

   07:00      →         →         →        07:24   →   07:30

  F07:55      →        08:18   →   08:31   →  08:40   →   08:50

   09:20      →         →         →        09:44   →   09:54

※F11:15  →  11:38   →   11:42   →   11:55  →  12:04   →   12:14

   13:10  →  13:26        →         13:34  →  13:40   →   13:50

※F14:30      →        14:53   →   15:06   →   15:15   →   15:25

   16:20  →  16:36        →         16:44   →   16:50   →   17:00

※F18:15  →  18:38   →   18:42   →   18:55  →  19:04   →   19:14

   19:15  →  19:31        →         19:39  →   19:45   →   19:51

フェリーの料金は,普通車で片道1,530円。

島内の道路は幅が狭く,私は初めて行ったとき道に迷ってしまいました。

泊港へ行くには,フェリー乗り場を出て左の道を進んでください。

車は波止付け根付近に駐車できます。トイレは右手の短い波止の近くにあります。

1回しか行ったことがないのでデータ不足ですが,チヌ・アイナメ・コブダイとも釣れそうです。

水深も潮の流れも,まずまずです。ベストポイントは,やはり先端付近でしょう。

先端はフラットなので,釣り座を構えるのも楽です。

ちょっと問題がありそうなのは,満ち潮が波止に沿って手前に押してくることです。

つまり,先端から正面沖へ向くと,モロに戻ってくる潮になります。

払い出す潮で勝負するなら,下げ潮の方がよさそうです。

それから,目の前に何も障害物がないので,正面から風を受けやすいのも難点。

チヌはたくさんいそうなので,ハマれば爆釣できるかも。

 

◆ 浦崎・満越(みちごえ)港(波止ガイド@-p.62)

ここは,かぶせ釣りのチヌ狙いでは,かつて沼隈方面随一の釣り場でした。

しかし残念ながら,現在は白灯台の波止はフェンスができて立入禁止。

私はこの波止にはかぶせだけでなくダンゴ釣りでも投げ釣りでもメバル釣りでも

いろんな思い出があるんですが・・・

なお,港内の桟橋でもダンゴのチヌ釣りが盛んでしたが,最近はあまり人が入って

ないようです。潮が流れないので,底が荒れたのかもしれません。

 

◆ 戸崎(とざき)新港(波止ガイドA-p.72)

戸崎港は,向島・歌へ渡るフェリー乗り場のすぐ手前にある,わりと新しい港です。

港の左手から伸びる波止の先端付近が,かぶせ釣りのポイントになります。

いい日に当たれば爆釣もありますが,ムラも大きいようです。

車は波止付け根に止められます。トイレはありません。

釣期は4月の初めから5月中旬ごろまで。かぶせ釣りでは,ハラミチヌ以外の魚は

まず期待できません。釣り方を限定しなければ,イカ・タチウオ・セイゴなどは狙えます。

L字の曲がり角付近は水深が浅いので,波止で釣るなら先端付近がよいようです。

港内の桟橋は立入禁止ですが,こないだダンゴ釣りらしき釣り人が入ってました。

この桟橋の右手の護岸も水深があり好ポイントですが,釣り禁止の看板があります。

フェリー桟橋の方は,釣れそうな雰囲気はビンビンにありますが,対岸の歌に比べて

釣果は格段に落ちます。かぶせ釣りでは,かなり確率の低いポイントでしょう。

コウイカ・アオリイカ・イイダコは,かなりの確率で釣れます。

 

◆ 柳津(やないづ)港(波止ガイド@-p.58)

ここは私の自宅から5分もかからない近場ですが,大型チヌの釣り場としてここ数年

一気に知名度が上がりました。一見,「こんなトコで釣れるかい!」という感じですが。

しかし,釣れるんですねここは。特徴は,ハラミのピークが早いこと。2月から出始め,

3月が最盛期でしょう。4月に入ると盛りを過ぎて,4月末にはもう終わってます。

ふかせ釣りの人は100%右手の波止や護岸で竿を出していますが,かぶせ釣りの

実績が高いのは左手の波止の先端です。潮は緩いものの,いくぶん沖へ向かう潮の

ときがチャンス。さらに言えば,右斜め前方(つまり港内側)へ払い出す潮がベストです。

水深が5〜6mしかないので,潮の高いときの方が有利です。ポイントは沖目。

夏場のダンゴ釣りでは,左右両方の波止で手の平級チヌの数釣りができます。

最大の難点は,釣れても食えないこと。ここのチヌは沖の貯木場から岸へ寄って来ます。

海に浮かべてある外材は防腐用の薬品まみれなので,その付近の魚にも有毒物質が

蓄積されているおそれがあります。一度や二度食べたからどうなるというもんでもない

でしょうが,なんか気持ち悪いですね。最近ハゼ釣りに行ってないのもそのせいです。

なお,ここは入り口がちょっとわかりにくいので説明しておきます。

松永市街を抜けて行く場合,幹線道路沿いにタイム松永店が見えます。そのすぐ先の

川にかかる橋(慶応浜橋)を渡ってすぐ右折し,土手沿いに進むと柳津港ですが,

現在この土手が工事中で車が入れません。そこで,川を渡ってそのまま道なりに

進み,最初の信号を右折します。まっすぐ進むと,海に出る手前に「中尾工業」という

工場があります。その手前を右折すると,港に出ます。