2002/11/11 up 

生名島オフ会(11月9〜10日)レポート

 

◆ 参加者 (16人) ◆  ※現地に早く到着した人からご紹介。水色は現地に泊まった人。 

(11月9日から参加)

SATさん <福山から>

倉敷のマサさん <倉敷から>

まるさ <松永から>

・ たか坊さん <広島から>

・ 細原さん <広島から>

タカさん <東広島から>

あーぶさん <北九州から(実家は三原)>

俊一さん&マサミチさん <福山から>

エスパーさん <広島から>

・ コウマさん <福山から>

岡山のアサさん <岡山から(実家は因島)>

倉敷のタクさん <倉敷から>

かるさん <倉敷から>

(11月10日に参加)

・ 毛利さん&息子さん(中2) <三原から>

※赤鯉さんも参加予定でしたが都合でキャンセル。次回はぜひよろしく。

 


 

4月・5月に続いて3度目のオフ会。参加者はだんだん増えてます。

私以外の15人の参加者のうち,今回初めてお会いする方が6人。

来年あたり,生名島埠頭用地が車で埋め尽くされるかも。

現地にコンビニできんかなー。

 

今回,魚が釣れるかどうかは二の次で,関心のほとんどはとにかく天気。

広島県南部は降水確率50%。おまけに,「雷・強風・波浪注意報」。うひょ〜!

宴会の最中に雨でも降ってきたら最悪。

ゲンをかついで,行きの車の中で聞くために仕事場の棚から

「中島みゆきB」と「2002年A」というカセットをチョイスしときました。

みゆきの方は「あした天気になれ」。暗い曲かけるなっちゅうに。

新しいカセットの方に入っているのは,コブクロの曲。コブクロ,知っとる?

大阪の路上ライブ出身の,コブチ君とクロダ君の男性デュオです。

コブ○○とクロ○○が釣れんかな〜,という親父ギャグのゲンかつぎですね,はい。

 

さて,問題の11月9日(土)。5時20分ごろ家を出てみると,外は曇り空。

風はあるにはあるが,強風というほどでもない。

これなら何とかなる・・・かな?

コンビニで氷やら弁当やらを買い込んで,いざ出発。

カローラのトランクは,前日採ったカキと先週採っておいたシャコでほぼ満杯。

座席も調理道具やら毛布やらで,ほとんど引越し状態。

6時ごろ因島・長崎桟橋に到着。

車を降りてみると,ここは既に相当の強い風。こ,こんなはずでは・・・

てか,天気予報はやっぱり正しかった。

先に来ておられたのは,SATさん倉敷のマサさん

フェリーを降りて,倉敷のマサさんは真ん中波止(生名港左手の長い波止)へ。

SATさんと私は深浦波止へと向かうのでありました。

 

SATさんは,イカ狙い。

正直な話今回の食材調達は,イカチーム(SATさん・細原さん)と

田島の小用地へ行っているはずのコウマさんが頼りでした。

果たして深浦波止は,モロに北からの季節風が吹きつける悪コンディション。

ただ,海に白波が立つほどではなく,どうにか釣りにはなりそう。

潮は,尾道港の干潮が7時半ごろ,満潮が14時半ごろの中潮。

とりあえずシャコのぶっこみの竿を1本投入してから,かぶせ釣りの竿を準備。

私のメインの狙いは,カワハギ・ウマヅラハギ。あわよくばイシダイ。

タックルは,いつものやつ(1.5mイカダ竿・道糸2.5号・ハリス2号・チヌバリ3号)。

投入するとすぐハゲっぽい当たりが。活性が高そうな当たりは来るものの,

風で糸フケが出るので合わせがきかず,空振りの連続。

それでも,ポツポツ釣れ上がってきます。

SATさんは,この強風の中,7時半ごろまでにコウイカを2はいキャッチ。さすがです。

当たりがなくなったので,8時ごろ場所を移動するSATさん。

私は,結局満ち潮が動き出す8時半ごろまで釣って,20cm弱のカワハギ2尾・

17cmくらいのウマヅラハギ2尾・当歳魚のチヌ1尾という釣果。

35cmくらいの食べごろサイズのコブダイもヒットしましたが,惜しくも水面でバラシ。

まあ,これだけのメンバーが集まっているからには,コブダイぐらい誰かが釣って

くれるじゃろ,とこの時は思うとりましたよ,ええ。

 

9時ごろ,オフ会会場の生名港埠頭用地(小さい波止)へ移動。

波止の真ん中にポツンと座る釣り人の姿が。

土曜日のみ食材調達班として参加された,たか坊さんでした。

ハゲの活性が高い,とのこと。

ここで釣り始める頃には深浦よりだいぶ風が弱まっていて,条件的にはまずまず。

マキエもせずに第1投目からハゲの当たりが連発。

サシエが底に着く前にエサを取られることもしばしば。

途中から1.5号の底オモリをつけて,なるべく底近くで勝負。

確率は低いものの,ハゲがポツポツ釣れ上がります。

しかし,これだと数がかせげないので,「手段を選ばず」食材確保に走ることに。

底オモリの代わりに,ハリの数センチ下にルアー用の3本イカリを取り付けた,

変形ギャング仕掛け。これを使えば普段の倍以上の釣果がかせげるスグレモノ。

軽めのカキをサシエにしてゆっくり落としてやると,中層で当たりが。

フワフワ竿先を持ち上げたところで大きく竿をあおると,下のルアーのハリに

魚が引っ掛かる,という悪どい仕掛けです。

しかし今日は魚の活性が非常に高く,ルアーのハリに掛かったのは2〜3尾。

あとは全部上バリの口掛かりでした。

結局ここでハゲを中心に10尾程度の魚をゲット。

カラアゲ用の魚は確保しました。

味噌汁も作りたかったけど,ちょっと量が少ないので断念。

たか坊さんは,10時ごろ20cmを超えるイシダイをゲット。

十分刺身になりそうなサイズ。

今回はプロの料理人・俊一さんが参加しているので,

小さいながらもイシダイとカワハギの刺身はOK。

あとは鍋物用のコブダイさえ釣れてくれれば・・・

 

このあと,細原さん,タカさん,あーぶさん,俊一さん&マサミチさん,エスパーさん

次々に到着。しかし・・・晩のオカズになりそうな魚はこの時点では全然足らず。

俊一さんとマサミチさんは,朝から瀬戸田へ行ったとのこと。

今日はハゲが寄ってなくて,サヨリを10尾くらい。

午後からは魚の食いも落ちて,この波止ではあまり釣果は期待できそうにない状況に。

対岸に見える真ん中波止先端で釣っている倉敷のマサさんも,いつの間にか姿なし。

マサさ〜ん,いっぱい釣れた?今ごろは深浦へ移動したんかな〜?

 

SATさんが,島内のイカ・タコツアーから帰還。

コウイカを7はい釣った,とのこと。やっぱり,すごいです。

スポレク公園前の小さな桟橋で大型のタコも掛けたが,惜しくもバラしたとのこと。

ともあれ,イカがこれだけあれば刺身と天ぷらの材料は十分。

あとはコブダイだけ。

 

倉敷のマサさん登場。

あれ?手ぶらですか?腹の中にでもコブダイ隠しとるんじゃない?

--- 大型のバラシが5回ほどあったのみ,だそうです。

さあ,いよいよピンチ!

もうこうなったら,コウマさんに期待するしかない!

ところで,岡山のアサさんはどこで釣っとるんかね?

と話していたら,携帯に連絡が。

コウマさんからでした。

「さっきまで,小用地で岡山のアサさんと一緒に釣っていた」とのこと。

なんと!!!--- で,で,釣果は?

「なし」

ひえ〜!

最後の望みが絶たれた瞬間でした。

 

とにかく参加者の皆さんには目の前の波止で釣ってもらって,

ちょっとでも晩のオカズを確保してもらうしかありません。

マサミチさんに大物コブダイがヒット!

「鍋物,鍋物」という期待の視線がマサミチさんに。

後で本人いわく,「掛けた瞬間に『あ,こりゃ上がらんわ』と思うたけど,

みんなに見られてしょうがなしにやり取りしとったんで・・・」

「魚を釣り上げようとしとるように見えたかもしらんけど,あれホンマは

根に誘導しよーたんよ」

はい,サヨナラ〜。

最後の手段として,私はあーぶさんと一緒にサヨリ釣り。

サヨリはほとんど入れ食い状態で,20尾くらいをゲットしました。

 11/9・食材調達班の昼間の主な釣果

  ・ウマヅラハギ(23〜17cm級) 約10尾

  ・カワハギ(20〜17cm級) 4尾

  ・コブダイ(幼稚園児級) 2尾

  ・イシダイ(22cmくらい) 1尾

  ・マダイ/チヌ(当歳魚) 計3尾

  ・ガンゾオビラメ(20cm級) 1尾

  ・ギザミ/ササノハベラ(中型) 計2尾

  ・コウイカ(食べごろサイズ) 7はい

※ 写真に写っているのは1ぱいだけです。

  ・サヨリ(中〜小型) 約30尾

※ 写真には写ってません。

 

 

3時半ごろから,夕食の支度を開始。

この時点での今夜のメニューは,こんな感じでした。

 

@ お造り (イシダイ・カワハギ・コウイカ)

A 唐揚げ (コウイカのゲソ・サヨリ・ウマヅラハギ・その他の小魚)

B 鍋物 (魚のアラと身入り)

 

これだとちょっとわびしいんですが,案の定皆さんがいろんな食材を持ってきていて,

しかもこの後でいろんなドラマが起こり,最高に充実した夕食になるのでした。

 

その後,コウマさん倉敷のタクさん岡山のアサさんが到着。

アサさんは小用地で相当粘って,10回ぐらいコブダイのバラシがあったとか。

あそこは取り込みが難しいんですよ。

 

波止の灯りの下にテーブルを4つほど出し,酒と料理を並べて準備完了。

空が薄暗くなってきた5時半ごろ,全員で乾杯!

酒は,聞き慣れない日本酒や焼酎がずらりと並んでます。

どれも,美味かったです。

料理の方は,さらに次のメニューが追加されました。

 

C 味噌煮込みうどん (倉敷のタクさん作)

D コブダイの西京漬け焼とフライ (倉敷のマサさんから)

E モチいろいろ (倉敷のマサさんから。玉島名物だそうです)

F ゆでたウインナ (万一に備えて私が持って行ってました)

 

Cのうどん,煮込んであるのに麺がシコシコで,非常に美味かったです。

Dのコブダイ,6月に冷凍しておいた「半年物」だそうですが,これまた美味。

西京漬けは砂糖をいっぱい入れる方が美味しい,とマサさん。

今度から私もそうしようと思います。

そして,上の@の刺身とBの鍋物。

俊一さんのプロの腕前は,いつ見てもさすがです。

「お店の調理道具を持ち出すと(仕事をサボって来たのが)バレるので」(笑),

私の包丁を使ってもらったんですが,料亭のお造りみたいでした。

鍋物は,5時間かけてとった出汁を持参されてました。

野菜も美味かったです。

それから,SATさん提供のコウイカ。刺身,ゲソ天ぷらとも最高!

人数も多いせいか,料理はどんどん消えていきます。

 

ふと気がついて時計を見ると,まだ7時半。

幸い風はほとんど止んで,宴会にも絶好のコンディションに。

突然,テーブルの横でざわめきが。

タカさんの投げ竿に,何やら大物が掛かった様子。

「タモ,タモ!」「でっけー」という声とともに全員注目の中,

波止にどさっと抜き上げられた,真っ白い腹の魚を見て一同驚愕!

すげーサイズのマコガレイではあ〜りませんか!

さっそく検寸。36.5cm

こんなサイズのカレイが,しかも夜釣れるとは!(エサは本虫)

生名島,恐るべし。

これはもう,とにかく刺身にするしかない。

もちろん,俊一さんの出番です。

 

この刺身が,また絶品!

マコガレイの刺身は釣り対象魚の中でもトップクラスと私は常々思ってますが,

なにしろさっきまで海を泳いどったカレイをプロの料理人がさばいたわけじゃからあーた,

美味くないわけがない。

ヒラメの薄造りふうのお刺身です。

こんなモノが出てくるなら,青磁の皿でも持って来るべきでした。

そこいらのイケスの養殖ヒラメなんかとは,比べ物になりません。

釣り師冥利に尽きますなあ。

 

その後灯りの下にはコウイカも寄ってきて,竿を出す人も。

こちらもポツポツ上がってました。

酒を飲みながら釣りができるというのも,最高。

天気さえよければ,やっぱりオフ会はこのスタイルがベストですね。

あーぶさんは先端で投げ釣り。倉敷のタクさんはさぐり釣り。

そのあーぶさんからは,釣りたてのアナゴが次々に届きます。

それをSATさんが受け取って即さばき(めちゃくちゃ手際がいいです),

そのまま塩を振って白焼きに。

私はアナゴの食べ方は白焼きが一番好きですが,これがまた美味。

なんか美味美味ばっかり言ってますが,実際そうです。当たり前ですわね。

昼間の釣果は今イチでしたが,夜の食卓は一気に充実しました。

夕食の前に用事で帰られたたか坊さん,夜の部の途中で帰られたコウマさんと

細原さん,ここは夜の方が魚が釣れるようなので,次回はぜひ泊って行ってください。

 

酒が強いのは,やはりSATさんとあ〜ぶさん。

SATさんを酔わせて本性(?)を出させようと,マサさんがしきりに酒を勧めてました。

予想を裏切らず,というか,酒飲みながらの話はSATさんを中心に回っているようでした。

私は釣りをやったりあちこち動いていたのでよく聞いてませんでしたが,

なんか中国旅行の話とかで,一部の人たちは異常に盛り上がってるようでした。

詳しく聞きたい方は,次回のオフ会でSATさんに質問してください。(笑)

お酒を飲まないエスパーさんも,付き合っていただいてありがとうございます。

無理しないで適当に休んでくださいね。

 

最後に到着したかるさんにもさらに鍋物の材料を提供していただき,

宴会はえんえんと続いて,11時を回った頃にようやくお開き。

かるさんは,これから夜のふかせ釣りをやる,とのこと。

最後に残ったあ〜ぶさんのところに,赤鯉さんから電話が。

代わってもらって,赤鯉さんとちょっと話しました。

心配した天気も回復して,今日は楽しいオフ会になりました。

次回はぜひ赤鯉さんの参加もお待ちしてます。カープの話で盛り上がりましょう。


 

 

明けて,11月12日(日)

前夜の車中泊は,やっぱり寒かったです。

1時半ごろ寒さで目が覚めて,車のエンジンをかけて暖房を入れて寝ました。

私が起きたのは,朝の7時半ごろ。たぶん一番遅く起きたんじゃないかと。

この日は,主にカメラマンをやろうと思っていました。

というのは,大勢が波止に並んで釣ると,あんまり魚が釣れないことが多いからです。

ひどい話ですね〜。何のためのオフ会じゃ〜!いやはや。

 

波止を見ると,当然ですが既に皆さん,

ずらっと並んで竿を出しておられます。

かぶせ釣りは今回が初めてという,

毛利さん&息子さんも来ておられました。

皆さんの状況から見ると,この時点ではまだ魚の反応あり。

エスパーさんウミタナゴマサミチさんウマヅラハギ

倉敷のマサさんには20cm級のカサゴ

かるさんには「初獲物」のマダイ(当歳魚)。

私は,写真を撮ったり片付けをしたり。

朝食にいただいたSATさん手作りのチゲ雑炊,美味かったです。

今回も調理班が充実していたことが,オフ会成功の大きな要因でした。

 

私の釣りの方は,8時過ぎごろから竿を出しました。

釣ったことのないポイントでやってみようと,埋立地の反対側の角の船の際へ。

角からイカを狙っていた地元のオジサンが,どでかいコウイカを釣り上げました。

その直後,こちらにもヒット。30cmちょっとのコブダイ。きのう釣れとりゃなあ。

なお,このポイントは船のロープがあって取り込みが難しいので,あまりお勧めできません。

その後小さい波止へ帰って,皆さんの釣りを見物したり自分で釣ったり。

前回もそうでしたが,土曜日からの参加者は前夜エネルギーをだいぶ使っているせいか,

日曜日は釣果の方も今ひとつ。

サビキ釣りにはアジやサバが散発的に上がっていて,俊一さんに23〜24cmくらいのアジ

倉敷のタクさんには25cm級のサバ倉敷のマサさんには30cm弱くらいのコブダイ

大型コブダイのバラシも何度かありました。

惜しかったのは,外側で長竿を使っていたタカさんにヒットしたやつ。

底を切ったかに見えましたが,途中で根に突っ込んでハリス切れ。60cmオーバー?

近くで竿を出していた毛利さんにも,コブダイの迫力は伝わったと思います。

俊一さんは,サビキ仕掛けで1m近いタチウオを釣り上げ(?)ました。

海面にプカプカ浮いていたのを引っ掛けた,とか。

病気持ちみたいでさすがに誰も引き取り手はなかった

ようですが,あんなんもおるんですねえ。

 

あと,惜しかったのは,「カレイの遠投紀州釣り」という

珍しい釣りをしていたSATさん

ちょうど目の前で魚が掛かって,やり取りを見てました。

いかにも大物ふうの引き。しかし,途中で残念無念のバラシ!

たぶん大型のカレイだったろう,とのことです。

エサはアサリ。SATさんの釣りには,いろいろ勉強させてもらってます。

まだまだ私らの知らない釣りの世界が,たくさんあるんでしょうね。

 

この日は,12時ごろポツポツと解散。

岡山のアサさんには,因島のご実家で収穫したミカンをたくさんもらいました。

ありがとうございます。帰って食べましたが,甘くて美味しかったです。

今回も,全体的にとても楽しいオフ会でした。

天気もまずまずで,料理も酒も美味く,会話もはずんで,事故もなく,

唯一の不満は,魚があんまり釣れなかったことだけ(苦笑)。

まあ,これはどっちでもいいですね,皆さん。

来年も,春と秋にオフ会を予定しています。

何なら,夏もやってもかまいません。

俊一さんのお店で忘年会,というプランも考えてます。おって掲示を出します。

今回参加していただいた皆さん,ありがとうございました。

参加できなかった皆さん,次回お会いしましょう!

 

このHPに登場する皆さんのご紹介

オフ会レポート(2002年5月)      オフ会レポート(2002年4月)