画 像
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書 名 |
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<2003年5月発売>
(20)話す!ための英単語
(宝島社・税込890円)
<小池直己氏との共著> |
この本は,ちょっと悔しかったなあ。提出した原稿の半分が削られてしまったのですよ。まあ,無理を言って出版をお願いしたこちらも悪いんですが。本書は英単語をジャンル分けして示したもので,衣食住や日常生活に関する単語が収録されています(CDつき)。ライフワークの一部をデータベースから切り取ってきた,という感じでしょうか。もう一般書店ではあまり手に入らないかも。(中身の説明はこちら)
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<2002年6月発売>
(19)入試英文法マニュアル・ドリル編
(南雲堂) |
なんか,何年ぶりかの出版であります。出版社へ原稿を出したのは,もう3年以上前じゃなかったかと。学生の減少で学参の出版はいよいよ下火で,原稿を出しっぱなしでお蔵入りするんじゃないかと冷や冷やしてました。ちなみにこの本の内容は,2つ下の「入試英文法マニュアル」のワークブックであります。
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(18)入試英文法マニュアル
(南雲堂) |
上記「英語頻出問題の総整理」中の,文法項目別解説だけを抽出して,より詳細に暗記事項をまとめた本です。ぼくの受験英語指導のノウハウのほとんどすべてが入っています。ただ,解説中心で練習問題が少ないため(一括採用校には別にドリル集を提供),書店ではあまり売れませんでした。内容には自信あるんですけどねえ。
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(17)英文法頻出問題演習ラウンドアップ
(南雲堂) |
「ラウンドアップ」シリーズは,高校で一括採用していただくために作った,1冊400円程度のコンパクトな問題集です。本書は,文法問題(最近の大学入試問題の実例が中心)を「空所補充・書き換え・整序作文・共通語補充・下線部言い換え・語形変化・正誤・その他」の8つの設問形式に分類し,それぞれA〜Dの4つのレベルで易しい問題から難しい問題までも並べたものです。「文法問題集」には一定のニーズがあるらしく,予想以上に売れた本です。
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(16)総合英語問題演習ラウンドアップ
(南雲堂) |
読解・文法・熟語などさまざまな問題をとりまぜて見開き2ページ分のテスト形式に編集し,毎回100点満点で採点できるようにした本です。ぼく自身が高校で教えていた頃,この種の総合問題集で手ごろなのがなかったので,自分で作りました。基礎6・標準6・応用2の14回分から構成されています。高校の副教材として採用するにはこの程度の分量がちょうどいいと思ったので。これも,まずまず高校採用の多かった本です。過去形で語ってますが,もちろん今でも採用していただいてます。
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(15)英語語法頻出問題演習ラウンドアップ
(南雲堂) |
「語法というのは大事らしいけど,何を勉強したらいいかわからない」という受験生がけっこういるようなので,この本を書きました。文法でも熟語でもない,個々の単語の使い方に関する知識(たとえば
convenient
は人を主語にとらない,といった)を問う問題を,最近の入試問題から集めて編集したものです。内容的にはオリジナリティーも十分あって,いい出来だと思ったんですが,あんまり売れてません。まあ高校採用ということになると,こういうハンパものより「文法」とか「長文」のようなのが優先されるのは仕方ないことだろうとは思います。個々の生徒のニーズはあると思うんですが・・・
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(14)イディオム・口語表現頻出問題演習ラウンドアップ
(南雲堂) |
この本は,「会話・口語表現」に焦点を当てたものです。会話文特有の言い回し(たとえば電話の表現など)に関する最近の入試問題から編集しました。それだけだとあまり売れそうにないので,一般の熟語集にあまり載っていない口語的なイディオムに関する問題も入っています。近年の大学入試では,我々の世代でバイブルであった「でる熟」などとはかなり違った熟語の出題が増えています。たとえば,stem
from 〜,count for much,come in handy
など,最近の入試でちょくちょく見かけるけれど,ちょっと昔の熟語集にはあまり載っていないもの
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そういったイディオムなどが,本書には入っています。
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(13)大学入試/暗記用英語構文500
(南雲堂) |
英語学習では「暗記」が大きなウエイトを占めています。本書は,たとえば
I couldn't make myself understood in English.
のような,短い典型的な基本例文を500取り上げ,丸暗記することによって文法・構文の力を養おうとするものです。巻末に穴埋め形式のチェック問題が入れてあります。また,カセットテープが別売りでついています。高校1〜2年生の学習に効果があると思います。高校採用の教材として,ぼくの書いた本の中ではかなり売れた方です。大きな書店にはたいてい置いてありますので,興味のある方は見てやってください。
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(9)(10)(11)(12)
英語構文のポイント演習
@〜C
(南雲堂) |
「英語構文の問題集」というのは,概してあまり売れません。しかし,「文法」と「読解」の橋渡しをする上で,「構文」の学習は非常に大切だと思います。このシリーズは4つのレベルから成り,@は高校初級レベル,Cは難関大受験レベルです。ここで言う「構文」とは,たとえばIt
is not until 〜 that
・・・のような,形の決まったものを丸暗記するという趣旨ではなく,「文構造の把握」に焦点を当てています。たとえば接触節とか,〜ing形の識別とか,「文法の学習内容を読解に応用するための具体的な方法」といったようなものです。高校の夏期講習会などで使ってもらえるよう,2週間程度で仕上げられる薄っぺらい問題集です(題材は最近の入試問題から抜粋)。
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(7)(8)長文読解演習ステップワイズ
(基礎編/標準編)
(南雲堂) |
一種のアンチテーゼと言うか,高校現場で教えていた当時,週1回の演習授業で使う長文問題集で手ごろなのがどうしてもなかったため,自分で作ったものです。市販のものはどれも,内容が古すぎて生徒の興味を引かない!また,1つの文章が長すぎて,1回の授業では終わらない!そこでこのシリーズでは,コンピューター・いじめ・エイズなど現代社会に密着したテーマの英文を入試問題から採り,設問を改作して高校の授業1回分の長さにまとめました。どちらかと言うと基礎編の方が売れたようです。ぼくは今は教壇に立っていませんが,将来復帰するようなことがあれば,この本を使おうと思っています。
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(6)英文法マークシート問題428の征服
(南雲堂) <小池直己氏との共著> |
すんまへん。この本のこと,ほとんど覚えておりませんのや。書いた本人が覚えてないくらいだから,よっぽどインパクトがなかったんでしょうね。初版で絶版となりました。
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(5)英語構文問題400の征服
(南雲堂) <小池直己氏との共著> |
上と同じ体裁の表紙の,シリーズものです。しかし,こっちの方はよく覚えており,内容的にも自分なりには自信がありました。「穴埋め式の和文英訳」の本です。和文を与えて,それに対応する英文のところどころを空欄にしておき,適当な単語を埋めさせる,というものです。文法・構文の力を養うとともに,広い意味での英語の表現力のアップを図るのがねらい。アイディアは,ぼく自身が受験生の頃に使っていた英作文の問題集をベースにしています。タイトルは忘れたけど,確か中央図書から出ていた水色の表紙の本です。自分がその本のおかげで英作文の力がついたという印象があったので,この本を書いてみたんですが・・・
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(4)入試に毎年出る重要表現
(南雲堂) <小池直己氏との共著> |
基本動詞や前置詞ごとに重要イディオムをまとめた本。一般の熟語集であまり取り上げていないものに焦点を絞ってまとめてみたものですが,「重要表現」というネーミングがピンとこなかったためか,ほとんど売れませんでした。「熟語集」が初版で絶版なんて,この本が出た受験産業バブルの頃(約10年前)としては画期的なことです。ちくしょー。
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(3)実用英語決まり文句辞典
(南雲堂) <小池直己氏との共著> |
英語をしゃべれない人間が書いた,世にも珍しい実用英語の本。今思い返すとちょっと恥ずかしい。間違ったことは書いてないすよ,和英辞典で調べたから。もともと社会人向けなもんで,あまり売れるとは思ってなかったけど,やはり初版で絶版に。内容は「サラ金」「過労死」「地上げ」「ぶりっ子」など,当時の社会的話題に関する単語を英語でどう表現するか?というもの。ネイティブチェックでずたずたに直された(しかも二人のネイティブに別々に尋ねたら,全然意見が違う)のが懐かしい思い出です。
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(2)入試英語攻略の本
(PHP) <小池直己氏との共著> |
これも小池さんとの共著で,南雲堂以外で出した初めての本です。石坂啓さんに表紙イラストを書いていただき,若い担当者は「絶対売れますよ」と言ってくれたんですが・・・。何たってあーた,石坂啓ですよ,石坂啓。これで売れなんだっちゅーことは,よっぽど内容がしょーもなかったっちゅーことやないかー。---
本書は,入試英語の「盲点」をまとめたものです。この種の本も以前はよく見かけましたが,最近は少ないですね。本書もオリジナリティーは十分あると思ったんですが,タイトルがおとなしすぎました。そういう問題か?
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(1)英語頻出問題の総整理
(南雲堂) <小池直己氏との共著> |
生まれて初めて書いた市販本。この本の現物を初めて手にしたときの喜びは,大学に合格したときよりも,結婚式のときよりも,ずっと大きかったですね。自分の人生の目的が半分達成されたような気分。小池さん,ありがとうございました。当時は活版印刷で,編集の中山さんにも校正で多大なご苦労をおかけしました。ちなみに本書の内容は,文法項目別に「解説+問題」という構成で大学入試の頻出事項をまとめています。「頻出」と名のつく受験英語の参考書は山のようにありますが,他書とは一味違う内容になっていると自分では思うんですが。本書は,ぼくが今までに書いた本のうちで最も多くの部数(累計で7万部くらい)を売った本でもあります。
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かつて私は,「英単語の本」を出さない主義でした。特に受験生バブルの頃は,出せば売れることはわかっておったのです(今で言えばTOEIC対策単語集が売れ筋)。しかし,単語の本は書きませんでした。そのわけは,当時すでに「英単語を覚えるためのノウハウ」は(少なくとも印刷媒体としては)完全に出尽くした感があり,自分なりのオリジナリティーを出す余地が少ないと思ったからです。職人としてのプライドとでも申しましょうか,「自分にしか書けない本」でなければ出しても意味がない,という思いが,この仕事を始めた頃からずっと持っていました。(そこまで言うほどのオリジナリティーがおまえの本にあるのか?と言われると辛いですが,本人なりには考えて書いておるのです)。
というわけで,私のライフワークは,「かつて誰も書かなかった英単語の本」を,死ぬまでに書き上げることです。進捗状況は,現在3割程度といったところでしょうか。最近はこの本のために作っているデータベースから切り取った単語情報を使って,小出しで単語集を作っています。しかしそのような「断片的な情報」しか載っていない本は,巷にごろごろ転がっています。私が書きたいのは「網羅的な本」であって(しかし辞書ではなく「その本を丸ごと1冊読み通す」ことを目的としたもの),必然的に量も多くなり,値段も高くなります。したがって,最後は自費出版しかない,と腹をくくっています。その必要経費を確保するためにも,現在出版されている本が1冊でも売れてほしいな,と思っている次第です。印税生活は夢ではありますが,まあ100%無理でしょう。しかし人間,いくつになっても夢を持つことは大切ですよね?と,自分への慰めを語ってみました。