★ おすすめ飼育生物リスト ★

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このページ以下では,釣りの対象魚以外で瀬戸内地方に普通に見られる魚のうち,水槽で飼ってみる価値がありそうなものを紹介しています。


@ アミメハギ

【生活形態と採取方法】

波止際の水面近くを小さなカワハギのような魚がゆらゆらと漂っているのが,瀬戸内地方ではよく見られます。これがアミメハギです。カワハギやウマヅラハギの幼魚ではありません。備後地方では「トコセ」とも呼びます。

採取するときは網ですくうこともできますが,左の写真のような上部の空いたカニカゴ(釣具店で購入)を使うのが一番簡単です。この中にエサ(アミエビかオキアミ)を少量入れて(網の袋に入れてヒモでくくる),上から吊り下げます。水面下1〜2mのところに入れておくと,そのうちアミメハギがエサをつつきに寄って来ます。カゴに入ったのを確認したら,素早く引き上げます。アミメハギは好奇心が強いので,柄のついた玉網の中にオキアミを入れて海中につけておくと,自分からその中に入って来ることもあります。ただし,これらの方法で獲れるのはアミメハギだけです。

【見どころ】

水槽で飼うには,イチ押しの魚です。うちの水槽で泳いでいるアミメハギを見た人はたいてい「か〜わいい」と言います。成魚でも5cmに満たないほどの小さな魚で,中層を木の葉のようにひらひらと泳ぎます。色は黄色っぽいものや茶色の縞模様のものなどがいます。初めて海水魚を飼う方には,ぜひこの魚を飼ってみることをお勧めします。なお,水温が30℃近くに上がると弱って死んでしまうため,夏場に飼うときはクーラーが必要です。