● 場面7  放課後の教室

 

(4人が机を囲んで座っている)

ユリ(携帯電話で)「もしもし,吉田村役場ですか?あたしたち,村おこしの企画に応募したいんですけど・・・はい,はい・・・それで,お金のことなんですけど・・・・はい,わかりました」

マイ「どうだった?」

ユリ「企画が採用されれば,必要経費は出してくれるみたいよ。でも,村もあんまり予算がないんで,何万円もかかるものはダメだって」

エミ「じゃあ,コンサートとかはダメかな」

アキコ「無名のバンドとか出ても,誰も見に行かないって」

マイ「カラオケ大会とかは?」

アキコ「入れてもいいけど,わざわざ山奥まで行ってカラオケっていうのもねえ」

ユリ「やっぱり,村にしかないものがいいんじゃない?」

アキコ「あんな田舎にゃ,なんにもないって」

ユリ「たとえば自然体験とか・・・」

アキコ「山と川と田んぼしかないよ」

ユリ「山菜とか,どう?イベントに来た人にそこらへんの山菜採ってもらって,その場で料理して食べさせるの」

エミ「マツタケとか,ないのかな」

アキコ「真夏には,マツタケ生えないでしょ」

エミ「じゃ,タケノコとか」

アキコ「季節が違うって,たぶん」

マイ「あたしたち,山なんか行ったことないから,現地に何があるかわかんないよね」

ユリ「じゃ,今度の日曜日にでも行ってみる?」

エミ「あ,あたしらダメだよ。クラブの練習がある」

マイ「あたしも,塾があるから」

アキコ「おーい,話が進まないぞー」

マイ「ねえ,だれか来るよ」

エミ「ほら,早く携帯隠して!」

(加藤先生登場)

加藤先生「おっ,やっとるね,君たち」

アキコ「せんせー,なんかいいアイデアない?」

加藤先生「教師にタメ口きくなよ」

マイ「先生,なんかアドバイスお願いします」

加藤先生「オレの案が採用されたら,賞金くれるか?」

アキコ「えー,そんな」

加藤先生「じゃ,ダメだな。どっちにしても,頭で考えるだけじゃ物事は進まんぞ。行動しないと」

アキコ「行動って,何やるんですかあ」

加藤先生「それくらい,自分らで考えてみろ。あんまり遅くならないうちに帰れよ」

(加藤先生去る)

マイ「あたし,インターネットで調べてみるわ」

アキコ「調べるって,何を?」

マイ「吉田村のホームページがあるかもしれないし。それに,全国で村おこしのイベントがいろいろあるはずだから」

エミ「そうね,あたしもいろいろ調べてみるわ」

(全員出て行く。少しおいて,横田先生が入ってくる。机に残った4人のメモを手にとり,しばらく考えこんだ後,携帯電話を出す)

横田先生「もしもし,中学の横田です。お世話になっております。マナブ君,おられますか?・・・ああ,マナブ君。最近,どうだい。明日,ちょっと職員室に来ないか?」

(暗転)

 


● 場面8  放課後の教室

 

(4人が机を囲んで座っている)

マイ「あたし,吉田村行けなくなるかも」

アキコ「えー,どうして?」

マイ「その日,塾の模試が入っちゃって。うち,親が厳しいのよ」

アキコ「ないしょにしときゃ,いいじゃん」

マイ「でも,もう話しちゃったし」

ユリ「実は,うちもちょっと・・・」

アキコ「え,なんで?」

ユリ「その日,家族旅行の予定があるの忘れてて」

エミ「あたしも・・・お母さんに話したら,子供だけで行っちゃダメだって言われた」

アキコ「なによ,みんなダメなの?じゃ,いい!あたしだけで行く。10万円ひとりじめよ」

マイ「ほんとは行きたいんだけど・・・」

ユリ「あたしも・・・」

エミ「あたしも・・・」

ユリ「旅行,別の日に変えてもらおうかな」

マイ「あたしも,今回だけ模試パスさせてもらうように頼んでみる」

エミ「先生に引率してもらえたら,うちの親もOKしてくれるんだけどな」

アキコ「横田なんか,絶対ダメ!あんなむかつくヤツ,まっぴらよ」

エミ「加藤先生なら,まだいいんだけどねえ」

マイ「でも,加藤先生に頼んだら,横田先生が気を悪くするんじゃない?なんで担任のオレに頼まないんだ,とか」

アキコ「だって,頼んだってアイツが引き受けるわけないじゃん。髪の長さとかいちいちうるさいし,学校の体面ばっか気にするし」

エミ「あたし,都合も悪いんだけど,なんかさあ」

アキコ「何?」

エミ「いや,きのう吉田村の役場の人と電話でちらっと話したらね,なんか子供あつかいされてる感じで。あたしら,まじめに考えてるつもりなんだけどね」

マイ「もうちょっと具体的に考えた方がいいんじゃないかなあ。アイデアだけじゃなくって,必要なものとか,どのくらい人数やお金がかかるかとか,準備のスケジュールとか・・・」

アキコ「そんなの,中学生にはムリだって」

エミ「星野さんって,人の意見に文句言うばっかじゃん。ちょっとは自分で考えなよ」

ユリ「あたしも,そう思う」

アキコ「何よ,あたしが悪いっての?だったらいいわよ。勝手にすれば」

エミ「そうね。行こ,ユリちゃん」

(エミ・ユリ去る)

 

マイ「ちょっと,言いすぎじゃないの?アッちゃん」

アキコ「ごめん。反省してる」

マイ「あした,謝っといた方がいいよ」

アキコ「うん」

マイ「それにさ,あたし,横田先生ってそんなに嫌いじゃないんだ」

アキコ「えー,なんで?あんなヤツ」

マイ「あの先生って,口うるさいけど,けっこうあたしらのこと心配してくれてるよ。ほら,こないだ昼休憩に荒木さんが具合悪くなったときも,家まで車で送ってあげてたし,夜もお見舞いに行ったらしいよ」

アキコ「そんなの,自分のためよ。自分のクラスで病人が出たら,自分の責任になっちゃうじゃん」

マイ「そうかなあ」

アキコ「それよりさ,ホントに塾の模試,何とかならない?」

マイ「うん,お父さんを説得してみる」

(暗転)

 


● 場面9  朝の教室

 

(登校してきたアキコ・マイ。マイがアキコの机の上の紙を手に取る)

マイ「アッちゃんの机の上に,なんか紙が置いてあるよ」

アキコ「ちょっと読んでみて」

マイ「えーと,なになに。・・・えっ・・・」

アキコ「何て書いてあるの」

マイ「食べ物の屋台はダメだって」

アキコ「えー,なんで」

マイ「これ,保健所からのお知らせのコピーみたい。食べ物を売るのは,保健所の許可がいるんだって。夏場は食中毒がこわいから,特に厳しいみたいよ」

アキコ「屋台ぬきのイベントなんか,あり?」

マイ「いや,村の人たちが食べ物を作ってタダで配るのはいいみたい」

アキコ「そっかー。あたしらが勝手に作って売ってお金もうけるのはダメか」

マイ「それに,作るっていっても,道具も材料もそろえなきゃいけないし,あたしたちそんなお金持ってないもんね。材料買った後で,雨でも降ってイベントが中止になったら最悪だし」

アキコ「そりゃそうと,そのコピーいったい誰が置いたのよ?」

マイ「さあ・・・前田さんかな?」

(エミ・ユリ入ってくる)

マイ「あ,おはよう」

ユリ「おはよう」

エミ「おはよう」

アキコ「前田さん・・・きのうはゴメン」

エミ「ん?いいよいいよ」

アキコ「で,この紙置いたの,前田さん?」

エミ「どの紙?(紙を眺める)ううん,あたし知らない」

マイ「じゃ,誰だろ」

アキコ「もしかして,あたしらの仲間に入りたがってる人がいるんじゃない?」

マイ「でも,それだったら名前くらい書くでしょ?」

アキコ「ま,いいか。でも,屋台がダメとなるとなあ」

マイ「ねえ,うちのクラスの山根くん,よく友達と釣りの話をしてるでしょ。川の魚のこととか,聞いてみたらどうかな」

ユリ「で,どうするの?」

マイ「たとえば,川の魚を放し飼いにしてお客さんに手づかみさせるとか,どうかな。でも,吉田村でそんな魚が取れるかどうか,あたしたち知らないでしょ?」

アキコ「そんなこと聞いたら,あたしらの秘密がばれちゃうじゃん」

マイ「しょうがないよ。いいアイデアが出れば,そのほうがいいじゃない」

エミ「だったら,福田くん」

アキコ「福田くん?あの,オカマみたいなの?」

エミ「あのひと,生物部じゃん。虫のこととかくわしいんじゃない?ホタルとかさ」

マイ「ああ,ホタルね。それ,いいかも」

アキコ「たしかにあのへん,ホタルはいそうだけど。ただいるだけじゃダメでしょ」

マイ「福田くん,たしか去年の夏休みの理科のレポートで,ホタルの研究とかすごいの出してたよ。なんかいいアイデア出してくれるかも」

アキコ「だれがそれ話すのよ。あたし,男子には声かけたくないな」

マイ「あたしが言ってみようか」

アキコ「マイちゃんは,木村くんの方がいいんじゃないの?」

マイ「やだー,そんなことないよ」

エミ・ユリ「え,なになに?なんの話?」

(暗転)

 

エミ「だいぶいろんな案が出たじゃん」

ユリ「そうね。バザーに,カラオケに,魚のつかみ取りに,ホタル狩りに・・・あと,何だっけ」

エミ「クイズ大会,それに映画の試写会」

ユリ「あ,そうそう。それ」

マイ「でも,これ,どうやってまとめたらいいのかな。やっぱ,きちんと企画書みたいにした方がカッコよくない?」

アキコ「あたし,そういうの全然だめ。前田さんは?」

エミ「いや,あたしも体育会系だし」

ユリ「そういうのって,荒木さんに頼んでみたら?」

マイ「荒木さん?そう言えば,あの人パソコン得意みたいよね」

ユリ「そうそう。去年の夏休みの社会科のレポート,すっごくきれいだった」

アキコ「でも,あの人いつも一人でポツンと座ってるし,あたし話したことないしなあ」

ユリ「あたしが話してみよっか」

マイ「小池さんって,すごいね」

ユリ「え?なにが?」

マイ「だって,男子でも女子でも,誰にでも気軽に声かけられるじゃない」

ユリ「そうねえ,バイトでキャッチセールスしたことあるからかな」

3人「えー?!」

ユリ「いや,冗談だって」

エミ「それで思い出したけど,あたしたちも屋台出さない?」

アキコ「いや,話つながってないし」

マイ「でも,屋台は出しちゃだめだってこないだ・・・」

エミ「お金を取らなきゃ,いいと思うよ。村役場に電話して聞いてみるから。もしオーケーだったら,あたし料理作るわ。山根くんたちに魚捕まえてもらって,その場で天ぷらにしてお客さんに食べてもらう,っていうのはどう?」

マイ「天ぷらとか,作れるの?」

エミ「うん。うち,お母さんが働いてるんで,下の弟や妹の食べるもの,けっこうあたしが作ったりしてるから」

マイ「えらーい」

ユリ「でも,アイデア出すだけでいいのかなあ」

アキコ「なんで?」

ユリ「たとえばホタル狩りって言っても,単にホタルをつかまえるだけじゃ当たり前すぎるんじゃない?なんか,プラスアルファがないと」

アキコ「一番たくさんつかまえた人に賞品を出すとか」

ユリ「それはホタルがかわいそうでしょ」

アキコ「なら最初からホタル狩りなんかするなよな」

エミ「いや,それを言っちゃあおしまいだよ」

ユリ「まあ,ホタルのことは生物部に相談してみよ」

 

(少し間をあけて)

アキコ「なんかさあ・・・」

マイ「なに?」

アキコ「あたしだけ,何にもできないのね。ほんと,口ばっかだわ」

マイ「そんなことないよ」

ユリ「うん。星野さんには何て言うか・・・そう,リーダーシップがあるって」

アキコ「今,言葉につまったでしょ」

マイ「とにかく,屋台を作ろうよ」

エミ「でも,材料はどうする?それに,あたしら大工仕事とかやったことないし」

マイ「そうね,道具もないしね」

ユリ「やっぱ,男子に頼むしかないでしょ。あたしが誰か探してみるよ」

アキコ「それ,あたしにもやらせて。本田くんち,たしか工務店でしょ?道具とか貸してくれるかも。あたし,頼んでみるわ。で,屋台作るの手伝う。あたしも何かしないと」

エミ「でも,材料代もかかるでしょ。段ボールだと雨が降ったりしたら困るし,骨組みくらいは木で作らないと」

アキコ「そうね,ちゃんとした屋台作っとけば,文化祭でも使えるしね」

マイ「ホームセンターでベニア板とか買うと,どのくらいかかるかな」

ユリ「そうねえ。道具はどっかで借りるとして,飾りつけとかも入れて1万円くらい?」

アキコ「そんなお金,ないよ」

マイ「優勝して10万円が入るからいいんじゃなかったっけ」

アキコ「いや,そろそろ冗談抜きでマジメに考えないと」

エミ「やっぱり,今までのはマジメじゃなかったのか」

アキコ「こうなったら,あたし皿洗いでも何でもやるよ」

エミ「だから,うちの学校バイト禁止だって」

ユリ「あのね,うちのおじさんが木工所やってて,夏休みに仕事を手伝わないかって言われてるの。あそこなら親戚だし,いいんじゃないかなあ」

アキコ「で,時給どのくらい?」

ユリ「聞いてないけど,小さい工場だから安いよ。500円くらいじゃない?」

アキコ「じゃ,3時間くらい手伝えば5,000円くらいくれるかな」

エミ「どういう計算してんのよ」

ユリ「せっかくだから,バス代とかおやつ代とかも自分でかせがない?1日に4〜5時間くらい働いて,3日もやれば一人78,000円くらい入るよ」

アキコ「よっしゃ,それいこ。おじさんに頼んどいて」

ユリ「あと,あたしらの企画を全部まとめて,パンフレットみたいなの作ったらどうかな」

エミ「それ,いいかも。かっこいいパンフレット作って企画書といっしょに村役場へ送ったら,最優秀賞もらえるかもよ」

マイ「イラストとかも,いるよね」

アキコ「それだったら,岡野さんに頼も」

マイ「そっか。あの人,美術部よね」

アキコ「そんで,あたしも手伝う。屋台の飾りつけとか」

エミ「そうね,仕事しないと10万円の分け前もらえないもんね」

マイ「でも,なんかクラスのほとんどの人に頼んでない?」

アキコ「分け前は,たくさん働いた人が優先だかんね」

マイ「はいはい」

(一同笑う)

 


● 場面10  喫茶店(8月5日)

 

(4人がテーブルを囲んで座っている)

アキコ「いや〜,あの木工所のバイトにはまいった」

マイ「ほんと,きつかったね」

アキコ「狭いし暑いしほこりっぽいし,それにあのシンナーのにおい。ほとんどトリップしちゃったよ」

ユリ「ごめんね,みんな。あたしも,あんなきつい仕事とは思わなかった」

アキコ「ずっと立ちっぱなしで,なんか木の破片みたいのをノリでつなげるみたいな,おんなじ作業の繰り返しでしょ?肩は凝るし,腰は痛いし」

マイ「なんか,年寄りみたい」

エミ「1時間で500円もらうのに,あんな苦労するとはねえ」

マイ「世の中,甘くないね」

アキコ「まあ,いいや。これでお金もたまったし。屋台も作れるし」

エミ「あたし今度の日曜は都合悪いんだけど,屋台,結局どうするの?」

アキコ「日曜に現地へ行って,まる1日かけて組み立てる予定。本田くんに頼んだら道具も貸してくれて,男子が3人手伝ってくれるって。シートをかぶせて広場の端っこに置いといて,当日の朝から料理の準備とかすれば大丈夫でしょ」

エミ「ねえ,村役場に企画の応募用紙送っといた?」

ユリ「もちろん。岡野さんにイラスト描いてもらって,それを荒木さんにスキャナでパソコンに入れてもらって,できたパンフレットがこれ」

(ユリがパンフレットを全員に見せる)

アキコ「すっごーい。さすが荒木さん,それに岡野さん。これなら絶対優勝よ」

エミ「応募の名前はどうしたの?」

ユリ「一応,あたしら4人の名前を書いといたよ」

エミ「代表者は?」

アキコ「そりゃ,当然あたしでしょ」

マイ「当然なの?」

エミ「10万円は山分けだからね」

アキコ「わかってるって」

エミ「協力してくれた人は,どうしようか」

アキコ「ちょっとずつ分けてあげればいいんじゃない」

エミ「ちょっとって,どのくらい?」

アキコ「うーん,300円ぐらい?」

マイ「それは,少なすぎるよ」

アキコ「えー,でも,人数で割ったらそんなもんでしょ?」

エミ「わざと計算まちがえてるんじゃない?」

アキコ「え?ちがった?」

マイ「で,最優秀賞って,当日にならないとわかんないの?」

ユリ「うん。当日の夕方,イベント広場で発表するらしいよ」

アキコ「でもそれだと,あたしらの出した企画が当日実行されるかどうか,わかんないじゃん」

ユリ「なんか,向こうも今忙しいらしくて。集まったアイデアの中からできるものは実行する,って言ってたよ」

アキコ「ところで,みんな当日来れるの?」

ユリ「あたしは,オーケー。旅行の日,変えてもらったから」

アキコ「マイちゃんは?」

マイ「あたしも大丈夫。今回だけは模試休んでもいいって。お父さんも見に来るって,楽しみにしてるよ」

アキコ「あと心配なのは,天気だけか」

エミ「こらこら」

アキコ「あ,忘れてた。前田さんは?」

エミ「エミでいいよ。あたしんちも,お母さんが一緒に来てくれるからオッケー。でも,天気はマジ心配よね。台風シーズンだし」

アキコ「まあ,何とかなるでしょ」

マイ「あたし,そろそろ塾行かなきゃ」

アキコ「じゃ,本番の前の日の2時にまた集合ね」

(暗転)

 


● 場面11  職員室

 

(横田先生が机に座って,プリントのようなものを読んでいる。加藤先生入ってくる)

加藤先生「横田先生,暑い中をお疲れ様です」

横田先生「いやいや,そちらこそクラブの指導で大変でしょう」

加藤先生「今日もゲームセンターの見回りをされたんですか?」

横田先生「これが夏休みの大きな仕事ですから」

加藤先生「どうですか,帰りにビアガーデンでも」

横田先生「すいません。ここのところ学校の外でも用事がありまして。お盆までは忙しいんですよ」

加藤先生「そうですか。ところで,先生のクラス,なんか盛り上がっているようですね。例の吉田村の件で」

横田先生「そのようですね」

加藤先生「あのイベントは見に行かないんですか。たしか8月15日でしたよね」

横田先生「先生は,どうされます?」

加藤先生「昼間は用事があるんですが,夕方行ってみようかと思ってます」

横田先生「当日現地で会えるかもしれませんね」

加藤先生「そうですか。じゃ,今日はお先に」

(暗転)

 

ナレーション(マイ)「そして,8月14日がやってきました」

 

続 き